SYRINXの「HASAMU」というiPhoneケースをレビュー。
HASAMU(はさむ)という名のとおり「スリーブケース」タイプで、植物タンニンなめしのイタリアンレザーを採用するスリーブケースです。
iPhone 6以降から最新モデルであるiPhone11/11 Pro/11 Pro Maxまでそれぞれ対応するサイズが用意されています。
このiPhoneスリーブケース「HASAMU」をおすすめしたいのは、ずばりこんな人です!
- 革製品が好き
- iPhoneを裸で使いたいが、傷も気になる
- 良いものを長く使いたい
上に当てはまる人なら、HASAMUはドンピシャなケースなはず!ぜひチェックしてみてください!
SYRINX「HASAMU」とは?
HASAMUはスリーブケースタイプのiPhoneケースで、最大の特徴は、なんといっても本格的な「革」です。
伝統的な「ヴァケッタ製法」で作られた革
9世紀初頭からイタリア・トスカーナ地方に伝わる「ヴァケッタ製法」。HASAMUは同製法を用いられたテンペスティ社の「エルバマット」が採用されています。
植物タンニンなめしで、化学薬品を使用するクロムなめしと比べても「エイジング」が楽しめることが特徴です。
またHASAMUはメイドインジャパンで、SYRINXは国内メーカー。その革もそうですが高い品質がセールスポイントのひとつです。SYRINXの革への思いは以下の公式ページに書かれています。興味がある方はどうぞ。
https://syrinx.audio/pages/about-leather
1枚の革で挟むだけ!シンプルな構造
構造は超シンプルで、iPhoneを1枚の革で挟むだけ。ステッチも最小限です。「一切の無駄をなくす」というコンセプトで作られており、まさにその通りの仕上がりになっています。
選べる多彩なカラー
HASAMUの特徴のひとつとして「選べる多彩なカラー」も挙げられます。iPhoneモデルによって購入できるカラーは異なりますが、それでも多くのカラーから選べます。
上の画像で分かるように、使い込むにつれ革の艶や色の深みが変化していきます。この変化、エイジングがまさ革の良さ。カラーを選ぶときは、After側の色合いを参考にしましょう。
SYRINX「HASAMU」iPhoneスリーブケース レビュー
それでは「HASAMU」を実際に使ってみた感想をレビューとしてお届けします。
正直な感想としては、「すべての人におすすめできるケースではないな」というものです。ただそれは悪い意味ではなく、言い換えれば「人は選ぶけど、ハマればどハマりするケース」と言えるでしょう。
存在感ある厚手な革が第一印象
選んだのは「Texas Lattuga」というカラー。使用するiPhone 11 Proのカラーが新色の「ミッドナイトグリーン」なので、それに合わせました。
HASAMUを最初に持ったとき、「すごくしっかりして、厚手なだな」というのが第一印象。天然革なので若干の個体差はあると思いますが、約2mmほどの厚さ。これまがまた非常に存在感があります。
1枚の革で作られており、ステッチも最小限。超シンプルですね。シンプルだからこそ、革の存在感が引き立てられています。
正面下側にメーカーロゴがあるのですが、個人的にこのロゴは要らないかな、というのが正直なところ。HASAMUのコンセプトである「ミニマルなデザイン」を目指すなら、余計にそう思ってしまいます。
革を育てていく楽しさを感じられる
上の写真で使い始めてまだ約2週間。短い間ですがいい感じに傷と革独特のテカリが出てきました。これからさらに使い込んで、さらに色艶に深みが出てくるのが楽しみです。
育てていくという楽しみ方ができるのは、革の最大の特徴でしょう。特にHASAMUは植物タンニンなめし。他のクロムなめしの革や安価なPUレザーとは違う本格的なエイジングを楽しめます。
革はエイジングを楽しめるからこそ愛着が湧きますし、付いた傷やシミ・汚れも革の個性として受け入れられます。長く愛着を持って使えるという点では、自分用もそうですが大事な人へのプレゼントにもいいかもしれませんね。
使えば使うほどiPhoneにフィットする
HASAMUはあえてタイトめに設計されているようで、使い始めはタイト過ぎてiPhoneの出し入れがしにくい状態でした。iPhoneをスリーブケースに押し込むと、Phoneの電源ボタンが押されてSiriが起動してしまう状態。
「これは…失敗したか…」と一瞬思いましたが、心配無用。使い続けて数日後にはスムーズに出し入れでき、勝手に電源ボタンを押されることもなくなりました。
植物タンニンなめしの革は、使ううちに数ミリ程度伸び縮みします。野球グローブが手に馴染んでくるように、使えば使うほどiPhoneにフィットしてきます。
購入してから数日間はそのタイトさに我慢しなければいけませんが、すぐに革が馴染んでくるのでご安心を。
スリーブケースとしての使い勝手について
スリーブケースタイプですので、当然iPhoneを操作するたびに出し入れする必要があります。慣れるまでは面倒で、はっきり言って使い勝手がいいとは言えません。
手帳型ケースのようなスタンド機能もないですし、収納機能もありません。利便性に重きを置くなら、HASAMUを選ぶべきではありません。冒頭で「人を選ぶ」と書いたのはここです。
それでも無駄のないシンプルな構造だからこそ、革の良さが引き立ちます。持っていて嬉しいというか、所有感を得られるアイテム。キャンプ道具を選ぶ感覚に似ているでしょうか。
スリーブケースの下部は穴が空いているので、ケースを着けたままLightningケーブルをさせますし、スピーカーホールにも干渉せず音がこもることもありません。
電源ボタン、音量ボタンもケースを装着したまま押せます。
「HASAMU」は革が好きで裸で使いたい人におすすめしたいiPhoneケース
HASAMUは革製品が好きでiPhoneを裸で使いたい、という人におすすめしたいiPhoneケースです。
高品質な革は持っているだけで嬉しくなります。エイジングを楽しめ、使い込むにつれ愛着が増していきます。
そしてHASAMUはiPhoneを裸で使用する前提のスリーブケース。iPhoneのデザイン・カラーを隠したくないのならぴったりなケースです。それでいて傷が付きやすいカバンやポケットの中ではiPhoneをしっかり保護します。
iPhoneを裸で使いたいという人は多いはずです。もしあなたが裸派ならぜひチェックしてみてください!価格はそれなりにしますが、満足度は非常に高いですよ!
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