iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

本記事では、「iPadのUSB-Cポートで何ができるの?」というところについてご紹介します。

iPad miniやAir、ProではすでにLightningからUSB-Cに変更されていましたが、USB-Cポート搭載のiPad(第10世代)の登場で、すべての最新iPadモデルにおいてLightningポート搭載モデルがなくなりました。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

で、LightningからUSB-Cになって何ができるようになったの?

大事なのはここですね。イメージとしては、Lightningの縛りがなくなったことで周辺機器と連携しやすくなり、iPad活用の幅がぐっと広がった、という感じでしょうか。

本記事では具体的な例をご紹介させていただきながら、iPadのUSB-Cポートでできること・活用方法をご紹介していますので、ぜひさらなるiPad活用のヒントにしていただければ幸いです。

厳密には「USB Type-C」なのですが、ここではApple流に「USB-C」と表記させていただきます。

目次

iPadのUSB-Cポートできること7つ

iPadのUSB-Cポートで何ができる?
iPadのUSB-Cポートで何ができる?

iPadの以下のモデルにUSB-Cポートが搭載されています。

USB-Cポートを搭載するiPadモデル
  • iPad(第10世代)
  • iPad mini(第6世代)
  • iPad mini(第4世代以降)
  • iPad Pro 11インチ(第1世代以降)
  • iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)

iPadに搭載されたUSB-Cポートで何ができるのか、ひとつひとつ解説していきます。

記事内で登場するiPadは、iPadOS 16.1搭載のiPad(第10世代)・iPad Pro 12.9インチ(第5世代)になります。

1. USB PDによる急速充電

iPadのUSB-Cポートは、USB Power Delivery(USB PD)という急速充電規格に対応しています。iPadのUSB-Cポートで、USB PDによる急速充電が可能です。

iPad付属のApple 20W USB-C電源アダプタ
iPad付属の20W USB-C電源アダプタ

USB-Cポートを搭載するiPadには、20W USB-C電源アダプタが搭載されています。この20W充電器はUSB PDに対応しており、iPadを高速に充電できます。

Apple 20W USB-C電源アダプタとAnker 30W充電器
右がAnker 511 Charger (Nano 3,30W)

iPadには大容量のバッテリーが内蔵されています。ゆえに充電時間がそれなりにかかるのですが、「iPadをできる限り速く充電したい」という方は、20Wを超えるUSB PD充電器を用意することでさらに高速にiPadを充電できます。

USB-Cポートを搭載するiPad Air(第4世代)を20W充電器と30W充電器それぞれで30分間充電したとき、充電速度にどれくらいの差が出るのかを確認してみました。

充電器充電開始時のバッテリー残量30分経過60分経過増加したバッテリー残量
Apple 20W USB-C電源アダプタ6%32%58%52%
Anker 711 Charger(30W)2%36%66%64%
iPad Air(第4世代)を充電

このように、たった30分間の充電でこれほどの差があります。毎日の充電となるとかなりの充電時間の短縮となりますよね。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

別記事のiPadにおすすめの充電器で詳しくご紹介しています。

iPadのUSB-Cポートでできること【その1】
  • USB PDによる急速充電ができる
  • 30W以上のUSB PD充電器を用意することで、付属の充電器以上に高速に充電できる

2. スマホやワイヤレスイヤホンなどへの逆充電

USB-Cポートを搭載するiPadをモバイルバッテリー代わりにしてスマホやワイヤレスイヤホンなどを充電できます。

iPadのUSB-CポートでiPhoneを充電
iPadのUSB-CポートでiPhoneを充電

このようにUSB-CケーブルでiPadと充電したいデバイスを接続してあげれば、充電が開始されます。上ではiPad Pro 12.9インチにiPhone 12 Pro Maxを接続、充電していますが、USB電流・電圧チェッカーで確認してみると、7W程度で充電できていました。

iPadのUSB-CポートでiPhoneを充電(ワット数)
7Wほどで充電できていた

USB PD充電器と比較すると充電速度は劣りますが、緊急時の電源と考えれば十分使えるレベルです。

その他ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチ、デジカメ、アクションカムなどを接続してみたところ、いずれも問題なく充電できました。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ
小型デバイスであればだいたい充電できる
iPadで充電できたデバイス(筆者調べ)
  • iPhone
  • Xperia 1 III
  • iPad mini(第5世代)
  • AirPods・AirPods Pro
  • Apple Watch
  • Google Pixel Watch
  • α7 IV
  • GoPro HERO 9

私自身、iPadの逆充電機能に助けられた経験があります。常用するものではありませんが、「いざとなればiPadがモバイルバッテリーになる」ということを知っておいて損はありません。

iPadのUSB-Cポートでできること【その2】
  • iPadのUSB-Cポートでスマホやワイヤレスイヤホンなどを充電できる

3. ヘッドフォンアダプタなどオーディオインターフェースの接続

USB-Cポートを搭載するiPadには、ヘッドフォンジャックがありません。有線イヤホンを接続するには、USB-Cからヘッドフォンジャックに変換するアダプタが必要になります。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ
USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを使用して有線イヤホンを接続

結論からいうと、変換アダプタはAppleの「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」がおすすめです。

Amazonなんかで検索するとたくさんの変換アダプタが販売されていますが、DAC内蔵型でない(iPadでは機能しない)ものがたくさん混じっています。AppleのUSB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタなら問題なく使用できますし、イヤホンのマイクにも対応にも対応するので、あとから困ることはありません。

「ヘッドフォンジャックがない」ことは紛れもないデメリットではあるのですが、USB-Cポートに変更されたことで、マイクや楽器を接続するためのいわゆるオーディオインターフェースとこれまで以上に連携しやすくなりました(インターフェースがiPadに対応する必要あり)。お探しの方は以下からチェックしてみてください。

⇒ AmazonでiPad対応のオーディオインターフェースをみる

iPadのUSB-Cポートでできること【その3】
  • iPadのUSB-Cポートには、ヘッドフォンアダプタなどのオーディオインターフェースを接続できる

4. 外部ストレージの接続

iPadにUSB-Cポートが搭載されるようになったことで、外部ストレージの接続がよりシンプルに行えるようになりました。

私自身よく利用するのは、SDカードからの写真・動画データの取り込みです。

AppleのUSB-C - SDカードリーダー
Apple「USB-C – SDカードリーダー」

ワイヤレスでiPad内に取り込む方法もとれるのですが、大量のRAWデータや動画データとなるとこの方法がもっとも速いんですよね。上ではAppleのUSB-C – SDカードリーダーを使用しています。

外部ストレージ内のデータは、iPadの「ファイル」アプリで移動・コピーなどのファイル操作を行えます。

iPadのファイルアプリ
iPadにCFexpress Type Aカードリーダーを接続
CFexpressカードリーダーを接続

上では、ソニー製ミラーレス一眼カメラの一部モデルが採用するCFexpress Type AカードリーダーをiPadに接続、写真データを取り込んでいます。サードパーティ製のUSB-CハブやSDカードリーダーでも問題なく動作します。

iPadとカメラを接続
カメラに接続してデータを取り込み

対応するカメラであれば、USB-Cケーブル1本でデータを取り込むことも可能です。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

画像・動画データの取り込みから現像・編集まで、iPadひとつで完結させられます。

iPadにUSBメモリを接続
USB-Cハブ & USBメモリを接続
iPadとポータブルSSDを接続
ポータブルSSDを接続

バスパワーで駆動するUSBメモリやポータブルSSD、ポータブルHDDもiPadのUSB-Cポートに接続できます。

iPadで高度な動画編集を行える「LumaFusion」では、接続された外部ストレージ上のデータを編集できます。大容量の写真・動画データを扱う方であれば特に、iPadのUSB-Cポートが便利です。

iPadにThunderbolt対応ポータブルSSDを接続
Thunderbolt対応ポータブルSSDを接続(iPad Pro)

Thunderbolt/USB4に対応するiPad Pro 11インチ(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第5世代以降)なら、超高速なThunderbolt対応ストレージもiPadで取り扱えます。

iPadのUSB-Cポートでできること【その4】
  • iPadのUSB-Cポートに外部ストレージを接続、ファイル操作を行える。

5. 有線マウス・有線キーボードを接続する

USB-Cハブを使って、iPadに有線キーボードと有線マウスを接続してみました。

iPadに有線キーボードと有線マウスを接続

高速に文字入力するなら物理キーボードがいちばん。画面上に表示させて使用するソフトウェアキーボードもiPadOSの進化で使いやすくはなってきているものの、やはり物理キーボードには勝てません。

利便性で言えばワイヤレスキーボード・マウスがおすすめですが、ちょこっと使いであれば、このように手持ちの有線キーボード・マウスで済ませてしまうのもいいでしょう。

関連記事

iPadのUSB-Cポートでできること【その5】
  • USB-Cハブを使えば、有線キーボードや有線マウスをiPadに接続できる

6. テレビや外部ディスプレイ・モニターへの映像・音声出力

iPadのUSB-Cポートにテレビや外部ディスプレイ・モニターを接続し、映像・音声を出力することができます。

iPadの画面を外部ディスプレイに出力1
iPadの画面を外部ディスプレイに出力

上では、iPad(第10世代)の画面を外部ディスプレイに出力しています。このディスプレイはUSB-Cによる入力(DisplayPort Alternate Mode)に対応しているため、USB-Cケーブル1本で映像・出力できます。

iPadの画面を外部ディスプレイに出力(写真アプリ)
「写真」アプリ
iPadの画面を外部ディスプレイに出力(Amazon Primeビデオ)
動画アプリを再生(Amazon Primeビデオ)
iPadの画面を外部ディスプレイに出力(Photoshop)
Photoshopアプリでレタッチ

このように、一部のセカンドディスプレイに対応するアプリでは、iPadの画面とは異なる画面を外部ディスプレイに映し出せます。

iPad × 外部ディスプレイの活用例
  • リビングのテレビに接続して、撮影した写真や動画を大画面で楽しむ
  • YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスの利用
  • 大画面で漫画を読む
  • 会議室のテレビにノートアプリをミラーリングさせて、ホワイトボード的な使い方をする
  • プレゼン時に活用する
  • 大画面で画像・動画編集する
  • 外部ディスプレイのほかにマウスやキーボードを接続してパソコンライクに使う

このようにさまざまなシーンで活用できます。

iPadOS 16での外部ディスプレイのサポート(Apple公式)
出典:apple.com/jp

iPadOS 16では、複数アプリの表示・操作が可能な「ステージマネージャ」を外部ディスプレイ接続時でも活用できます(2022年中に登場予定)。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

iPadOS 16でiPad × 外部ディスプレイの連携がさらに便利になります。

iPadと外部ディスプレイやテレビに接続する方法はいくつかありますが、もっとも定番なのはHDMI接続ですね。

Apple USB-C Digital AV Multiportアダプタ

Appleの「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」を使えば、HDMIケーブルでiPadと外部ディスプレイ・テレビを接続できます。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

広く販売されているUSB-Cハブを使ってHDMI接続することもできます。

iPadと外部ディスプレイを接続する方法は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

関連記事

iPadのUSB-Cポートでできること【その6】
  • iPadの画面・音声を外部ディスプレイに出力できる

7. iPadをパソコンのサブディスプレイとして使う

iPadのUSB-Cポートとパソコンを有線接続して、iPadをパソコンのサブディスプレイとして使うことができます。

iPadをMacのサブディスプレイとして使う
iPad × MacBook Air

iPad × Macの組み合わせなら、USB-Cケーブル1本でサブディスプレイ化できます(Sidecar機能)。Macの場合はワイヤレス環境でもかんたんにサブディスプレイ化できるので、実際のところは有線で接続することはあまりありません。

iPad Duetdisplay
「Duet Display」でWindowsパソコン × iPadもOK

Windowsパソコンの場合は、「Duet Display」を使ってiPadをサブディスプレイ化できます。

MacのSidecarも非常に優秀ですが、Duet Display × Windowsパソコンの組み合わせも優秀。有線接続においてはSidecar同様に遅延なく使用できます。

MacのSidecar、WindowsパソコンでのDuet Displayについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。iPadのサブディスプレイ化は、出先でパソコン作業をすることが多い人ならチェックしておいて損はありません。

関連記事

iPadのUSB-Cポートでできること【その7】
  • iPadのMac・Windowsパソコンのサブディスプレイとして活用できる

iPadのUSB-Cポートで活用の幅が広がる

本記事では、「iPadのUSB-Cポートで何ができるの?」というところをご紹介させていただきました。Lightningの縛りから解放されたことで、周辺アクセサリーの選択肢が増え、できることも増えました。

私自身よく利用しているのは、外部ストレージとの連携ですね。カメラを持ち出すことが多いので、一緒にiPadを持ち出せばデータの取り込みから現像、共有までパソコンなしで完結させられます。

iPadのUSB Type-Cポートで何ができる?できることまとめ

本記事がiPad活用のヒントになれば幸いです

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この記事を書いた人

おりすさるさんのアバター おりすさるさん Apple製品大好きなガジェットブロガー

Appleまわりの製品を中心にレビュー記事を書いているガジェットブロガー。iPhone・iPad・Apple Watch・MacBook界隈の話題が大好物。
元スマホ・光回線販売員。

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