
本記事は、iPadのなかでもっともコンパクトなモデル「iPad mini」におすすめのキーボードをご紹介!
コンパクトで軽量、どこへでも持ち出したくなるiPad miniだからこそ、便利なiPad周辺機器アクセサリーは欠かせません。なかでもあると便利なのが、文字入力や操作を効率的に行えるキーボードです。
iPad miniには、他のiPadモデルには用意されている「Smart Keyboard」といったApple純正のキーボードが用意されていません。「キーボードをどれにしようか」と迷われている方はきっと多いかと思います。
本記事ではiPad miniで使うキーボードを選ぶ際に気をつけたいポイントについてもご紹介していますので、ぜひ本記事を参考に、あなたに合ったキーボードを見つけてください!
iPad miniにキーボードは必要?メリットは?

キーボードを接続することで、どんなメリットがあるんだろう?
ズバリ、このようなメリットがあります。
- 画面を広く使える
- 高速に文字入力できる
- キーボードショートカットが使える
メリット1:画面を広く使える
画面上に表示させるソフトウェアキーボードだと、画面の大部分をキーボードが占めてしまいます。


フルキーボード表示だと、画面の半分近くをキーボードが占めてしまい、視認性が低下してしまいます。フローティングキーボードやフリック入力表示に切り替えることでマシにはなりますが、それでも邪魔であること変わりありません。
外部キーボードを接続することでソフトウェアキーボードが表示されなくなり、画面を広々と使えます。特にコンパクトサイズのiPad miniだからこそ、外部キーボードで得られるメリットは大きいでしょう!
メリット2:高速に文字入力できる
外部キーボードなら、キーを見ずに文字入力や操作を行うタッチタイピングも容易です。感触のないソフトウェアキーボードでタッチタイピングするのは至難の業。高速に文字入力するなら物理キーボードに限ります。


メリット3:キーボードショートカットが使える
iPad miniにキーボードを接続すると、便利な「キーボードショートカット」が使えるようになります。
- command + H:ホーム画面を表示
- command + スペースバー:検索フィールドの表示
- command + option + D:Dockの表示
- command + Tab:アプリの切り替え
- command + W:タブを閉じる
- 地球儀
+ ↑:Appスイッチャーの表示 - 地球儀
+ C:コントロールセンターの表示 - 地球儀
+ Q:クイックメモの表示
これらはほんの一部。便利なショートカットは他にもたくさんあります。


「command ⌘キー」の長押し、あるいは「地球儀
知っておくと便利!ユニバーサルコントロール機能
iPadOS 15.4で新搭載された「ユニバーサルコントロール」を使えば、最大3台のiPad・Macで1台のキーボード・マウスを共有できます。


実際には「iPad × iPad」というより、「iPad × Mac」の組み合わせで使うパターンがが多いかと思いますが、知っておいて損はない機能です。
ユニバーサルコントロールは、iPad miniでは第5世代以降のモデルで使用できます。
- iPad Pro(すべてのモデル)
- iPad(第6世代)以降
- iPad Air(第3世代)以降
- iPad mini(第5世代)以降
※ iPadOS 15.4以降のバージョン
iPad miniのキーボードを選ぶときに知っておきたいこと
続いては、キーボードを選ぶときに知っておきたいことについて解説します。iPadならではの注意点もありますので、さらっとでも目を通していただければと思います。
iPad miniにはBluetoothキーボードがおすすめ
どこへでも気軽に持ち出せるiPad miniとの相性を考えると、ワイヤレスでケーブルのわずらわしさのない「Bluetoothキーボード」がおすすめです。


「Lightning – USBカメラアダプタ」や「USB-C – USBアダプタ」を用意することでUSB接続の有線キーボードを接続することも可能ですが、「どうしてもこの有線キーボードを使いたい」という場合以外ではメリットはありません。
Bluetoothキーボードを選ぶ際には、以下の点もチェックしておきましょう。
- バッテリー充電式、乾電池式
- 充電方法(USBポートの形状など)
- 駆動時間
- サイズと重量
JIS(日本語)配列ならApple純正キーボードが無難



JIS配列をお使いの方は要注意!
ここがややこしいところ。
iPad miniにはJIS(日本語)配列のキーボードを接続したい、という場合は、Apple純正キーボードを選びましょう。
上のとおりなのですが、iPadOSでは、サードパーティ製のJIS(日本語)配列キーボードを接続すると、US(英語)配列として認識されてしまう、ということが起こります。
そのまま使えなくはないのですが、JIS配列とUS配列では記号の場所が異なるため、キートップに印字されている記号とは異なる記号が入力されることになります。一時的な使用であれば我慢できても、日常的に使うとなると厳しいですね。
Apple純正キーボードなら、JIS配列はJIS配列として、US配列はUS配列として動作してくれます。
- JIS配列キーボードを接続したい → Apple純正キーボード
- US配列キーボードを接続したい → iPadに対応するものであれば、Apple製でもサードパーティ製でもOK
一般的に多くの方が馴染みがあるのは「JIS配列」かと思います。「JIS配列キーボードを購入したのに、iPad miniに接続するとUS配列として認識されてしまい使いづらい」ということになりかねないのでご注意ください。
利用シーンに最適なキーボードを選ぼう
利用シーンに最適なキーボードを選ぶこと。これが大事です。


快適さを重視するなら、上のような「iPadスタンド + Bluetoothキーボード」の組み合わせが快適です。スタンドを使用することで縦置きできますし、iPadにマウスを接続すればパソコンライクに操作できます。
持ち運ぶことが多いのなら、iPadケースとキーボードが一体となった「キーボードケース」がいいでしょう。iPad miniを保護しながら、環境を選ばずキーボードを使用できるメリットがあります。
「どんな環境で、どのようなシーンでキーボードを使いたいか」を事前にイメージしておくことが、キーボード選びのコツです。
iPad miniにおすすめのキーボード〇選!
それでは、本題のiPad miniにおすすめのキーボードをご紹介していきましょう!
【Apple】Magic Keyboard|鉄板の純正キーボード


まずご紹介すべきはこれ、Apple純正キーボードの「Magic Keyboard」です。Mac向けというイメージがありますが、iPadOSデバイスでも使用できます。iPad miniで使用するキーボードで迷ったなら、Magic Keyboardを選んでおけば間違いないです。
- キーレイアウトは完全にiPad・Macに最適化されている
- JIS(日本語)配列を選択でき、JIS配列として動作してくれる
間違いないという大きな理由は、上の2点ですね。「US配列で問題ない」という方もなかにはいらっしゃるかと思いますが、普段からJIS配列を使っている方だと、US配列に慣れるのにも多少の時間がかかります。
また、Magic Keyboardは持ち運ぶ機会のある方にもおすすめできます。サイズは高さが0.41〜1.09cm、幅が27.89cm。重量は239g。コンパクトで薄く、さらには軽量なので、難なく持ち出せます。キーボードケースと比較すると使用中はある程度のスペースが必要になるものの、快適な文字入力環境を重視するなら携帯して持ち歩くのも十分ありです。
- Apple純正キーボード
- 完全にiPad・Macに最適化されたキーレイアウト
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
- バッテリー充電式(1回のフル充電で1か月以上駆動)
- コンパクト & 軽量で持ち運びにも最適
【Satechi】スリム X1│Magic Keyboardより安くて高性能
【Anker】ウルトラスリム ワイヤレスキーボード


コスパで選ぶなら、Anker(アンカー)のワイヤレスキーボードがおすすめです。約2,000円(記事執筆時点)と選びやすい価格。AppleのMagic Keyboardを連想されるデザインですが、価格はMagic Keyboardの約5分の1です。
バッテリーは内蔵されておらず、乾電池(別売)で駆動。単4電池2本で3か月以上使用可能です。単4電池であればコンビニでも買えますし、出先で充電切れを起こしても対処しやすいですね。重量は200 gとMagic Keyboard(239 g)よりもちょっと軽いくらいです。持ち運びにも最適です。
US配列のみとなる点には注意ですが、ぜひチェックしておきたいコストパフォーマンス抜群のBluetoothキーボードです。
- コンパクト & 軽量なBluetoothキーボード
- コストパフォーマンスが魅力
- 乾電池式(単4電池2本で3か月以上駆動)
- US(英語)配列
Logicool Keys-to-Go┃携帯性・耐水性・静音性が魅力


続いてご紹介するのは、Logicool(ロジクール)のコンパクト&軽量なiPad向けキーボード「Keys-to-Go」。iPad miniと一緒に持ち運ぶのにぴったりなキーボードです。
重量はわずか180g。iPhone 13の重量が173gなので、スマホ1台分くらいの重さ。これくらいならカバンのなかに常時入れておいてもそれほど気になりません。出先で活用するのに安心の耐水設計、フル充電で最大3ヶ月駆動するロングライフバッテリーもポイントです。
愛用者も多いLogicoolのKeys-to-Go。静音性もあるので出先でも使いやすいかと思いますiPad miniと一緒に持ち運ぶことが多いのならチェックすべきキーボードです。
- コンパクト&軽量なiPad向けBluetoothキーボード
- 音楽コントロールや輝度コントロールなどの専用キーを搭載
- 耐水性・静音性あり
- バッテリー充電式(フル充電で最大3か月駆動)
- ブラック/クラシックブルー/ブラッシュピンク
- スマホ・タブレットスタンド付属
- US配列
【Logicool】K380 マルチデバイスBluetoothキーボード


LogicoolのBluetoothキーボード「K380」には、最大3台のデバイスへの接続をボタンひとつで切り替えられるEasy-Switchボタンを搭載。iPadだけでなくWindowsやMac、Androidにも対応し、複数のデバイスを切り替えながら使いたい、という方におすすめです。
iPad miniに接続するとUS配列としての動作となるものの、キートップにJIS配列用とUS配列用の表記がそれぞれ印字されているので、記憶を頼りに記号を入力する、なんてことはせずに済みます。
サイズが279 × 124 × 16 mm、重量が423g(電池含む)とそこそこのサイズと重量があるため、持ち運び時には負担になるかもしれません。K380が活躍してくれるのは複数デバイスを卓上に置いての作業。接続先をシームレスに切り替えられる「Logicool Flow」にも対応していますし、どちらかというと自宅や職場でがっしり作業したいシーンに向いています。
また、5色から選べるカラーバリエーションもポイント!毎日使うものと考えると、カラーやデザインも大事です。
- Easy-Switchボタンで最大3台のデバイスにかんたん切り替え
- アルカリ単4電池2本で最長2年駆動(電池付属)
- オフホワイト/ブラック/ブルー/レッド/ローズ
- US配列として動作
【Ewin】持ち運びに便利な二つ折りキーボード


コンパクトで軽量、持ち運びに特化した二つ折りタイプの折りたたみ式キーボードです。折りたたみ時のサイズは145 × 99 × 12 mm。重量は157g。軽いスマホ1台分くらいの重量です。
最大3台のデイバスへの接続を切り替えられるボタンを搭載し、iPadだけでなくWindows、Androidデバイスに対応します。スマホ・タブレットスタンドを活用すればあらゆる場面で活躍してくれるでしょう。
安っぽくないレザー素材の外装で安っぽさはなく、ビジネスの場でも取り出しやすいデザインです。カバンのなかに常時忍ばせておいても気にならないサイズ・重量なので、出先での作業効率アップにおひとつどうでしょうか。
- コンパクト & 軽量な二つ折りBluetoothキーボード
- 145 × 99 × 12 mm(折りたたみ時)、157g
- バッテリー充電式(1回のフル充電で約60時間駆動)
- スマホ・タブレットスタンド付属
- US配列
【Ewin】タッチパッド搭載のBluetoothキーボード


同じくEwinのBluetoothキーボードです。タッチパッド搭載のキーボードで、アプリの切り替えやピンチイン・アウト操作が可能です。
画面に手を伸ばすよりも、手元のタッチパッドでポインタ操作したほうが運動量が少なく楽チンです。出先でもマウスを持ち歩くことなくポインタ操作したいという方におすすめのキーボードです。
- タッチパッド搭載Bluetoothキーボード
- 250 × 180 × 50 mm、約241g
- 1回のフル充電で約35日間駆動
- スマホ・タブレットスタンド付属
- JIS配列
【iClever】折りたたみ式 & タッチパッド搭載Bluetoothキーボード


続いてご紹介するのは、iCleverの三つ折りキーボードです。コンパクトサイズ(180 × 158 × 90 mm)で軽量(約220 g)にもかかわらずタッチパッドが組み込まれており、出先でもパフォーマンスを落とさず作業できます。
バッテリー駆動時間が約60時間と長くないことが気になりますが、1回フル充電すれば数日はもってくれます。キーボード+タッチパッドで、持ち運ぶ機会が多い方にチェックして欲しい製品です。
- コンパクト & 軽量な三つ折りBluetoothキーボード
- 180 × 158 × 90 mm、約220 g
- バッテリー充電式(1回のフル充電で約60時間駆動)
- タッチパッド搭載
- ダークグレー/ピンクゴールド/シルバー
【COO】1台2役のキーボードケース(iPad mini6向け)


iPad miniケースとキーボードを一緒に持ち運べる「キーボードケース」です。iPad mini6(第6世代)に対応します。
重量は約432 gと重めですが、キーボードは取り外し可能で、不要なときにはiPad miniケースのみで身軽な状態で持ち出すことができます。Apple Pencil収納にも対応します。普段はiPad miniケースとして使い、必要なときにキーボードをセットして持ち歩く、という使い方にぴったりです。
カラーは4色から選べます。ケース・キーボード付きと考えるとコスパもいいので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
- iPad mini6ケース + Bluetoothキーボードの「キーボードケース」
- バックライト搭載
- キーボードは脱着可能でケース単体としても使える
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大90日間駆動)
- Apple Pencil収納あり
- 重量は約432 g
- 4色から選べるカラー
- US配列
【SENLAN】可愛いデザイン・カラーのキーボードケース(iPad mini6向け)


最後にご紹介するのは、こちらもiPad miniケースとキーボードが一体となった「キーボードケース」です。こちらもキーボードは脱着可能で、取り外せばiPad miniケース単体として、キーボード単体として使用できます。
そして特徴的なのは、この可愛いデザインとカラーです。7色のカラーバリエーションから選択でき、iPad miniケースと同色のキーボードが付いてきます。丸っこくデザインされているキーも可愛いですね!
- iPad mini6ケース + Bluetoothキーボードの「キーボードケース」
- キーボードは脱着可能でケース単体としても使える
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大90日間駆動)
- Apple Pencil収納あり
- 重量は約460 g
- 7色から選べるカラー
- US配列
iPad miniにおすすめのキーボードまとめ
iPad miniは、その絶妙なサイズ感から積極的に外に持ち出したくなるタブレットです。「ハードルを感じずに気軽に持ち出せる」という点は、iPad mini最大の強みです。
最新のiPad mini(第6世代)ではApple Pencil(第2世代)にも対応し、これまでのコンテンツ消費中心の使い方だけでなく、ビジネス・クリエイティブ用途でも活躍してくれるようになりました。そういう意味では、快適にかつ高速に文字入力できるキーボードもiPad miniとの相性は抜群です。
記事内でご紹介したキーボードのなかで、おすすめをひとつ挙げるとすれば、やはりAppleの純正キーボード「Magic Keyboard」でしょう。
多くの人が使い慣れているであろうJIS配列を選べますし、持ち運ぼうと思えば難なく持ち運べるサイズ・重量。キーボードケースも魅力的ではあるのですが、iPad miniのサイズを考えるとキーボードがどうしても小さくなってしまいます。文字入力の快適さ、iPad miniとの相性、持ち運びしやすさなど総合的に見ると、やはりMagic Keyboardですね。
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