新型iPad Pro「Smart Keyboard Folio」レビュー。無条件におすすめできるわけではないと思う理由

つい先日発売された新型11インチiPad Proを購入。「iPad Proを購入したならSmart Keyboard Folioも買わなくちゃ」という使命感のもと、頑張って一緒に揃えました。

新型11インチiPad ProとSmart Keyboard Folio
新型11インチiPad ProとSmart Keyboard Folioを購入

しかし「装着するだけですぐに使い始められる手軽さはすごいな、さすがApple純正キーボードだ」と感じつつも「ん?ちょっとここが微妙かも」という不満点も出てきました。

よく「iPad ProユーザーにとってはSmart Keyboardは必須アイテムだ!」と言われますが、必ずしもそうだとは言えません。

今回の記事では、

  1. Smart Keyboard Folioの特徴
  2. 使ってみて感じた4つの不満点
  3. 必ずしも必須アイテムだと思わない理由

この3つのテーマで書いていきたいと思います。

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Smart Keyboard Folioの特徴

まずは新しく登場した「Smart Keyboard Folio」の特徴を見ていきましょう。

iPad Pro 11インチ用「Smart Keyboard Folio」
iPad Pro 11インチ用「Smart Keyboard Folio」

特徴は以下のとおり。

  • 背面まで保護する手帳型に
  • キーボードスタイルのまま2段階から角度調節が可能
  • 背面下のSmart Connectorとの接続で自動ペアリング
  • Smart Connectorからの給電で充電不要
  • カバーの開閉で自動的にディスプレイがオン/オフ(オートスリープ機能)
  • 選択できるUS(英語)/JIS(日本語)配列
  • iPad Pro 11用:14,500円、iPad Pro 12.9用:19,800円(税抜)

前Smart Keyboardから進化したとうか、スタイルが変わった感じですね!新型iPad ProではSmart Connectorの位置がiPad側面から背面したに変更されていることもあってか、背面を覆う手帳型ケースのような形状になりました。

背面を覆う形状に
背面を覆う形状に
Folioという名前のとおり二つ折りの手帳型ケースのような形状に
Folioという名前のとおり二つ折りの手帳型ケースのような形状に

そのほか装着すればすぐに使い始められる自動ペアリング、Smart Connectorからの給電で充電が不要な点は、相変わらず素晴らしいですね!Apple純正なので当然ですが、この辺の親和性の高さはさすがです。

そして大きなポイントとなり得るのは「US配列に加えてJIS配列も選べる」こと。iPadでJIS配列のキーボードを使いたい場合は、Smart Keyboardを含むApple純正キーボードのみ。サードパーティ製キーボードは例えJISキーボードでも機能しません。

Smart Keyboard FolioはJIS配列が選べることが強み
Smart Keyboard FolioはJIS配列が選べることが強み

このあたりは好みや慣れの問題ではありますが、JISキーボードに慣れてしまっている人は、それだけでSmart Keyboard Folioを選ぶ理由になります。

このようにiPad Proと親和性が高くJIS配列も選べるSmart Keyboard Folio。ですが実際に使ってみると「ここが不満だ!」という点が出てきました。

ここが不満だ!Smart Keyboard Folio!

Smart Keyboard Folioは新型iPad Proユーザーにとっては必ず検討すべきアクセサリー。これは大前提。便利であることに異論はありません。

ただApple純正キーボードということでハードルが上がっているのは事実。それゆえ「ちょっとここがなぁ」という不満も出てきます。

1. 指紋・汚れが目立つ

おそらくカバーに使われている素材は前Smart Keyboardから変わっていないですね。マット仕上げでシンプルな見た目となっていますが、とにかく指紋が目立つ!

指紋汚れが目立つのが気になる!
指紋汚れが気になる!

ちょっと写真では分かりづらいですが、肉眼で見るとかなり指紋が目立っています。これが拭いてもなかなかキレイにならないんですよね。。拭いてもムラになってしまうんですよ。

これまで愛用していた前Smart Keyboardもかなり汚れが目立っています。どうしてもベタベタと触らないといけないので、もうちょっと指紋汚れに配慮してほしかったというのが本音です。

2. 重く長時間の片手持ちはつらい

11インチ用Smart Keyboard Folioの重さを測ってみると、単体で296g、iPad込みで764g。

Smart Keyboard Folio単体の重量は296g
Smart Keyboard Folio単体の重量は296g
iPad Pro 11込みで764g
iPad Pro 11込みで764g

ちなみに前Smart KeyboardとiPad Pro 10.5込みの重量は721gでした。

前Smart KeyboardとiPad Pro 10.5の合計重量は721g
前Smart KeyboardとiPad Pro 10.5の合計重量は721g

前モデルと比べてiPad Pro込みで40gほど重くなっていますね。この重さだとソファに寝転がりながら片手持ちするのはつらい重量。12.9インチ用Smart Keyboard Folioはもっと重くなるはずですが、そもそも12.9インチはそういう使い方を想定している人はいないと思うので、同じ不満は出てこないかもしれません。

ただソファやベッドで片手持ちしながらネット閲覧や動画を観たいと思うからこそ11インチを選んだわけで、ケース込みでこの重さになるのは不満に感じます。

当然Smart Keyboard Folioを外してしまえば軽くなるので、そういうシーンでは外して使用していますが、その度に必要になる脱着も面倒。前Smart Keyboardは引っ張るだけで外せるのでラクだったのですが・・・。

Smart Keyboard Folioも磁力でくっついてるだけなので、そう手間ではないのですが、どうしても比べてしまいますね。

3. 慣れの問題?カバーを開きづらい

これは前Smart Keyboardを長く使っていたからかもしれませんが、Smart Keyboard Folioはカバーが開けづらいように感じました。

その原因は、前Smart Keyboardのように折れ曲がらない仕様にあります。

前Smart Keyboardはフラップが折れ曲がり開きやすかった
前Smart Keyboardはフラップが折れ曲がり開きやすかった

以前はこのようにiPad Proをしっかりつまみながらカバーを開けれたのですが、

Smart Keyboard Folioはフラップが折れ曲がらず開けにくく感じる
Smart Keyboard Folioはフラップが折れ曲がらず開けにくく感じる

Smart Keyboard Folioはカバーが折れ曲がらず、フラップ開閉時にiPad Proをホールドできないのでず開けづらく感じます。

ただこれは僕自身の単なる慣れの問題でしょうか。もうしばらく使えばなんとも思わなくなるかもしれませんが、ちょっと気になりますね。

4. Appleさん!カラーバリエーションが欲しいよ!

手帳型ケースのようなスタイルに変わったので、iPad Pro両面を覆うかたちになりました。必然的にiPad Proのデザイン・カラーが隠れてしまいます。

手帳型なのでそれは仕方がないのですが、せめてSmart Keyboard Folioのカラーを選ばせてほしかった。iPad Pro自体のカラーバリエーションがシルバーとスペースグレーのみ。それだけに余計にそう思ってしまうのです。

すべてのiPad Proユーザーがマストで買うべきとは思わない

「新型iPad ProユーザーにはSmart Keyboard Folioは必須か?」

こう聞かれれば「そうではない」と答えます。

自宅や仕事場などの落ち着いた環境で使用するなら、iPadスタンド+Bluetoothキーボードスタイル」が最強だと思っています。

iPadとBluetoothキーボードとiPadスタンド
快適な「iPadスタンド+Bluetoothキーボード」スタイル

角度調節などディスプレイとの距離の調節など自由度高いですし、なにより自分が使いやすいキーボードを選択できます。

しかし、このスタイルをカフェや移動時といったシーンに持ち出すことはできません。Smart Keyboard Folioを選ぶメリットは、まさにここにあります。

「新型iPad Proを選ぶならSmart Keyboard Folioは必須アイテムだ!」という文言をよく見かけますが、決してそうではありません。もしあなたが自宅や仕事場などでの使用が中心なら、Smart Keyboard Folioを購入する費用でiPadスタンドとワイヤレスキーボードを購入したほうが幸せになれる可能性もかなりあります。

便利なアイテムであることには違いありませんが、価格的にも安くないですし盲目的に購入する必要はないな、と感じますね。

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