Anker PowerCore 10000 PD レビュー USB-CはPD急速充電対応!最小・最軽量クラスのモバイルバッテリー

僕は普段からモバイルバッテリーを持ち運んでいます。iPhoneやiPad、AirPods、ワイヤレスヘッドホンなど、ガジェット好きの僕の周りには充電が必要なものがなにかと多いので、僕にとってモバイルバッテリーは欠かせない必須アイテムです。

そんなこともあって「モバイルバッテリーは大容量であればあるほど安心だ!」と超大容量モバイルバッテリーであるAnker(アンカー)の「PowerCore+ 26800 PD」をメインで使っていたところ、最近はその大きいサイズ、重量に疲れてきていました。

そこで

  1. USB PD(Power Delivery)の急速充電に対応
  2. 普段使いに十分な10000mAh前後のモバイルバッテリー
  3. できるだけコンパクトで軽量

とこの3つの条件をクリアするモバイルバッテリーを検討していたところ、「まさにこれがベスト」なモバイルバッテリーを発見。

それは同じAnkerの「PowerCore 10000 PD」というモバイルバッテリー。実際に使ってみると・・・これはまさに僕が探し求めていたモバイルバッテリーじゃないですか!

Anker PowerCore 10000 PD レビュー USB-CはPD急速充電対応!最小・最軽量クラスのモバイルバッテリー
Anker PowerCore 10000 PD

「PDの急速充電に対応した、持ち運びしやすいモバイルバッテリー」を求めている方は多いと思います。まさに僕がそうでしたので。今回は実際に購入、現役で使用している「PowerCore 10000 PD」の使用感やどれぐらい使える?というところをレビューとしてお届けします。

PD対応モバイルバッテリーは大きく重いものが多い

「USB PD(Power Delivery/パワーデリバリー)」とは急速充電規格のひとつ。iPhoneやiPad Proをはじめ、Androidスマホの一部やニンテンドースイッチなど数多くの機器がこの急速充電規格に対応しています。

このPDによる急速充電はかなり速く、例えばiPhone XSを50%充電するのに要する時間はたったの30分。必要なときにサクッと充電できるのはとても便利です。

PDによる急速充電は、出先での使用こそ重宝します。出先でモバイルバッテリーを使用するシーンは、たいてい急いでいたりしますから。

PD対応のモバイルバッテリーはかなり増えてきましたが、ネックになるのはそのサイズと重量。超大容量なのはいいのですが、いかんせんサイズが大きく重い!普段使いに「ちょうどいい」ものが少なかったりします。

冒頭でも書きましたが、僕がメインで使っている「PowerCore+ 268000 PD」は268000mAhと超大容量ながら、サイズが約180 × 80 × 24 mm、重量が580gと超大型。

Anker PowerCore+ 26800 PDは持ち運びには大きすぎる
PowerCore+ 26800 PDは持ち運びには大きく重すぎる

580gという重量は、iPhone XSの177gと比較するとおよそ3.3倍。11インチiPad Proの468gをも超える重さです。さすがに毎日持ち出そうと思えるサイズ・重量ではありません。

そこでこれ!「Anker PowerCore 10000 PD」

そこで今回紹介する「Anker PowerCore 10000 PDの出番です!

Anker PowerCore 10000 PD
出典:Amazon.co.jp

サイズ・重量など、スペックまとめ

スペックをまとめました。

メーカー/製品名 Anker(アンカー)/PowerCore 10000 PD
バッテリー容量 10000mAh
iPhone XSに約3回、Galaxy S9に約2.5回、11インチiPad Proに約1回(目安)
出力 PowerIQ(USB-A)5V=2A(最大10W)
合計最大28W
USB-Cポートは最大18W
USB PD(Power Delivery) PD入力:5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A
PD出力:5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A
充電時間 約3.5時間
※PD対応の充電器を使用した場合
サイズ 約114 × 52 × 25 mm
重量 約192 g
その他特徴 Power IQ(接続された機器に最適な電流を送る)
低電流モード(イヤホンなど入力電流が小さい機器にフルスピード充電できる)
PSE認証
18ヶ月のメーカー保証
パッケージ内容 Anker PowerCore 10000 PD、 USB-C & USB-Cケーブル(Micro USBケーブル 、ライトニングケーブルは別売り)、トラベルポーチ、取扱説明書、18ヶ月保証

ここで確認しておきたいポイントは、

  1. 普段使いに必要十分な10000mAh
  2. USB PDの急速充電に対応(最大18W)
  3. コンパクトで軽量

この3点。

気をつけておきたいのは、PowerCore 10000 PD自身を充電するためのUSB-C電源アダプタは別売りということです。USB PDに対応した電源アダプタを用意すれば、モバイルバッテリーをたった約3.5時間で充電できますし、スマホ・タブレット・パソコンへの充電と活用できる場面は多いのでひとつもっておけば便利です。

お手頃でかつ安心して選べるPD対応USB-C電源アダプタとしては同じAnkerの「Powerport Speed 1 PD」がおすすめです。気軽に持ち出せるモバイルバッテリー、ということを考えるとコンパクトで軽量な「PowerPort Atom PD 1」もおすすめできます。

特に「PowerPort Atom PD 1」は30W電源アダプタとしては超コンパクト・超軽量。電源タップでも他のアダプタと干渉せず使用できるので、僕自身も愛用しています。

PowerPort Atom PD 1
USB-C電源アダプタは別売りなので別途用意しよう!

PD対応モバイルバッテリーとして最小・最軽量クラス

なんと言ってもこれですね!とにかく小さく軽い!Ankerによると、現時点においてPD対応モバイルバッテリーとして世界最小・最軽量クラスとのこと。

PowerCore 10000 PDとiPhone XS
PowerCore 10000 PDとiPhone XS

iPhone XSと並べるとこんな感じです。一番長い部分で約11.4cm、厚さは約2.5cmですから、ポケットにもラクラク入るサイズです。カバンのポケットならもっと余裕で入りますし、持ち運びに困ることはないでしょう。

メーカー公表値どおりの重量
メーカー公表値どおりの重量

重さをはかってみると公表値とおりでした。194gと言えば、iPhone XRの194gと同じ重さ。この重量・サイズで10000mAhの容量を備えるのですから驚きです。

小さく軽いので気軽に持ち出せる
小さく軽いので気軽に持ち出せる

「気合いを入れて大容量モバイルバッテリーを買ったけど、大きく重いので持ち出す気になれない」

こんな結末になってしまった人は少なくないでしょう。必要になったときになくてはモバイルバッテリーの意味がありません。iPhone XSを約3回フル充電できるほどのモバイルバッテリーが楽に持ち運べると考えれば非常に便利ではないでしょうか。

この持ち出す際のハードルの低さがPowerCore 10000 PD最大の魅力と言っていいでしょう。

USB-C(PD対応)に加えPowerIQに対応したUSB-Aポートを搭載

PowerCore 10000 PDはUSB-Cポートに加え、まだまだ使われることの多いUSB-Aポートを搭載しています。

USB-Cポートの他に、同時充電できるUSB-Aポートも搭載
USB-Cポートの他に、同時充電できるUSB-Aポートも搭載

USB-Aポートの上に「IQ」という文字が見えるかと思いますが、これはAnkerが開発した「PowerIQ」対応しているという意味。これは接続された機器を自動で検知、その機器に適した電流を送るというものです。似たような機能は他メーカーでもあり珍しい機能ではありませんが、もちろん対応しているに越したことはありません。

複数台機器の同時充電も
複数台機器の同時充電も

なおUSB-Cポート、USB-Aポートそれぞれに機器を接続、複数の機器を同時に充電することも可能です。合計28W、USB-Cは最大18Wですから、USB-Cポートで18W充電しながらUSB-Aポートで10W充電できるということ。ほとんどの機器でフルスピード充電できるでしょう。

バッテリー残量を知らせるLEDランプ
バッテリー残量を知らせるLEDランプ

モバイルバッテリーのバッテリー残量はサイドにあるLEDランプで確認できます。LEDランプは4つあり、25%刻みでバッテリー残量を教えてくれます。

モバイルバッテリーをたった3.5時間で充電できるPD対応USB-C電源アダプタが便利だ
モバイルバッテリーをたった3.5時間で充電できるPD対応USB-C電源アダプタが便利だ

上でも書きましたが、モバイルバッテリーへの充電はUSB-Cポートからの入力のみです。よくあるUSB-AアダプタでもUSB-C変換ケーブルなどを使って充電は可能ですが、PD対応USB-Cアダプタを使用することでたった3.5時間で充電が完了します。

「必要なときに残量がない!」となればモバイルバッテリーの意味がありません。もし持っていなければPD対応USB-C電源アダプタを一緒に用意しておきましょう。

30分間の急速充電(USB PD)でどれくらい充電される?

コンパクトで軽量、というだけではありません。充電時にはPD対応モバイルバッテリーとしてパワフルに活躍してくれます。急速充電は「必要になったときにサクッと充電できる」ため、突発的に必要になることが多いモバイルバッテリーと相性が良いのです。

といっても、「実際にどれぐらい速く充電できるの?」というところはイメージが湧きにくいかと思います。

そこで、手元にあるiPhone XS、Galaxy S9、11インチiPad Pro、MacBook Air(2018)を使って、30分間の充電でバッテリー残量はどう変化するのか、というところを検証してみます。これらはすべてPDによる急速充電に対応しています。

限られた時間でどれぐらい充電できるか、ということはモバイルバッテリーの使い勝手に関わってきます。大容量モバイルバッテリーだからといって、スマホの充電に数時間かかるようでは使い物になりません。それではPowerCore 10000 PDの実力を見てみましょう!

iPhone XS(2658mAh)で検証

iPhone XSを30分間でどれくらい充電できる?
iPhone XSを30分間でどれくらい充電できる?

まずはiPhone XSから検証してみます。Appleによると30分間の急速充電で最大50%まで充電できるとのこと。その速さを確認してみましょう。

なおiPhone 8以降のモデルであればPDによる急速充電に対応しています。サクッと充電できる急速充電は非常に便利。ぜひ活用しましょう。

Apple Support

iPhone 8 以降では、高速充電機能を使えます。iPhone を 30 分で最大 50 % まで再充電できます*。 …

また急速充電するためには「USB PD対応のUSB-C – Lightningケーブル」が必要です。この検証ではApple純正ケーブルの「USB-C – Lightning ケーブル」を使用しました。

Apple純正「USB-C - Lightningケーブル」
Apple純正「USB-C – Lightningケーブル」

サードパーティ製ケーブルでも使えるものが続々と出てきているのですが、現時点では在庫が安定していなかったり、価格が純正品と変わらなかったりするので、「どれを選んでいいか分からない」という方は間違いのないApple純正ケーブルを選びましょう。

Apple公式サイトで「USB-C – Lightningケーブル」をみる

充電開始時のiPhone XSのバッテリー残量は20%。

30分間の充電でバッテリー残量が20%→65%にアップ
30分間の充電でバッテリー残量が20%→65%にアップ

30分間の充電のあと、バッテリー残量は65%となりました。パーセント表示で45%という結果になりました。この充電速度はiPhone付属の充電器とは雲泥の差です。30分という時間でここまで充電できれば御の字でしょう。

残念ながら50%アップという数値には届きませんでしたが、もうちょっとバッテリー残量を少なくしてから検証すればそれに近い数値が出ていたかもしれません。

Galaxy S9(3000mAh)で検証

続いてGalaxy S9で検証
続いてGalaxy S9で検証

続いてはGalaxy S9で検証してみます。Galaxy S9はQuick ChargeだけでなくUSB PDによる急速充電にも対応しています。

開始時のバッテリー残量は瀕死の1%。今にも電源が落ちそうな状態です。しかし充電できるのはたった30分。果たして?

30分間の充電でバッテリー残量が1%→42%にアップ
30分間の充電でバッテリー残量が1%→42%にアップ

30分間の充電のあと、バッテリー残量を見ると42%でした。41%のアップという結果に。かなり速いですね!さすが急速充電です!

11インチiPad Pro(7912mAh)で検証

大容量バッテリーを搭載する11インチiPad Proではどうか
大容量バッテリーを搭載する11インチiPad Proではどうか

充電開始時のバッテリー残量は19%。

30分間の充電でバッテリー残量が19%→41%にアップ
30分間の充電でバッテリー残量が19%→41%にアップ

30分経過後はバッテリー残量が41%、22%アップという結果になりました。

11インチiPad Proに搭載されているバッテリー容量は7912mAhと大きいため、パーセンテージとしては控えめな数値。

ですが、たった30分間の充電であることを考えると、かなり優秀ではないでしょうか。ただでさえ充電に時間がかかるタブレット。iPad ProをはじめPDに対応したタブレットをお持ちの方は、ぜひPDによる急速充電を活用しましょう。

MacBook Air(2018)で検証

MacBook Air(2018)でも検証してみた
MacBook Air(2018)でも検証してみた

最後はMacBook Air(2018)で検証してみます。MacBook Air付属のUSB-C電源アダプタは30W、それに対しPowerCore 10000 PDのUSB-Cポートの出力は18W。電源アダプタと比べ充電速度が落ちることは間違いないのですが、緊急時にどれほど使えるのか?という意味も込めて検証してみます。

充電開始時のバッテリー残量は18%。充電を開始したあとはスリープ状態にしておきます。

30分間の充電でバッテリー残量が18%→34%にアップ
30分間の充電でバッテリー残量が18%→34%にアップ

30分間の充電で、バッテリー残量は18%→34%に変化しました。

powercore-10000-pd16

MacBook Airで充電情報を確認しましたが、モバイルバッテリーのスペックどおり18Wで出力されていました。問題なし。

充電速度は速いとは言えないものの、これなら十分実用的に使えそうです。ただ、MacBook Airへの充電となるとモバイルバッテリーの容量も必要になってくるので、あくまでも緊急用という使い方になりそう。

これこそ30W出力に対応した大容量モバイルバッテリーである「PowerCore+ 26800 PD」のほうが向いていますね。持ち運びしやすいとは言えませんが、充電性能はPowerCore 10000 PDより上です。

「Anker PowerCore 10000 PD レビュー」まとめ

PowerCore 10000 PDは、僕にとって「まさにこんなのが欲しかった!」というモバイルバッテリー。現時点で10000mAhクラスで持ち運びしやすく、なおかつUSB PDの急速充電に対応したモバイルバッテリーはPowerCore 10000 PDがベストチョイスで間違いありません。

iPhoneやiPad Pro、MacBookなどUSB PDの急速充電に対応する機器を持っている僕にとってはPD対応は非常に便利ですし、それ以外にもUSB-Cポートを搭載する製品が増えてきているので、持ち運ばなくてはいけない充電ケーブルも一本で済みます。

僕のように「気軽に持ち出せるコンパクトなUSB PD対応モバイルバッテリーが欲しい!」という人は多いはです!Anker PowerCore 10000 PDはまさにそんな人にチェックしてほしいモバイルバッテリーです。

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