周囲の騒音を打ち消すことで、必要以上に音量を上げずに済み耳に優しく、より没入感を高めてくれる「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能。
大変便利な機能ですが、高級機にしか搭載されておらず、気軽に購入できるものは限られてしまいますよね。
「ノイズキャンセリングがあれば便利だけど、普段使いのヘッドホンとしてはちょっと高い…」
そんなあなたにおすすめしたいのが、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドホン「Mpow H6」です。ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンとしては、1万円以下とかなり安い価格帯で購入できます。
「ノイズキャンセリング機能付きでこの価格?どうせ訳ありでしょ?」
このように勘ぐってしまうかもしれません。ノイズキャンセリングが付いていないBluetoothヘッドホンでもこれぐらいの価格はしますからね。
しかしMpow H6を実際に使ってみた感想は「スペックに嘘はないし、普通に使える。普段使いにはちょうどいいかも」というものでした。
この記事はメーカーさまより提供いただいた製品を使用してますが、公平性をもってレビューしていますので、手頃なANCヘッドホンをお探しの方はぜひ参考にしてください。
※Mpowさまより提供いただいた製品を使用しています
ノイズキャンセリングヘッドホン「Mpow H6」
Mpow H6のスペック詳細
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イズキャンセリングには周りの騒音を打ち消すアクティブノイズキャンセリング(ANC)と、通話時のノイズを軽減してくれるCVCノイズキャンセリングの2種類あります。「ノイズキャンセリング対応」と書いていても、それはCVCノイズキャンセリングだった…なんてことも。
Mpow H6に搭載されているのは、騒音を打ち消してくれるアクティブノイズキャンセリング。この辺は混同しやすいので注意しましょう。
Mpow H6を使ってみた感想・レビュー
Mpow H6を使ってみての感想・レビューを紹介していきます。自宅、電車での移動時など環境を変えながら2週間ほど使用してみました。
持ち運びの際には付属の収納ケースが活躍してくれました。
ANC機能は万能ではないがしっかり機能している
一番のセールスポイントであるANC機能は、弱点はあるもののしっかり機能してくれている印象です。
人が行き交う駅構内では話し声や電車の音が確かに軽減されています。もちろん完全に消えてくれるわけではありませんが、騒音が遠くから聞こえてくるようなイメージ。高級機には負けるものの十分実用的な範囲です。
逆に静かな自宅で使ってみると、サーというホワイトノイズが気になりました。ANCの仕組み上、多少のホワイトノイズは仕方がありませんが、気になる人は気になるかもしれません。ANCのオン/オフはヘッドホンの本体のスイッチでかんたんに着替えられるので、そもそも騒音がない静かな場所での使用はオフしたほうがいいですね。
ANCのオン/オフは本体スライダースイッチで切り替えられる
最大25時間再生が可能なタフなバッテリー
Mpow H6は最大25時間の連続再生が可能なタフなバッテリーを搭載。充電頻度が減ることは使い勝手に直結してくるところなので、十分合格点をあげてもいいでしょう。
もちろんこの数値はANCのオン/オフの状態によって変わります。ANCを常にオンにした状態であれば、だいたい20時間前後が実際のところ。それでも十分持ってくれるので、バッテリーについてはほとんどの人が満足できると思います。
仮にバッテリー切れを起こしても、付属の3.5mmオーディオケーブルを接続することで有線で使用することもできます。とにかく長時間バッテリーが保ってくれるので、バッテリー切れの場面にはなかなか遭遇しませんが、有線でも使えるという点は安心できるポイントのひとつではないでしょうか。
バッテリー切れでもオーディオケーブルを接続して使用できる
長時間の使用でも疲れない装着感
Mpow H6はイヤーパッドが耳に重なるオンイヤータイプのヘッドホンとされていますが、一般的なオンイヤーヘッドホンよりもイヤーカップが大きめに作られているようで、耳の大きさが小さい人であればすっぽり覆ってしまうほどです。
僕の場合はちょうど耳たぶがちょっと重なる感じです。ただ重なることによって圧迫感や不快感はなく、長時間の使用でも疲れない装着感はクリアしていると感じます。
イヤーパッドは低反発ウレタンフォームを採用。若干硬めですが「ちょうどいい」クッション性ですね。個人的には好きな装着感です。
イヤーパッドはふかふかの低反発ウレタンフォームを採用
ヘッドバンドの金属スライダーでサイズ調節が可能で、頭の大きい人、小さい人でもカバーできます。金属スライダーはほどよい硬さで固定でき、意図せず動いてしまうことがないのは○ですね!
金属スライダーでサイズ調節できる
ハウジング部のコントロールボタン
再生/一時停止や音量調節などひととおりの操作はハウジング部のコントロールボタンで操作できます。
ハウジング部のコントロールボタン
曲送り/戻し、さらには電話をとったり終了させたりすることも可能。ボタンの押しにくさはなく、すべての操作を装着したままできます。
コントロールボタンはR側のハウジング部に設置されていますが、反対のL側を見てみるとANCのオン/オフを切り替えられるスライダースイッチがあります。
注意しておきたいのは、ヘッドホンの電源を切ってもANCは自動的にオフになりません。電源を切ってさらにANCをオフに、という一連の流れはちょっと面倒かも。
マルチポイントに対応
Mpow H6は複数台に同時接続できる「マルチポイント」に対応しています。つまりタブレットで映画を観ながら、同時接続したスマホにかかってきた電話に反応する、という使い方ができます。
タブレットとスマホ、パソコンとスマホといったように複数台に接続しておけば、接続先を切り替えるたびにペアリング設定する手間もかかりません。
意外と高級機でもマルチポイントに対応していなかったりするので、必要な人にとってはMpow H6を選ぶ理由にもなりそうです。
コスパ抜群で普段使いで気兼ねなく使える
「ANC機能付きヘッドホンでなおかつ1万円以下」という条件下では大いにアリなヘッドホンではないでしょうか。
さらに最大25時間連続再生が可能なタフなバッテリー、限られて機種にしか搭載されていないマルチポイントに対応ということを考えればコスパは抜群です。
同価格帯のBluetoothヘッドホンと比較してもコスパは抜群
静かな場所でのANCの使用はホワイトノイズが目立つという弱点はありますが、高級機でも多少のホワイトノイズがあるので、ここは許容できる範囲。
Mpow H6は「日常で使えるANC付きのヘッドホンが欲しい。けど数万円出すのはちょっと」という人にはドンピシャではないでしょうか。
普段使いでは汗で汚れたりと汚してしまうこともしばしばありますよね。数万円するヘッドホンなら汚してしまわないようにと神経を使いますが、いい意味で雑に扱えるヘッドホンかと思います。
手軽な価格でANCヘッドホンを試してみたい。普段使いで気兼ねなく取り出せるヘッドホンを探している。という人にはぴったりなヘッドホン。当てはまる方はぜひチェックしてみてください!
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