
本記事では、2021年9月24日発売のiPad(第9世代)におすすめのキーボードについてまとめています。
iPadOSの進化もあり、iPadはこれまで以上にパソコンライクに使えるようになりました。プライベートだけでなく仕事にもiPadを活用されている方は多いかと思いますが、iPadを活用する上で欠かせないアイテムが外部キーボードです。
本記事ではiPadケースと一体になったキーボードケースや、トラックパッドを搭載するキーボード、折りたたみ式のユニークなキーボードなど、さまざまなタイプからiPad(第9世代)におすすめのキーボードをピックアップしています。

高速に文字入力したい!
ショートカットを使って効率よく作業したい!
このような方はぜひこの記事を参考にお気に入りのキーボードを見つけてください!
iPad(第9世代/2021)のキーボードの選び方
まずはiPad(第9世代)のキーボードの選び方、そのなかで押さえておきたいポイントについて解説します。iPadだからこそ注意したい落とし穴もありますので、さらっとでも目を通しておいていただければと思います。
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iPadで外部キーボードを使うメリットは?
そもそも、iPadに外部キーボードは必要なの?というところ。
iPadでの文字入力の効率をアップさせたいのなら、絶対にキーボードは用意すべきです。

画面上に表示させて使用するソフトウェアキーボードだと、画面の大部分がキーボードで隠れてしまいます。まず見にくくなってしまうということと、ブラインドタッチが困難なので高速な文字入力は至難の業です。
iPadに外部キーボードを接続すれば、画面の見づらさは解消されますし、ブラインドタッチも容易。文字入力の効率は間違いなくアップします。
さらに外部キーボードを接続することでショートカットキーが使えます。キーボードの「command(⌘)」を長押しすると、使用中のアプリで使えるショートカットキーが表示されます。ぜひ活用しましょう!
キーボードの4つの接続方法
iPadへの外部キーボードの接続する方法は4パターン。
キーボード接続方法 | メリット | デメリット |
Smart Connector接続 | ・ペアリング設定、充電が不要ですぐに使い始められる ・iPadケース一体型で持ち運びに便利 | ・選べるキーボードが限られている |
Bluetooth接続 | ・ワイヤレスで快適 ・自分好みのキーボードを選べる | ・ペアリング設定が必要になる ・電池交換やバッテリー充電の手間 ・環境によっては通信が不安定になる ・ものによっては持ち運びしにくい |
無線2.4GHz接続 | ・ワイヤレスで快適 ・自分好みのキーボードを選べる | ・USBレシーバーが必要になり、iPadでの使用には向いていない |
有線接続 | ・遅延がない ・接続設定なしにすぐに使い始められる ・自分好みのキーボードを選べる | ・接続ケーブルが邪魔になる ・持ち運びしにくい |
おすすめは「Smart Connector接続」と「Bluetooth接続」です。
いちばん楽チンなのはSmart コネクタ接続ですね。磁力でiPadでくっつけるだけですぐさま使える状態に。面倒なペアリング設定は不要で、キーボードへの給電もiPadから行われるため充電も不要です。

Bluetooth接続に対応するキーボードであれば、どのようなものでもiPadに接続できます(ただし、後述する「キーボード配列について」の注意点あり)。

Bluetoothキーボードは電池交換や充電が必要だったり、ものによっては持ち運びしにくかったりとデメリットはありますが、文字入力の効率を考えれば十分選択肢に入ってくるでしょう。
JIS(日本語)配列はApple製キーボードがおすすめ
iPadで使うキーボードは、iPadOS(iOS)やMacに最適化されたものを選びましょう。
US(英語)配列キーボードの場合は問題ないのですが、iPadやMacに最適化されていないJIS(日本語)配列キーボード接続したとき、「JIS配列なのにUS配列として認識されてしまう」ということが起こります。キートップに印字されている記号と異なる記号が入力されてしまう、ということが起こり非常に不便な状態に。
「commandキー」や「controlキー」などの服飾キーはiPadの設定でカスタマイズ可能ですのでさほど困らないかと思います。

Apple製のキーボードなら間違いありません。サードパーティ製キーボードを選ぶ際は、「iPadやiPhoneで使われることが想定されたキーボード」を選ぶようにしましょう。
利用スタイルで選ぶiPadキーボードのタイプ
自宅や職場でがっつり作業したい、あるいは出先のカフェで作業したいなど、iPadでキーボード使用する場面はさまざまです。大事なのは、利用スタイル・利用シーンに適したキーボードを選ぶこと。
出先での作業が多いのなら、iPadケースとキーボードが一体となったキーボードケースが便利でしょう。ある程度スペースを確保できる環境なら、iPadスタンド × Bluetoothキーボードという組み合わせもありです。

「どのようなシーンでキーボードを使用するか」を事前にイメージしておくと、「やっぱりあっちにしておけばよかった……」なんていう失敗を防げます。
iPad(第9世代/2021)で使いたいキーボードおすすめ10選
前置きが長くなりましたが、ここからiPad(第9世代)におすすめのキーボードをご紹介していきましょう!
ここではSmart Connector接続、Bluetoothキーボードに対応したキーボードを中心にご紹介しています。「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を使えば、iPadに有線キーボードを接続できます。手持ちで使えるものがあればそれを使うのもありです。
Apple Smart Keyboard
- Apple純正キーボードケース
- Smart Connector接続でペアリング&充電不要
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
- 背面部分はカバーできない
まずご紹介すべきはこれですね!Apple純正のキーボードケース「Smart Keyboard」です。
Smart Connectorの魅力は、とにかく楽チンだということ。Smart Connector接続で面倒なペアリングは不要、キーボードの充電も必要なく、磁力でiPadにくっつければすぐに使い始められます。
トントントンとリズミカルに打ち込んでいける、Smart Keyboardの浅めのキーストロークを気に入る方は多いのではないでしょうか。脱力した状態で高速に文字入力していける感覚が心地いい!
キーボードの打鍵感に関しては好みが分かれるところではありますが、おそらくほとんどの方が、私のように「打ちやすい」と好印象を抱くはずです。
Apple純正キーボードケースということもあり決して安い価格ではありません。しかし、Smart Connector接続の利便性、持ち運びのしやすさは他のキーボードではなかなかない魅力です。
Smart KeyboardではiPad背面部分をカバーできません。「全面を保護しておきたい」という方には、Smart Keyboardに対応したiPadケースとの併用がおすすめです。
Logicool Rugged Keyboard Folio for iPad
- 全面をしっかり保護するキーボードケース
- Smart Connector接続でペアリング&充電不要
- Apple Pencilホルダーあり
- 20度から40度で角度調節できるキックスタンド
- US配列
Smart Connector接続のキーボードは、Apple製以外のものもあります。Logicool(ロジクール)の「Rugged Keyboard Folio」はSmart Connector接続に対応。Smart Keyboardと同じようにペアリング&充電は不要でくっつければすぐに使い始められます。
Smart KeyboardではiPad背面部分をカバーできませんが、こちらは全面をしっかり保護。「軍用の落下試験の基準を上回る衝撃吸収性能」とのことで、高い堅牢性が魅力です。
20度から40度の範囲で角度調節できるキックスタンドや、Apple Pencilホルダーと、機能としてはSmart Keyboardより上。かつ価格も比較して安くコスパ抜群。
欠点は650gと重いことですが、保護面では安心感があります。アクティブにiPadを持ち出してキーボードを使うことが多い人におすすめの製品です。
Logicool Combo Touch Keyboard Case with Trackpad
- 全面をしっかり保護するキーボードケース
- Smart Connector接続でペアリング&充電不要
- トラックパッド(タッチパッド)搭載
- キーボード部分は着脱可能
- Apple Pencilホルダーあり
- 角度調節できるキックスタンド
- US配列
Logicoolの「Combo Touch Keyboard Case with Trackpad」は、その名のとおりトラックパッド(タッチパッド)を搭載するキーボードケース。ラップトップ感覚でポインタ操作が可能です。
2本指、3本指で上下左右にスワイプしして瞬時にアプリを切り替えたり、ピンチイン・アウト操作で縮小・拡大したりと、トラックパッドはiPadでも大活躍してくれます。手元で操作できるトラックパッドは、操作時の運動量がタッチ操作よりも少ないため楽チンです。
トラックパッドはiPad AirやiPad Proだけのものではありません。iPad(第9世代)でもこのようなサードパーティ製キーボードを使うことでトラックパッドを使用できます。ぜひチェックしてみてください!
Ewin コスパ良し!トラックパッド搭載キーボード
- 全面をしっかり保護するキーボードケース
- トラックパッド(タッチパッド)搭載
- Apple Pencilホルダーあり
- 角度調節できるキックスタンド
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大50日以上使用可能)
- US配列
Ewinのトラックパッド搭載のBluetoothキーボードです。高機能なキーボードケースであるのにもかかわらず、価格は約4,000円(記事執筆時点)とコストパフォーマンスは抜群!
Smart Connector接続ではないのでペアリングや充電は必要ですが、この価格でトラックパッドとキーボードを使用できるのは魅力ですね!ちなみに1回のフル充電で最大50日間の使用が可能です。
COO キーボードを脱着できるiPadキーボードケース
- 全面をしっかり保護するキーボードケース
- キーボード部分は取り外し可能
- Apple Pencilホルダーあり
- 角度調節できるキックスタンド
- バッテリー充電式(1回のフル充電で約60〜90時間の連続使用が可能)
- US配列
- ブラック/ブルー/レッド/ローズゴールド
「iPadでキーボードを使用するシーンは限られている」ということなら、このような脱着式のキーボードケースがおすすめです。普段はキーボードだけを取り外してiPadケースとして使用し、必要なときにキーボードを装着する、なんて使い方できます。
iPadケースとキーボード付きということ考えると、価格も非常に良心的。選びやすい価格であることもポイントですね!
Apple Magic Keyboard
- Appe純正キーボード
- バッテリー充電式(1回のフル充電で1か月使用可能)
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
iPad Ari/iPad Pro向けの「Magic Keyboard」とMac向けの「Magic Keyboard」と名前が同じなのでややこしいですが、こちらはMac向け。「Mac向け」と便宜的に書いているだけで、一般的なBluetoothキーボードとしてiPad接続できます。
Apple製キーボードなのでiPadの相性は抜群。服飾キーの配置は最適化されていますし、上段のコントロール系のキーも便利です。
Magic Keyboardのサイズは279 × 114.9 × 4.1〜10.9mm、重量は231gとコンパクト&軽量で、iPadと重ねてかんたんに持ち運べるレベルです。膝上で作業するにはキーボードケースがいいですが、例えば出張時に宿泊先でがっちり作業したいときなんかにはMagic Keyboardを持参するのもありでしょう。
Logicool Keys-to-Go
- 約242 × 137 × 6mm、約180gとコンパクトで軽量なBluetoothキーボード
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大3か月使用可能)
- US配列
- ブラック/クラシックブルー/ブラッシュピンク
Logicoolの「Keys-to-Go」は、iPad・iPhone向けの薄型・軽量のBluetoothキーボード。厚さはわずか6mm、サイズは242 × 137mm、重量は180gとコンパクトで軽く容易に持ち運びできます。
キーレイアウトはiPadOS(iOS)に最適化されており、commandキーやcontrolキーといった特殊キーを自然なかたちで打ち込めます。さらに再生/一時停止や曲送り/曲戻しボタンも装備されています。
コンパクトで軽量、そしてバッテリーは1回のフル充電で最大3か月も使用可能と、持ち運びに特化したキーボード。iPadをよく持ち出して出先で使用するという方は、チェック必須の人気キーボードです。
Logicool K380 接続先をかんたんに切り替えられる
- 最大3台のデバイスをかんたん切り替え(Easy-Swichボタン)
- 279 x 124 x 16mm、423g(電池含む)
- アルカリ単4電池で最長2年使える(電池は付属)
- オフホワイト/ブルー/レッド/ローズ
ときにはiPad、ときにはパソコンといったように接続先を切替ながら使いたい方には、Logicoolの「K380」がおすすめ。キーボード左上にある「Easy-Switchボタン」でかんたんに、かつすばやく接続先を切り替えることできます。
パソコンをメインに使いながらサブでiPadを使う、なんてシーンにぴったりです。接続先を切り替える度に面倒な設定は必要なし。キーボードのボタンを押すだけです。
アルカリ単4電池2本で最長3年か使える超省エネ設計と、全5色から選べるカラーも魅力。Logicoolのロングセラーの人気キーボードです。
iClever 折りたたみ式 V字型キーボード
- 折りたたみ式のBluetoothキーボード
- V字型設計でラクな姿勢でタイピングできる
- 330 × 120 × 12mm、176gとコンパクトで軽量
- バッテリー充電式(1回のフル充電で約60時間使用可能)
iClever(アイクレバー)の「IC-BK06」は、ユニークなV字型フォルムが特徴。半分に折りたためるようになっており、折りたたみ時のサイズは330 × 120 × 12mmとスマホサイズ。難なく持ち運べます。

「で、V字型キーボードってどうなの?」というところですが、実際に使ってみるとこれが意外にいいんです。V字型は10分ほど操作すればすぐに慣れました。自然な角度で手を置けるため窮屈さを感じず、ラクな姿勢でタイピングできます。
ちょっと変化球なキーボードではありますが、意外にあり!これ、なかなかいいですよ!
iClever スタンド付き三つ折りキーボード(IC-BK03)
- 折りたたみ式のBluetoothキーボード
- バッテリー充電式(1回のフル充電で最大80時間使用可能)
- 約149 × 100 × 22(折りたたみ時、ケース込み)、185g
- 付属のケースはiPadスタンドとして使える
同じくiCleverの折りたたみ式キーボードで、こちらは三つ折りタイプ。折りたたみ時はキーボードには見えませんが、観音開きのようにして開けばキーボードに早変わり。
上でご紹介したV字型キーボードのキーストロークは浅めですが、こちらはしっかりとした打鍵感があります。若干の窮屈さはありますが、折りたたみ式キーボードとしては非常に優秀です。

付属のケースはiPadスタンドにもなります。結構しっかりしているので縦置きも問題なくできます。
iPad(第9世代/2021)で使いたいおすすめキーボードまとめ
iPadのソフトウェアキーボードも、iPadOSの進化により使いやすくなってはきています。しかし、「いかに効率的に、高速に文字入力できるか」という部分では、やはりブラインドタッチやショートカットキーの使用が可能な物理キーボードには勝てません。
記事内でご紹介したキーボードのなかでひとつおすすめを挙げるとすれば、ベタですがやはりAppleのSmart Keyboard。
Smart Connector接続で楽チンですし、個人的には「JIS(日本語)配列」を選べるという点が大きいですね。軽い打鍵感もいい感じです。
記事前半でご紹介したように、iPadで使用するキーボードを選ぶにあたって大事なのは「事前に利用シーンをイメージしておくこと」です。自宅や職場で使用するのか、あるいは移動中の膝の上で作業するのか。このように利用シーンを具体的にイメージしておくことで、キーボード選びに失敗する確率を減らせます。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合ったキーボードを撰んでいただければと思います!
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