今回は急速充電の規格であるPD(Power Delivery)とQC(Quick Charge)3.0の両方に対応したSatechiのUSB電源アダプタをご紹介。
PDに対応したUSB-Cポートが1つ、QC3.0対応ポート1つを含む3つのUSB-Aポートを搭載し、合計最大75Wの出力に対応している非常にパワフルなUSB電源アダプタです。
PDとQC3.0両方に対応したUSB電源アダプタは多くありません。ないことはないのですが、出力が低かったり、「これほんとうに大丈夫なの?」と思ってしまうものがほとんどなんですよね。
そういう意味では信頼できるSatechiのPD/QC3.0両対応のUSB電源アダプタは選びやすいかと思います。
PD/QC3.0に対応した機器をどちらも持っている人には、もってこいのUSB電源アダプタ。当てはまる人は要チェックです!
PD/QC3.0に対応し、最大75Wの出力を誇るパワフルなUSB電源アダプタ
先で書いたとおり、非常にパワフルなUSB電源アダプタです。まずは性能・スペックをまとめておきます。
スペック・各マークは本体側面に記載されている。
かなり高いスペックを誇るUSB電源アダプタ。合計最大75Wまで対応し、PD対応USB-Cポートも最大60Wまで対応ととてもパワフルです。
そして開封してみてまず感じたのは、そのコンパクトなサイズ!重量も213gとどっしりした感じはなく、かなり持ち運びが捗りそうです。このサイズでこれほどの高スペックなUSB電源アダプタはそうなかなかありません。このあたりは「さすがSatechi」と正直に思いますね!
持ち運びにも便利なコンパクトなサイズ。
PD/QC3.0に両方対応している!
PD、QC3.0両方に対応している。
冒頭でも書きましたが、PDとQC3.0に両方対応しているUSB電源アダプタはなかなかありません。あったとしても信頼できるメーカーから販売されているものはなかったりします。
僕はiPhoneXをメインスマホとして使っているので、PDによる急速充電が可能です。他にiPhone 8/8Plus、iPad Pro 10.5/12.9もPDに対応しています。そして家族はQC3.0に対応したAndroidスマホを持っているので、それもこのアダプタひとつで対応できます。
今までは、普段使いではそれぞれ違うアダプタを使用していたのはもちろん、旅行など持ち運びする際にもそれぞれ持っていく必要がありました。しかしこれならひとつで済んでしまうので、荷物も減りますし、なにより便利です。
メインでQC3.0に対応したAndroidスマホを持っていて、PDに対応したニンテンドースイッチも持っている、という人は割と多いと思うので、これひとつでQC3.0もPDもカバーできるというのは非常に魅力的です。
PD対応USB-Cポートは最大60Wの出力に対応
PDに対応したUSB-Cポートは最大60Wの出力に対応しています。個人的にはこれが気に入りました。
というのは15インチMacBook Proをメインマシンとして使っていて、大容量のバッテリーを搭載しているだけに、付属の87Wアダプタはかなり大型で持ち運びに不便なんです。
高い電力が必要となる15インチMacBook Proでも充電できる。
SatechiアダプタのUSB-Cポートは60Wなので87Wアダプタには及ばないものの、使用しながらでもしっかりと充電できる範囲です。
システムで60Wで充電できていることを確認。
システムでもスペックどおりの60Wでの充電を確認しました。まったく問題ないようです。
旅行や出張にMacBook Proを持っていきたい場面では、バカでかい純正アダプタを使わずSatechiの電源アダプタを持っていくことができるので、かなり助かります。
ちなみに13インチMacBook Proの純正アダプタは61W、12インチMacBookの純正アダプタは29Wなので、純正アダプタと変わらないパフォーマンスが期待できます。
他のサードパーティ製USB電源アダプタは30〜45W前後の出力が一般的。SatechiアダプタはPD対応ポートは最大60W出力、加えてQC3.0に対応ですから、非常に高いスペックであることが分かります。
Satechiらしいデザインの良さも魅力
USB電源アダプタを購入するときはどうしてもその性能・スペックに目がいってしまいますが、常に見えるところに置くためデザインもチェックしておきたいところです。最近は見た目がかっこいい、かわいいものも増えてきていますよね。
Satechiらしいアルミニウム風デザインがおしゃれ。
このSatechiのUSB電源アダプタもデザインにもこだわりが見えるアダプタでなかなかおしゃれです。素材はプラスチックかと思いますが、アルミニウム風の加工がされているのは、アルミニウム製品にこだわりがあるSatechiらしいですね。
PD/QC3.0で急速充電するためには別途対応ケーブルが必要
このUSB電源アダプタのパッケージ内容としてはアダプタ本体とACケーブルのみ。手持ちのPD/QC3.0対応機器で急速充電するためには、それぞれに対応したケーブルが必要になります。
対応していないケーブルで充電しても急速充電の恩恵は受けられないので注意してください。
と言っても「どれを選んでいいか分からない」という人も多いと思いますので、ここでは注意点とおすすめの対応ケーブルを紹介しておきます。
PDで急速充電する場合のおすすめケーブル
PDは電流と電圧を上げて急速充電を実現する規格です。これからさらに普及していく流れがあり、実際にiPhoneX/8/8PlusやiPad Pro 10.5/12.9がPDによる急速充電に対応していたり、一部のAndroidスマホも対応しています。他にもPCの一部やニンテンドースイッチなど、多くの機器に対応しています。
しかし書いたように対応するケーブルを使わないと急速充電はできません。
例えばiPhoneで充電する場合は、PDに対応した「USB-C – Lightningケーブル」が必要です。
Apple純正 USB-C – Lightningケーブル
現状PDに対応し、Apple公認のMFi認証を受けたサードパーティ製Lightningケーブルはなく、必然とApple純正のケーブルを選択することになります。
少し値が張りますが、安心して使うなら純正ケーブルがベストです。
Type-C to Lightning ケーブル 高速充電 2in1 充電とデータ同期 PD対応USB-C-Lightningケーブル iPhone X/8/8 plus対応 3.28FT/1M
個人的には純正ケーブルとPDに対応したこちらのケーブルを使用していますが、急速充電含め問題なく使用できています。ただMFi認証を受けたものではないので、純正ケーブルのほうがおすすめしやすいのは確かです。ご参考までに。
Lightningでははく、両端がUSB Type-CのPD対応ケーブルはこちらがおすすめです。
0.9 mと1.8 mケーブルの2本セットでこの価格なのでコスパとしては相当いいですね!最大60Wまでの出力に対応し、もちろんSatechiのUSB電源アダプタでも使用できます。
Xperia XZsやGalaxy S8などPDに対応するAndroidスマホ、ニンテンドースイッチなどを充電する場合はこちらのケーブルを一緒に用意しておきましょう。
QC3.0急速充電する場合のおすすめケーブル
QC3.0対応のケーブルは主に以下の2つのパターンがあります。
- USB-A – MicroUSBケーブル
- USB-A – USB-Cケーブル
手持ちの機器に応じて合うのもの選ぶ必要がありますが、すでに持っているQC3.0対応のMicroUSBケーブルにこのような変換アダプタを付けるのもありです。
この変換アダプタをひとつ持っておけば、さまざまな場面で活躍してくれるはずです。
QC3.0に対応するおすすめのUSB-A – MicroUSBケーブルはこちらです。
おすすめのUSB-A – USB-Cケーブルはこちら。
PD/QC3.0に対応するSatechiのUSB電源アダプタの性能を最大限に引き出すには対応するケーブルがあってこそです。購入する場合はぜひケーブルも一緒に用意しておきましょう。
SatechiのUSB電源アダプタはさまざまな利用シーンに対応
少しケーブルに話が逸れてしまいましたが、最後にSatechiのUSB電源アダプタはこんな人におすすめしたい!というポイントをまとめておきます。
- PD/QC3.0に対応するそれぞれの機器を持っている
- PD/QC3.0にそれぞれ対応したUSB電源アダプタを使い分けている
- 旅行時や出張時に持っているコンパクトなアダプタを探している
- インテリアに合うおしゃれなアダプタを探している
- 普段使いのアダプタとして
普段使いから旅行時まで、さまざまな利用シーンに対応するUSB電源アダプタかと思います。
特にPD/QC3.0に対応した機器をそれぞれ持っている人にはドンピシャです。ぜひ手に入れておきたいアイテムでしょう!
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