2018年11月7日にAppleから新型iPad Proが発売されました。フルスクリーンのデザインを採用し、とうとうホームボタンが消えFace IDの顔認証になりました。
新しく登場した「11インチiPad Pro」
これまで10.5インチiPad Proを愛用してきましたが、今回11インチiPad Proを入手。今回の記事では11インチiPad Pro実際に使ってみた感想・レビューを10.5インチiPad Proと比較しながらご紹介します。キーワードは「フルスクリーン」「パワフル」「USB-C」。
また新しくなった「第2世代Apple Pencil」「Smart Keyboard Folio」についてもレビューしています。iPad Proと一緒に購入を検討している人はぜひ参考にしてください!
以下新型iPad Proのラインナップと価格です。Apple公式サイトでの取扱いが残った10.5インチiPad Proも参考のために並べてみました。
iPad Pro 12.9 | iPad Pro 11 | iPad Pro 10.5 | |
---|---|---|---|
64GB | 111,800円(128,800円) | 89,800円(106,800円) | 69,800円(84,800円) |
256GB | 128,800円(145,800円) | 106,800円(123,800円) | 86,800円(101,800円) |
512GB | 150,800円(167,800円) | 128,800円(145,800円) | 108,800円(123,800円) |
1TB | 194,800円(211,800円) | 172,800円(189,800円) | ─ |
価格は税別、カッコ内はWi-Fi+セルラーモデル |
僕が購入したのは「11インチiPad Pro 256GB Wi-Fi+セルラー」モデル。Apple公式サイトで購入しました。
新型iPad Proの進化① ──フルスクリーン
ひと目みて分かる進化が、ホームボタンが消えベゼル幅がさらに狭くなったことで実現した「フルスクリーン」でしょう。
【ディスプレイ・サイズ比較】 | 11インチiPad Pro | 10.5インチiPad Pro |
---|---|---|
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ 2388×1668/264ppi |
Retinaディスプレイ 2224×1668/264ppi |
認証方法 | Face ID(顔認証) | Touch ID(指紋認証) |
高さ/幅 | 247.6 mm/178.5 mm | 250.6 mm/174.1 mm |
厚さ | 5.9 mm | 6.1 mm |
重量 | 468 g | 477 g |
「一枚の魔法のようなガラス」に一歩近づいた
新型iPad Proではついにホームボタンが消え、ベゼル幅が狭くなったことで、ティム・クックが言う「一枚の魔法のようなガラス」にまた一歩近づきました。
「一枚の魔法のようなガラス」に一歩近づいた
iPad Pro 10.5と比べサイドのベゼル幅はむしろ広くなってしまっているものの、ホームボタンが消えフロントカメラ周りがスッキリしたことで、見た目がガラッと変化。受ける印象がまるで違います。
11インチiPad Proと10.5インチiPad Pro
ただ本当の意味でのフルスクリーンではないですし、「一枚の魔法のようなガラス」に到達するにはまだ時間がかかりそうですが、新型iPad Proはその進化を十分に感じられるレベル。ベゼルが狭くなったことは分かっていましたが、開封時は素直に「おぉ〜」となりましたね!液晶ディスプレイの形状も角丸に変更されていて、それが余計に「ベゼル幅の狭さ」を感じさせるのでしょう。
なんだかんだ言って「Face ID」は便利
フルスクリーン化にともないホームボタンは廃止、ロック解除の方法は「Touch ID(指紋認証)」から「Face ID(顔認証)」に変更されました。このFace ID、はじめてiPhone Xで登場したときは「マスクを付けているとロック解除できない」といったネガティブな感想が多く聞かれましたが、慣れてしまった今ではTouch IDよりFace IDのほうが普通に便利だと思っています。
iPadもTouch IDからFace IDに
ロック解除はディスプレイオン時だけでなく、ID・パスワードの自動入力やアプリのセキュリティ機能としてなど、意外と使う場面は多いんですよね。これまではその度に親指をホームボタンに置く必要があったのですが、Face IDとなった新型iPad Proでは特に意識することなくシームレスに操作を進めることができます。
すでにiPhone Xシリーズを使っている人なら、Face IDの使用感は変わりません。暗闇でもしっかり認識してくれますし、多少角度が危うくてもしっかり認識してくれます。
あとFace IDについて書いておかないといけないのが、「横向きでもFace IDが使える」ということ。iPhoneXシリーズは縦向きのみFace IDが有効になります。特に横向きでの使用が多いiPad Proですから、この辺はしっかり対応してくれていますね!ただあまりにもフロントカメラの存在感がないので、手で覆ってしまうことはありますが・・・。
フルスクリーンになった恩恵は限定的
フルスクリーンになって感じられる恩恵は、「かっこいい!」「Face IDが便利!」の大きくはこの2点。
10.5インチの「Retinaディスプレイ」から11/12.9インチの「Liquid Retinaディスプレイ」に変更されていますが、これは単なる角丸の液晶ディスプレイに変わっただけで、ディスプレイのキレイさ・精細さに違いは見られません。どちらも画素密度は「264ppi」と同じです。
ディスプレイの占有率が高くなり広くなっているものの、新型iPad Proに最適化されていないアプリも多く、その恩恵は限定的です。
新型iPad Proに最適化されていないアプリも多数ある
最適化されてないアプリはこのような帯が表示され縮小表示されます。せっかくスクリーンが広くなったのに、縮小表示されるというもったいない状態は、しばらく続くかと思われます。
個人的にははやく「Hulu」「Netflix」アプリが新型iPad Proに最適化されてほしい!動画配信サービスこそちょっとフルスクリーンの恩恵を受けられますから。
新型iPad Proの進化② ──パワフル
ふたつめのキーワードは「パワフル」です。
新型iPad Proには、タブレットという枠に収まらないほどパワフルな「A12X Bionic」チップが搭載されています。Appleが言うには、「市場にある92%のノートPCよりも高速」とのこと。
【性能比較】 | 11インチiPad Pro | 10.5インチiPad Pro |
---|---|---|
プロセッサ | 64ビットアーキテクチャ搭載A12X Bionicチップ | 64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusionチップ |
A8との比較 | CPU:3倍高速 グラフィックス:8倍高速 |
CPU:2.5倍高速 グラフィックス:4.3倍高速 |
Neural Engine | ○ | ☓ |
コプロセッサ | M12(組み込み型) | M10(組み込み型) |
※「Neural Engine(ニューラルエンジン)」とはAR・顔認証や画像認識といった機械学習アルゴリズムの処理で力発揮する
※「コプロセッサ」とはメインのプロセッサの補助的な役割を担う
タブレットの枠を超えた「A12X Bionic」プロセッサ
新型iPad Proに搭載された「A12X Bionic」は、前iPad Pro「A10X」プロセッサより90%も高速。Appleのイベントでも、A12X Bionicがいかに高速かをノートPCと比較しアピールされていました。
ただ正直に言って、iPad Pro 10.5とiPad Pro 11を触り比べてみても体感速度としてはあまり変わりません。とうとうiPad Proは僕 のニーズを飛び越えてしまったようです。動画を観たり、かんたんな画像・動画編集をするぐらいであれば、ここまでパワフルなプロセッサは必要ないのでしょう。そういう意味ではここまでの性能を必要とする人は限られますね。
Adobeは2019年にフル機能を搭載したiPadアプリ「Photoshop CC for iPad」を投入するそうです。よくありがちな機能が制限されたアプリ、ではなく「フル機能」。そのフル機能を搭載したPhotoshopが、新型iPad Proでサクサク動く映像を見てびっくりした人も多いはず。
僕自身はここまで使い切れる自信は到底ありませんが、新型iPad Proはその名前のとおりさらにプロユースでのニーズの用途にも応えられる器になったということでしょう。
【ベンチ比較】本当にMacBook Proよりも高速だった
残念ながら僕の使い方では新型iPad Proの性能を測れないので、ベンチマークアプリ「GeekBench」を使って比較しています。
ベンチマークスコアを比較!
比較するのは「11インチiPad Pro」「MacBook Pro 2016」「10.5インチiPad Pro」「MacBook Air 13 2018」「iMac 27 2017」の5つのモデル。
まずは新型iPad ProはMacBook Proを超えたのかを確かめてみます。このMacBook Proは2016年モデルながら「Core i7-6820HQ」にカスタマイズしています。それなりに頑張ってくれるはず!
MacBook Pro 2016のベンチマークスコア(カスタマイズモデル)
MacBook Pro 2016はシングルコアが「4052」マルチスコアが「14360」という結果。普段あまりベンチマークスコアを測定することはないのでピンとこず。
11インチiPad Proのベンチマークスコア
11インチiPad Proのベンチマークスコアはシングルコアが「5011」マルチコアが「18004」という結果。カスタマイズしたMacBook Proを普通に超えるiPad Pro。iOSとMacOSとOSが異なるので単純に比較できないとのことですが、iPad Proのパワフルさは確かなようです。
残りの「10.5インチiPad Pro」「MacBook Air 13 2018」「iMac 27 2017」を測定し、マルチスコアの高い順に並べてみました。
モデル | プロセッサ | シングルコア | マルチコア |
---|---|---|---|
iMac 27 2017 | Core i7-7700K | 5677 | 19084 |
新型11インチiPad Pro | A12X Bionic(8コアCPU) | 5011 | 18004 |
MacBook Pro 2016 | Core i7-6820HQ | 4052 | 14360 |
10.5インチiPad Pro | A10X Fusion(3コアCPU) | 3975 | 9541 |
MacBook Air 13 2018 | Core i5-8210Y | 4320 | 7809 |
さすがにiMacのスコアが高い結果となりましたが、新型iPad ProはそのiMacに肉薄したスコアを叩き出しています。これ、すごくないですか?iMacも頑張ってカスタマイズしたのですが、iPad Proに迫られるとはちょっと複雑・・・。
それと新型iPad Proと一緒に発表されたMacBook Airが割と頑張ってますね!シングルコアはマルチコアと同じぐらい重要だったりします。
新型iPad Proの進化③ ──USB-C
フルスクリーン化は前情報でも出てましたし、プロセッサはノートPCを超えるパワフルさに驚きはしましたが、高速化はある意味当然。個人的にもインパクトが強かったのは、3つめの「USB-C」です。
インパクトが強かったとは言え、「やっとか」という感想を持つ人は多いでしょう。現行のAndroidスマホはほとんどUSB-Cポートですし、MacBookではすでにUSB-Cへという流れはありました。
遅ればせながらもiOS搭載デバイスとして初めてUSB-Cを搭載したiPad Proは、確実に次の段階に進んだと言えます。やっとLightningという縛りから開放されたiPad Proに可能性を感じるのは僕だけではないはずです。
iPad ProにUSB-Cポートが搭載されたことで、以下のようなことができるようになりました。
- iPad Proへの充電(USB PDによる急速充電が可能)
- 外部ディスプレイ(テレビ)への接続
- USB-Cハブの使用(SDカードやキーボードなどが使用可能)
- iPhoneへの充電(USB-C – Lightningケーブルが必要)
上記にはLightningポートでもできていたことも含まれます。しかしUSB-Cポートに変更されたことで汎用性が高くなり、MacBookやその他デバイスで使っていた周辺機器が使用できるようになりました。もともとMacBookユーザーである僕も、すでに持っているUSB-CハブがiPad Proで使えるようになると思えば非常に便利です。
MacBook用に持っていたUSB-Cハブが使える!
あと分かりやすいところで言うと、「充電速度の高速化」です。USB PD(Power Dlivery)による急速充電は、前iPad Proシリーズも対応しています。しかしApple純正の「USB-C – Lightningケーブル」を用意しなければならないというハードルが存在。iPad Proの急速充電を活用していたという人は、間違いなく少数派だったでしょう。
新型iPad ProにはUSB PDによる急速充電に対応したUSB-Cケーブル、12WのUSB電源アダプタが付属、多くの人がこの急速充電の恩恵を受けられるようになります。
付属の12WUSB電源ケーブルとUSB-Cケーブル
10.5インチiPad Proには12WのUSB電源アダプタが付属されていましたので、新型iPad Proでは18W、単純計算で約1.5倍の速度で充電できることになります(MacBook付属のアダプタなどを使えばもっと高速に充電できる!)。
特に大容量のバッテリーを搭載したiPad Proですから、この充電速度の高速化が嬉しい人は多いでしょう。このUSB PDによる急速充電は、USB-Cポートだから可能になったというわけではありませんが、iPad ProにUSB-Cポートが搭載されたことによる恩恵のひとつです。
第2世代Apple PencilとSmart Keyboard Folio
続いては新しく登場した「第2世代Apple Pencil」と「Smart Keyboard Folio」について。
第2世代Apple Pencilについては間違いなく「買い」ですが、「Smart Keyboard Folio」は必須ではないかな・・・。
イッツパーフェクト!な第2世代Apple Pencil
紛失が心配になるキャップ、机の上の縦横無尽に転がる丸い形状、ペンケースにも収まらず置きどころ困るに長さ、いつか目に突き刺さるのではないかと心配になる充電中の姿・・・。
初代のApple Pencilは優秀な追従性から多くの人から支持されたスタイラスペンであることは間違いありません。しかし不評な点も多かったのも事実。
折れが心配などころか危険を感じる初代Apple Pencil
特にぶつけて折れてしまいそうな、一歩間違えれば目に刺さってしまいそうなこの充電中の姿。よくアメリカで訴えられなかったなというレベルです。
そして今回満を持して登場した「第2世代Apple Pencil」。イッツパーフェクト!初代で不評だった点がすべて解消されており、文句のつけようがありません!
やっと見つかったApple Pencilの定位置
▲iPad Proに磁力でくっつければ自動的にペアリング・ワイヤレス充電してくれます。もうあの姿は見なくて済みます。
そしてやっとApple Pencilの定位置、居場所が見つかりましたね!ここですよ、ここ以外考えられません。
ダブルタップでツール切り替え
▲人差し指でダブルタップするとツール切り替えなどが可能に。純正メモアプリだけではなく、「Noteshelf」といった人気ノートアプリも次々にこのダブルタップ機能に対応していっています。対応アプリはこれからもっと増えてくるでしょう。
より便利になった「インスタントメモ」
▲便利だと思ったのはさらに便利になった「インスタントメモ」。以前はホームボタンもしくは電源ボタンを押してロック解除してからペン先でタップ→インスタントメモを起動という流れでした。
それがこのように画面オフ状態からペン先をタップするだけで瞬時に起動できるようになりました。これはなかなか重宝しそうです。
上:第2世代Apple Pencil 下:初代Apple Pencil
▲第2世代Apple Pencilは初代と比べて約1cmほど短くなりました。
初代Apple Pencil | 第2世代Apple Pencil | |
---|---|---|
長さ | 175.7 mm | 166 mm |
直径 | 8.9 mm | 8.9 mm |
重量 | 20.7 g | 20.7 g |
だからか重心が低くなり、Apple Pencilの重量で振り回されるような感覚はなくなりました。初代よりペン先をコントロールしやすくなりましたね!
自宅・仕事場メインなら不要?Smart Keyboard Folio
「iPad Proを購入するならこれも必要になるだろう」と購入した「Smart Keyboard Folio」。前Smart Keyboardとは異なり、背面までカバーする手帳型スタイルになりました。
背面を覆う形状に
- フラップの開閉でディスプレイオン/オフ(オートスリープ対応)
- 装着するだけで自動ペアリング
- Smart Connectorからの給電で充電不要
- キーボードスタイルのまま2段階から角度調節可能
- 選べるUS(英語)配列とJIS(日本語)配列
Smart Keyboard Folioにはこのような特徴・メリットがあります。Apple純正アクセサリー、しかも11インチiPad Pro専用アクセサリーなので当然ではありますが、iPadとの親和性はピカイチ。装着するだけで自動的にペアリング、iPad Pro背面下に配置されたSmart Conncectorからの給電で充電も不要です。特に意識することなく装着するだけですぐに使い始めることができます。
とても便利なSmart Keyboard Folioではありますが、実際に使っていて「必ずしも必須というわけではないな」と思うように。カフェや移動中など、場所を選ばず快適なタイピング環境を持ち歩けるのは最大のメリットではあります。
しかし自宅や仕事場といったガッツリ仕事モードに入れるような環境では、Smart Keyboard Folioより「iPadスタンド+Bluetoothキーボード」スタイルのほうが快適です。
iPad+スタンドスタイルが快適すぎる!
角度を細かく調節できることに加え、iPadとの距離感の調節、さらには慣れ親しんだ好みのキーボードを使用できます。このスタイルをカフェや移動中に持ち込むことは難しいものの、一度このスタイルを覚えてしまうとこっちのほうが断然ラク。
そういう意味では、もしあなたの使用環境が限定されるものであるなら、iPad Proユーザーなら必ずSmart Keyboard Folioを用意すべき」とは言えません。
逆に場所を選ばず「ある程度使えるタイピング環境」を持ち歩きたいのであればSmart Keyboard Folioはぜひ検討すべきでしょう。この辺はiPad Proユーザーの使用環境によるところが影響してきます。そうかんたんに購入できるほど安くないですし、盲目的に必要だと購入する必要はありません。自分の用途に照らし合わせて検討してみてください。
完全にタブレットの枠を超えた新型iPad Pro
ニューヨークで行われたイベントでAppleがアピールした、「新型iPad Proは市場にある92%のノートPCよりも高速」という言葉は、ベンチマークスコアを見る限り決しておおげさな表現ではないようです。
その飛び抜けた性能は、完全にタブレットの枠を超えています。タブレットの枠を超えたがノートPCではない。まさに「魔法のガラス」と言う表現が一番しっくりくるような気がします。
必要か必要でないか
iPad Proという名前のとおり、プロユースの使い方であれば十二分にその性能・機能を発揮してくれるでしょう。高度な作業を行うプロの人たちが選ぶタブレットとしては、この新型iPad Proは期待以上のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。
しかしこれほどの性能をフル活用できる人はどれだけいるでしょうか。僕も含め大多数の一般ユーザーにとっては、新型iPad Proは少々オーバースペックのような気がします。
「4K映像をiPadでもガツガツ編集したい」
「本格的なイラスト・画像を制作したい」
中には高度な動画編集・イラストの制作を趣味で楽しんでいる人もいるかもしれませんが、そうではない人に「ネットサーフィンやSNS、かんたんな画像・動画編集をするのに新型iPad Proは必要か」と聞かれれば、「必要ではない」という回答になります。
その程度の作業であれば「9.7インチiPad」で必要十分ですし、価格も安い。初代Apple Pencilにはなりますが、メモ・イラスト制作も行えます。Smart Keyboardは使えませんが、外部のBluetoothキーボード、、もしくはキーボード一体型ケースでも十分その役割は果たしてくれます。
「必要か必要ないか」という目線で書けば、やっぱり「必要ない人が大多数」ということになってしまいますね。
欲しいか欲しくないか
しかし「欲しいか欲しくないか」という目線で書けば、間違いなく「欲しい」。僕を含む一般ユーザーにとってはオーバースペックかもしれませんが、最新の技術・機能が詰め込まれたタブレットですから、欲しくないわけがありません。
iPad Proに限らず最新で高性能のガジェットは所有欲を満たしてくれますし、これから新しいことに挑戦しようという気持ちにもさせてくれます。もしかするとApple Pencilを握った瞬間、眠っていた絵の才能が開花するかもしれません・・・。とこれは言いすぎですが、とにかく「ワクワク」するんですよね。
「なんか凄いな!」「かっこいい!」「やってみたい!」「欲しい!」といった気持ち。この気持ちを新型iPad Proを購入する理由にしてしまってもいいと思います。
王将でひとり昼ごはんを食べていると、となりに座った70を超えているであろう人がおもむろに10.5インチiPad ProとApple Pencilを取り出し、画像になにかメッセージを書き込んでいました。こういうのを見ると、「やってみたい、使いこなしてみたい」という気持ちは大事だと改めて思いましたね。
「新型iPad Proはそんなに性能がいいのか、自分には必要ないかな」という人は、ぜひこの「欲しいか欲しくないか」という目線でも考えてみてください!もちろん、そのあとにお財布との相談が必要なりますが・・・。