本記事では、iPad Pro 11インチ / 12.9インチにおすすめのキーボードをご紹介します。
iPad Proの画面上に表示させて使用するオンスクリーンキーボード(ソフトウェアキーボード)だと、画面の大部分を占めてしまう上に高速に入力できるタッチタイピングは困難。高速かつ快適に文字入力したいのなら、やはり物理キーボードに限ります。
- iPad Proに外部キーボードを接続する方法
- キーボード配列や修飾キーについての注意点
- iPad Proで使って欲しいおすすめキーボード
- iPad Pro 11インチ(第3世代/第4世代)・iPad Pro 12.9インチ(第5世代/第6世代)に対応
M1チップ・M2チップを搭載し「パソコン並みの性能」を手に入れたiPad Pro。キーボードを使うことで、iPad Proの活用の幅がさらに広がります。まさに鬼に金棒です。
ただ、iPad Proで使うキーボードだからこそ注意したいこともあります。本記事ではその注意点についても解説していますので、ぜひiPad Proの相棒として活躍してくれるお気に入りのキーボードを見付けてください!
iPad Pro向けキーボードの接続方法と注意点
まずは、iPad Proに接続する方法・注意点について解説します。iPadだからこそ注したいことがありますので、さらっとでも目を通しておいていただければと思います。
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やっぱりApple純正キーボードがいい?
iPad Pro向けには、2種類のApple純正キーボードが用意されています。
iPad Pro向け専用Apple純正キーボード | 対応モデル | 特徴 | 製品ページ |
---|---|---|---|
Smart Keyboard Folio | ● iPad Air 第4世代 第5世代 ●iPad Pro 11インチ 第1世代 第2世代 第3世代 第4世代 ●iPad Pro 12.9インチ 第3世代 第4世代 第5世代 第6世代 | ● Smart Connector接続でペアリング設定・充電不要 ● 手帳型でiPadの両面を保護できるキーボードケース ● 選べるキーボード配列(JIS/USなど) | Apple Amazon |
Magic Keyboard | ● Smart Connector接続でペアリング設定・充電不要 ● 手帳型でiPadの両面を保護できるキーボードケース ● 角度を微調節できるフローティングデザイン ● シザー構造のキーボード ● トラックパッド搭載 ● iPadをパススルー充電できるType-Cポート ● 選べるキーボード配列(JIS/USなど) | Apple Amazon |
この2つのキーボードについては、後ほど詳しくご紹介しています。どちらも優秀なキーボード、ですが非常に高価でコストパフォーマンスとしては微妙です。
Apple純正キーボードが優秀なことは間違いのですが、基本的にはサードパーティ製キーボードがおすすめです。
- 選択肢が多く、予算やニーズに合ったキーボードを選べる。
- 異なるiPadモデルに買い換えても使用できる(専用製品は除く)。
- iPad以外の用途にも使える。
例えば、iPad Pro 11インチ向けのSmart Keybaord Folioの価格は27,800円(税込)。トラックパッド付きのMagic Keyboardの価格は44,800円(税込)もします。しかも、仮に11インチから12.9インチに乗り換えた、となればそのキーボードを使用することはできなくなってしまいます。
一方でサードパーティ製のキーボードなら1,000円代からありますし、逆にHHKBや東プレといった高級キーボードという選択肢もあります。もちろんiPad以外の用途にも使えます。サードパーティ製キーボードなら多くの選択肢から選べ、融通が利き、使い手の予算やニーズに合ったものを選べます。
iPad Proにキーボードを接続する4つの方法
iPad Proにキーボードを接続する方法には、以下の4つがあります。
iPadキーボード接続方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
Smart Connector接続 オススメ | iPadケース一体型で持ち運びに便利 | ペアリング設定、充電が不要ですぐに使い始められる選べるキーボードが限られている |
Bluetooth接続 オススメ | 自分好みのキーボードを選べる | ワイヤレスで快適電池交換やバッテリー充電の手間 環境によっては通信が不安定になる ものによっては持ち運びしにくい | ペアリング設定が必要になる
無線2.4GHz接続 | 自分好みのキーボードを選べる | ワイヤレスで快適USBレシーバーが必要になり、iPadでの使用には向いていない |
有線接続 | 接続設定なしにすぐに使い始められる 自分好みのキーボードを選べる | 遅延がない持ち運びしにくい | 接続ケーブルが邪魔になる
Smart Connector接続
iPad Pro背面の下のほうにある、円い3つの端子が「Smart Connector(スマートコネクター)」です。
マグネット装着式のiPadケースと同じように、Smart Connector対応のキーボードをiPad Pro背面にくっつければそれでOK。
キーボードへの給電はiPad Pro本体から行われるため、キーボードの充電は不要。ペアリング設定も不要でもっともラクで便利な接続方法です。
キーボードの充電もペアリング設定も不要。マグネット装着式なので脱着も一瞬です。「とにかくラク」であることが特徴です。
Bluetooth接続
Bluetooth接続に対応するキーボードであれば、基本的にどのようなキーボードでもiPad Proに接続できます。
「選択肢が多い」という意味では、もっともお手軽な接続方法です。すでにBluetoothキーボードをお持ちであれば、それをiPad Proに接続できます。
Windowsパソコン向けのキーボードもiPad Proに接続できます。
無線2.4GHzワイヤレス接続
専用のUSBレシーバーを使用する無線2.4GHzワイヤレス接続のキーボードもiPad Proに接続します。
ペアリング設定が不要で挿せば使える状態になるメリットがあるものの、USB-CアダプタやUSB-Cハブなどを介してそのキーボード専用のUSBレシーバーを接続しなければいけないため、使用頻度が高いと非常に面倒です。iPad Proとの相性はよくありません。
有線接続
iPad Proには有線キーボードも接続できます。
上では「Apple USB-C – USBアダプタ」を使ってiPad Proに有線キーボードを接続しています。一般的に売られているUSB-Cハブでも同じように使えます。
有線接続はセッティングが手間になるものの、「一時的にキーボードを使用したい」という場面において手持ちの有線キーボードを接続するのはありでしょう。
キーボードを常用するのであれば、ワイヤレスが快適です。そうでないのなら有線キーボードで十分対応できます。
キーボード配列・修飾キーについての注意点
続いては、キーボード配列と修飾キーについての注意点です。ここは盲点になりやすいところですので、ぜひチェックしておきましょう。
JIS(日本語)配列キーボード接続の注意点
日本国内においてよく見かけるキーボード配列は「JIS(日本語)配列」と「US(英語)配列)」かと思います。
おそらく多くの方にとって馴染みがあるのはJIS配列キーボードかと思います。US配列と比較すると、アルファベットや数字キーの位置は同じですが、修飾キーの位置や形や、記号の位置が異なります。
注意したいのは、JIS配列キーボードを接続するときです。
iPadにJIS配列キーボードを接続すると、なぜかUS配列として認識されてしまう、ということが起こります。JIS配列とUS配列とでは記号の位置が異なるため、これではとても便利に使える状態ではありません。
そこで、iPadの「設定」>「キーボード」>「ハードウェアキーボード」>「Keyboard Type」と進み、「JIS(日本語)」を選択します。
デフォルトでは「ANSI」が選択されています。この設定変更を行うことで、正常にJIS配列として認識してくれるようになります。
上記の設定項目が表示されない場合は、iPadOSが最新の状態になっているかどうかを確認してみてください。記事内では記事執筆時点では最新の「iPadOS 16.3」がインストールされたiPad Proを使用しています。
修飾キーはカスタマイズできる
シフトキーやコマンドキーといった修飾キーは、iPadの設定からカスタマイズできます。
iPadの「設定」>「キーボード」>「ハードウェアキーボード」>「修飾キー」と進み、上の画面で修飾キーをカスタマイズできます。
基本的にiPadやMacに最適化されたキーボードであれば修飾キーのカスタマイズは不要ですが、Windows向けキーボードなど、そうでないキーボードをiPad Proに接続する場合はカスタマイズ必須。
キーボードによって、修飾キーの配置が特殊だったりします。使いにくいと感じたときには、上記の方法でカスタマイズしておきましょう。
使用環境・使用スタイルに最適なキーボードを選ぼう
キーボードを購入する際は、「どのような環境・スタイルでキーボードを使用するか」を事前にイメージしておくことが失敗しないコツです。
iPad Proの機動性を活かし、環境を選ばず使用したいということなら、Smart Keyboard Folioのようなキーボードケースが適しています。
これなら大きいスペースを取らないので、移動中の車内やカフェなど使えるスペースが限らレテいる環境でも気兼ねなく取り出せます。
逆に自宅や職場など、ある程度のスペースを確保できる環境なら、以下のようなパソコンスタイルがおすすめです。
iPad ProにはBluetoothマウスも接続できます。キーボードとマウスを接続すれば、使い勝手はまさにパソコンのそれです。
繰り返しになりますが、使用環境に合ったキーボードを選ぶことが大切です。どのような環境でキーボードを使用するか、どのような目的でキーボードを使用するなどを事前にイメージしておくと、失敗してしまう確率がぐっと減りますよ。
iPad Proで使って欲しいおすすめキーボード10選
それではiPad Proで使って欲しいおすすめのキーボードをご紹介していきます。様々なタイプのキーボードをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください!
【Apple】Smart Keyboard Folio
│使い分けが便利なiPad Pro専用キーボードケース
iPad Proで使うキーボードといえば、まっさきにご紹介すべきはAppleの「Smart Keyboard Folio」でしょう。価格は27,800円(税込)からと決して安くはありませんが、文字入力する機会が多いのであればぜひ検討して欲しいキーボードです。
Smart Connector接続でペアリング設定は不要、キーボードへの給電はiPad Proから行われるので充電も不要です。磁力でiPad Proにくっつけるだけですぐに使える状態に。とにかく楽チンです。
キーストロークは浅めで、トントントンと軽快に打ち込んでいける打鍵感。打鍵感に関しては好みが分かれるところかと思いますが、脱力した状態でキートップをなでるように打ち込んでいけるこの打鍵感を気にいる人は多いのではと思います。
さらにSmart Keyboard Folioのいいところは、キーボードスタイルとタブレットスタイルをかんたんに切り替えられる点も挙げられます。キーボードだけでなく、手持ちなどでも使いたいという人にも対応できるアイテムです。
- Apple純正のキーボードケース
- Smart Connector接続でペアリング設定&充電不要
- キーボードスタイルとタブレットスタイルを切り替えられる
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
互換性:iPad Pro 11インチ全世代・iPad Air(第4世代/第5世代)
【ロジクール】Slim Folio Pro
│バックライト搭載のiPad Pro専用キーボードケース
続いてご紹介するのは、ロジクール「Slim Folio Pro」です。Bluetooth接続のiPad Pro専用キーボードケースです。
暗い環境でもキーが見やすいバックライトを搭載。バッテリーは充電式で(USB-Cコネクタ)、フル充電から最長3か月もってくれます。また、キーボードスタイルとタブレットスタイルに加え、少しの傾斜をつけたスケッチスタイルとあらゆる利用シーンに対応します。
重量が553gとそこそこあり(11インチ用)、「軽快に持ち運びたい」という人は重さが気になってしまう可能性があります。しかし、この機能性の高さは魅力ですね!価格もSmart Keyboard Folioよりも安く比較的選びやすいかと思います。
- iPad Pro全面を保護できるキーボードケース
- Bluetooth接続
- キーボードバックライト搭載
- 最長3か月のバッテリー駆動時間(1日2時間の使用)
- US(英語)配列
- iPadOSに最適化されたキー
- 角度調節が可能
互換性:iPad Pro 11インチ全世代
【Apple純正】Magic Keyboard
│トラックパッドを搭載する本格キーボードケース
続いてご紹介するのは、トラックパッドを搭載するApple純正のiPad Pro向けキーボード、「Magic Keyboard」です。
「で、トラックパッドって便利なの?」というところですが、実際に使ってみると、「タッチ操作よりもトラックパッドでの操作のほうが運動量が少なくラク」と感じます。
トラックパッドがあることで、腕を上げたり下げたりする必要がなくなります。明らかにタッチ操作より楽チン。それに細かい操作もしやすくなるので、エクセルアプリや画像編集アプリなどの細かな操作が必要になるアプリには便利でしょう。
Magic Keyboardは、無段階に角度調節できるフローティングカンチレバーを搭載、さらにパススルー充電に対応するUSB-Cコネクタを搭載します。iPad Proを充電しながら、USB-Cハブなどのアクセサリーを接続可能です。
ただし、「重い」ということはデメリットと言えます。12.9インチ用Magic Keyboardの重量は実測で約691g。そこにiPad Pro 12.9インチインチの重量である684gを足すと、合計1,375gという計算に。タブレットというより、軽めのノートPCを持ち運ぶ感覚に近いですね。
それでもMagic Keyboardはマグネット装着式ですので、キーボードを使わないときはかんたんに取り外せます。安くない価格もあり「人を選ぶキーボード」であることは間違いありませんが、パソコンライクな用途がメインだという方にはハマるはずです。
- Apple純正のキーボードケース
- Smart Connector接続でペアリング設定&充電不要
- 角度を無段階で調節できるフローティングカンチレバー
- パススルー充電対応のUSB-Cポート搭載(データ通信不可)
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
- ホワイト/ブラック
互換性:iPad Pro 11インチ全世代・iPad Air(第4世代/第5世代)
【ロジクール】Combo Touch
│Smart Connector接続対応 & トラックパッドを搭載
「トラックパッド搭載のキーボードが欲しい!でも、Magic Keyboardは高過ぎる!」という方にチェックしてほしい製品が、こちらのロジクールのキーボードケースです。
トラックパッドを搭載したキーボードケースで、価格は約25,200円(記事執筆時点/Amazonでの価格)。決して安くはありませんが、少なくともコスパはMagic Keyboardよりもいいですね。
このキーボードケースはSmart Connector接続に対応するので、Magic Keyboardのように装着すればすぐに使える状態になります。キックスタンドで角度調節も可能で、手持ちしたいときにはキーボード部分を取り外すことも可能。機能としては文句なしですね!
トラックパッド搭載のキーボードケースとしては、Magic Keyboardだけでなくこちらを選ぶのも選択肢です。
- Smart Connector接続でペアリング&充電不要
- トラックパッド(タッチパッド)搭載
- 角度調節が可能なキックスタンド(20°〜60°)
- キーボード部分は取り外し可能
- JIS(日本語)配列
互換性:iPad Pro 11インチ全世代
【Ewin】トラックパッド搭載キーボードケース
│高いコストパフォーマンスが魅力の高機能キーボードケース
コストパフォーマンス重視のあなたには、Ewinのトラックパッド搭載キーボードケースがおすすめです。
別途ワイヤレスマウスを持ち運ぶのもありですが、やはりトラックパッドがスマート。移動中などスペースが限られる環境では、マウスは使いにくいですらね。
トラックパッドを搭載しながら、価格は約5,000円(記事執筆時点)とMagic Keyboardの9分の1ほどの価格。トラックパッド搭載でコスパを重視するならコレでOKです!
- iPad Pro全面を保護できるキーボードケース
- Bluetooth接続
- トラックパッド(タッチパッド)搭載
- キーボード部分は取り外し可能
- 1回のフル充電で約45日間使用可能
- JIS(日本語)配列
互換性:iPad Pro 11インチ全世代
【Apple純正】Magic Keyboard
│iPad Proでも使えるApple純正のBluetoothキーボード
iPad向けキーボードと同じ名前なのですが、こちらはMac向けのMagic Keyboardです。Mac向けといっても、一般的なBluetoothキーボードと同じようにiPadに接続できます。
服飾キーのキーボード配列は、Smart Keyboard FolioやiPad向けMagic Keyboardとほぼ同じ。上段の輝度調節や音量調節、音楽コントロールボタンもしっかり機能してくれます。
Magic Keyboardの重量は228gと軽く、サイズ的にもコンパクトで薄いので容易に持ち運びできます。iPad向けのMagic Keyboardは約691gですから、カバンに詰め込むならiPad向けMagic Keyboardのほうが軽い計算になりますね。
例えMacを使っていなくても、iPad Pro 12.9インチのお供としてMagic Keyboardを選ぶのはアリですよ!
- Apple純正キーボード
- Bluetooth接続
- バッテリー充電式で1回の充電で1か月以上使用可能
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
【Anker】ウルトラスリムBluetoothキーボード
│安いけどしっかり使えるBluetoothキーボード
続いてご紹介するのは、スマホ・タブレットアクセサリーでお馴染みAnker(アンカー)のBluetoothキーボードです。約200gとMagic Keyboard並に軽量で、持ち運び用途にも対応できます。
乾電池式(単4電池2本)で省電力モードをオンにすれば、1日2時間程度の使用で3ヶ月以上もちます。USB充電器やケーブルが必要になる充電式よりも、かんたんに交換できる電池式のほうがある意味ラク。乾電池ならコンビニにも置いてますからね。
そして、価格はMac向けMagic Keyboardの5分1ほど。Magic Keyboardと比べると多少のチープ感はありますが、これだけの価格差があれば十分選択肢に入ってきます。もちろんiPadOS(iOS)対応。コスパ重視でキーボードを探している方にチェックしてほしい製品です。
- コスパ抜群のAnker(アンカー)製Bluetoothキーボード
- 約200gと軽量
- 乾電池式(単4電池2本、別売)で3か月以上使用可能(1日2時間程度の使用で)
- US(英語)配列
- ブラック/ホワイト
【ロジクール】KEYS-TO-GO
│iPad Proと一緒に持ち出す!厚さ6mmの極薄キーボード
こちらは、ロジクールのBluetoothキーボード「KEYS-TO-GO」です。重量はたったの180gでAppleのMac向けMagic Keyboardよりも軽量、耐水仕様でより持ち運びに特化されたキーボードとなっています。
KEYS-TO-GOはiPhoneやiPadでの使用が想定されており、キーボード配列は完全にiOS/iPadOSに最適化されています。キーボード上段にはiOS/iPadOSの機能に直接アクセスできる便利なキーも搭載。
Smart Keyboard FolioやiPad向けMagic Keyboardを選ぶ場合、「新モデルに買い換えるときに一緒にキーボードも買い換えないといけないリスク」を考えないといけません。iPad Pro 12.9インチの場合は、いまのところ第3世代/第4世代/第5世代共通で使用できるもの、第6世代でも使える保証はありません。そういう意味では、iPhoneやiPadで使用できる単体キーボードを持っておくのもいいでしょう。
- 持ち運びに特化したロジクールのBluetoothキーボード
- iOS/iPadOSに最適化されたキーボード配列
- 241gと軽量、耐水仕様
- バッテリー充電式で1回のフル充電で約3か月使用可能
- US(英語)配列キーボード
- ブラック/クラシックブルー/ブラッシュピンク
【Ewin】トラックパッド搭載Bluetoothキーボード
│出先でもマウスなしでポインタ操作・ジェスチャー操作が可能
トラックパッドを搭載したEwinのBluetoothキーボードです。AppleのiPad向けMagic Keyboardのトラックパッドと同じように、ピンチイン・アウト操作やジェスチャー機能が可能です。
トラックパッドを搭載した独立型のキーボード、という点で非常にユニークなキーボード。iPadでトラックパッドを使いたいとなると、選択肢が限られ必然とコストが高くなってしまいますが、こちらのEwinのキーボードなら低予算でトラックパッドを活用できます。
- トラックパッド搭載のBluetoothキーボード
- バッテリー充電式で1回のフル充電で約35日間の使用が可能(1日2時間程度の使用)
- 241gと軽量
- JIS(日本語)配列キーボード
- タブレットスタンド付属
【ロジクール】MX KEYS mini
│コンパクトでも高機能、iPad Proとの相性もよし
最後にご紹介するのは、ロジクールのBluetoothキーボード「MX KEYS mini」です。このキーボードをおすすめしたいのは、「iPad Proとパソコンの共用キーボードとして使いたい」という方。
MX KEYS miniには最大3台までのデバイスを接続先として登録できます。iPad Proからパソコンへ、パソコンからiPad Proへと接続先をワンタッチで切り替えられます。
重量が約506gとそこそこあるため持ち運びには向きませんが、iPad Pro兼パソコン用のキーボードをお探しの方にぴったりです。
- コンパクトな高機能Bluetoothキーボード
- 最大3台のデバイスを切り替えられるボタン(Easy-switch)
- バックライト搭載
- フル充電で最大5か月使用可能なバッテリー(バックライトオフ状態)
- ペールグレー/グラファイト/ローズ
iPad Proにキーボードを接続するメリット
そもそも、わざわざiPad Proのためにキーボードを用意するメリットはあるのでしょうか。ズバリ、以下のようなメリットがあります。
- iPad Proの画面を広く使える。
- タッチタイピングでき、高速に文字入力できる。
- ショートカットキーが使える。
- リアルタイムに自動的に変換してくれる「ライブ変換」が使える。
- トラックパッド搭載キーボードならポインタ操作・ジェスチャー操作が可能。
私自身、もっとも恩恵を感じているのは「高速に文字入力できる」ということですね。iPadではスマホのようにフリック入力することもできます。iPadOSのアップデートを重ねるにつれて、オンスクリーンキーボードもずいぶんと使いやすくなりました。しかし、長文を入力するとなるとやはり物理キーボードには勝てません。
外部キーボードを接続したときのみ有効にできる「ライブ変換」にも注目ですね。
上は実際にライブ変換されている様子です。変換のためのスペースキーは一度も押していません。ぬるぬる変換されていくライブ変換は、最初こそ少しの慣れが必要なものの、慣れてしまえば効率よく文字入力できおすすめです。
「ショートカットキー」が使えるようになる点にも注目ですね。「ホーム画面に戻る」であったり、「アプリの切り替え」など、タッチ操作せずともキーボード上で操作できるショートカットキーが多数用意されています。
「iPadで高速に、効率的に、ラクに操作・文字入力したい」と考えているのであれば、それがキーボードを用意する理由になります。
まとめ:iPad Pro × キーボードで活用の幅が広がる!
記事内でご紹介したキーボードのなかでどれかひとつを選ぶとすれば、AppleのSmart Keyboard Folioを推します。
互換性:iPad Pro 11インチ全世代・iPad Air(第4世代/第5世代)
タイピングのしやすさは申し分ないですし、Smart Connector接続で楽チン……キーボードスタイルとタブレットスタイルをかんたんに切り替えられることもポイントです。どんな環境でも使えるという守備範囲の広さもあって、これがいちばんおすすめしやすいですね。私自身のもっとも使用頻度が高いキーボードでもあります。
ただ、Smart Keyboard FolioといったApple純正キーボードは、どちらかというと「ヘビーユーザー向け」です。高価なこともあって使用頻度が高くないと元を取るのは大変です。
「使用頻度的に元を取るのが難しいかも」という方には、AnkerのBluetoothをおすすめします。価格の割にしっかりしたつくりですし、キーも打ちやすく使い勝手もいいですね。US配列キーボードということには注意ですが、ほとんどの方のニーズをカバーできるかと思います。
キーボードを用意することで、iPad Proの活用の幅が間違いなく広がります。ぜひ本記事を参考にしていただき、お気に入りのキーボードを見つけていただければ幸いです!
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