2020年3月25日、新型11インチiPad Pro(第2世代)、12.9インチiPad Pro(第4世代)が発売。広角と超広角のデュアルカメラ仕様となり、AR(拡張現実)などに活用されるという「LiDARスキャナ」が新搭載となりました。
今回ご紹介するのは、「11インチiPad Pro(第2世代)におすすめの保護ケース・カバー」です。傷や落下時の衝撃から守るには、保護ケースが必須。気軽に持ち出せるiPad Proだからこそ、しっかりと保護しておきたいところです。
人気のApple純正iPad Proケースから、個性豊かなサードパーティ製iPad Proケースまで幅広くご紹介しています。ぜひiPad Proケース選びの参考にしていただければと思います!
iPad Proケースの選び方・注意点
まずは、iPad Proケースの選び方・注意点ということで、押さえておくべきポイントについて解説しておきます。
「早くおすすめを紹介して!」という方はコチラからジャンプできます。
第1世代と第2世代の違いについて
新型の11インチiPad Pro(第2世代)と、前モデルの第1世代のサイズはほぼ同じです。違うのは、背面にあるカメラの形状。
このように出っ張ったカメラの形状が異なるため、第1世代のみに対応した保護ケースは、第2世代では使用できません。ただ、第2世代に対応した保護ケースは、第1世代でも使用できます。
第1世代に第2世代対応の保護ケースを装着すると、こんな感じ。そう違和感があるわけではありません。
Apple PecilユーザーはiPadケース・カバーの形状に注意
11インチiPad Proに対応するApple Pencil(第2世代)は、iPad Pro側面にある「磁気コネクタ」にくっつけるかたちで充電・ペアリングを行います。
Apple Pencil(第2世代)の充電は、iPad Pro側面にある「磁気コネクタ」にくっつけて行います。iPad Pro側面まで包み込むような形状の保護ケースだと、まさにこのApple Pencilと干渉してしまうので注意が必要。第2世代Apple Pencilをペアリング・充電するには磁気コネクタ経由しか方法はありません。
Apple Pencilを充電・ペアリングするたびに保護ケースを脱着……というのはかなり面倒なので、Apple Pencilユーザーの方は「Apple Pencil対応のiPad Proケース」を選ぶようにしましょう。この点は見落としやすいところだったりするので要注意です。
なお、iPad Proと一緒にApple Pencilも持ち運びたいという場合は、Apple Pencilを収納できるiPad Proケースが便利でおすすめです。
Apple純正iPadケース・カバー(iPad Pro 11)
まずは、気になるApple純正アクセサリーからチェックしていきます。Apple純正ということもあり価格こそ高いですが、その品質はお墨付きです!
Smart Folio
Apple純正のiPadケースといえば「Smart Cover(スマートカバー)」が思い浮かびます。iPad Pro向けにはSmart Coverではなく、「Smart Folio(スマートフォリオ)」が用意されています。違いはディスプレイを含む背面も保護できるかどうかの違い。
マグネット式でかんたんに脱着でき、薄くかさばりません。軽くいい意味で装着感がないiPad Proケースです(約175g)。無駄のないシンプルなデザインも魅力ですね!
一点注意したいのは、iPad Proの側面はカバーできないということです。USB-Cポートや各ボタンへのアクセスはしやすいものの、耐衝撃性があるとは言えないので注意です。
それでも、iPad Proのためだけに作られた完璧なサイズ感、高級感ある質感はApple純正ケースならではです。高い品質だけに価格も高いですが……「Apple純正iPad Proケースがいい!」ということであれば、まずチェックしておきたいケースです。
・iPad Pro背面も保護する手帳型ケース
・Apple Pencil充電可
・角度調節可能(2段階)
・オートウェイク/スリープ対応
・側面は保護されていない
・カクタス/サーフブルー/ピンクサンド/ホワイト/ブラック
Smart Keyboard Folio
iPad Proでキーボードを使うとなれば、「Smart Keyboard Folio」が定番です。充電不要でペアリング設定不要。iPad Proに装着するだけですぐに使い始められます。ディスプレイと背面をカバーする手帳型ケースで、普段はiPad Proケースとして、ときにはキーボードとして大活躍してくれます。
「JIS(日本語)配列を選べる」ということもポイントです。iPadにJIS配列キーボードを接続すると、一部のキーボードを除き、US配列として認識されてしまう、ということが起こります。Smart Keyboard FolioはJIS配列キーボーとして使える限られたキーボードなのです。
ただ、良くも悪くもキーボード一体型ケース。「キーボードを使うシーンは限られている」という場合、ただただ重いiPad Proケースになってしまうので注意です。実際に僕がそのパターンだったので……。キーボードの使用頻度が高いということなら、Smart Keyboard Folioは頼れる相棒になってくれるはずです。
iPad Pro用にキーボードを検討されている方は、次に紹介する「Magic Keyboard」も要チェックです!
・キーボード一体型ケース
・iPad Pro背面も保護する手帳型ケース
・角度調節可能(2段階)
・オートウェイク/スリープ対応
・Apple Pencil充電可
・側面は保護されていない
・「Smart Connector」で充電の必要がなく、瞬時にペアリングが完了
・JIS(日本語)/US(英語)配列から選べる
【5月発売】Magic Keyboard(マジックキーボード)
発売は5月ともうちょっと先にはなりますが、「Magic Keyboard」もチェックすべきiPad Proアクセサリーです。シザー構造のキーボードとトラックパッドを搭載。角度調節しやすい「フローティングデザイン」も特徴的です。
パススルー充電が可能なUSB-Cポート、そして充電・ペアリング設定が不要なSmart Connector接続と注目ポイントが盛りだくさん。ぜひ僕も購入したいと考えています。
が、11インチiPad Pro用で31,800円(税別)となかなかのお値段。もう少し出せば無印iPadが変えるほどと、かなり高価なキーボードケースなので、しばらく様子見するのもありかと思います。
Magic Keyboardは当ブログでもレビューしたいと考えていますので、またチェックしていただければと思います。
購入しました!詳細は以下の記事内でご紹介していますが、利用シーンにハマれば最高のアイテムとなってくれますよ!
・トラックパッド搭載キーボード一体型ケース
・iPad Pro背面も保護する手帳型ケース
・角度調節可能(フローティングデザイン)
・パススルー充電できるUSB-Cポート
・オートウェイク/スリープ対応
・Apple Pencil充電可
・側面は保護されていない
・「Smart Connector」で充電の必要がなく、瞬時にペアリングが完了
・JIS(日本語)/US(英語)配列から選べる
「iPadOS 13.4」のアップデートで、iPadで「トラックパッド」が使えるようになりました。興味がある方は、以下の記事もチェックしてみてください。
OtterBox Symmetry Series 360 Case
Apple純正ではありませんが、取扱いがApple公式サイトのみということで、一緒に紹介しておきます。
Smart FolioやSmart Keyboard Folioは、側面が露出した形状でした。これでは落下させてしまったときに側面に衝撃を受けてしまいます。一方で側面まで覆うケースの場合Apple Pencilをペアリング・充電する度にケースを脱着しなければいけなくなり、これまた現実的ではありません。
このSymmetry Series 360 Caseは「Apple Pencilに干渉せず、なおかつiPad Proを全方向からガッチリ守れるケースがいい」というニーズに応えてくれるiPadケース。
側面までカバーしてくれる形状で、なおかつApple Pencilのために磁気コネクタ周辺にスペースが設けられています。Apple PencilをくっつけているときはApple Pencilごと覆い全面を保護。背面部分はクリアになっておりiPadのカラーを隠さないように工夫されていますね。
擦り傷や落下時の衝撃などあらゆる傷・衝撃に対処できるので、iPad ProとApple Pencilをよく持ち運びする人におすすめしたいiPadケースです。なおApple Pencilをくっつけた状態でなくとも違和感なく使用できるので、「この先Apple Pencilも購入するかもしれない」という人にもおすすめです。
⇒ Apple公式サイトで「11インチiPad Pro用OtterBox Symmetry Series 360 Case」をみる
・iPad Proの側面を含む全面を保護
・背面がクリアでiPad Proのカラーを隠さない
・角度調整可能(2段階)
・オートウェイク/スリープ対応
・Apple Pencil充電可
・グレー/パープル
おすすめiPad Pro 11ケース・カバー
ここからは「サードパーティ製ケース」を中心におすすめを紹介していきます。iPad Proのデザインを隠さない「クリアケース」、機能が充実した「手帳型ケース」、裸におすすめしたい「スリーブケース」など、おすすめしたいケースがたくさんあります。
それではチェックしていきましょう!
【Ztotop】Smart Folio風 iPad Proケース
「Smart Folio風」というか、機能としてはSmart Folioまんまです。それでいて価格はSmart Folioの3分の1程度。Apple純正ということにこだわりがなければ、コスパは断然こっちのほうがいいです。
かんたんに脱着できるマグネットタイプで、iPad Pro側面は保護されていません。フラップの開閉で自動的にディスプレイオン/オフするオートウェイク/スリープにも対応しています。角度調節はフラップを折りたたんで2段階で調節できます。Smart Folioと同じですね。
11インチiPad Pro(第1世代)向けの同ケースを持っていましたが、価格のわりに質感もいいですし、マグネットの磁力、使い勝手にも問題ありません。
・Apple純正Smart Folio風iPad Proケース
・Apple Pencil対応
・角度調節可能(2段階)
・側面は保護されていない
【ESR】シンプルなTPUクリアケース
シンプルでiPad Proのデザイン・カラーを隠さないESRのクリアケース。TPU素材なのでクッション性があり、耐衝撃性能に期待できます。
クリアケースでいい意味で存在感がないので、「iPad Proを裸で使いたいけど、傷も心配」という人にぴったりです。iPad Proには出っ張ったカメラ問題もあるので、裸派の方もこういったクリアケースを装着しておくことをおすすめします。
側面にある磁気コネクタ部分は空けられており、ケースを装着したままApple Pencilの充電・ペアリングが可能です。
選びやすい価格なので、「とりあえず用」としてもおすすめです!
・シンプルでカラーを隠さないクリアケース
・衝撃に強いTPU素材
・Apple Pencil対応
・クリア/半透明のブラック
【エレコム】シンプルな薄型ハードケース
続いてもシンプルなクリアケースなのですが、TPUではなくポリカーボネートのハードケースです。クッション性はないので耐衝撃性能には期待できませんが、擦り傷から背面を守るには十分です。
11インチiPad Proの厚さは5.9mm。ケースを常用していると、iPad Pro本来の薄さを忘れてしまいます。たまにケースを外すと「こんなに薄かったんだな」と改めて驚くことがあります。iPad Pro本来の薄さを活かせるのが、このような薄型ケースです。
エレコム社製ということで、他の中華メーカー製ケースと比べると価格帯は高めですが、薄くシンプルなケースをお探しであればチェックしておきたいiPad Proケースです。
・ポリカーボネートを採用したハードケース
・薄型で軽量
・Apple Pencil対応
【エレコム】ソフトレザーのフラップケース
続いてもエレコムのiPad Proケースです。高級感あるソフトレザーを採用したフラップケースで、背面カバーはiPad Proのカラーを隠さないよう透明になっています。
Smart Folioのようにフラップを折りたたむことで角度調節が可能。オートウェイク/スリープにも対応しています。機能性は必要十分ですね!
・ソフトレザーを採用したフラップケース
・背面カバーはクリアでiPad Proのカラーを隠さない
・角度調節可能(2段階)
・オートウェイク/スリープ対応
・Apple Pencil対応
・ネイビー/ブラック
【ESR】7つの角度に対応する高機能iPad Proケース
7つの角度に対応するスタンド、Apple Pencil収納に対応するESRの高機能iPad Proケース。高い耐衝撃性能や、壁などにひっかけることができるスタンドの切り欠きなど、よく考えられた設計となっています。
なんといっても、7段階から角度調節できるスタンドが便利!iPad Proケースの多くは角度調節できても2段階、3段階までがほとんどです。これは7段階ですから、あらゆる利用シーンに対応できます。
・角度調節が可能(7段階)
・Apple Pencil対応/収納あり
・オートウェイク/スリープ対応
【FINON】防水ケース iPad Proをお風呂でも!
次にご紹介するのは、iPad Proをお風呂に持ち込める防水ケースです。FINONの防水ケースは、優れた防水性能から人気があります。
この防水ケースの対応サイズは「横225×縦335×厚さ10mm」、11インチiPad Proは「横178.5×縦247.6×厚さ5.9mm」ですから問題なく使用可能です。
ただ、操作性は落ちるので注意が必要です。まったく操作できないわけではありませんが、文字入力などの細かな操作はできません。動画視聴用や読書用として考えておいたほうがいいでしょう。
iPhoneを含む最近のスマホは、当たり前のように防水に対応していますが、iPad Proは防水・防塵に対応していません。間違っても勘違いして裸のままお風呂に持ち込んだりしないようにしてくださいね!
・iPad Proをお風呂に持ち込める防水ケース
・13インチまでのタブレットに対応
・収納内寸:横225×縦335×厚さ10mm
・ネックストラップ付属
・操作性は落ちるので注意
【tomtoc】裸派の人におすすめしたいiPad Proスリーブケース
持ち運び時のインナーケースや、自宅での保管用として使用できるスリーブケースは、ひとつ持っておけばなにかと便利です。
経験上、iPadに傷が付いてしまうパターンとして多いのは、カバンの中での擦り傷です。iPadをイヤホンや充電器、モバイルバッテリーなどと一緒に入れておくと、ほぼ間違いなく擦り傷が付いてしまいます。
「傷なんか怖くない!」という人はいいとしても、裸派の人も持ち運び時や保管時はこういったスリーブケースの使用をおすすめします。保護だけではなく関連アクセサリーも一緒に収納できるので便利ですよ!
・iPad Proと周辺アクセサリーを収納できるスリーブケース
・ケース内部のフリース素材でiPad Proを保護
・衝撃吸収パッドで衝撃から保護
iPadに対応するスリーブケースはこのほかにもたくさん販売されています。以下から人気アイテムをチェックしてみてください。
人気の「iPad対応スリーブケース」をチェック!
iPad Pro 11おすすめケースまとめ
iPad Proを愛用するあなたは、きっとこだわりがあってiPad Proを選んだのだろうと思います。「ガシガシと画像編集や動画編集をしたい」「Apple Pencilで絵を描きたい」「サクサクと快適にゲームをプレイしたい」と、iPad Proはさまざまなシーンで活躍してくれます。
大事な相棒として活躍してくれるiPad Proだからこそ、可能な限りキレイな状態で使いたいですよね。それにiPad Proは安くありません。ケースやフィルムといった保護アイテムは、iPad Proにとっては必須アイテムと言えます。
iPad Pro 11(第2世代)向けの保護ケース・カバーは、これからどんどん増えてくると思われます。この記事は定期的に更新していく予定ですので、またチェックしていただければ幸いです!
人気の「11インチiPad Proケース」をチェック!
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