【RAVPower FileHubレビュー】多機能すぎるWi-Fi対応のUSBハブ/SDカードリーダー

今回はガジェットメーカーとしてお馴染みのRAVPower(ラブパワー)から、ワイヤレスUSBハブ/SDカードリーダー「Fire Hub(RP-WD009)」を提供いただきましたので、機能の紹介や使ってみた感想をレビューとしてお届けします。

FireHubを実際にあれこれ使ってみましたが、これでもかというほど「多機能な製品」という感想。コンパクトな箱のなかに便利な機能が詰め込まれています。FireHubでいったいなにができるの?というところはこのあと紹介していきますが、ずばり、こんな人におすすめです。

  • ケーブルが嫌い!SDカードリーダーやUSBハブがワイヤレスになれば便利だと思う
  • 画像や動画などのデータを複数のスマホ・パソコンで共有したい
  • 宿泊先のホテルなどでWi-Fiを使いたい
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RAVPower FileHubでなにができる?機能紹介

とにかく多機能なRAVPower FileHub。

FileHubには3つのメイン機能があります。

  1. ワイヤレスSDカードリーダー/USBハブ機能
  2. Wi-Fi対応ストレージとして使用
  3. Wi-Fiルーター機能
  4. モバイルバッテリー機能

1.ワイヤレスSDカードリーダー/USBハブ機能

まずは「ワイヤレスSDカードリーダー/USBハブ機能」。機能はその文字どおりなのですが、他のSDカードリーダーやUSBハブと異なるところは、「ワイヤレス」でその機能を使用できるということ。

例えば「SDカードに保存された画像データをiPhoneに取り込みたい」という場合。通常なら以下のように有線で取り込むのが一般的です。

有線でSDカードからiPhoneへの写真取り込む

有線で転送する方法が一般的

FileHubはこれと同じ作業をワイヤレス(Wi-Fi接続)で行えます。ケーブルで接続する必要はありません。たったそれだけのこと、と言ってしまえばそうなのですが、普段からSDカードリーダーやUSBハブを使用することが多い人からすると、「これは便利だ!」と感じるはず。

例としてiPhoneを挙げましたが、Androidスマホ・タブレットでも使えますし、パソコン(Windows/Mac)でも同様に使えます。そしてFileHubにはSDカードスロットだけでなくUSB-Aポートも搭載されており、いわゆるUSBメモリや外付けHDDといった外部ストレージも扱えます(最大4Tまでの外部メディアに対応)。

2.常時SDカードを挿しておき、Wi-Fi対応ストレージとして使用

FileHubのSDカードスロットに常時SDカードを挿しておけば、「Wi-Fiに対応した外部ストレージ」としても使用できます。

スマホ・タブレットの内部ストレージ不足の対策として。スマホ→FileHub→パソコンへとデータ転送。複数デバイス間のデータ共有など。

Wi-Fi対応ストレージ化すれば、使い方や活用の幅がグッと広がります。FileHubに入れておいた動画を通信制限を気にすることなくスマホで視聴する、なんてことも可能になるわけです。

SDカードでなくUSBメモリでも同様のことができますが、常時挿しておくなら出っ張らないSDカードのほうが便利。

3. Wi-Fiルーター機能

FileHubの機能 3. Wi-Fiルーター機能

この機能も文字どおり。FileHubをWi-Fiルーターとして使用できる機能です(APモード/ブリッジモード/ルーターモードに対応)。2.4GHz(理論値300Mbps)に加え5GHz(理論値433Mbps)に対応します。

いまは「Wi-Fiルーターはすでに持ってるよ」という人は多いかもしれませんね。確かにすでにWi-Fiルーターがあり、しっかりとWi-Fiが飛んでいる環境であればFileHubの出る幕はないでしょう。

便利なシーンとしては、例えば宿泊中のホテルが有線LANにしか対応しておらず、Wi-Fiが使えない、というとき。LANケーブルをFileHubに接続すれば、FileHubがアクセスポイントとなりWi-Fiが使用できるようになります。

4.モバイルバッテリー機能

FileHubのモバイルバッテリー機能

FileHubにはバッテリーが内蔵(6700mAh)されています。最大8.4時間の連続使用、最大14.5時間のスタンバイが可能。電源に接続する必要もなく、単体でこれだけ動いてくれれば十分ですね。

FileHubのUSB-Aポートにスマホを接続すれば、緊急時用のモバイルバッテリーとして使えます。ただ1A出力なのでタブレットの充電には厳しいのと、充電速度もそう速くありません。あくまでも緊急時用として、おまけ機能として、と考えておいたほうが良さそうです。

RAVPower FileHubレビュー 使ってみた

ということで、FileHubを実際に使ってみました。

FileHub本体、USB-Cケーブル、取扱説明書(日本語対応)が同梱

FileHub本体、USB-Cケーブル、取扱説明書(日本語対応)が同梱

外観とインターフェース

外観はぱっと見モバイルバッテリーのような箱型のフォルム。

FileHubのサイズは約11.3 × 7.6 × 2.5cmで、重量は約199.4g

サイズは約11.3 × 7.6 × 2.5cmで、重量は約199.4g

サイズは約11.3 × 7.6 × 2.5cmで、重量は約199.4g。イメージとしては10000mAhクラスのモバイルバッテリーというところでしょうか。

FileHubの電源ボタン

FileHubの電源ボタン

電源ボタンは側面に。長押しでON/OFFできます。

FileHubの「SDカードスロット」「2.4/5GHz切り替えボタン(Wi-Fiボタン)」「SD to USBバックアップボタン」

「SDカードスロット」「2.4/5GHz切り替えボタン(Wi-Fiボタン)」「SD to USBバックアップボタン」

反対側の側面には「SDカードスロット」「2.4/5GHz切り替えボタン(Wi-Fiボタン)」「SD to USBバックアップボタン」が並びます。

FileHubの各インジケータ 動作時は対応するアイコンが点灯する

各インジケータ 動作時は対応するアイコンが点灯する

FileHubの状態はインジケータで確認できます。アイコン通りですね。電源が入っていれば一番右の電源インジケータが点灯。SDカードが挿さっていればSDカードアイコンが点灯と、動作時は対応するアイコンが点灯します。

FileHub カバーを開けたところにUSBポート、イーサネットポートがある

カバーを開けたところにUSBポート、イーサネットポートがある

残りのインターフェースはカバーを開けたところに。左からUSB-ポート、USB-Cポート、リセットピンホール、イーサネットポートが配置されています。USB-Cポートは充電専用とのことで、データ転送はできません。最近はUSB-Cポート搭載のデバイスが増えてきているので、充電専用というのはちょっとさみしいでしょうか。

専用アプリ「RAV FileHub」をスマホにインストール、FileHubにWi-Fi接続

専用アプリ「RAV FileHub」を使うことで、FileHubに接続されたデバイスへの接続が可能になります。

RAV FileHub

RAV FileHub

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RAV FileHubアプリからデータを閲覧したり、コピーや削除・移動などのファイル操作が可能になるので、スマホで使うならインストは必須です。

アプリをインストールしたら、FileHubにWi-Fi接続します。ここではiPhoneを使用します。

FileHubにWi-Fi接続

FileHubにWi-Fi接続

FileHubにWi-Fi接続した状態でRAV FileHubアプリを開くと、FileHubに接続したデバイスの容量の情報やデータへのアクセスが可能になります。

なおパソコンからFileHubに接続する場合はブラウザを使用します。

FileHubにWi-Fi接続した上で、任意のブラウザを起動し「10.10.10.254」にアクセス。すると以下のようにメディアや各設定にアクセスできるようになります。

ブラウザからFileHubにアクセス

パソコンからはブラウザからFileHubにアクセスできる

iPhoneからSDカードのデータをみる

僕はよくデジカメをよく使用します。ブログ用の画像を撮影したり、旅行先の風景や子供を撮影したり。自宅であればSDカードをパソコンに挿し込み、すぐに画像データを取り込めるのですが、出先ではそういうわけにはいきません。

デジカメで撮影した写真をすぐさまiPhoneで確認できれば便利ではないか?ということで試してみます。

画像データが入ったSDカードをFileHubにセット。カチッと音がするまでSDカードを押し込みます。

FileHubに画像データが入ったSDカードをセット

画像データが入ったSDカードをセット

FileHubにWi-Fi接続されていることを確認し、RAV FileHubアプリを開きます。

「ファイル管理」からFileHubに挿入されたSDカードにアクセスできる

「ファイル管理」からFileHubに挿入されたSDカードにアクセスできる

「ファイル管理」をタップし、SDカードにアクセス。SDカード内のフォルダが表示されます。画像データが保存されている場所を選択。しっかり表示されていますね!

残念ながらRAW画像の表示には対応していないようです。RAW画像を扱う人にとっては致命的なので、今後のアップデートに期待したいところです。

SDカード内に入っている、GoProで撮影した4K動画を再生してみました。

FileHub 4K動画がスムーズに再生できる!

4K動画がスムーズに再生できる!

普通に再生できました。カクツクこともなくスムーズ。ドライブレコーダーで記録した映像をその場で確認したり、お気に入りの動画を出先でも通信制限を気にすることなく再生できたりと、使い方はいろいろありそうです。

ファイルを選択後、「シェア」から各アプリに共有できる

ファイルを選択後、「シェア」から各アプリに共有できる

1枚のファイルあるいは複数のファイルを選択後、「シェア」をタップすると写真アプリへの保存や各アプリへの共有が行えます。

iPhoneで場合ですが、どうやら「共有アルバム」への保存しかできないようです。写真アプリに追加したい場合、共有アルバムにFileHub専用のアルバムを作っておいたほうがよさそう。

iPhoneの写真・動画データをFileHubにバックアップする

スマホを使っていると必ずぶち当たる「ストレージ不足」の問題。いまそうでなくても、いずれ必ず画像や動画といった容量を占領するデータを逃がしておく場所が必要になってきます。

定番の方法としてはデータをネット上にアップしておけるクラウドストレージサービスがありますが、プランによっては有料だったり、クラウド上にあるデータだとダウンロードに時間がかかったりと不便な点も少なくありません。

ここではFileHubにiPhoneの写真・動画データをバックアップする方法を紹介します。

なおFileHub本体には内部ストレージは搭載されていませんのでご注意を。バックアップにはSDカードあるいはUSBメモリなどの外部ストレージが必要になります。

「写真のバックアップ」>「アルバムを追加します」をタップ

「写真のバックアップ」>「アルバムを追加します」をタップ

RAV FileHubアプリのトップにある「写真のバックアップ」をタップし、アルバムを「アルバムを追加します」をタップします。

ちなみにこの画面で全画像・全動画をまるごとバックアップすることも可能です。

バックアップしたい写真・動画を選択後、「バックアップ」をタップ

バックアップしたい写真・動画を選択後、「バックアップ」をタップ

バックアップしたい写真を選択後、「バックアップ」をタップ、アルバムを作成します。

バックアップした画像・動画は自動生成された「Backup」フォルダで確認できる

バックアップした写真・動画は自動生成された「Backup」フォルダで確認できる

バックアップした写真・動画は「Backup」フォルダで確認できます。
この方法でiPhoneのストレージを圧迫する写真・動画データを逃がしておくことができます。

「SD to USBバックアップ」を試してみる

FileHubの機能として「SD to USBバックアップ」があります。これはSDカードに保存されているデータをFileHubに接続したUSBメモリ、外付けストレージにバックアップできるという機能。旅行で撮り溜めた写真をUSBメモリや外付けHDDにバックアップしておく。こんなシーンに使えそうな機能です。

この機能の特徴としては、スマホやパソコンを介さずにFileHubのみでバックアップできるというものがあります。

「SD to USBバックアップ」ボタンを約5秒長押しで、バックアップ開始

「SD to USBバックアップ」ボタンを約5秒長押しで、バックアップ開始

使い方はかんたんで、SDカードとUSBストレージを接続した状態で、「SD to USBバックアップ」ボタンを約5秒長押し。するとバックアップが開始されます。

旅行から帰ってきたらデジカメやムービーのデータを外付けHDDにバックアップし、容量を確保。こんな使い方ができるかと思います。

RAVPower FileHubレビュー まとめ

他の製品にはない多機能ぶりには驚かされました。普段はワイヤレスSDカードリーダー/USBハブとして、ある時にはWi-Fiルーターとして、そしてまたあるときにはモバイルバッテリーとして。ここまで多岐に渡る機能を持つガジェットはそうないでしょう。

ただ多機能すぎるがゆえ、使いこなすまでに少し慣れが必要になるかもしれません。仕組みはそう複雑ではないのですが、専用アプリの使い方に若干クセがあるので、そういう意味でも少し慣れが必要ですね。

とはいえこれだけの機能を備えた製品はなかなかありません。ニーズがハマればこれ以上便利なものはないので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

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