ソニー4Kテレビ「BRAVIA X9000F」購入レビュー!実際に使ってみた感想・評価

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いまさらではありますが・・・やっと「4Kテレビ」デビューを果たしました!!

すでにMacBookのサブディスプレイとして4Kディスプレイは持っていたのですが、その画質ははっきり言って微妙。。。4K画質なので確かに高精細ではあるものの、暗いシーンが多い映画なんかだと黒つぶれが発生して見にくくなってしまうことも。3万円台で購入した4Kディスプレイなのであまり文句も言えないかもしれませんが。

話を戻して、今回購入したのはソニーの4K液晶テレビ「BRAVIA X9000F」。49インチ・55インチ・65インチの3つのサイズがあるのですが、思い切って65インチを購入しました。テレビが家に来てから1ヶ月ほど経ちますが、買って大正解!大満足しています。

今回の記事では「X9000F」を実際に使ってみたレビュー・感想をご紹介します。書いたとおりこれを選んで大正解だと思っているのですが、「ちょっとイマイチだな」と感じるポイントもありました。そういったネガティブなポイントも合わせて書いていきますので、購入を検討している人の参考になれば幸いです!

目次

「BRAVIA X9000F」はこんなテレビ

まずは「BRAVIA X9000F」の機能・特徴を紹介します。

僕が選んだ「X9000F」シリーズはスタンダードモデルと呼ばれる「X8500F」シリーズのひとつ上のモデル。

X9000F X8500F
概要 2018年発売、高画質4Kテレビ 2018年発売、スタンダード4Kテレビ
サイズ 65v型/55v型/49v型 85v型/75v型/65v型/55v型/49v型/43v型
HDR信号対応 4K HDR 4K HDR
ドルビービジョン対応
プロセッサー X1 Extreme HDR X1
豊かな色 トリルミナスディスプレイ
高コントラスト X-tended Dynamic Range Pro
直下型LED部分駆動
X8500Fの6倍
LEDバックライト
(部分駆動なし)
動きのなめらか 倍速駆動パネル
動きくっきり X-Motion Clarity Motionflow XR240
[su_label type=”info”]参考[/su_label]ブラビア機能比較表(ソニー公式)

従来より映像処理速度が40%向上したプロセッサー「X1 Extrreme」を搭載し、テレビのキレイさに大きく関わってくる「高精細」「豊かな色」「高コントラスト」といった画質に関わる性能が底上げされています。

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4K HDRにはどちらのモデルも対応していますが、「X9000F」はさらに高画質に期待できる「ドルビービジョン」にも対応。Netflix(ネットフリックス)のオリジナルコンテンツをはじめ、ドルビービジョンに対応したコンテンツはもうすでに僕たちの身近なところまできているので、対応していることに越したことはないでしょう。

あと注目したいのは明るい部分はしっかり明るく、暗いところはしっかり黒を表現する高コントラストに関わってくる部分(Xtended Dynamic Range Pro、直下型LED部分駆動)。「X9000F」はここの性能がかなり強化されていて、体感できるコントラスト水準は「X8500F」の6倍と言われています。

その他細かいところでも性能・機能がアップしています。詳しくはソニー公式ページを参照していただければと思いますが、単純に「キレイだ」と感じる画質性能については、この2機種の差は大きいですね!僕自身も購入前に家電量販で確認しましたが、特に黒の表現と鮮やかさの差を感じました。

「X9000F」を選んだ4つの理由

「なぜX9000Fを選んだのか?」

というところですが、まず大前提として僕はソニーが好きなんです。

理由1:ソニーが好きだ

使っているスマホこそiPhoneですが、僕はソニーというメーカーが好きです。持っているミラーレス一眼(α7 III)もソニーですし、お気に入りのワイヤレスヘッドホン(WH-1000XM3)もソニー。完全ワイヤレスイヤホン(WF-SP700N)もソニー。PS4 Proも愛用しています。

愛用しているPS4 Pro

ソニー製品は日頃から愛用してる

Xperiaスマホはもっと頑張ってほしいというのが本音ですが、いわゆるAV関係の電化製品はソニーばかりです。各分野で最先端をゆく機能やデザイン。ソニーは日本だけでなく海外の人からも支持される世界企業です。

テレビを買い換えるとなった時点で、メーカーはソニーだと決めていました。「X9000F」を選んだ理由としては参考になりませんが、ここでもしつこくソニーを布教しておきます。(笑)

理由2:価格と性能のバランスが良かった

価格が高いモデルを選べばそれなりに満足できるでしょうが、現実的な問題としてお財布事情があります。高画質な4Kテレビもメーカーを選ばなければ数万円から購入できる時代。問題は価格と性能のバランスをどこで取るか、というところでしょう。

テレビを買い替えてしたかったことは、

  1. スマホやカメラ、GoProで撮影した4K動画を大画面で観たい
  2. 高画質のPS4 Proでゲームをプレイしたい
  3. Netflixで4K HDR、ドルビービジョン対応コンテンツを観たい

主にこの3つです。特にNetflixで4K HDR、ドルビービジョン対応コンテンツを観たいという願望の優先度は高く、4K HDRだけでなくドルビービジョンに対応したテレビが欲しかったのです。ドルビービジョンは「X9000F」の下位モデル「X8500F」は対応していません。

「X9000F」の上の最上位モデル「Z9F」は価格ほどの性能差は感じられませんでした。プロセッサーがさらに進化していて画質がアップしているのは確かなのですが、価格を考えるとコスパがいいとは言えません。

「X9000F」はいい感じに価格が下がっていて個人的にも予算内、なおかつスタンダードモデルよりも性能が上でちょっとしたプレミアム感も感じられる。そういうことから僕にとっては「X9000F」がちょうど良かったのです。

理由3:有機ELより液晶がよかった

そもそも有機ELになると価格が大幅にアップしてしまうのですが、僕は最初から有機ELより液晶を選ぶつもりでした。

有機ELではなく液晶テレビを選んだ理由は以下の5つ。

  1. 初期不良などあまりいい話を聞かない
  2. ディスプレイ表面の強度が不安(小さいこどもがベタベタ触ってしまうため)
  3. 画面の焼付け問題
  4. 液晶テレビより耐年数が短い
  5. 価格が高い

はっきり言って、有機ELの画質はめちゃくちゃキレイです。機会があれば家電量販店のテレビコーナーに立ち寄ってみてください。吸い込まれるような黒。現実に見ているのかのような立体感など、今回僕が選んだ「X9000F」と比べても明らかに画質がいい。

それでも液晶テレビに決めていたのは、どうしても小さいこどもがベタベタ触ってしまうのが心配だったから。最近のこどもはスマホと同じようにテレビもタッチパネルだと思い触ってしまうんですよね。こどもですのでおもちゃを振り回したり放り投げたりすることだってあります。液晶テレビであれば大丈夫、というわけではないのですが、強度を考えたときにやっぱり液晶テレビのほうがいいと思っています。

僕の家族が家電量販店の店員さんなのでいろいろ聞いてみると、やっぱり焼付きが起こってしまうこともあるようですし、初期不良も液晶テレビより明らかに多いそうです。

まあ仮に有機ELが欲しくても、価格的に65インチクラスの有機ELテレビには手が出ないので、どっちにしても液晶テレビになるんですけど。。。

理由4:4K HDRやドルビービジョン対応のコンテンツを観たかった

いままで、せっかくNetflixを契約しているのに4K HDRやドルビービジョン対応のコンテンツが観れない環境でした。僕は毎日にように海外ドラマを観ています。どうせ観るならもっと高画質で観たいという思いがありました。

4Kテレビで楽しむNetflix

Netflixには多くの4Kコンテンツが揃っている

上で書いた内容と若干被りますが、4K HDRかつドルビービジョンに対応するとなれば、僕が選んだ「X9000F」以上のモデルという選択肢になります。そして価格とのバランスを考えた時に、「X9000F」がちょうどよかったわけです。

「X9000F」の使用ビュー、実際に使ってみた感想

「X9000F」を買って大正解でした。冒頭でも書きましたが大満足しています!

さすが!画質はめちゃくちゃキレイだ!

当然といえば当然かもしれません。画質はめちゃくちゃキレイです。そのキレイさは購入前にも確認していましたが、自宅で観るとなおさらキレイに感じます!

Netflixの4Kコンテンツはもちろんこと、Apple TV 4K経由で観るiPhoneの写真や動画、GoProで撮影した4K動画も大画面で楽しめます。

X9000Fで写真・動画を観る

4Kで撮影したホームビデオも大画面で!

特に感じるのはキレイな「黒」。買い替え前のテレビで表示される黒は白っぽくなっていましたが、「X9000F」の黒は美しい!

X9000Fの美しい黒

吸い込まれるような美しい「黒」。さすが!

視野角も広く横から見てもキレイですし、スポーツといった動きの速い映像も残像感なく滑らかに描写されています。有機ELのキレイさにはかないませんが、それでも十分キレイです。

ソニーのサウンドバー「HT-CT380」を選んだことを少し後悔

「映画やドラマを観るなら音質にもこだわりたい!」と思い、「X9000F」と一緒にソニーのサウンドバー「HT-C380」を購入しました。

サウンドバーとテレビの「ARC」と表記されたHDMI端子にHDMIケーブルで接続することによって電源のオン/オフや音量の操作が連動、非常に便利に使っているのですが、結果的に少し後悔することになってしまいました。

その理由は、ARC対応のHDMI端子とサウンドバーを接続することによって、4K HDR対応のHDMI端子がひとつ埋まってしまい、4K HDR対応の端子がひとつだけになってしまったから。

「X9000F」の外部入力端子(HDMI)は全部で4つあり、そのうち4K HDRに対応しているのは「HDMI 2」と「HDMI 3」のみ。HDMI 3がARC対応端子となりサウンドバー用に使わないといけないですから、Apple TV 4K・PS4 Proと4K HDR対応機器を2台持っている僕からすると足らないのです。

4K HDR対応のHDMI端子が足らない!

4K HDR対応のHDMI端子が足らない!

その他のHDMI端子に接続しても4K映像は問題なく見れるのですがHDR出力はできません。なんともったいない!

HT-CT380は4K HDRパススルーに非対応

サウンドバー「HT-CT380」搭載のHDMI端子は4Kには対応しているがHDRには非対応

で、この問題を解決しようといろいろと調べてみましたが、解決方法は4KとHDRのパススルーに対応したサウンドバーに買い替えるしかありません。

「X9000F」専用に設計されたサウンドバー「HT-X9000F」は4K/HDRパススルーに対応していて、サウンドバー側に4K HDR対応機器を接続することで端子不足を解消できます。

もうちょっと出してこっちにしておけばよかったな、と後悔。完全に盲点でした。4K HDR対応機器はApple TVやPS4 ProだけでなくAmazonのFire TV Stick 4K、レコーダーなど数多くあります。僕と同じような状況に陥っている人は多いはずなので、これから購入する人はこの点を注意しておきましょう。

Android TV、動きはもっさり

「X9000F」だけではなく、最近のテレビには「Android TV」というものが搭載されていることが多いですね。テレビ向けのプラットフォームなのですが、いかんせん動作がもっさりしてしまっています。

便利なAndroid TVだが動きがもっさりでイライラ

便利なAndroid TVだが動きがもっさりでイライラ

Android TVが搭載されているおかげで、音声で検索できたりテレビ単体でNetflixやHuluといった動画配信サービスを使用できます。先進的で非常に便利な機能なのですが、実際は動きがもっさりしていてイライラすることが多いです。

Apple TVなど外部デバイスを用意したほうが快適だと感じる

Apple TVなど外部デバイスを用意したほうが快適だと感じる

僕はApple TV 4Kを使うことがほとんどなので、Android TVの機能はほぼ使っていません。Apple TV 4Kのほうが数倍快適です。

もちろん動作が遅いだけでしっかりと機能してくれるのですが、動画配信サービスをフル活用するなら、Apple TV 4KFire TV Stik 4KChromecast Ultraといった外付けデバイスを使うほうが幸せになれるでしょう。もしあなたがiPhoneユーザーなら、おすすめはApple TV 4K。動画配信サービスだけでなくiPhoneで撮影した写真や動画をテレビで楽しめますよ!

優れたコストパフォーマンスで人気があるのは「Fire TV Stick 4K」ですね!4K HDR対応にもかかわらずこの値段なのですごい!

周りには意外と4K対応機器・コンテンツがある

「4Kテレビって言っても、観るものがないよね」という人がいますが、意外と気付かないところに4K対応機器があったりするものです。

例えばiPhoneといったスマホ。ここ数年に発売されたものであれば、4K動画の撮影に対応したスマホは多くあります。スマホだけでなくカメラやGoProといったアクションカムなど。4Kテレビでみるからこそ楽しめる機器・コンテンツは結構身近なところにあるんですよね。

今回紹介した「X9000F」でなくても比較的選びやすい価格帯の4Kテレビも多く売られています。まだ4Kテレビを持ってない?ならぜひ検討してみてください!いろいろと楽しめますよ!

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この記事を書いた人

おりすさるさんのアバター おりすさるさん Apple製品大好きなガジェットブロガー

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビュー記事を書いているガジェットブロガー(ガジェットオタク)。特にUSB充電器やモバイルバッテリー、キーボードが大好物。元スマホ・光回線販売員で、パソコンやタブレット、スマホ、プリンタ、無線LANルーターを販売。

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