大ヒットしたSoundPEATS(サウンドピーツ)社のBluetoothイヤホンQ12を使用してから、すっかり同社のファンになりました。同社の魅力はなんと言っても圧倒的なコスパで、Q12を購入したときは「この価格でこれだけの音を楽しめるのか」とびっくりしたほど。
今回は、そんなSoundPEATS社からの提供でQ12、Q30の上位モデルである「Q34」をレビューさせていただく機会をいただきましたので、機能の紹介と使用感などを書きたいと思います。
それでは進めていきましょう!
SoundPEATS(サウンドピーツ) Q34
まずはスペックから紹介していきます。
仕様・スペック
メーカー | SoundPEATS(サウンドピーツ) |
型番 | Q34 |
タイプ | カナル型イヤホン |
Bluetooth規格 | Bluetooth 4.1 |
対応コーデック | apt-X/SBS |
対応プロファイル | HFP/HSP/ AVRCP/ A2DP |
最大通信距離 | 10m |
通話用イヤホンマイク | ◯ |
防水性能 | IPX4防水等級(スポーツ時の汗やお風呂の湿気、小雨に耐える性能) |
連続再生/待機時間 | 約7時間/約190時間 |
重量 | 17g |
パッケージ内容 | ・ Q34Bluetoothイヤホン本体 ・イヤーピース(S/M/L)※初期装着M ・イヤーフック(S/M/L)※初期装着M ・USB充電ケーブル ・ケーブル留めバックル ・収納バック ・取扱説明書(日本語対応) |
メーカー保証 | 購入から1年間 |
Q34のパッケージ内容
Q34はatp-Xコーデックに対応しています。対応機器での再生においては高音質&低遅延に期待できます。特にスマホゲームや映画などの動画を再生する場合は、音ズレが致命的なるので、Bluetoothイヤホンを選ぶ上で大事なポイントになります。
ほかに17gと軽量ながら約7時間の連続再生が可能なタフなバッテリーや、普段使いには十分な防水性能もしっかり備えられており、基本的な性能はしっかり抑えられています。
ただQ34の魅力はスペックには出てこない「音質」なんですよね。このあたりはのちほど。。
外観
▲Q34は現在主流になっているカナル型イヤホンで、耳に押し込んでフィットさせるタイプになっています。遮音性が高く、臨場感のある低音を楽しめることが特徴です。運動しても外れにくいので、ジムなどのスポーツシーンでの使用には便利。ただ環境音が入ってこないので、ジョギングなど屋外の運動の際は使用を避けたほうがいいですね。
▲イヤーピースとイヤーフックを外してみました。初期状態ではMサイズが装着されているので、合わなければ最適なサイズに交換しましょう。ただ外すのはかんたんですが、装着するのはちょっと苦戦するかも。
▲このロゴが書かれている部分がマグネットになっていて、くっつければネックレス状になり首に引っ掛けておけます。
▲磁力は強めなので、首にかけたまま激しく運動しても外れてしまう気配はありませんでした。
▲コントローラーはR側にあります。小型で軽量なので装着時に重さを感じることはありませんでした。何の変哲もない再生/曲送りができるボタンが並びます。
ちなみに真ん中のマルチファンクションボタンを3秒間長押しすることでペアリングモードになります。
▲コントローラー側面には充電用MicroUSBポートがあります。特にカバーも壊れやすそうさな雰囲気はありません。
▲裏側の小さな穴がイヤホンマイクになっています。
Q34はapt-X対応で高音質なBluetoothイヤホン
Q34はapt-Xというコーデックに対応しています。コーデックとは、音をBluetoothで飛ばす際にデータを圧縮・展開が行われていて、そのときに使用される規格のこと。apt-Xの特徴は高音質であることに加えて、音の遅延が小さいという特徴があります。
スマホゲームをプレイするときや、映画を視聴するときに使用するのであれば、この低遅延はかなり重要なポイントになるので、その点apt-Xに対応しているQ34はそういった使い方もカバーできていると言えますね。
ただひとつ注意しておきたいのは、iPhone/iPadなどのApple製品はapt-Xに対応していないということです。もちろん接続できないわけではなく、同じよう使用できますが、apt-Xの恩恵は受けることができません。Android端末であればほぼ対応しています。
と言ってもiPhoneで聴くと音質が極端に落ちるというわけではありません。実際にiPhoneとAndroidスマホで聴き比べてみましたが、そう大きく音質が変わることはありませんでした。
iTunes Storeで購入した楽曲データなんかは高音質のAACファイルになっているので、apt-X対応イヤホンではなく、AAC対応イヤホンのほうがより高音質を楽しめるかと思います。
しかしMP3ファイルの320kbps程度の音楽ファイルであれば、ほぼ違いは分からないというのが正直なところです。
Q12よりも明らかにクリアな音質
Q30は持っていないので、実際に使用しているQ12との比較になります。
Q34はQ12の上位モデルなので、進化していて当然と言えば当然なんですが、素人なりに聴き比べしてみると、明らかにQ34のほうがクリアな音質だと感じました。低音そのものはQ12、Q34とほぼ変わらない印象。どちらも強めは強めなので低音が好きな人は楽しめるかと思います。
違いを感じたのは中・高音域のクリア感。Q34は低音に加えて中・高音域がしっかりクリアに聴こえます。そのため相対的に低音が少し弱く感じる場合がありますが、全体的なバランスとしてはQ34のほうが頭ひとつ抜けていますね。
確実に言えるのは「音質は確かにQ12より進化している」ということです。
ちなみにQ30はさらに低音域を重視した音質らしいので、低音好きにはこちらも候補になるかもしれません。ただ万人受けするのは間違いなくQ34の音なので、迷ったならQ34でいいんじゃないかな、と思います。
価格重視ならQ12もありだが、今買うならQ34がおすすめ
とにかく価格重視!ということであればQ12という選択になりますが、今この時点での購入であればもう少し出してQ34を手に取るのもありだと思っています。
最後にまとめてみると、まさにこんな人にQ34をおすすめです!
- 手頃な価格帯のBluetoothイヤホンを探している
- SoundPEATS社のQ12、Q30が気になる
- スポーツシーンや普段使いに最適なイヤホンを探している
- コスパも大事だが音も妥協したくない
さらにレベルアップしている音質はなかなか聴き応えありますよ!
またこちらでSoundPEATS社が初めて日本市場に投入したという「オンイヤータイプのBluetoothヘッドホン A1 Pro」をレビューしています。Q34とタイプは違いますが、AACコーデックに対応しているのでiPhone/iPadと非常に相性がいいヘッドホンです。ぜひこちらもチェック!
▼この記事で比較したSoundPEATS社製Bluetoothイヤホン
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