これまでiPad Proでしか使えなかった「Apple Pencil」がついに無印iPad(第6世代)でも使えるようになりました。
「Apple Pencilを使いたい!けどiPad Proの価格が…」という人が、これを機にiPadとApple Pencilを購入したケースは多いのではないでしょうか。
Apple Pencilは従来のいわゆるタッチペンと比べると、その書き味は別次元。ペン先の高い追従性や筆圧の感知、iPadとの親和性の高さなど、Apple Pencilを選ぶ理由はたくさんあります。
特にiPadとApple Pencilが活躍してくれる場面と言えば、やはりノートやメモでしょう。自由に手書き文字や図形・画像を挿入したり、PDFへの注釈入れなど、紙ノートの出番がなくなる世界はそう遠くないように感じます。
さて、今回はiPad、Apple Pencilユーザーにおすすめしたい「メモやPDFへの注釈入れが捗るノートアプリ4選」を紹介します。
Apple Pencilという便利なアイテムがあってもアプリ次第では使い勝手が全然違います。アプリがあってのApple Pencilですからね。手書きノートアプリだけでも10以上購入した僕が最終的にたどり着いた4つのアプリ。それでは紹介していきましょう!
iOSノートアプリの決定版「GoodNotes 4」
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App Storeの有料ランキングでも常に上位にいるおなじみの「GoodNotes 4」。
ランキング上位の常連アプリだけあってその使いやすさはお墨付きです。
それではこのアプリのおすすめポイントを書いていきます。
手書きメモが捗る
まずこのアプリのメイン機能である手書きメモ。とにかくこのアプリはめちゃくちゃ書きやすい!書き手の好みもあるかもしれませんが、数あるApple Pencil対応アプリの中では群を抜いて書きやすい。
使ってみると分かりますが、本当に紙に書いているかのうような感覚でメモを取ることができます。また、Apple Pencil対応アプリなので画面上に手首を置いて書くことができるので、長時間使用しても楽。さらに作業が捗ります。
手書きメモを検索できる【OCR機能】
この前残したメモどこだっけ?
と探し回る場面はよくありますよね。どれだけ便利なアプリでも必要な情報を引き出すのに時間がかかるようでは便利さが半減します。
その点GoodNotesでは「OCR機能」が完備されていて、探しているメモを見つけ出すのに時間をかける必要はありません。これを使いこなすとめちゃくちゃ便利です。
OCR機能とは
紙面を写した画像などを解析して、その中に含まれる文字に相当するパターンを検出し、書かれている内容を文字データとして取り出す装置やソフトウェアのこと。また、そのような方式による自動文字認識。
PDFへの注釈入れ、書き出しもかんたん!
一般的にPDFって扱いずらいところがありますよね。専用ソフトがないと注釈入れやページの入れ替えなどの編集を気軽に行うことができません。
しかしこのアプリを使えば簡単に注釈入れやPDFに出力することができます。さらにページを入れ替えたりすることも可能。まさにプリントアウトされた紙を触っているような感覚です。
こんな感じでPDFを一覧表示することもできます。ここで編集をタップすればページを入れ替えることができます。
とにかく使いやすい操作性
どんなに便利な機能があったとしても使いにくければ意味がありません。GoodNotesはデザインこそシンプルですが、その操作性は使い手のことをよく考えられた非常に使いやすいものになっています。
メモを取りたい時にさっとメモを取る。本来メモというものはそういうものです。メモを取ること自体に時間がかかるようではダメですからね。
GoodNotesであれば使いたい機能がどこにあるかあちこち探し回ることはありません。必要な機能が手の届くところにあり、素早くメモを取ることができます。
ノート、メモアプリで迷ったらとりあえずこれを使っとけ!というアプリです。まさに鉄板アプリ。
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アップルのテレビCMでおなじみの「Notability」
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僕はPDFを扱うなら「GoodNotes 4」、単純にノートやメモをとるなら「Notability」と使い分けています。
アップルのテレビCMで放映されているアプリなので見たことがある人も多いかと思います。
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とにかくUIが使いやすく、使い方を探し回らなくても直感的な操作で使えます。
Apple Pencilとの相性抜群!遅延がほぼ感じられず快適にノートがとれる
iPad Proユーザーにとってノートアプリを選ぶにあたって重要なのがペン先の追従性です。追従性が悪いとすらすらとキレイに書けないですからね。
「Notability」はApple Pencilとの相性が抜群で、使用している限りペン先の遅延はほぼ感じられません。僕は10.5インチiPad Proを使っているのでリフレッシュレートが60Hzから120Hzに進化していることもこれに寄与しているかと思いますが、書き味は抜群にいいですね。書いていて全くストレスを感じません。
ペン先の追従性や書きやすさは「GoodNotes 4」と同等と言っていいでしょう。
画像、テキスト、図形などのレイアウトの自由度が高い
「Notability」では画像やテキスト、図形などの挿入は自由自在です。好きなところに配置できるので思うがままにノートをレイアウトできます。
アプリによっては挿入した画像に対し回り込んで書き込めなかったりします。地味ですが快適に、自由度の高いノートを取るという意味ではかなり重要なポイントです。
録音した音声を再生するとメモがプレイバックされる
「Notability」はノートを取りながら音声を録音することも可能です。録音するだけであれば単純な機能なのですが、このアプリは録音した音声を再生すると書いた文字がプレイバックされるところです。
この機能があることで音声を録音しているタイミングでどんなノートを取っているか、ということが分かるというわけですね。
個人的には録音機能自体あまり使わないのですが、会議や授業などで録音したい人にとってはかなり便利な機能になるはず。
ただ録音中はApple Pencilのペン先の音がカチカチと入ってしまいます。こればっかりはしょうがないんですかねぇ。
PDFの扱いやすさは「GoodNotes 4」に軍配
このアプリでもPDFを読み込み注釈を入れることは可能です。しかしページを入れ替えたり、カテゴリ分けできないので大量のPDFデータを読み込んで使うとなるとちょっとつらいと感じました。
僕がPDFデータは「GoodNotes 4」、ノートは「Notability」と使い分けている理由はここです。
ただそんなに多くのPDFデータを扱わないのであれば「Notability」ひとつで済ませてもいいかと思います。
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さらにパワーアップした「Noteshelf 2」
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ノートアプリとして定番だったNoteshelfがさらにパワーアップし「Noteshelf 2」が登場しています。
初期のNoteshelfを使ったことがあったのですが、そのときは「使いづらい」と感じ、すぐに使うのをやめてしまいました。ページ送りがしづらかったり、ペン先の追従性がイマイチだったりと、あまりいい印象がなかったような。
それが「Noteshelf 2」にパワーアップしたと聞き、使ってみたところ、またこれがよかった!使っていて楽しくなる美しいUIや、ページ送りなどのイマイチなポイントが改善され、非常に使いやすくおすすめできるノートアプリに生まれ変わっていました。
ペン先の追従性が改善!Apple Pencilに最適化されている
「ペン先の追従性」はノート・メモアプリを使うにあたっては非常に重要なポイント。これが悪ければ思い通りに書けずイライラさせられますからね。
Noteshelf 2ではかなりペン先の追従性が改善しているようです。
いい感じですね!ただGoodNote 4やNotabilityと比べたときに、若干ですが描写の遅延が見えます。しかしこれは十分許容できる範囲。実用的にも問題ないでしょう。
Apple Pencilを使うときは、「設定」>「スタイラス」からApple Pencilを選択、有効にしておきましょう。これを設定しておくことで、Apple Pencilでノートを取りながら指でページ送り等の操作を行えます。
そのほか筆圧感知などしっかりApple Pencilに最適化されており、使い心地に関しては合格点でしょう。
PDFとの相性よし!カテゴリ・ノートのグループが使いやすい
Noteshelf 2でもPDFデータを取り込んで注釈を入れることが可能です。
iCloudはもちろん、DropboxやGoogle Drive等のクラウドサービスとの連携ができるので、このへんは他のノートアプリ同様便利です。
Noteshelf 2では、PDFのほかにExcelやWord等のオフィスファイルも取り込むこともで可能(アプリ上でPDFに変換)。これが結構便利なんですよね!仕事関係の書類をWordでもらうことが多いのですが、それをNoteshelf 2に取り込んで注釈を入れられるので、非常に重宝しています。
作成したノートは作成したカテゴリを使って分類することができます。さらにカテゴリの中で複数のノートをグループ化して整理することも可能。
イメージとしてはこんな感じです。
GoodNotes 4も階層化によるグルーピングができるのですが、増えてくるとどうしても視覚的に分かりづらくなってしまいがちです。その点Noteshelf 2は全体を視覚的に確認しやすいですね。
無料で使えるノートカバーやテンプレートが魅力
美しいUIや快適な使い勝手など、Noteshelf 2には使っていて楽しくなる要素がたくさんあります。豊富はノートカバーやテンプレートも魅力のひとつ。
無料ダウンロードにはログインが必要になりますが、実用的に使えるテンプレートがたくさん用意されているのでおすすめです。
あまりいいイメージがなかったNoteshelfが、全体的にパワーアップして非常に使いやすくなっていることにちょっと驚きました。
録音ノートやスキャン機能など、ここで紹介しきれない機能も多々あります。なにより使っていて楽しくなる美しいUIは素晴らしいですね!ぜひ使ってみてほしいノートアプリです!
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Evernoteとの連携が便利な「Penultimate」
あなたがEvernoteを愛用しているなら「Penultimate」が便利がです。
「GoodNote 4」や「Notability」ほど多機能ではありませんが、ノートやメモ用途であれば十分な機能を持っています。機能も非常にシンプルで、そういう意味では非常に使いやすいのでシンプルにメモ・ノートアプリとして使いたい人におすすめです。
書いたノートやメモがEvernoteに自動同期される
アプリ上でEvernoteアカウントにログインしておけば、書いたノートやメモが自動的に同期されるようになっています。
取ったノートをEvernote上のタグで分類したりストックして保管しておくことも容易です。Evernoteを様々なデータベースとして使用している人にとっては嬉しい機能です。
全62種類の豊富なテンプレート
Penultimateには62種類ものノートテンプレートがパッケージされています。これが地味に便利なんですよ!カレンダーやTo Doリストなど、様々なテンプレートが揃っているのでアプリをダウンロードしてすぐにフル活用することができます。
これはほんの一部ですが、「こんなテンプレートまであるの?」と驚いてしまうほどの豊富さです。
かっこいいインターフェース
メモを取りたい!と思わせるかっこいい洗練されたインターフェースも魅力です。
各種ボタンのアイコンも分かりやすく、感覚的に操作できるので特に困ることはないでしょう。シンプルUIがかっこいいですね。
あとがき
Apple Pencilでノートやメモを取るならコレ!というアプリを4つ紹介させていただきました。
ほんとうは「MateMoji Note」も紹介しようと思ったのですが、こちらは課金要素が多い上にちょっと使いづらかったので今回は4つに絞りました。
今までどうしてもiPadでメモを取ることにハードルを感じていました。従来のタッチペンだと素早く書くことが出来ないですし、使い勝手もイマイチ。
しかしApple Pencilが登場してくれたことでそのハードルはぐんと下がりました。Apple Pencilを使いたいからiPad Proを購入したという人も多いのではないでしょうか。
もしあなたが便利なノート・メモアプリを探しているのなら紹介したアプリをぜひ試してみてください。気に入ること間違いなしですよ!( ´θ`)ノ
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