
本記事では、「iPhoneにおすすめの充電器」をご紹介します。

iPhoneの充電器って、どんなものを選べばいいんだろう?
本記事は、まさにこんな方に参考になる内容となっております。
- iPhoneにおすすめの充電器
- iPhone向け充電器の選び方
- iPhoneを急速充電する方法
2020年10月以降、iPhoneにはApple純正充電器が付属されなくなってしまいました。すでに持っている充電器を使用するか、充電器を別途用意する必要があります。
「iPhoneを充電するための充電器を探している」という方は、ぜひ本記事を参考にあなたに合った充電器を見つけてください!
iPhone充電器について知っておきたいこと
まずは、iPhone充電器を選ぶにあたって「これは知っておきたい」ということについてまとめました。
① iPhoneは「USB PD」に対応
iPhone 8以降のモデルは、「USB PD(USB Power Delivery)」という急速充電規格に対応しています。
USB PDによる急速充電は、非常に高速!たった30分充電するだけで、iPhoneのバッテリー残量を最大50%も回復できます。
iPhoneを急速充電(PD充電)するには、以下の2つが必要です。
- USB PDに対応した充電器
- USB-C to Lightningケーブル(MFi認証取得済みの製品推奨)
USB-C(USB Type-C)とは、USBコネクタの形状のこと。

USB PDに対応する充電器は、必然と「USB-C」となります。

iPhoneに付属されているUSB-C to Lightningケーブルを使ってもいいですし、サードパーティ製からも安価で高品質なものがたくさん販売されています。
② iPhoneの充電に必要なワット数は?
充電器の充電性能は、対応する「ワット(W)数」の大きさで見ることができます。ワット数が大きければ大きい充電器ほど、高速に充電できるパワフルな充電器と言えます。
では、iPhoneの場合、何ワット以上に対応する充電器を選べばいいのでしょうか。
20W以上の充電器でOK
ズバリ、20W(9V/2.22A)以上に対応するPD充電器を用意すればOKです。

20W以上の充電器を使えば、30分で50%バッテリー残量回復の急速充電を実現できます。

上ではiPhone 12 Pro Maxに30Wの充電器を接続、充電しています。20Wを超えるワット数で充電できていますね。iPhone 13・14シリーズ含め、30Wの充電器を用意すればiPhoneをフルスピード充電できると考えていいでしょう。

ひと昔前までiPhoneに付属されていた「5W USB電源アダプタ」でも充電することはできても、充電速度が極端に遅く不便です。可能ならば20W以上に対応するPD充電器への買い換えをおすすめします。
- ちなみに、
- Appleによると、「iPhone 12以降の充電には20W電源アダプタが必要です」とあるのですが、私が確認する限りは、20W充電と18W充電の速度差はほとんどありませんでした。
ただ、これから買う方があえて18W充電器を購入する理由は見当たらないので、上で書いたように基本的には20W以上に対応する充電器でOKです。
③ GaN(窒化ガリウム)採用の充電器に注目
iPhoneの充電器を選ぶときは、「GaN(窒化ガリウム)」を採用するものに注目です。
これは、充電器の内部に使われている素材のひとつで、以下のようなメリットがあります。
- 従来のシリコンよりも、効率よく(少ない電力損失で)充電できる
- 効率がいい = 発熱を抑えられる
- 発熱を抑えられる = コンパクトにできる
iPhoneとの相性を考えると、「コンパクトさ」はやはり大事です。充電器を持ち出す機会が多い方は特に、GaN採用の充電器をチェックしてみてください。
④ iPhoneのワイヤレス充電器について
Qi(チー)規格に対応するワイヤレス充電器またはMagSafe(マグセーフ)に対応するワイヤレス充電器を用意することで、iPhone 8以降のモデルをワイヤレス充電することができます。
ワイヤレス充電では、充電のたびにケーブルを抜き差しする必要がなく、ワイヤレス充電器に置くだけでOK。充電速度は有線での充電に負けますが、ラクさではワイヤレス充電の圧勝です。


iPhone 8以降のモデルはすべてワイヤレス充電に対応しますが、Qiワイヤレス充電とMagSafe充電の違いを知っておく必要があります。
Qiワイヤレス充電とMagSafe充電の違いは?
ワイヤレス充電規格 | 対応iPhoneモデル | 特徴 |
---|---|---|
Qi (チー) | iPhone 8以降 | ● 最大7.5Wのワイヤレス充電 ● 幅広く普及しているワイヤレス充電規格 ● 選べるワイヤレス充電器が多い |
MagSafe (マグセーフ) | iPhone 14シリーズ iPhone 13シリーズ iPhone 12シリーズ | ● Appleによって設計されたワイヤレス充電システム ● 最大15Wと高速なワイヤレス充電(iPhone 12/13 miniは最大12W) ● iPhone背面に磁力でくっつき位置ズレしない ● Qi規格と互換性がある ● 選べるワイヤレス充電器が限られる |
便利なのはiPhone背面にくっつくMagSafe充電ですね!適切な位置にピタッとくっついてくれるため位置ズレの心配はないですし、最大15Wと高速にワイヤレス充電できます。
- MagSafeに対応したiPhoneケースでないと、ケースを装着したまま充電できない
- MagSafe充電に対応するワイヤレス充電器が必要
MagSafe充電には上記の注意点があります。特に注意したいのは「MagSafe充電に対応するワイヤレス充電器が必要」ということですね。
「MagSafeに対応」とうたっているワイヤレス充電器でも、ピタッとくっついてくれるだけで実際は最大7.5WのQiワイヤレス充電が行われるものもあります。これは厳密に言うとMagSafe充電には未対応。購入時には「最大15WのMagSafe充電に対応するか」をしっかり確認しておきましょう。

記事内の「ワイヤレス充電タイプ」でMagSafe充電対応のワイヤレス充電器をご紹介しています。
⑥ メーカーの信頼性は超大事
充電器を含む電源周りのアクセサリーは、「多くの人から選ばれている、信頼性の高いメーカー(ブランド)の製品を選ぶ」ことも大事です。
- 「PSEマーク」が表記されているか。
- 実際の仕様が商品説明どおりか。
- 安全に関する機能が搭載されているか。
- 効率よく充電できるか。
- 発熱対策は十分にされているか。
このような目に見えない部分を、一般ユーザーが購入前に確認するのははっきり言って難しいですよね。
となると、やはりその充電器のメーカーやブランドの信頼性が重要になってきます。

基本的には、多くのユーザーから選ばれている有名メーカーを選んでおけば間違いありません。無名メーカーがダメというわけではありませんが、有名メーカーを選んでおけば少なくとも失敗する確率は減るはずです。
⑦「充電器のタイプ」で選ぶ
充電器にはいくつかのタイプがあり、利用シーンや環境に応じて複数の充電器を持っておくと便利です。
充電器のタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
コンセント一体タイプ | 〇 コンパクトで軽量なものが多い 〇 普段使い用・持ち出し用どちらの用途にも対応できる 〇 選択肢が多い | ● コンセントから距離がある場合、長い充電ケーブルが必要になる ● 隣り合うコンセント挿し込み口や充電器に干渉してしまうことがある |
ケーブルタイプ(据え置きタイプ) | 〇 AC電源ケーブルが届く範囲なら、充電器を自由に配置できる 〇 隣り合うコンセント挿し込み口に干渉しない 〇 複数ポートを搭載するものが多い | ● 持ち運びには不向き |
USBカーチャージャータイプ | 〇 車載にシガーソケットで充電できる | ● コンセントから電源をとることはできず、用途が限られる |
モバイルバッテリー | 〇 環境を選ばず充電できる | ● 事前に充電しておく必要がある ● USB充電器と比較すると大きく重い |
1. コンセント一体タイプ

「コンセント一体タイプ」は、充電器本体からプラグが伸びているタイプのこと。普段使いにも選びやすいですし、コンパクト & 軽量なものが多く、持ち運び用の充電器を検討されている方におすすめです。
2. ケーブルタイプ(据え置きタイプ)

AC電源ケーブル付きの「ケーブルタイプ」は、固定の場所に設置したい場合におすすめです。
コンセントの挿し込み口から距離があっても、AC電源ケーブルが届く範囲なら自由な場所に設置できます。また複数ポートを搭載するものが多いので、iPhoneを含む複数デバイスを同時に充電したい方にもおすすめです。
3. USBカーチャージャー

車載のシガーソケットで充電できる「USBカーチャージャー」は、車移動が多い方ならひとつ持っておいて損はありません。
USB PD充電に対応するUSBカーチャージャーなら、移動中の限られた時間にiPhoneをサクッと急速充電でき便利です。
4. モバイルバッテリー

モバイルバッテリーも立派な充電器です。モバイルバッテリーを持っておけば、電源のない環境でもiPhoneを充電できます。
モバイルバッテリーについては、別記事で紹介しています。
コンセント一体タイプ【iPhone充電器】
それでは本題の「iPhoneにおすすめの充電器」をご紹介していきましょう。まずは「コンセント一体タイプ」から!
【Apple】20W USB-C電源アダプタ
│実はコスパは悪くない、Apple純正充電器

まずご紹介したいのは、Appleの「20W USB-C電源アダプタ」です。あえてApple純正充電器をご紹介するのは、20Wクラスのサードパーティ製充電器と大きな価格差がないから。

Apple公式サイト・Amazonでの価格は2,780円(税込)となっています。安心感・信頼性で言えば純正以上のものはないので、「できるなら純正品を選びたい」という方はこれでOKです。

プラグを折りたたむことができないというデメリットがあるものの、持ち運びに苦労することはないサイズ感と重量。iPhoneをお使いの方にまっさきにおすすめしたい充電器です。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約57 ×42 × 23 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約58 g |
USB-C出力 | 最大20W | 折りたたみプラグ | ─ |
合計出力 | 最大20W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【UGREEN】20W USB-C充電器
|安くてもしっかり使える20W充電器

「お手頃価格で買える充電器を探している」ということなら、UGREEN(ユーグリーン)の20W充電器を推します。最大20WのUSB-Cポートを搭載し、記事執筆時点での価格は1,099円。
実際に購入して使ってみてみましたが、iPhoneへの急速充電を問題なく行えていますし、特に問題は見当たりません。価格が安すぎると逆に「本当にちゃんと充電できる?」と心配になってしまいますが、これは大丈夫です。心配要りません。

Appleの20W充電器と比べてみると、わずかにUGREENのほうが小さいくらいでほぼ同じサイズ感。

Apple 20W充電器と同じ充電性能を持ちますし、実際に最大20Wで充電できることを確認しています。純正品にこだわりがなければチェックしてほしい充電器です。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約50 × 42 × 23 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約49 g |
USB-C出力 | 最大20W | 折りたたみプラグ | ─ |
合計出力 | 最大20W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】Anker 511 Charger(Nano Pro)
│超コンパクトな20W充電器

Ankerの「511Charger(Nano Pro)は、超コンパクトな20W充電器です。サイズは約30 × 30 × 30 mmとなっており、重量はたったの約34gと単3電池1本分の重さ。

このように隣接するコンセントに大きめの充電器がささっていても、511 Chargerのサイズなら干渉することはありません。プラグを折りたためない点は残念ですが、実物を見ると「あ、これは物理的に無理だな」と納得してしまうほどのサイズです。
全5色から選べるカラーバリエーションもポイントだったりします。20Wクラスでコンパクトな充電器をお探しの方であれば、Anker 511 Chargerはチェック必須です。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約30 × 30 × 30 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約34 g |
USB-C出力 | 最大20W | 折りたたみプラグ | ─ |
合計出力 | 最大20W | その他 | USB-Cケーブル別売 全5種類のカラー |
【Anker】711 Charger(Nano II 30W)
│30W対応でiPhoneからタブレットの充電もカバー

超コンパクトな充電器で言えば、Ankerの「711 Charger(Nano II 30W)」もチェックすべき充電器です。最大30WのUSB-Cポートを搭載しながら、サイズは約32 × 28 × 27 mm、重量は約34 gと、上でご紹介したAnker 511 Chargerとほぼ同じサイズ感。

iPhoneの充電だけなら20Wあれば十分ですが、30WあればiPadなどのタブレットも急速充電できます。急速充電はできないですが、MacBook Airなどの一部ノートPCも充電できるほどのパワー。

たとえば「iPhoneの充電に加えiPadの充電にも使える、コンパクトな充電器」ということであれば、Anker 711 Chargerがぴったりです。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約32 × 28 × 27 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約34 g |
USB-C出力 | 最大30W | 折りたたみプラグ | ─ |
合計出力 | 最大30W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】511 Charger (Nano 3, 30W)
|折りたたみ式プラグ採用で持ち運びしやすい充電器

続いてご紹介するのは、Anker「511 Charger (Nano 3, 30W)」です。充電性能としては上でご紹介した711 Charger (Nano II 30W)と同じですが、こちらは折りたたみ式プラグ採用でさらに持ち運びしやすくなっています。

持ち運ぶ上ではプラグを折りたためるかどうかは大事なポイントになります。最大30Wの充電器でこのサイズを実現するとは驚異的だと思うほどのコンパクトさです。

さらにAnkerの最新の安全機能である「ActiveShield 2.0」にも対応、充電中の温度監視 & 充電コントロールで、安全性能にも磨きがかかっています。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約36 x 29 x 29 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約40 g |
USB-C出力 | 最大30W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大30W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】PowerPort Atom III Slim 30W
|ポケットに収まるスリムなフォルムが特徴

30Wクラスの充電器では、Ankerの「PowerPort Atom III Slim 30W」もおすすめです。iPhoneだけでなくiPadの充電もこなしてくれるパワーと、とにかく持ち運びしやすいサイズ感・フォルムがポイントです。

四角いサイコロ状の充電器だと、バッグのなかで収まりが悪いと感じることがあります。この平べったいフォルムなら、小さめのポケットにも収まってくれます。

ただ平べったい形状だけに、コンセント差し込み口によっては使いづらいと感じてしまう可能性があります。ここが唯一の欠点となりますが、たいていの場合は気になりません。個人的にも持ち出すことの多い充電器。ぜひチェックしてみてください!
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約76 × 45 × 16 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約57g |
USB-C出力 | 最大30W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大30W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【DIGIFORCE】20W Dual Port PD Fast Charger
│USB-Aポート搭載でiPhone以外の小型デバイスの充電に便利

DIGIFORCE(デジフォース)の「20W Dual Port PD Fast Charger」は、最大20WのUSB-Cポートに加え、最大18WのUSB-Aポートを搭載するコンパクトな充電器です。
カラーバリエーションは5色から選択でき、私は「ネイビーブルー」を選びました。どのカラーもキレイで魅力的です。

USB-Aポートを搭載してくれているのはいいですね!以前より出番が少なくなったとはいえ、小型デバイスの充電でたまに必要になることもあります。

iPhoneと一緒に携帯することの多いワイヤレスイヤホンだったり、スマートウォッチだったりをこのように同じ充電器で充電できます。出先でUSB-Aポートがなくて困ることが意外に多いので、「iPhone以外にも小型デバイスを充電したい」という方はチェックです。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約36.8 × 30.8 × 30.8 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 USB-A × 1 | 重量 | 約40 g |
USB-C出力 | 最大30W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大30W | その他 | USB-Cケーブル別売 全5種類のカラー |
【Anker】511 Power Bank
|20W充電器 & モバイルバッテリーの1台2役

続いてご紹介するのは、Ankerの「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」です。充電器とモバイルバッテリーの1台2役をこなしてくれる便利アイテム。

折りたたみ式プラグを引き出してコンセントに挿せば、充電器として使用できます。最大20Wに対応するので、iPhoneの急速充電が可能です。

コンセントから抜けば、5000mAh搭載モバイルバッテリーとして使用できます。バッテリー容量としてはほどほどですが、普段使いにはちょうどいい容量ですね。必要十分です。
コンセントに挿しているあいだに内蔵バッテリーが充電され、その状態でiPhoneなどデバイスを接続すると、内蔵バッテリーへの充電がストップ、接続デバイスが充電される仕組み。
普段から充電器として使っておけば、コンセントから抜いたときにはバッテリー満タンです。スティック型のユニークなフォルムということもあり、メインの充電器にはおすすめしにくいですが、利用シーンにハマれば非常に便利なアイテムです。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ 5000mAhバッテリー内蔵 | サイズ | 約113 × 30 × 30 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約170 g |
USB-C出力 | 最大20W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大20W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Belkin】 デュアルUSB-C PDウォールチャージャー40W
|20W × 20WでiPhone2台を同時に急速充電できる

こちらのBelkin(ベルキン)の充電器は、iPhoneやiPad、Apple Watchを2台同時に充電したい、という方におすすめしたい充電器です。

最大20WのUSB-Cポートを2つ搭載し、iPhoneとiPadもしくはiPhoneとApple Watchといった同時充電時に便利。2ポート同時使用時も最大20Wの出力は落ちません。
Belkin製品はAppleストアでも取り扱われることの多いメーカー。この充電器の20W(9V/2.22A)という仕様を見ても、まさにiPhoneなどのApple製品を充電する前提で設計されたような仕様です。

最大20WのUSB-Cポートが2つあると何かと便利。iPhone + Apple Watch、iPhone + iPadとあらゆる組み合わせの充電に対応できます。
サイズはやや大きめではありますが、合計最大40Wというスペックを考えると価格は割安。iPhoneやiPadを2台同時に充電したいという方にチェックして欲しい充電器です。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約72 × 58 × 29 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 | 重量 | 約104 g |
USB-C出力 | 最大20W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大40W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】PowerPort III 3-Port 65W Pod
|この充電器1台でiPhone・タブレット・ノートPCの充電もOK

Ankerの「PowerPort III 3-Port 65W Pod」は、最大65WのUSB-Cポートを搭載するパワフルな充電器です。2つのUBS-Cポートと1つのUSB-Aポートの合計3ポートを搭載します。
最大65Wに対応する充電器とiPhoneだけの充電であればオーバースペック気味ではあるのですが、iPhone + iPad・ノートPCといった複数デバイス充電時には大活躍してくれます。

iPhoneはもちろんiPad、そしてMacBookの充電もこれひとつで対応できます。GaN採用でコンパクト、個人的にも荷物を減らしたい場合に重宝しています。

USB PD充電に対応する中型・大型デバイスをお持ちの方であれば、それらの充電も兼ねて大きめのワット数に対応する充電器を持っておくと便利ですよ!
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約38 x 29 x 66 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 | 重量 | 約130 g |
USB-C出力 | 最大65W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大65W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】737 Charger (GaNPrime 120W)
|これ1台あれば何もいらない!超パワフルな充電器

Ankerの「737 Charger (GaNPrime 120W)」は、合計最大120Wに対応する超パワフルな充電器です。最大100WのUSB-Cポートを含む合計3ポートを搭載、iPhoneと同時にノートPCも充電できてしまう充電性能の高さがポイントです。

iPhoneの充電からノートPCの充電まで、あらゆるデバイスを同時に急速充電できます。

サイズが約80 x 43 x 32 mm、重量が約187 gと大きめではあるものの、この充電器ひとつでiPhoneの充電からノートPCの充電までをカバーできることを考えればコンパクト。
合計最大120WとiPhoneだけの充電であればオーバースペックですが、ノートPCも充電したいという方にチェックして欲しい充電器です。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約80 x 43 x 32 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 | 重量 | 約187 g |
USB-C出力 | 最大100W | 折りたたみプラグ | 〇 |
合計出力 | 最大120W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
据え置きタイプ【iPhone充電器】
【Anker】PowerPort Atom III 65W Slim
|デスク周りに1台置いておきたいケーブルタイプの充電器

Ankerの「PowerPort Atom III 65W Slim」は、最大45Wと最大20WのUSB-Cポート、そして各最大12WのUSB-Aポートを搭載するケーブルタイプの充電器です。
2つのUSB-Cポート同時使用時は、それぞれ最大30W & 最大20Wに振り分けられます。iPhoneの充電に加え、ワイヤレスイヤホンやiPadなど、小型・中型デバイスの充電を一手に引き受けてくれます。

GaN採用でコンパクト & 軽量ということもあり、付属の両面テープを使えばどのような場所にも固定できます。上のようにデスクの天板の裏に上手く隠したり、家具の側面部分に貼り付けたりと、さまざまな設置方法に対応できるのはケーブルタイプの大きなメリットですね!
製品情報
タイプ | ケーブルタイプ | サイズ | 約88 × 86 × 18 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 2 | 重量 | 約162 g |
USB-C出力 | 最大45W | AC電源ケーブル長 | 1.5 m |
合計出力 | 最大65W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Baseus】PowerCombo 6-IN-1 USB電源タップ
|4つのUSBポートと2つのコンセント差し込み口を搭載

「充電器を使うにしても、コンセントが足りないよなぁ……」なんて方は多いのではないでしょうか。私も慢性的なコンセント不足に陥っていますが、まさしくそのような場合におすすめしたい充電器がこちらです。
Baseus(ベースアス)の「PowerCombo 6-IN-1 USB電源タップ」は、USB充電器と電源タップが合体した1台2役の便利な充電器。

最大65WのUSB-Cポートを含む、USB-C × 2・USB-A × 2のUSBポートを搭載。サイドに設置されているACコンセントも2つあります。上のようにUSB充電器として使いながら、ACコンセントに別の充電器を挿して使う、なんてことが可能です。
USBポート不足・コンセント不足を解消するにはもってこいの充電器です。GaN採用でコンパクトで置き場所にも困りません。使い勝手はかなりいいですね。個人的にも気に入っている充電器のひとつです。
一点注意したいのは、電源ケーブルが太めで若干取り回ししづらいところでしょうか。といっても出力を考えると仕方のないところ。細く弱々しい電源ケーブルよりはマシです。
製品情報
タイプ | ケーブルタイプ | サイズ | 約97 × 41 × 38 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 2 ACコンセント × 2 | 重量 | 約353g |
USB-C出力 | 最大65W | AC電源ケーブル長 | 1.5 m |
合計出力 | USB:最大65W AC:最大1250W | その他 | 100W対応USB-Cケーブル付属 |
【Anker】615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)
|持ち運びできる2-in-1充電器

USB充電器と電源タップの2-in-1充電器では、Anker「615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)」もぜひチェックしたいアイテム。持ち運びしたい方にぴったりな2-in-1充電器です。

0.9mのAC電源ケーブルは、上のように収納できる構造となっています。邪魔になりがちなAC電源ケーブルをコンパクトに持ち運べます。

USB-Cポートは最大65Wに対応。USB-CポートでiPhoneを充電しながら、コンセントを使用できるのは非常に便利ですね!!ACは最大1000Wまでなので、ノートPCの電源アダプタやプリンタ、モニターなどあらゆる家電を接続できます。

旅行や出張時のお供にするのは最高なアイテムではないでしょうか。トラベル用途に最適な2-in-1充電器です。
製品情報
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約119 x 59 x 47 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 ACコンセント x 2 | 重量 | 約300 g |
USB-C出力 | 最大65W | AC電源ケーブル長 | 0.9 m |
合計出力 | USB:最大65W AC:最大1000W | その他 | ─ |
【Anker】547 Charger(120W)
|合計最大120Wであらゆるデバイスを同時に急速充電

Ankerの「547 Charger(120W)」は、最大100Wに対応するUSB-Cポートを搭載する超パワフルな充電器です。これくらいの充電性能があれば、iPhoneの充電からノートPCの充電まで何でもこいです。

それぞれのUSB-Cポートで最大出力が異なるため若干ややこしいですが、注目して欲しいのは、4ポート同時に使用したときの出力。50W・30W・20W・20Wと書かれていますよね。

上では、iPhone 12 Proを20W、Xpeira 1 IIIを20W、iPad Airを30W、MacBook Pro 13インチを50Wで同時に充電しています。こんなことができる充電器は多くありません。
iPhoneの充電に加え、タブレットからノートPCまでの充電を同時に行える充電器をお探しなら、Anker 547 ChargerでOKです。実際に愛用中ですが、動作も安定していますし、発熱もしっかり抑えられており安心して使用できています。
製品情報
タイプ | ケーブルタイプ | サイズ | 約99 x 70 x 34 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 4 | 重量 | 約400 g |
USB-C出力 | 最大100W | AC電源ケーブル長 | 1.5 m |
合計出力 | 最大120W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
USBカーチャージャータイプ【iPhone充電器】
【Anker】PowerDrive PD 2
|iPhoneの急速充電に対応するUSBカーチャージャー

よく車に乗る方であればひとつ持っておいて損はないUSBカーチャージャー。Ankerの「PowerDrive PD 2」は、最大20WのUSB-Cポートを搭載、移動中にiPhoneを急速充電できます。
最大20WならiPadの充電もこなしてくれるパワーがありますし、最大USB-Aポート搭載でiPhone意外の充電にも便利です!
製品情報
タイプ | USBカーチャージャー | サイズ | 約35 × 35 × 68 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 USB-A × 1 | 重量 | 約33 g |
USB-C出力 | 最大20W | 対応 | 12V/24V車に対応 |
合計出力 | 最大20W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】PowerDrive+ III Duo
|合計最大50Wで2台のiPhoneを同時に急速充電できる

2台のiPhone、またはiPhone + αの同時充電を行いたい方は、Ankerの「PowerDrive+ III Duo」がおすすめ。最大30WのUSB-Cポートを搭載するUSBカーチャージャーです。
2ポート同時使用時は最大30W + 最大20Wでの出力が可能なため、2台のデバイスを同時に急速充電できます。上でご紹介したPowerDrive PD 2より価格帯は上がりますが、複数台持ちにはこれです。
製品情報
タイプ | USBカーチャージャー | サイズ | ─ |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 | 重量 | ─ |
USB-C出力 | 最大30W | 対応 | 12V/24V車に対応 |
合計出力 | 最大50W | その他 | USB-Cケーブル別売 |
ワイヤレス充電タイプ【iPhone充電器】
【Apple】MagSafe充電器
|iPhoneを最大15Wで急速ワイヤレス充電

AppleのMagSafe充電器を使えば、iPhone 12/13/14シリーズを最大15Wの高速ワイヤレス充電が可能です(iPhone 12/13 miniは最大12W)。

「MagSafe充電対応」とうたう類似製品がたくさんあるものの、MFi認証を取得した製品はごく限られます。実際に使ってみないと品質が分からないサードパーティ製MagSafe充電器よりも、確実かつ安全に最大15WのMagSafe充電を行えます。
また、「MagSafe充電器をはめ込むタイプのスタンド」にも使用できるので、そういう意味でもApple純正のMagSafe充電器がおすすめです。

なお、最大のワット数で充電するには、20W以上に対応するUSB-C充電器と組み合わせて使用する必要があります。Appleの20W USB-C電源アダプタ、あるいは20W以上に対応するものであればサードパーティ製のものでもOKです。
製品情報
タイプ | ワイヤレス充電タイプ | サイズ(実測) | |
---|---|---|---|
ワイヤレス充電規格 | MagSafe | コードの長さ | 1 m |
充電ワット数 | 最大15W (iPhone 12/13 miniは最大12W) | その他 | USB充電器別売 |
【Belkin】BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand with MagSafe
|iPhoneとApple Watchを同時に急速ワイヤレス充電

こちらはiPhoneとApple Watch、さらにAirPodsの3台を同時にワイヤレス充電が可能なBelkinのワイヤレス充電スタンドです。

iPhoneの最大15WのMagSafe充電、Apple Watchの磁気高速充電、Qiワイヤレス充電を同時にこなしてくれます。なおQiワイヤレス充電に対応するデバイスなら、AirPodsでなくても充電できます。

AC電源ケーブル & 電源アダプタは付属されているので、別途USB充電器を用意する必要はありません。
iPhoneとApple Watchを高速にワイヤレス充電でき、おまけにQiワイヤレス充電までできる超高機能な充電スタンド。価格が高いことがネックですが、3台それぞれワイヤレス充電器を用意することを考えれば高過ぎることはないと思います。iPhone・Apple Watchユーザーにチェックしてほしいアイテムです!
製品情報
タイプ | ワイヤレス充電タイプ | サイズ | 約137 x 135 x 135 mm |
---|---|---|---|
ワイヤレス充電規格 | MagSafe Qi Apple Watch磁気充電 | コードの長さ | 1.5 m |
充電ワット数 | 最大15W(MagSafe) | その他 | 電源アダプタ付属 |
同じ充電性能でパッドタイプもあります。
【Spigen】ArcField Qiワイヤレス充電器
|iPhone 8以降を最大7.5Wでワイヤレス充電

こちらのSpigen(シュピゲン)のワイヤレス充電器は、iPhone 8以降が対応する最大7.5Wのワイヤレス充電に対応します。

充電速度は最大15WのMagSafe充電には劣りますが、就寝時の充電など急がない場面では最大7.5Wで十分。サブとして使用するワイヤレス充電器として使うには必要十分な充電性能です。

USB充電器は別売ですのでご注意ください。iPhoneを最大7.5Wで充電する場合は、20W以上・USB PDに対応するType-C充電器を別途用意しましょう。
製品情報
タイプ | ワイヤレス充電タイプ | サイズ | 約72 x 72 x 10.5 mm |
---|---|---|---|
ワイヤレス充電規格 | Qi | 付属USBケーブルの長さ | 2 m |
充電ワット数 | 最大7.5W(iPhone) | その他 | USB充電器別売 |
iPhone充電器おすすめまとめ
最後に、iPhoneを充電するために知っておきたいことをおさらいしておきます。
- iPhone 8以降は、急速充電規格「USB PD」に対応。
- 20W以上の充電器とUSB-C to Lightningケーブルを用意すれば、30分ほどの充電でiPhoneのバッテリー残量を最大50%回復できる。
- 利用シーンや環境に適したタイプの充電器を選ぶ(コンセント一体タイプ・ケーブルタイプ・USBカーチャージャー)。
- 多くの人から選ばれている信頼性の高いメーカー・ブランドの充電器を選ぶ。
この4点を押さえておけばOKです!
ぜひ本記事を参考に、お気に入りのiPhone充電器を見つけていただければ幸いです!
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よくある質問
- iPhoneにはどのような充電器を選べばいいですか?
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USBポートを搭載する充電器であればiPhoneを充電できますが、充電器の充電性能によって充電速度に差があります。
おすすめは、急速充電規格「USB PD」に対応した20W以上の充電器です。たった30分ほどでiPhoneを最大50%も充電でき便利です。
- iPhoneの充電器はApple純正のものを選んだほうがいいですか?
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Apple純正の充電器にこだわる必要はありません。急速充電規格「USB PD」に対応した充電器であれば、サードパーティ製充電器でも問題なく使用できます。
ただし、充電時に使用するUSB-C to Lightningケーブルは、Apple純正ケーブルもしくは「MFi(Made for iPhone)認証済み」の製品を選ぶことをおすすめします。
- iPhoneの充電器にはどのようなタイプがありますか?
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- コンセント一体タイプ
- ケーブルタイプ(据え置きタイプ)
- USBカーチャージャー
- モバイルバッテリー
コンセント一体タイプなら、普段使いから持ち運びまでさまざまな利用シーンに対応できおすすめです。充電器を決まった場所に設置するなら、使い勝手の良いケーブルタイプがおすすめです。
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