今回は「iPadで使うキーボード」をテーマに、メリットや選び方、おすすめのキーボードについてご紹介します。
- この記事で分かること
「iPadで快適かつ高速に文字入力したい」「iPadでの作業を効率化したい」となれば外部キーボードは欠かせません。
- iPadと相性のいいキーボードを探している。
- iPadでの作業を最大限に効率化したい。
本記事はまさにこのような方に参考にしていただける内容となっています。iPadのお供として活躍してくれるキーボードをお探しの方はぜひ参考にしてみてください!
本記事でご紹介している製品はすべて筆者が購入したものです。メーカーからの提供品は含まれていません。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
筆者が選ぶiPadキーボードおすすめベスト3
まずは「これを選んでおけば間違いない!」というiPadにおすすめのキーボードをズバリご紹介します。
Apple Smart Keyboard FolioはApple純正のiPad専用キーボードです。Smart Connector接続に対応し、ペアリング設定不要でiPadにくっつけるだけで使える状態になります。高価なキーボードですが、iPadユーザーにとっては鉄板。キーボード使用時だけでなく未使用時もiPadケースとして活躍してくれます。
Logicool K380マルチデバイスBluetoothキーボードは、iPadを含むさまざまなデバイスに対応するBluetoothキーボード。iPad以外にiOSやmacOS、Windowsにも対応します。接続先をボタンひとつで切り替えられるEasy Switchキーを搭載します。総合的にコストパフォーマンスが高く、またiPadとの相性もいいためベスト2に選びました。
Logicool ComTouchは、サードパーティ製ながらSamrt Connector接続に対応する数少ないキーボード。さらにトラックパッドを搭載し。Padをポインタ操作したりアプリの切り替えなどのジェスチャー操作したりとiPadをパソコンライクに活用できます。機能・性能がほぼ同じのApple純正のMagic Keyboardよりも安く購入できることから選出しました。
iPadキーボードおすすめ11選
それではiPadにおすすめのキーボードをご紹介していきます。前半ではiPad向けApple純正キーボード、後半でサードパーティ製キーボードをご紹介しています。
なお、製品ごとに対応するiPadモデルを表示しています。自分の所有しているiPadのモデルや世代が分からないという方は以下をタップしてご確認ください。
iPadモデルの世代・発売年・モデル番号一覧(タップして展開)
モデル番号はiPad背面に小さな字で表示されています。
iPadモデル | 世代 | 発売年 | モデル番号 |
---|---|---|---|
iPad | 第10世代 | 2022年 | A2696、A2757、A2777 |
第9世代 | 2021年 | A2602、A2603、A2604、A2605 | |
第8世代 | 2020年 | A2270、A2428、A2429、A2430 | |
第7世代 | 2019年 | A2197、A2198、A2200 | |
第6世代 | 2018年 | A1893、A1954 | |
第5世代 | 2017年 | A1822、A1823 | |
iPad mini | 第6世代 | 2021年 | A2567、A2568、A2569 |
第5世代 | 2019年 | A2124、A2125、A2133 | |
iPad Air | 第5世代 | 2022年 | A2588、A2589、A2591 |
第4世代 | 2020年 | A2072、A2316、A2324、A2325 | |
第3世代 | 2019年 | A2152、A2153、A2154 | |
iPad Pro 11 | 第4世代 | 2022年 | A2435、A2759、A2761、A2762 |
第3世代 | 2021年 | A2301、A2377、A2459、A2460 | |
第2世代 | 2020年 | A2068、A2228、A2230、A2231 | |
第1世代 | 2018年 | A1934、A1979、A1980、A2013 | |
iPad Pro 12.9 | 第6世代 | 2022年 | A2436、A2437、A2764、A2766 |
第5世代 | 2021年 | A2378、A2379、A2462 | |
第4世代 | 2020年 | A2069、A2229、A2232、A2233 | |
第3世代 | 2018年 | A1876、A1895、A1983、A2014 | |
第2世代 | 2017年 | A1670、A1671、A1821 | |
第1世代 | 2015年 | A1584、A1652 | |
iPad Pro 10.5 | ─ | 2017年 | A1701、A1709、A1852 |
iPad Pro 9.7 | ─ | 2016年 | A1673、A1674、A1675 |
- 実機キーボードで動作確認済み
-
本記事でご紹介しているキーボードは、筆者の手元にあるiPad(第10世代)、iPad Pro 11(第2世代)、iPad Pro 12.9(第5世代)に接続し問題なく動作するかどうかを確認しています。
- iPadとの相性を評価
-
キーボードを選定するにあたって「iPadとの相性」を評価し優先して選びました。
- メーカー(ブランド)がiPadに対応するとうたわれているキーボード
- iPadでもマルチメディアキー(再生/一時停止などのボタン)が動作するキーボード
- JIS配列として動作するキーボード(US配列キーボードを除く)
- Smart Connector接続またはBluetooth接続に対応するキーボード
- コンパクト・軽量でiPadと一緒に持ち運びやすいキーボード
Apple Magic Keyboard
|トラックパッド搭載のiPad向けApple純正キーボード
互換性:iPad Air(第4世代/第5世代)、iPad Pro 11(第1世代/第2世代/第3世代/第4世代)、iPad Pro 12.9(第3世代/第4世代/第5世代/第6世代)
- メリット
-
- Smart Connector接続でペアリング/充電不要。
- トラックパッド搭載でポインタ操作&ジェスチャー操作。
- Apple独自のシザー構造でタイピングしやすい。
- パススルー充電対応のUSB-Cポートを搭載。
- 無段階に角度調節可能なフローティングカンチレバー。
- バックライト搭載で暗い環境でも視認性を維持。
- デメリット
-
- 価格が高い。
- iPad側面部分を保護できない。
- 重量がありiPadとの総重量はノートPC並み。
- 特定のiPadモデル専用キーボードとなり買い替え時に使えなくなってしまう可能性がある。
まずご紹介するのはApple純正キーボード「Magic Keyboard」です。iPadをパソコンライクに活用できるトラックパッドを搭載します。
キーボードを使用する場面ではタッチ操作よりもトラックパッドでの操作のほうがラク。タッチ操作では腕を挙げる動作が必要になり、長時間の操作となるとその動作が負担になってきます。
キーストロークは浅めですが、Apple独自のシザー構造により押下時にはカクッという打鍵感が感じられます。脱力した状態で指を滑らすように高速タイピングできるMagic Keyboardの打鍵感は個人的に好み。
Smart Connector接続のMagic KeyboardではiPad本体がマグネットで固定されており、上のように宙に浮いたようなユニークな構造となっています。無段階で角度調節でき、自分好みの角度に微調節できます。
高機能なキーボード付きケースということもあり、iPadとの総重量はノートPC並み。手持ちのバッグに入れて持ち運ぶには気になる重さです。
私はiPad Pro 12.9インチ(第5世代)を使っているのですが、Magic Keyboardとの総重量をはかってみると合計約1.38 kgとまさにノートPC級。頻繁に持ち出したい方にとってはこの重量がネックになりそうです。
ただiPad向けキーボード付きケースとして非常に完成度が高く、ヘビーユーザーには間違いなくハマるはず。高価ということもあり万人受けしない製品ですが、iPadユーザーならぜひチェックしておきたいキーボードのひとつです。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Apple Magic Keyboard |
---|---|
接続方法 | Smart Connector |
対応OS | iPadOS |
キー配列 | JIS/US/UK/中国語(拼音)/中国語(注音)/韓国語/スペイン語 |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | 〇(ジェスチャー操作可能) |
接続先切り替え | ✕ |
バックライト | 〇 |
角度調節 | 〇(無段階) |
サイズ | ─ |
重量(実測) | iPad Air/iPad Pro 11用:約600 g iPad Pro 12.9用:約700 g |
電源 | iPadからの給電で充電不要 |
カラー | ホワイト/ブラック |
互換性:iPad Air(第4世代/第5世代)、iPad Pro 11(第1世代/第2世代/第3世代/第4世代)
Apple Magic Keyboard Folio
|iPad(第10世代)向けトラックパッド搭載キーボードケース
互換性:iPad(第10世代)
- メリット
-
- Smart Connector接続でペアリング/充電不要。
- トラックパッド搭載でポインタ操作&ジェスチャー操作。
- Apple独自のシザー構造でタイピングしやすい。
- パススルー充電対応のUSB-Cポートを搭載。
- 無段階に角度調節可能なキックスタンド
- キーボード部分を分離
- デメリット
-
- 価格が高い。
- iPad側面部分を保護できない。
- キーボード込みの重量が約1.07 kgと重い。
- 特定のiPadモデル専用キーボードとなり買い替え時に使えなくなってしまう可能性がある。
続いてご紹介するのは、iPad(第10世代)向けのトラックパッド搭載キーボード「Magic Keyboard Folio」です。現時点ではiPad(第10世代)のみ対応となります。
キーボードとトラックパッドの使い心地はMagic Keyboardと同じで快適そのもの。特にトラックパッドは反応も良くタッチ操作にリニアに反応してくれます。サードパーティ製キーボードでもトラックパッドを搭載するものがありますが、反応の良さやスムーズさはApple純正キーボードのトラックパッドがダントツ。
Magic Keyboard Folioがユニークなのは、キーボード部分を分離させられるところ。Smart Connector接続なのでマグネットでかんたんに取り外せます。いつもはキーボードを取り外しておいて、必要なときにくっつける使い方がおすすめ。
キックスタンドの開き具合で角度調節できます。かんたんな構造ですがこのスタンドが便利で、キーボード未使用時も活躍してくれます。
iPad(第10世代)にMagic Keyboard Folioを取り付けたときの総重量は約1.07 kgでした。ラクに持ち運べる重さではあるものの、キーボード込みで持ち運ぶときには重いと感じることがあります。
ただ重いということ以外は非常に優秀でさすがApple純正キーボードといったところ。純正ということもあり価格は高いですがキーボードをヘビーに活用するならチェックしておきたい製品です。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Apple Magic Keyboard Folio |
---|---|
接続方法 | Smart Connector |
対応OS | iPadOS |
キー配列 | JIS/US/UK/中国語(拼音)/中国語(注音)/韓国語/スペイン語 |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | 〇(ジェスチャー操作可能) |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | ─ |
角度調節 | 〇(無段階) |
サイズ | ─ |
重量(実測) | 約584.7 g |
電源 | iPadからの給電で充電不要 |
カラー | ホワイト |
互換性:iPad(第10世代)
Apple Smart Keyboard Folio
|キーボードスタイルと手持ちスタイルを切り替えられる
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Pro 10.5
- メリット
-
- Smart Connector接続でペアリング/充電不要。
- キーボードスタイルと手持ちスタイルの両方に対応できる。
- キーボードとしては軽く薄型でiPadケース感覚で使用できる。
- キーボードを展開しても省スペースでどんな環境でも取り出しやすい。
- デメリット
-
- 価格が高い。
- キーストロークが浅く好みが分かれる。
- iPad側面部分を保護できない。
- 特定のiPadモデル専用キーボードとなり買い替え時に使えなくなってしまう可能性がある。
Smart Keyboard Folioは、iPad Air・iPad Pro向けのキーボード付きケースです。Smart Connector接続でペアリング&充電不要。Magic Keyboardと同じようにくっつければすぐに使える状態になります。
やはりSmart Connector接続というのは強みですね!バッテリー残量を心配しなくてもいいですし、かんたんに脱着できるのであらゆる利用シーンに対応できます。
Smart Keyboard Folioのキーボードは内部にゴミや水分が侵入しない構造となっています。Appleが防水とうたっているわけではないので過信は禁物ですが、あちこちに持ち出す上でこの構造は安心です。
キーストロークは浅く、キーを強く押し込みたい人にとっては使いにくいと感じる可能性があります。打鍵感については好みが分かれそう。とはいえ指を滑らすように打ち込んでいける軽快な打鍵感を気に入る人も多いかと思います。
キーボードを閉じればiPadケース感覚で持ち運べます。キーボードが内蔵されているとは思えない薄さです。iPadの側面部分を保護することはできないことは注意ですが、iPad背面を含むほぼ全面の傷を防止してくれます。
Smart Keyboard Folioが便利なのは、キーボードスタイルと手持ちスタイルをかんたんに切り替えられるところ。筆者が選ぶおすすめキーボードで第1位に挙げた最大の理由は守備範囲の広さです。普段はiPadケースとして使いながら、キーボードが必要になれば瞬時に展開してスタイルを切り替えられます。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Apple Smart Keyboard Folio |
---|---|
接続方法 | Smart Connector |
対応OS | iPadOS |
キー配列 | JIS/US/UK/中国語(拼音)/中国語(注音)/韓国語/スペイン語 |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | ─ |
角度調節 | 〇(2段階) |
サイズ | ─ |
重量(実測) | iPad Air/iPad Pro 11用:約301.7 g iPad Pro 12.9用:約410.5 g |
電源 | iPadからの給電で充電不要 |
カラー | ブラック |
互換性:iPad Air(第4世代/第5世代)、iPad Pro 11(第1世代/第2世代/第3世代/第4世代)
Apple Smart Keyboard
|無印iPad向けApple純正キーボード
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Pro 10.5
- メリット
-
- Smart Connector接続でペアリング/充電不要。
- キーボードスタイルと手持ちスタイルの両方に対応できる。
- キーボードを展開しても省スペースでどんな環境でも取り出しやすい。
- デメリット
-
- 価格が高い。
- キーストロークが浅く好みが分かれる。
- 角度調節できない。
- iPad背面部分と側面部分を保護できない。
- 特定のiPadモデル専用キーボードとなり買い替え時に使えなくなってしまう可能性がある。
Smart Keybaord Folioは、Appleストアで販売中の現行モデルではiPad(第9世代)に対応するApple純正キーボードです。
Smart Connector接続対応のキーボードで、構造としてはAppleのiPadケース「Smart Cover」にキーボードが仕込まれたようなイメージ。内側に折りたたまれたキーボードを展開して使用します。
キーの打鍵感はSmart Keyboard Folioとまったく同じ。水分やゴミが内部に侵入しない構造も同じです。Smart Keyboardのペチペチという打鍵感は個人的に大好物。キーストロークが浅いおかげで指を高速に回転させられ、高速に文字入力できます。
背面も保護できるSmart Keyboard Folioとは異なり、Smart Keyboarで保護できるのはディスプレイ面・背面どちらかのみ。傷が心配な方はSmart Keyboardと併用できる背面ケースが販売されているので併せてチェックしてみてください。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Apple Smart Keyboard |
---|---|
接続方法 | Smart Connector |
対応OS | iPadOS |
キー配列 | JIS/US/UK/中国語(拼音)/中国語(注音)/韓国語/スペイン語 |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | ─ |
角度調節 | ─ |
サイズ | ─ |
重量(実測) | 約246.2 g |
電源 | iPadからの給電で充電不要 |
カラー | ブラック |
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Pro 10.5
Logicool Combo Touch
|Smart Connector接続対応のトラックパッド搭載キーボード
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)
- メリット
-
- Smart Connector接続でペアリング/充電不要。
- トラックパッド搭載でポインタ操作&ジェスチャー操作。
- 16段階の輝度で自動調節されるバックライト
- iPad側面部分を含む全面を保護できる。
- 無段階に角度調節可能なキックスタンド。
- キーボード部分を分離可能。
- Apple純正キーボードより安い。
- デメリット
-
- 価格が高い。
- キーボード込みの重量が約1.05 kgと重い。
- 特定のiPadモデル専用キーボードとなり買い替え時に使えなくなってしまう可能性がある。
続いてご紹介する「Combo Touch」は、Smart Connector接続に対応するLogicoolのiPad向けキーボードです。無印iPad、iPad Air、iPad Proと幅広いiPadモデルに対応します。Apple純正キーボードが気になるけど価格がちょっと……という方にチェックしていただきたいキーボードです。
私が購入したのはiPad(第10世代)に対応するCombo Touch。マグネット式で取り外せるキーボードに角度調節できるキックスタンドと、構造はAppleのMagic Keyboard Folioと同じです。
打鍵感はもApple Magic Keyboardとよく似ていますね。浅めのキーストロークで軽快に打ち込んでいけます。16段階の輝度で自動調節されるバックライトで暗い環境でも視認性を維持できます。ラックパッドの反応も良好ですし、機能性はApple純正キーボードとほぼ同じと言っていいでしょう。
Apple純正キーボードと異なるのは、Combo TouchはiPad側面部分も含め全面を保護してくれる点。落下させてしまったときはたいてい角に強い衝撃を受けてしまいます。Combo Touchならがっちり保護してくれるので安心です。
ただApple純正キーボード並みに重く、iPad(第10世代)との組み合わせでは合計約1.05 kgとMagic Keyyboard Folioの合計約1.07 kgとほぼ同じ重量。ある程度の重量を許容する必要がありますが、それさえクリアできれば最高の相棒として活躍してくれるでしょう!
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Logicool Combo Touch |
---|---|
接続方法 | Smart Connector |
対応OS | iPadOS |
キー配列 | JIS/US |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | 〇(ジェスチャー操作可能) |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | 〇 |
角度調節 | 〇(無段階) |
サイズ | ─ |
重量 | iPad(第10世代)用:610 g iPad Air(第3世代/第4世代)、iPad Pro 11用:574 g iPad Pro 12.9用:780 g |
電源 | iPadからの給電で充電不要 |
カラー | オックスフォードグレー |
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)
Ewin トラックパッド搭載キーボード付きケース
|コストパフォーマンス抜群のキーボード付きケース
- メリット
-
- トラックパッドを搭載するキーボード付きケース。
- iPad側面部分を含む全面を保護できる。
- キーボードはマグネット式で取り外し可能。
- JIS(日本語)配列を選べる。
- 最大2台の接続先デバイスを切り替えられる。
- 価格が安い。
- デメリット
-
- トラックパッドはジェスチャー操作に制限あり。
- 右シフトキーがない。
トラックパッドを搭載するキーボード付きケースをお探しなら、Ewinの本製品はぜひチェックしておきたいところです。記事執筆時点の価格は6,499円(税込)とAppleのMagic Keyboardの半額以下。
トラックパッドはiPadで問題なく動作することを確認しています。ピンイン/アウトやアプリの切り替え、APPスイッチャーの表示などの操作をトラックパッド上で行えます。
ジェスチャー操作は可能ではあるのですが、操作方法にクセがあり操作によっては動きがギクシャクしてしまいます。Apple純正キーボードと同レベルの操作感でジェスチャー操作はできません。
トラックパッドにクセがあるものの、ポインタ操作はスムーズに行えますしほぼ問題に感じることはないでしょう。「Apple純正キーボードレベルではないが」という点には注意ですが必要十分の機能・性能です。
JIS(日本語)配列であることもポイント。使い慣れたキー配列を使えるというのは大事です。ただしシフトキーが左にしかなく右にありません。これが原因で使いづらいと感じてしまう可能性があるので注意してください。
キーボードはマグネット式でかんたんに取り外せます。キーボードは単体での使用も可能です。必要なければキーボードを取り外しiPadケースとして使うことも可能です。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Ewin トラックパッド搭載キーボード付きケース |
---|---|
接続方法 | Bluetooth |
対応OS | iOS/iPadOS |
キー配列 | JIS |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | 〇(注意点あり) |
接続先切り替え | 〇(最大2台) |
バックライト | ─ |
角度調節 | 〇 |
サイズ | 約 251 x 182 x 20 mm |
重量(実測) | 約652 g |
電源 | バッテリー充電式(USB-C) |
駆動時間 | 約35日間(1日2時間の使用で) |
カラー | ブラック |
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Pro 10.5
kaitesi カラーが選べるキーボード付きケース
|コスパで選ぶならチェックしたいキーボード
- メリット
-
- コスパ抜群のキーボード付きケース。
- iPad側面部分を含む全面を保護できる。
- キーボードはマグネット式で取り外し可能。
- Apple Pencilを収納できる。
- 全8色のカラーから選べる。
- 価格が安い。
- デメリット
-
- JIS配列を選べない。
- 重量が約630.6 g(第10世代向け)と重い。
価格帯の安いキーボード付きケースならこちらがおすすめ。iPad miniを含むほとんどのiPadモデルに対応するものが用意されています。
キーはUS配列で再生/一時停止などマルチメディアキーを搭載。iPadで動作することを確認しています。打鍵感は軽めで若干安っぽい印象はあるものの、「価格の割にしっかり作られている」という印象を受けます。
US配列のBluetoothキーボードでマグネット装着式。キーボードを取り外してiPadケース単体として使用したり、キーボード単体でも使用できます。
カラーバリエーションは全8色あります。私はイエローを選んでみました。キーボード付きケースはどれも同じに見えがちですが、自分好みのカラーで個性を出せるのは嬉しいポイントです。
記事執筆時点で約3千円と価格の安いキーボードケースですが、いたって普通に使えます。Apple Pencil収納や充電のためのUSB-Cポートと使い勝手もよく、非常にコストパフォーマンスのいい製品です。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | kaitesi Bluetoothキーボード付きケース |
---|---|
接続方法 | Bluetooth |
対応OS | Windows/iOS/Android(iPadOS動作確認済み) |
キー配列 | US |
JIS配列として動作 | ─ |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | ─ |
角度調節 | 〇 |
サイズ | ─ |
重量(実測) | 約630.6 g |
駆動時間 | ─ |
カラー | 全8色 |
互換性:iPad(第7世代/第8世代/第9世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Pro 10.5
Anker ウルトラスリムBluetoothキーボード
|iPadでも使える格安Bluetoothキーボード
互換性:すべてのiPad
- メリット
-
- 価格が安い。
- コンパクトで軽量、持ち運びにも対応できる。
- 単4電池2本で2か月以上動作する。
- デメリット
-
- US(英語)配列のみ。
- マルチペアリングは未対応。
- 単4電池2本は別売。
「iPadで使えるお手頃なBluetoothキーボード」ということなら、AnkerのウルトラスリムBluetoothキーボードをチェックです。記事執筆時点の価格は税込2千円とBluetoothキーボードのなかでも買いやすい価格が魅力です。
打鍵感はよくああるパンタグラフ式のそれです。カチャカチャと打鍵感がおもちゃっぽい印象もありますが、問題なく普通に使えます。再生/一時停止やSpotlight、ディスプレイの輝度調節といった独立したショートカットキーもiPadで動作することを確認しています。
別売の単4電池2本で動作し、駆動時間は約360時間となります。1日2時間程度使っても3か月はもってくれますし、単4電池で出先でも入手に困りません。
重量は約190 gと軽くサイズもコンパクト。持ち運びにも対応できるサイズ感です。
US配列であることには注意ですが、お手頃な価格でBluetoothキーボードをお探しの方にはぴったりです。価格は安くともキーボードとして価格以上の仕事をしっかりこなしてくれます。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Anker ウルトラスリムBluetoothキーボード |
---|---|
接続方法 | Bluetooth |
対応OS | macOS/Windows/iOS/Android(iPadOS動作確認済み) |
キー配列 | US |
JIS配列として動作 | ─ |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | ─ |
角度調節 | ─ |
サイズ | 約284 x 122 x 18.5 mm |
重量 | 約190 g |
電源 | 単4電池2本 |
駆動時間 | 約360時間 |
カラー | ホワイト |
互換性:すべてのiPad
Logicool KEYS-TO-GO
|厚さ6 mmの超スリムなiPad向けキーボード
互換性:すべてのiPad
- メリット
-
- 厚さたったの6 mmの超スリムなBluetoothキーボード。
- コンパクトで軽量、持ち運びしやすい。
- iPadに最適化された配列、ショートカットキー
- バッテリー駆動時間が長い(フル充電で3か月)。
- 内部に水分やゴミが入りにくい構造。
- デメリット
-
- US配列のみでJIS配列を選べない。
- 硬めの打鍵感は好みが分かれる。
- 充電用USBポートがMicroUSB。
Logicoolの「Keys-To-GO」は、iPadと一緒に持ち運びたい方にチェックしてほしいコンパクト&スリムなBluetoothキーボードです。厚さはたったの6 mmととにかくスリム!
この薄さなら持ち運びに困ることはまずありません。タイトめのタブレットケースにもiPadと一緒に収まってくれるはずです。重量も180 gと軽く、手持ちのバッグに忍ばせておいても重さが気になることはないでしょう。
キーはUS配列で再生/一時停止やディスプレイの輝度調節といったショートカットキーを搭載。iPadの機能にすばやくアクセスできます。さすがiPad向けキーボードを多く出しているLogicool製。iPadとの相性は抜群です。
ただ、硬めでゴムのような?打鍵感は好みが分かれそうです。正直なところ私は好みではなく、ちょっとしたメッセージの作成なら問題ありませんが長文を入力するとなるとツライ。ひとつひとつしっかりとキーを押し込む必要があるためすぐに疲れてしまいます。
あと気になったのは充電時に使用するUSBポートがMicroUSBだということ。出先で充電が必要になったときにMicroUSBケーブルがなく困ってしまうことがあるかもしれません。最近では小型デバイスも含めてUSB-Cポートを搭載するものが多いので、それらと共有できるUSB-Cに対応してくれていれば、とちょっと残念です。
残念ポイントがあるものの、このサイズ感でiPadと一緒に持ち運べるキーボードはそうありません。メインのキーボードとして使うには心もとないですが、持ち出し用のサブのキーボードにするにはぴったりです。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Logicool KEYS-TO-GO |
---|---|
接続方法 | Bluetooth |
対応OS | iOS/iPadOS/Apple TV |
キー配列 | US |
JIS配列として動作 | ─ |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | ─ |
バックライト | ─ |
角度調節 | ─ |
サイズ | 242 x 137 x 6 mm |
重量 | 180 g |
電源 | バッテリー充電式(MicroUSB) |
駆動時間 | 約3か月(1日2時間の使用で) |
カラー | ブラック/ブラッシュピンク/クラシックブルー |
互換性:すべてのiPad
iClever IC-BK06Lite 折りたたみ式Bluetoothキーボード
|二つ折りでiPadと一緒に持ち運びしやすい
互換性:すべてのiPad
- メリット
-
- 二つ折り構造で持ち運びしやすいBluetoothキーボード。
- コンパクトで軽量、持ち運びしやすい。
- US配列だがJIS配列の記号の位置で入力できる。
- デメリット
-
- US配列のみでJIS配列を選べない。
- ユニークなキーレイアウトで慣れが必要。
- 充電用USBポートがMicroUSB。
こちらはiCleverの二つ折りBluetoothキーボードです。iPad向けキーボードでは、iCleverはEwinと並びお馴染みブランドです。
このように半分に折れ曲がる構造となっており、持ち運ぶときはコンパクトに、使用するときは広く使えるメリットがあります。マグネット内蔵で折りたたみ時に勝手に開いてしまうことはありません。
折りたたんだときのサイズは約157 x 104 x 14 mmとキーボードとしては超コンパクト。スマホサイズは言い過ぎですが、それに近いサイズ感ではあります。重量も約135 gと軽く、iPadと一緒に持ち運びしやすいサイズ感です。
ユニークな構造ということもあり若干の慣れが必要ですが、タッチタイピングに慣れている方であれば10分もあれば慣れてしまうかと思います。ただ数字の「6」キーが左側に配置されていたり、「N」キーの左隣にファンクションキーがあったりとクセのあるキーレイアウトとなっているので気になる方は注意です。
なお、iPadの「設定」>「キーボード」>「ハードウェアキーボード」>「Keyboard Type」から「JIS(日本語)」を選択すると、JIS配列の記号の配置で入力できることを確認しています。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | iClever IC-BK06Lite |
---|---|
接続方法 | Bluetooth |
対応OS | macOS/Windows/iOS/Android(iPadOS動作確認済み) |
キー配列 | US |
JIS配列として動作 | ─ |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | 〇(最大3台) |
バックライト | ─ |
角度調節 | ─ |
サイズ | 約157 x 104 x 14 mm(折りたたみ時) |
重量 | 約135 g |
電源 | バッテリー充電式(約40時間) |
カラー | ブラック |
互換性:すべてのiPad
Logicool K380 マルチデバイスBluetoothキーボード
|iPadとの相性よし!Logicoolの人気キーボード
互換性:すべてのiPad
- メリット
-
- 価格の割に機能が充実しているBluetoothキーボード。
- 最大3台の接続先をボタンひとつで切り替えられる。
- 静音設計で環境を選ばず使える。
- 高機能なのにコンパクト、iPadと一緒に持ち運べる。
- デメリット
-
- iPad1台のみでしか使わないのであればオーバースペック。
- コンパクトだが重量は423 gと重め。
Logicoolの人気キーボード「K380マルチデバイスBluetoothキーボード」もiPadと相性のいいキーボードです。最大3台まで登録しておけるEasy Switchキーを押すだけですばやくかんたんに接続先を切り替えられます。
Logicool K380はiPadからiPhone、Androidスマホ、macOS、Windowsまで幅広いOSに対応します。パソコンディスプレイのとなりにiPadを並べて使用する、という方は多いはず。Logicool K380ならボタンひとつで接続先を切り替えられます。
この円いキーが特徴的ですね。クセがあるように見えますが、この円いキーが打ちやすい。打鍵感を気に入る方はきっと多いかと思います。大きな音を立てられない環境でも使いやすい静音設計もポイント。隣で人が寝ていても使えるレベルで静かです。
重量は電池込みで約423 gとやや重めではありますが、iPadと一緒に難なく持ち運べるレベルです。メインキーボードとして使えるほどの機能性と気軽に持ち運べる携帯性のバランスが最高ですね!個人的にも気に入っているキーボードです。
製品の仕様を詳しく見る(タップして展開)
製品名 | Logicool K380 |
---|---|
接続方法 | Bluetooth |
対応OS | Chrome OS/macOS/Windows/iOS/iPadOS/android |
キー配列 | JIS |
JIS配列として動作 | 確認済み |
トラックパッド | ─ |
接続先切り替え | 〇(最大3台) |
バックライト | ─ |
角度調節 | ─ |
サイズ | 279 x 124 x 16 mm |
重量(実測) | 423 g(電池含む) |
電源 | iPadからの給電で充電不要 |
カラー | ブラック |
互換性:すべてのiPad
iPadキーボードに関するよくある質問
- iPadに外部キーボードを接続することでどのようなメリットがありますか?
-
以下のようなメリットがあります。
- iPadの画面を広く使える
- 高速・快適に文字入力できる
- ショートカットキーを使用できる
- カーソル操作がラクになる
- お気に入りのキーボードを接続できる
- 快適な文字入力環境をiPadと共に持ち運べる
この中でも最大のメリットは「高速・快適に文字入力できる」ことです。作業効率・生産性の向上を目指すのであれば、外部キーボードは必須です。
- iPadの外部キーボードの選び方・注意点は?
-
iPad向けに外部キーボードを選ぶ際、いくつかの押さえておきたいポイント・注意点があります。
iPadの外部キーボードの選び方・注意点- iPadとキーボードの接続方法
- iPadに対応するキーボードかどうか
- キーボード配列について(JIS配列・US配列)
- 持ち運ぶ場合はサイズ・重量
- その他の機能性(バックライトの有無や角度調節機能、接続先切り替えなど)
特に失敗しやすい落とし穴は「キーボード配列」でしょう。よさそうと思い買ってみたら、使い慣れていないUS(英語)配列だった──というのはあるあるです。
キーボードの選び方についは以下の記事でご紹介しています。失敗したくない方はぜひ目を通していただければと思います。
- iPadへの外部キーボード接続方法にはどのようなものがありますか?
-
iPadに外部キーボードを接続するのには以下の3つ方法があります。
iPadに外部キーボードを接続する方法- Smart Connector(スマートコネクター)接続
- Bluetooth接続
- 有線接続
どこへでも持ち出せるiPadとの相性を考えると、便利なのは「Smart Connector接続」と「Bluetooth接続」です。
iPad(第10世代)のSmart Connector端子 Smart Connector接続に対応するキーボードの場合、キーボードへはiPad本体から電源供給されるため、Bluetoothキーボードのような定期的な充電は不要。さらにペアリング設定も不要でくっつけるだけですぐに使い始められます。
ただしSmart Connector接続対応のキーボードは高価なことが多いデメリットがあります。キーボードの使用頻度が高い方ならぜひ検討していただきたいですが、たまに使いたいという場合には比較的安価に購入できるBluetoothキーボードがおすすめです。
- iPadにはApple純正キーボードを選んだほうがいいですか?
-
Smart KeybaordのようなiPad向けに用意されているApple純正キーボードはSmart Connector接続に対応しており、より快適で便利な入力環境を構築できます。
しかし、Apple純正キーボードはどれも高価でなかなか気軽に購入できる価格帯ではありません。
利便性を重視するならApple純正キーボードがベストですが、「常にキーボードを持ち運ぶわけでない」といった方であれば、純正ではないサードパーティ製キーボードで必要十分です。
- iPadで外部キーボードを活用する上で確認しておくべき設定はありますか?
-
- キーボード配列(JIS配列・US配列)に関する設定
- リアルタイムに文字変換してくれる「ライブ変換」
- 修飾キーのカスタマイズ
iPad用に外部キーボードを用意したら、上記の3つの設定を確認しておきましょう。
iPadにJIS配列キーボードを接続すると、なぜかUS配列として認識されてしまうことがあります。そんなときはiPadの「設定」>「キーボード」>「ハードウェアキーボード」>「Keyboard Type」と進み、「JIS(日本語)」を選択することで正常にJIS配列キーボードとして認識してくれます。
JIS配列とUS配列とでは記号の位置が異なります。「おかしいな」と感じたらこの設定を確認してみてください。
iPadにおすすめのキーボードまとめ
本記事ではiPadにおすすめのキーボードをさまざまなタイプからご紹介させていただきました。使い方や好みによってベストなキーボードは異なりますが、個人的にもっとも使用頻度が高いのはApple純正キーボード「Smart Keyboard Folio」です。
互換性:iPad Air(第4世代/第5世代)、iPad Pro 11(第1世代/第2世代/第3世代/第4世代)
Apple純正キーボードなので相性はこれ以上ないほどいいですし、キーボードスタイルと手持ちスタイルを瞬時に切り替えられる柔軟さが気に入っています。私はiPadでブログの下書きを書くことが多いのですが、Smart Keyboard Folioのキーも打ちやすくiPadでも妥協することなく作業に打ち込めます。
ぜひ本記事を参考にしていただき、あなたにぴったりなiPadキーボードを見つけていただければ幸いです!
コメント