本記事のテーマは「中古iPhoneがアリな理由」です。
- この記事で分かること
-
- 中古iPhoneがアリな理由
- 中古iPhoneをやめたほうがいい場合とは?
みなさまは「中古のiPhone」に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。もしかすると、傷があったりバッテリーが劣化していたりと良くないイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
中古iPhoneには確かにデメリットが存在しますが、それを超える価格的な大きなメリットがあります。
新品iPhoneは高額になってきていることもあり、買い替えを躊躇してしまっている方も多いでしょう。そんなときはぜひ中古iPhoneの購入を選択肢に加えてみてください。
中古iPhoneを買うなら「モバイル保険 」での備えがおすすめ!
- 月額700円で最大3台登録可能
- 無線通信が可能なデバイス(スマホ/タブレット/ノートPC/ゲーム機/ワイヤレスイヤホンなど)をまとめて補償
- 中古品でも加入できる(3か月以上の動作保証があるもの)
iPhoneの中古はおすすめしない?ありな8つの理由
ということで、早速「中古iPhoneがアリな理由」についてご紹介していきましょう。ここでは、以下の6つをその理由として挙げました。
1. 中古iPhoneなら安く買える
中古iPhoneの最大の魅力でありメリットが、コストパフォーマンスの高さです。新品ではなく中古のiPhoneを選ぶことで購入費用を大幅に抑えることができますし、予算によっては性能のいい上位のiPhoneモデルを狙うこともできます。
大手中古ショップ「イオシス」において、現行で販売されている新品iPhoneと中古iPhoneの価格をチェックしてみます。
iPhoneモデル | 【新品】Apple公式 | 【中古】イオシスでの価格 | 現在の中古価格をチェック |
---|---|---|---|
iPhone 15/Plus | 124,800円〜 | ─ | ─ |
iPhone 15 Pro/Max | 159,800円〜 | ─ | ─ |
iPhone 14/Plus (128GB) | 112,800円〜 | 97,800円〜 | イオシス |
iPhone 14 Pro/Max (128GB) | ─ | 124,800円〜 | イオシス |
iPhone 13/mini (128GB) | 95,800円〜 | 70,800円〜 | イオシス |
iPhone SE(第3世代) (64GB) | 62,800円〜 | 37,800円〜 | イオシス |
iPhone 12/mini (64GB) | ─ | 42,800円〜 | イオシス |
iPhone 11 (64GB) | ─ | 35,800円〜 | イオシス |
iPhone XS/Max (64GB) | ─ | 27,800円〜 | イオシス |
※価格は税込です。中古iPhoneの正確な価格、在庫状況はイオシスHPからご確認ください。 |
△ この表は横スクロールできます。
現行のiPhone 14シリーズにおいては新品と中古の価格差はさほどありませんが、iPhone 13やiPhone 12ではお買い得感のある価格となっています。
2. 古いiPhoneモデルでも十分な性能を備える
iPhoneは毎年新モデルが登場しアップデートされていますが、1世代、2世代前、それよりも前のiPhoneでも普段使いには困らない十分な性能があります。
筆者の手元には2018年発売のiPhone XS、2019年発売のiPhone 11 Pro、2020年発売のiPhone 12 Pro Max、2021年発売のiPhone 13があります。
このなかでもっとも古いのは2018年発売のiPhone XSですが、最新のiOS 16をインストールしてもサクサク動いてくれています。動作がもたつくことはなく、その操作感は快適そのもの。
iPhone XSは2023年秋に登場するiOS 17にも対応します。5年前に発売されたiPhoneが2023年現在でも快適に使えていますし、カメラなどのその他の機能・性能も必要十分。
数年前に発売されたiPhoneでも十分過ぎるほどの性能を備える。これが中古iPhoneがアリな理由のひとつです。
3. iOSのサポート期間が長い
iOSのサポート期間が長いことも中古iPhoneがアリな理由です。
Androidスマホのアップデート期間は、一般的に2年〜3年といったところ。機種や販売元の対応によって異なりますが、長く安心して使えるのはiPhone>Androidスマホであることは間違いないでしょう。
2023年秋に登場するiOS 17は、以下のiPhoneをサポートします。
iOS 17に対応するiPhoneモデル | 発売年 |
---|---|
iPhone 15 iPhone 15 Plus iPhone 15 Pro iPhone 15 Pro Max | 2023年 |
iPhone 14 iPhone 14 Plus iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max | 2022年 |
iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 13 Pro iPhone 13 Pro Max | 2021年 |
iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max iPhone SE(第2世代) | 2020年 |
iPhone 11 iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max | 2019年 |
iPhone XS iPhone XS Max iPhone XR | 2018年 |
残念ながらiOS 17でiPhone 8・iPhone Xが対象から外れてしまいましたが、2018年発売のiPhone XSが対象であることを考えると非常に良心的です。
サポート対象外となるとiOSの新機能が使えなかったり、AirPodsなど関連アクセサリーとの連携に制限が生じる可能性があります。中古のiPhoneだとしてもせっかく買ったなら最新の機能を使えたほうがいいですよね。
中古iPhoneを選ぶ際にはiOSサポート対象のモデル、可能であればiOSサポート期間に余裕のあるモデルがおすすめです。現時点で言えば、iPhone 11シリーズ以降のモデルを選んでおけば、2024年秋頃に登場するであろうiOS 18も使える可能性が高いです。
4. 対象外のiPhoneもセキュリティアップデートでフォロー
iOSサポート対象外のiPhoneだからといってただちに使えなくなるわけではありません。
セキュリティ的な重大な事象が発生したときには、iOSサポート対象外のiPhoneも「セキュリティアップデート」というかたちでフォローしてくれます。
直近では2023年9月11日、iPhone 6s、iPhone 7、iPhone SE(第1世代)を対象にセキュリティアップデートである「iOS 15.7.9」が配信されています。iPhone 6sは8年前の2015年に発売されたモデル。
参考:Apple セキュリティアップデート- Apple公式
中古iPhoneはiOSの新機能が使えるサポート対象のものを選ぶことをおすすめしますが、新機能が使えなくてもいいという方ならさらに選択肢が増えます。
5. 保証付きの中古ショップで安心
中古iPhoneを購入する方法はいくつかありますが、保証付きの中古ショップを選べば安心・安全に中古iPhoneを購入できます。これも中古iPhoneがアリな理由です。
保証期間や内容は中古ショップによって異なります。だいたい1か月から3か月、長いところだと1年間の保証を付けてくれている中古ショップもあります。
中古ショップ | イオシス | ゲオオンライン | にこスマ |
---|---|---|---|
保証期間 | 未使用品:6か月 中古品:3か月 | 30日間 30日以内に連絡 | 1年間 Jグレードは対象外 |
赤ロム永久保証 | 〇 | 〇 | 〇 |
※ いずれも保証の対象となるのは初期不良のみ。 |
保証付きの中古ショップでは、初期不良や自然故障などに対し同等品への交換や返品・返金で対応してくれます。また、ネットワーク利用制限が▲のものに対しての赤ロム保証もあります。
また、動作確認をしっかりしてくれているという点も中古ショップの安心要素です。
例えば「にこスマ」ではカメラやボタン、バッテリー、スピーカーと細かく動作確認してくれています。
かなり細かいところまでチェックしてくれていますよね。このレベルの動作確認を個人で行うのは厳しいでしょう。
いま中古iPhoneはオンラインでの購入が主流。中古ショップなら保証や状態に応じたランク付けなど、オンラインでも安心して購入できるように工夫されています。
中古iPhoneを購入するのに、フリマやオークションといった個人間取引の利用はおすすめできません。
個人には中古ショップレベルの動作確認は難しいですし、製品の状態に対する評価も出品者の主観で変化してしまいます。もちろん保証はありません。
それに個人間取引で万が一トラブルに遭った場合、原則当事者同士で話し合い解決する必要があります。届いた品に問題があっても「梱包した時点ではなんら問題がなかった」と言われれば話がこじれ時間的にも精神的にも消耗することになってしまいます。
6. 中古iPhoneは選び放題!ぴったりなものを見つけられる
流通量の多い中古iPhoneなら、求める性能や予算に応じて自分にぴったりなものを見つけられます。
新品iPhoneだとどうしても選択肢が限られてしまいます。「ここまでの高い性能は必要ない」と感じながらも選択肢がなく買ってみたが、結局その高い性能を持て余す結果となってしまった、という経験をした方は少なくないはず。
当ブログでおすすめしている中古ショップにおける中古iPhoneの取扱い数を調べてみました。
在庫数は日々変化するため都度確認が必要ですが、一年を通じて十分な在庫があり選べる状態です。これだけあればあなたが求める性能・予算のものがきっと見つかるはずです。
7. iPhoneは国内の主要バンドすべてに対応する
Androidスマホの場合は使用しないバンドが削られていたりするので、購入の際には対応バンドを確認する必要あります。
一方でiPhoneの場合、どのキャリアで購入された場合でも対応バンド(周波数帯)は同じです。SIMフリー版と同じく国内の主要バンドにすべて対応します。これも中古iPhoneを選びやすい理由です。
中古iPhoneを購入するにあたって注意したいのは、SIMロックが解除されているかどうかのみです。
8. 環境に優しい選択
中古iPhoneを購入することは、環境に優しい選択でもあります。中古iPhoneを選ぶことでレアメタルなどの資源やCO2排出量の削減に貢献できるでしょう。
お財布だけでなく環境にも優しい中古iPhone。「環境に優しいものを選びたい」という方にもおすすめしたい選択肢です。
中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいい場合を解説
「どうしても小さい傷が気になってしまう」など、中古iPhoneをおすすめしない場合もあります。
小さな傷など細かい状態が気になる
中古iPhoneを購入する以上は、多少の使用感は許容しなければいけません。なかには新品同然の美品もありますが、小さな擦り傷など使用感があるものがほとんどです。
「どうしても細かい傷が気になる」という方であれば、中古ショップで取り扱われている未使用品・未開封品をチェックするか、新しい外装とバッテリーが使われ新品レベルに整備された「Apple認定整備済製品」を選ぶ手があります。
実際にApple認定整備済製品でiPhoneを購入してみましたが、これが新品と言われても分からないレベルでした。在庫は安定しておらず目当てのiPhoneモデルがないことのほうが多いですが、完璧に近い状態を求める方はチェックしておいて損はありません。
バッテリーの劣化を許容できない
iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは消耗品です。充電と放電を繰り返すことで蓄えられる最大容量が減っていき、最終的には動作が不安定になったり充電できなくなったりして交換が必要になります。
中古iPhoneを購入する場合は、未使用品・未開封品でない限りバッテリーの劣化は少なからずあります。
バッテリー劣化の進行具合は使われ方や使用環境によって異なりますが、目安としては約2年の使用で90%〜80%といったところでしょうか。
私が2年半にわたりメインとしてほぼ毎日放充電を繰り返してきたiPhone 12 Pro Maxのバッテリー最大容量は「89%」となっていました。
その個体がどれほどの期間使われたのかは確認するすべはありませんが、バッテリー最大容量を表示してくれている中古ショップを選ぶと安心です。
にこスマでは個体別にバッテリー最大容量を表示してくれています。個体別の写真を含め、にこスマでは状態を詳細に確認できるのでおすすめです。
「一切のバッテリー劣化を許容できない」という方の場合は、以下の選択肢があります。
- 中古ショップで取扱いのある未使用品・未開封品を購入する。
- 新しい外装とバッテリーが使われたApple認定整備済製品を購入する。
- 中古iPhoneを購入し新品バッテリーに交換する。
- 新品iPhoneを購入する。
いずれも中古iPhoneよりは価格はアップしますが、どうしてもバッテリーの劣化が気になってしまうことであれば新品iPhoneを含め検討してみましょう。
新品レベルの保証が欲しい
新品iPhoneにはAppleによる1年間のハードウェア製品限定保証が付きますが、中古iPhoneの場合は1年以内に購入された物でない限りAppleの保証はありません。
新品レベルの保証となると、中古iPhoneではなくApple認定整備済製品や新品iPhoneという選択肢になってきます。
中古iPhoneを保証付きの周子ショップで購入すればリスクを抑えられますが、加えて「モバイル保険 」などのサービスに加入しておけばさらに安心です。
モバイル保険は月額700円で主端末1台・副端末2台の最大3台のデバイスを登録でき、故障などでの修理費用に対し主端末は最大10万円まで、副端末は最大3万円までの補償を受けられます。
モバイル保険では、中古品でも中古ショップで購入し3か月以上の保証が付帯された端末であれば登録可能です。
中古iPhoneといえども安い買い物ではありません。iPhoneの修理費用は内容によって高額になります。中古ショップ付帯の保証期間が終わっても万が一の修理費用に備えられれば安心ですよね。
私の場合はMacBook AirとApple認定整備済製品で購入したiPhone 13をモバイル保険に登録しています。中古iPhoneの保証期間の短さをカバーできおすすめです。
中古iPhoneを買うなら「モバイル保険 」での備えがおすすめ!
- 月額700円で最大3台登録可能
- 無線通信が可能なデバイス(スマホ/タブレット/ノートPC/ゲーム機/ワイヤレスイヤホンなど)をまとめて補償
- 中古品でも加入できる(3か月以上の動作保証があるもの)
まとめ:iPhoneの中古はおすすめしない?それともやめたほうがいい?
本記事では「中古iPhoneがアリな理由」というテーマでご紹介させていただきました。
現行モデルとして並ぶ最新のiPhoneにはロマンはあるものの、上位モデルとなれば軽く10万円を超えてきます。スマホにそこまでの金額は出せないという人は多いかと思いますし、「そこまでの性能は必要ない」という方も多いでしょう。
記事内でもご紹介したように、2023年現在においても2018年発売のiPhone XSでもサクサク動いてくれています。数年前に発売されたiPhoneでも快適に動いてくれていますし、なにより安く買えます。コストパフォーマンスを重視したい方にとっては、中古iPhoneがベストな選択肢になるでしょう。
また長いiOSサポート期間も中古iPhoneを選ぶ理由になります。サポート対象外となってもセキュリティアップデートでフォローしてくれます。そういう意味でも中古iPhoneはコスパ抜群です。
別記事で中古iPhoneはどこで買うのがおすすめかについて解説しています。ぜひこちらもあわせてチェックしてみてください!
【よくある質問】中古iPhoneはおすすめしない?
- iPhoneの中古はおすすめしないと言われる理由は?
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中古iPhoneがやめたほうがいいと言われる理由としては、以下のようなものがあります。
- 製品の状態にバラツキがある。
- バッテリーが劣化している。
- Appleによる製品保証がない。
- 発売された時期によってiOSサポート期間を確認する必要がある。
- フリマやオークションなどの個人間取引で購入した場合、トラブルに遭う可能性がある。
ただし、ポイントをしっかり押さえておけば中古iPhoneでも安心・安全に購入できます。
中古iPhoneのメリットとデメリットの両面を理解しておくことが大切です。
- 中古iPhoneがアリな理由は?
-
いい状態のiPhoneを安く買えることから、中古iPhoneは人気があります。中古iPhoneがおすすめな理由は他にもあります。
- 古いiPhoneモデルでも十分な性能がある。
- iOSサポートの期間が長い。
- iOSサポート対象外となってもセキュリティアップデートがある。
- 大手中古ショップで購入すれば、動作不良に対する保証がある。
中古iPhoneの最大のメリットは、やはり価格です。「低予算でiPhoneを購入したい」という方にとってはベストな選択肢となるでしょう。
- 中古iPhoneを購入する際の注意点は?
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以下の点を押さえておきましょう。
- バッテリーの劣化があることを理解しておく。
- iOSサポート期間を確認しておく。
- ネットワーク利用制限・赤ロムの状態を確認する。
- 初期不良時の対応など保証の内容をしっかり確認しておく。
- 個人間取引(フリマ・オークションなど)は避ける。
大手中古ショップで購入すればリスクを最小限に押さえられます。
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