今回は2020年9月18日に発売された「iPad(第8世代)」と一緒に使いたいおすすめキーボードをご紹介します。
iPadケースと一体になっているキーボード、トラックパッドを搭載するキーボード、ユニークな折りたたみキーボードなど、さまざまなタイプのキーボードからおすすめをピックアップしています。iPadで文字入力することが多いのなら、キーボードはぜひ用意したいアイテムです。ぜひチェックしてみてください!
- iPad 10.2(第8世代/2020)向けキーボードの選び方
- iPad 10.2(第8世代/2020)向けキーボードおすすめ10選
- 【Apple】Smart Keyboard(スマートキーボード)
- 【Logicool】Rugged Keyboard Folio for iPad
- 【SANTALA】Smart Connector接続対応キーボード
- 【Logicool】Combo Touch Keyboard Case with Trackpad
- 【Ewin】トラックパッド搭載キーボード
- 【Apple】Magic Keyboard(マジックキーボード)
- 【Logicool】Keys-To-Go(iK1042BKA)
- 【Logicool】マルチペアリング対応のBluetoothキーボード(K380)
- 【iClever】折りたたみ式 V字型キーボード(IC-BK06)
- 【iClever】スタンド付き三つ折りキーボード(IC-BK03)
- iPad(第8世代)向けおすすめキーボードまとめ
iPad 10.2(第8世代/2020)向けキーボードの選び方
まずは、iPad(第8世代)向けのキーボードの選び方、そして押さえておきたいポイントについて解説します。iPadだからこそ気をつけたい「落とし穴」があったりするので、さらっとでも目を通しておいてください。
「そんなことより早く!」という方は、コチラをタップしてジャンプできます。
iPadでキーボードを使うメリットとは?
「そもそも、iPadにキーボードは必要なの?」ということですが、iPadで文字入力する機会が多いのであれば絶対に必要、キーボードを用意すべきです。
iPadの画面上に表示させて使用する「ソフトウェアキーボード」だと、キーボードに画面の大部分を占有されてしまいます。ソフトウェアキーボードでブラインドタッチすることは難しく、効率的にもよくありません。
iPadにキーボードを接続することによって、この画面の見づらさは解消されますし、ブラインドタッチも容易にでき作業効率も向上します。
iPadOSでは、2つのアプリを同時に表示させられるスプリットビューやスライドオーバー、マウスでポインタ操作したりとこれまで以上にiPadをパソコンライクに活用できるようになりました。
iPadでネットを閲覧したり、動画視聴したりする使い方であればキーボードは不要です。しかし上のようにパソコンに近い使い方をするのであれば、やはりキーボードがあったほうが便利で効率的です。
3つのキーボード接続方法
iPadへのキーボード接続方法は4つあります。
- 有線接続
- Bluetooth接続
- 無線2.4GHz接続
- Smart Connector(スマートコネクター)接続
それぞれのメリット・デメリットをまとめてみます。
キーボード接続方法 | メリット | デメリット |
有線接続 | ・遅延がない ・接続設定なしにすぐに使い始められる ・自分好みのキーボードを選べる | ・接続ケーブルが邪魔になる ・持ち運びしにくい |
Bluetooth接続 | ・ワイヤレスで快適 ・自分好みのキーボードを選べる | ・ペアリング設定が必要になる ・電池交換やバッテリー充電の手間 ・環境によっては通信が不安定になる ・ものによっては持ち運びしにくい |
無線2.4GHz接続 | ・ワイヤレスで快適 ・自分好みのキーボードを選べる | ・USBレシーバーが必要になり、iPadでの使用には向いていない |
Smart Connector接続 | ・ペアリング設定、充電が不要ですぐに使い始められる ・iPadケース一体型で持ち運びに便利 | ・選べるキーボードが限られている |
おすすめなのは「Bluetooth接続」と「Smart Connector接続」できるキーボード。どこへでも持って行けてとりだせるiPadの便利さを考えると、この2つの接続方法に対応するキーボードがおすすめです。
Bluetoothに対応したキーボードであれば、どのようなものでもiPadに接続できます。普段から慣れ親しんだキーボードを接続してもいいでしょうし、安いBluetoothキーボードなら3,000円以下で購入できます。
ただ、Belutoothキーボードは電池交換やバッテリー充電が必要になること、キーボードによっては持ち運びしにくいというデメリットがあります。どちらかというと自宅や職場といった「ある程度のスペースを確保できる場所」での使用に向いています。
Smart Connectorに対応したキーボードは、iPad側面に磁力でくっつけることで接続します。やることはくっつけるだけ。ペアリング設定は不要ですし、Smart Connector経由で給電されるので充電も不要です。とにかく楽チンなのがSmart Connector接続です。
キーボード配列について
日本国内でよく選ばれているのは「JIS(日本語)配列」と「US(配列)配列」の2種類です。キートップにひらがなが印字されているものがJIS配列キーボード。おそらく多くの人が馴染みがあるのは、US配列ではなくJIS配列でしょう。
US配列のキーボードは「半角/全角キー」などがなかったり、記号の位置がJIS配列と異なるといった特徴があります。どちらを選ぶかは好みでOKです。自分が使い慣れているほうを選びましょう。
ここで注意したいのは、iPadで使うキーボードとしてJIS配列を選ぶ場合です。
これはiPadOS/iOSの仕様なのですが、iPadにJIS配列キーボードを接続したとき、iPad向けに作られている一部のキーボードを除き、「US配列として認識されてしまう」のです。するとキートップに印字されている記号と異なる記号が入力されてしまうということが起こります。これでは非常に不便ですよね。
この事態を避けるには、「Apple純正のJISキーボード」を選ぶか、「iPad向けに設計されたJIS配列キーボード」を選ぶことです。ここは失敗しやすいポイントなので、注意してください。
- iPadでJIS配列キーボードを使うなら、「Apple純正キーボード」か「iPad向けに設計されたJIS配列キーボード」を選ぼう!
- US配列キーボードを使うなら気にしなくてOK
利用スタイルで選ぶキーボードのタイプ
自宅や職場でがっつり作業、もしくは出先のカフェでの作業など、iPadでキーボードを使いたい場面はさまざまです。大事なのは、利用シーンに適したキーボードを選ぶことです。
ある程度スペースを確保できる環境であれば、iPadスタンド ×キーボードスタイルがおすすめです。
このスタイルなら、普段使い慣れたキーボードを使えるので作業も捗ります。
移動中の車内やカフェなどで場所を選ばず使用したいのであれば、iPadケースとキーボードが一体となったものが便利です。薄型で軽量なものなら、スペースを取らず持ち運びもしやすいでしょう。
「どのようなシーンでキーボードを使いたいか」をイメージし、その利用シーンに適したキーボードを選ぶことが大事です。
- 自宅や職場では「iPadスタンド × キーボードスタイル」がおすすめ
- 出先では薄型、軽量で持ち運びしやすく、スペースを取らないキーボードが便利
- 利用シーンをイメージして、それに適したキーボードを選ぼう
その他チェックしておきたいポイント
その他チェックしておきたいポイントは以下です。
- サイズと重量
- 保護ケースからキーボードを脱着できるかどうか
- バッテリーの持ち時間
- バックライトの有無
見落としやすいのは「キーボードの脱着可否」でしょうか。キーボードを使わないときは、外しておけるものが便利です。
iPad 10.2(第8世代/2020)向けキーボードおすすめ10選
それではiPad(第8世代)におすすめのキーボードをご紹介していきましょう!
ここではBluetoothにに対応したキーボード、Smart Connectorに対応したキーボードを中心にご紹介していますが、「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を使えば、iPadを有線キーボードを接続できます。手持ちで使えるものがあれば、接続して使い心地をチェックしてみましょう。
【Apple】Smart Keyboard(スマートキーボード)
まずご紹介すべきは、間違いなくこれでしょう!Apple純正のiPad専用キーボード「Smart Keyboard(スマートキーボード)」です。
Smart Keyboardの魅力は、くっつけるだけですぐに使い始められるところにあります。電力はSmart Connector経由でiPadから給電されますし、ペアリングも不要、とにかくくっつけるだけです。
キーストロークは浅めでサクサクと打ち込んでいける打鍵感は、個人的に好みだったりします。「トントントン」とリズミカルに打ち込んでいけます。打鍵感については使い手の好みが分かれるところですが、多くの人が僕と同じ好印象を抱くはずです。
価格こそ安くありませんが、ユーザーからの満足度も非常に高いSmart Keyboard。iPadでキーボードを使うなら、Smart Keyboardは必ずチェックしておきたいアイテムです!
- Apple純正キーボード「Smart Keyboard」
- Smart Connector接続で充電・ペアリング設定が不要
- JIS(日本語)配列が選べる
- オートスリープ/スタンド機能
注意したいのは、Smart Keyboardが保護できるのは「ディスプレイ部分のみ」だということです。iPad背面部分は剥き出しになるので、傷が気になる場合はSmart Keyboard対応のiPadケース、もしくは背面保護フィルムをチェックしてみてください。
【Logicool】Rugged Keyboard Folio for iPad
上のSmart KeyboardはiPadの背面部分をカバーできません。Apple公式サイトでも取り扱いがあるLogicool(ロジクール)の「Rugged Keyboard Folio」は、iPadを高い耐衝撃性能で保護してくれるキーボードケース。「軍用の落下試験の基準を上回る衝撃吸収性能」とのことで、高い堅牢性が魅力のキーボードです。
Smart Connector接続なので、充電・ペアリング設定は不要。くっつけるだけですぐに使い始められます。キックスタンドはSmart Keyboardに比べても調節可能範囲が広く、40°の範囲で調節可能(20°〜40°)です。
ただその高い堅牢さゆえ、重量が605gと重めです。薄型で軽量なキーボードを探している人には向かないので、注意してください。
- Smart Connector接続で充電・ペアリング設定が不要
- 角度調節が可能なキックスタンド(20°〜40°)
- US(英語)配列
- オートスリープ
【SANTALA】Smart Connector接続対応キーボード
こちらのキーボードはSmart Connector接続に対応、バックライトを搭載するので、暗い場所でも快適に文字入力できます。キーボードは脱着可能でキックスタンドで角度調節も可能です。さらにApple Pencilホルダーもあり、まさに全部入りのiPadキーボードです。
キーボードを取り外しても、背面ケースとして機能するのは便利ですね!例えば「ソファに横になりながらネット閲覧する」といったシーンではキーボードは必要ありません。こういうときに外しておけるのは便利ですね!
比較的選びやすい価格なのもポイントです。Apple純正にこだわりがなければ検討してみてください。
- Smart Connector接続で充電・ペアリング設定が不要
- 角度調節が可能なキックスタンド
- 脱着式キーボード
- バックライト搭載
- US(英語)配列
- オートスリープ/Apple Pencil収納あり
【Logicool】Combo Touch Keyboard Case with Trackpad
iPadは「トラックパッド」をサポートします。2本指・3本指で上下左右にスワイプすることで、瞬時にアプリを切り替えたり、マルチタスク画面を表示させられます。
Logicoolの「Combo Touch」はトラックパッドを搭載したキーボードケース。iPadにマウスを接続せずとも、パソコンと同じような感覚で操作できます。Smart Connector接続に対応するので、充電もペアリングも不要です。キーボードは脱着式で不要なときは取り外しておけます。
トラックパッドはiPad ProやiPad Airだけのものではありません。iPad(第8世代)でもこういったサードパーティ製キーボードを使うことで、iPadの機能をフルに活用できます。
- トラックパッド搭載キーボード
- Smart Connector経由での給電で充電不要、ペアリング設定も不要
- 角度調節が可能(50°に傾くキックスタンド)
- キーボードは脱着可能
- オートスリープ/Apple Pencil収納あり
- US配列
【Ewin】トラックパッド搭載キーボード
Ewinのトラックパッド搭載キーボードです。Bluetoothで接続するタイプで、1回のフル充電で最大50日間の使用が可能です。
Smart Connector接続とは異なりペアリング設定・充電が必要でその点は面倒ですが、価格的なメリットがあります。お手軽に選べるのは大きなポイントです。トラックパッド搭載であることを考えればコスパ抜群です。
- トラックパッド搭載キーボード
- Bluetooth接続/バッテリー充電式
- 1回のフル充電で最大50日間以上(1日2時間の使用で)
- オートスリープ/Apple Pencil収納
【Apple】Magic Keyboard(マジックキーボード)
iPad Pro/iPad Air向けの「Magic Keyboard」とMac向けの「Magic Keyboard」と名前が同じなのでややこしいですが、こちらはMac向けのMagic Keyboardです。Mac向けと便宜的に書いているだけで、普通のBluetoothキーボードとしてiPadに接続できます。
なんだかんだいって、このスタイルがいちばん使いやすいですね!マウスを接続してあげれば最強。場所を選びますが、このスタイルがいちばん捗ります。
Magic Keyboardのサイズは279 × 114.9 × 4.1〜10.9 mmとコンパクトで、重量も231gと軽量。iPadと重ねてかんたんに持ち運べるレベルです。例えば出張時のように出先でがっちり作業したいという場合にぴったりです。
- Apple純正キーボード「Magic Keyboard」
- バッテリー充電式(1回のフル充電で1か月使用可能)
- JIS/US配列から選べる
- テンキー付きMagic Keyboardあり
【Logicool】Keys-To-Go(iK1042BKA)
Logicoolの「Keys-To-Go」は、iPadで使われることを前提とした薄型・軽量のBluetoothキーボード。厚さはわずか6mm、サイズは242 × 137mmとコンパクトで持ち運びも容易です。
キーレイアウトはiPadOS(iOS)に最適化されており、commandキーやcontrolキーといった特殊キーを自然なかたちで打ち込めます。さらに再生/一時停止や曲送り/曲戻しボタンも装備されています。
コンパクトで軽量、そしてバッテリーは1回のフル充電で最大3か月も使用可能と、持ち運びに特化したキーボード。iPadをよく持ち出して出先で使用するという方は、チェック必須の人気キーボードです。
- 242 × 137 × 6mm、180gとコンパクトで軽量なBluetoothキーボード
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大3か月使用可能)
- US配列
【Logicool】マルチペアリング対応のBluetoothキーボード(K380)
ときにはiPad、ときにはiPhone、ときにはパソコといったように、接続先のデバイスを切り替えながら使いたい人にはLogicoolの「K380」がおすすめです。キーボード左上にある「Easy-Switchボタン」でワンタッチで接続先を切り替えられます。
パソコンをメインに使いながらiPadをサブで使うというシーンにはぴったりです。その都度ペアリング設定する必要はありません。接続先の切り替えはワンタッチ。
アルカリ単4電池2本で最長2年間使える超省エネ設計と、選べるカラーも魅力です。Logicoolのロングセラーの人気キーボード。ぜひチェックしてみてください。
- iPadOS(iOS)に対応するコンパクトなBluetoothキーボード
- 最大3台のデバイスをかんたん切り替え(Easy-Switchボタン)
- 279 x 124 x 16mm、423g(電池含む)
- アルカリ単4電池で最長2年使える(電池は付属)
- オフホワイト/ブルー/レッド/ローズ
【iClever】折りたたみ式 V字型キーボード(IC-BK06)
iClever(アイクレバー)の「IC-BK06」は、ユニークなV字型フォルムが特徴です。半分に折りたためるようになっており、折りたたみ時のサイズは330 × 120 × 12mmとスマホサイズ。かんたんに持ち運べます。
「で、V字型ってどうなの?」というところですが、実際に使ってみるとこれが意外にいいんです。V字型は10分ほど操作すればすぐに慣れました。V字型のおかげで窮屈さを感じず、余裕を持ってタイピングできます。
ちょっと変化球なキーボードではありますが、これ、なかなかいいですよ!
- 折りたたみ式のBluetoothキーボード
- 人工工学に基づいたV字型の形状
- 330 × 120 × 12mm、176gとコンパクトで軽量
- バッテリー充電式(1回のフル充電で約60時間使用可能)
【iClever】スタンド付き三つ折りキーボード(IC-BK03)
同じくiCleverの折りたたみ式キーボードで、こちらは三つ折りタイプ。一見それはキーボードに見えませんが、観音開きのようにして開けばキーボードに早変わり。
上でご紹介したV字型キーボードのキーストロークは浅めですが、こちらはしっかり打鍵感があります。若干の窮屈さはありますが、折りたたみ式キーボードとしては非常に優秀です。
なかなかいいアイデアですね!iPadケースにはスタンド機能が搭載されていることが多いですが、それらのほとんどは「縦置き」に対応していません。ネット閲覧や文字入力時には、横置きより断然縦置きのほうが捗ります。
- 折りたたみ式Bluetoothキーボード
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大80時間使用可能)
- 約149 × 100 × 22(折りたたみ時、ケース込み)、185g
- 付属のケースはiPadスタンドとして使える
iPad(第8世代)向けおすすめキーボードまとめ
iPadOSのソフトウェアキーボードも、アップデートを重ねるにつれ進化し使いやすくなってきています。それでも、使い勝手や文字入力の速さは物理キーボードには勝てません。ソフトウェアキーボードではブラインドタッチが難しいですからね。長文を入力するのであれば、間違いなく物理キーボードのほうが有利です。
記事の前半でもご紹介したように、iPadで使用するキーボードを選ぶにあたって大事なのは「利用シーンをイメージして、それに合ったキーボードを選ぶ」ということです。自宅や職場で使用するのか、あるいは新幹線での移動中に使用するのか、あるいは出張先のビジネスホテルで使用するのか。このように具体的に利用シーンをイメージしておくことが、iPad対応キーボードを選ぶコツです。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合ったキーボードを選んでいただければと思います。
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