iPadにぴったり!人気の折りたたみ式キーボード2機種をレビュー!

iPadにぴったり!人気の折りたたみ式キーボード2機種をレビュー!

「パソコンに比べ、気軽に持ち出せる」ところに、iPadの良さがあります。iPadには、パソコンを持ち出すときに必要になるような「よし、持って行くぞ」という気合いは必要ありません。持ち運び時のスペースや重さのことを深く考えなくても、気軽に持ち出せます。

僕自身まさにそうなのですが、iPadを持ち出す機会が多いということは、それだけiPadと一緒にいる時間が多いということ。なにかしたいと考えたときに、いつもそこにあるのはiPadだったりします。

一緒にいる時間が多いiPad。もっともっと活用したいということで、今回持ち運びに便利そうな「折りたたみ式キーボード」を興味半分で購入してみました。

iPadのお供として、約2週間ほど使用してみましたが、これがよかった。かなり気に入りました。ぜひ他のiPadユーザーの方にもおすすめしたいということで、レビューをお届けします。

目次

iPadで使用するために購入した2つのキーボード

今回購入したのは、iClever(アイクレバー)の折りたたみ式キーボード2機種。iCleverは、いわゆる中華メーカーによる中華ブランド。日本国内にも拠点があります。

この2つのキーボードは、折りたたみ式キーボードのなかでは有名どころ。評価がそこそこよかったのもあって、この2つを選びました。

JIS(日本語)配列とUS(英語)配列について

iPadにキーボードを接続するとき、ひとつ注意点があります。それは、「iPadにJIS(日本語)配列のキーボードを接続すると、一部のキーボードを除いて、US(英語)配列として認識されてしまう」ということです。US配列のキーボードはUS配列として認識されるので、問題ありません。

「一部のキーボードを除いて」というのは、Apple純正キーボード「Magic Keyboard」ならこの問題は起こらないのと、一部「iOS(iPadOS)モード」といった機能を搭載し、iPadで使われることを想定して作られたキーボードも問題は起こりません。

今回紹介する、iCleverのキーボードには、どちらもiOSモードが搭載されています。

今回紹介するキーボードは、「iOSモード」を搭載
今回紹介するキーボードは、「iOSモード」を搭載

JIS配列キーボードがUS配列と認識されてしまい、入力した記号と異なる記号が入力されてしまう…なんてことはないので、ご安心ください。

iClever「BK03」三つ折りキーボード

まずご紹介するのは、三つ折りに折りたためるキーボード。型番は「BK03」になります。

iClever「BK03」
iClever「BK03」

超コンパクト…というわけではない

iClever BK03 使用時は観音開きで広げる
使用時は観音開きで広げる

このように観音開きのような仕組み。折りたたみ時のサイズは、約149 × 100 × 22mm(実測値、ケース込み)。折りたたんだ状態で、11インチiPad Proと重ねてみるとこんな感じです。

iClever BK03は厚さがあるので大きく感じてしまう
BK03は厚さがあるので大きく感じてしまう

正直、「思ったより大きい」と思ってしまいました。もちろん、キーボードであることを考えるとコンパクトなのは間違いありません。もしかすると、約2.2cmの厚みがそう思わせるのかもしれません。ちなみに、重量は約185g(キーボードのみ)。iPhone 11の重さが194gですので、ほぼスマホ1台分の重さ。これぐらいなら重さは気になりませんね。

キーボードケースがiPadスタンドに変身

ただこのキーボードには、保護ケースが付属されており、なんとその保護ケースが「iPadスタンド」に変身します。

iClever BK03 キーボードケースがiPadスタンドに変身!
キーボードケースがiPadスタンドに変身!

キーボードに加え、iPadスタンド機能も内蔵されている。このように考えれば、機能がコンパクトに詰め込まれているとも思えます。スタンド機能はiPadケースに搭載されていることが多いですが、その場合、横置きのみの対応で縦置きに対応しているiPadケースはほとんどありません。

文字入力するようなシーンだと、上下方向への移動操作が少なくて済む縦置きのほうが捗ります。iPadスタンドを使えば、横置きでも縦置きでも対応できるというメリットがあります。

iClever BK03 iPadスタンドは角度調節も可能
iPadスタンドは角度調節も可能

矢印の方向にスライドさせれば、角度調節も可能です。細かいところまで考えられてますねー。ケースがiPadスタンドに変身するだけでなく、さらに一歩踏み込んだ角度調節機能までついてるとは、うまくできているなと感心します。

思っていたより打ちやすい!だが多少の窮屈さがある

ということで、肝心な「キーボードとしての使い勝手はどうなの?」というところを確認していきます。

iClever BK03 Fn+Cキーでペアリングモード
Fn+Cキーでペアリングモード

Fn+Cキーを押すことでペアリングモードになります。あとはiPadの設定>Bluetoothから、「iClever IC-BK03 Keyboard」を選べばOK。今回はiPadに接続して使用するので、Fn+Sキーを押して「iOSモード」にしておきましょう。一度ペアリングすれば、その後はキーボードを広げるだけで自動的にペアリングされます。

iClever BK03 キーの押し心地はいい感じだが、若干の窮屈さがある
キーの押し心地はいい感じだが、若干の窮屈さがある

キーの押し心地は普通にいいです。しっかり跳ね返りがあるので、コンパクトながら「打っている感」がきちんとあります。ただ、多少の窮屈さはあります。コンパクトなキーボードなので、致し方ない部分かもしれませんが、長時間使い続けるのは疲れちゃいますね。

iClever BK03 折りたたみ式キーボード 上段の数字キーが小さく、押しにくい
上段の数字キーが小さく、押しにくい

使ってみて、上段の数字キーは小さいことが気になりました。実際にタイプミスしてしまうことが多く、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

90時間使用可能なバッテリー

90時間の使用が可能なバッテリーを内蔵。付属のMicroUSBケーブルで充電します。90時間もてば、普段使いには困らないはずです。コンパクトなサイズから考えても、必要十分でしょう。

iClever BK03 iPad折りたたみ式キーボード 充電は付属のMicroUSBケーブルで行う
充電は付属のMicroUSBケーブルで行う

USB-Cコネクタを採用するガジェットは増えてきているものの、MicroUSBもまだまだ残っています。iPadを充電するためのLightningケーブルに加え、USB-CケーブルにMicroUSBケーブルと、複数の種類のケーブルを持ち運ぶのは不便です。これがUSBケーブル1本で済めば楽になるんですけどね。

iClever「BK03」三つ折りキーボードまとめ

iClever「BK03」は、購入ユーザーからの評価が高く、人気があるキーボードです。実際に使ってみても、ケースがiPadスタンドに変身するアイデアは素晴らしいですし、iOS/Android/Windowsモードを搭載しデバイスを選ばない点、キーボードを開いて自動ペアリングなど、機能面は非常に充実しています。

しかし、そのサイズと使用時の窮屈さが気になりました。厚さがあると、カバンの中での収まりが悪いんですよね。使用時に感じる窮屈さは、使い続けると慣れてきますが、僕の感覚的に、30分以上使い続けのはちょっとしんどいかなぁ、という印象。

僕のように、サイズと窮屈さが気になる方は、次に紹介する「BK-06」を検討してみてください。ちょっとユニークなキーボードですので、単純に比較することはできないかもしれませんが、僕はBK-03より、BK-06のほうが気に入りました。

iClever「BK06」V字型設計でコンパクトでも快適

「BK06」は、ユニークというか、挑戦的というか、ちょっと変わったかたちをしています。好き嫌いがわかれそう…ですが僕はこれが気に入りました。

折りたたみ式キーボード iClever「BK06」
iClever「BK06」

ユニークなV字型キーボード

コンパクトなキーボードでも、窮屈にならずキーを打てる。V字型キーボードには、こういったメリットがあります。

iClever BK06 V字型キーボードは見た目ほどとっつきにくくはない
V字型キーボードは見た目ほどとっつきにくくはない

慣れるまで多少の時間がかかるのは確かです。しかし、見た目ほど慣れのハードルが高いわけではなく、僕は15分くらいで違和感なくキーを打てるようになりました。

コンパクトなキーボードの場合、脇を締めて、両手首を近づけなければいけません。これが窮屈さを感じる原因です。しかし、このキーボードはV字型になっているので、自然な手の角度でホームポジションに指を置けます。

一度慣れてしまうと、これがまた快適なんですよ。「コンパクトなキーボードだから、多少の窮屈さがあるのは仕方ない」という問題を、V字型キーボードで解決しているわけです。

iClever BK06 折りたたみ式キーボード キーピッチは19mmとフルキーボード並み
キーピッチは19mmとフルキーボード並み

BK06のキーピッチ(隣接するキーとの間隔)は19mm。この数値は、フルサイズキーボードと同じ。キーピッチが広いと、意図せず隣接するキーを押してしまうことが少なくなるので、タイプミスが減ります。キーピッチの広さは、疲れにくさも影響してくるところ。広いに越したことはありません。

コンパクトなキーボードなのに、窮屈でなく、キーピッチが広いので打ちやすい。これがBK06のポイントです。

iClever 折りたたみ式キーボード BK03と同じく、BK06も数字キーが小さく押しにくい
BK03と同じく、BK06も数字キーが小さく押しにくい

ただし、上段の数字キーについては、BK03と同じくキーが小さいので若干の打ちにくさがあります。数字キーは使用頻度も多いので、もう少し大きくしてくれれば…という思いがあります。窮屈さを感じず快適にキーを打てるBK06だけに、惜しいですね。

厚さ12mmと薄く、携帯性が抜群にいい

BK06の厚さは、わずか5.8mm(折りたたみ時は約12mm)。11インチiPad Proに重ねるとこんな感じ。

iClever BK06 11インチiPad Proと重ねてみる
11インチiPad Proと重ねてみる

折りたたみ時の縦横のサイズは約163 × 101 mm(実測値)です。縦横は上で紹介したBK03よりひとまわり大きいものの、なにせ薄いので、こうやって重ねてみるとコンパクトさが際立ちます。

iPadと重ねた状態でカバンに放り決めるので、持ち運びも楽チン。三つ折りのBK03は厚さがあるので、カバンの中での収まりが悪いんですよね。その点BK06のほうが、薄めのカバンにすっぽり入ってくれるので、持ち運びが楽なんです。重量もわずか176gと軽量、気になりません。

バッテリー持ちは60時間と短め

これだけ薄いキーボードですので、60時間とやや短めのバッテリー持ちは仕方のないこともかもしれませんね。BK06もBK03と同様、付属のMicroUSBケーブルで充電します。

iClever BK06も充電はMicroUSBケーブルを使用
BK06も充電はMicroUSBケーブルを使用

使い手によっては「充電する手間」を感じてしまう可能性があるのは確かです。キーボードだけでなく、充電が必要になるものはなにかと多いですからね。

ただ、僕の場合、1日2、3時間程度の使用ですので2週間以上はもってくれる感じ。さほど不便さは感じていません。仮に出先でバッテリー切れを起こしてしまっても、モバイルバッテリーで対処できます。

iPadとの相性を考えると、BK06がおすすめ

「iPadと一緒に持ち運ぶキーボード」ということを考えれば、三つ折りのBK03より、断然BK06がおすすめです。

いちばんの理由は「持ち運びのしやすさ」。とにかく薄いので、iPadと重ねてカバンに入れてもかさばりません。薄いぶん、バッテリー持続時間がやや短めではあるものの、60時間もてば必要十分。それよりも、薄いというメリットが大きいですね。

さらにフルキーボード並みのキーピッチで、文字入力も快適。V字型キーボードは少し慣れが必要ですが、見た目ほどクセがあるわけじゃありません。意外とすぐに慣れちゃいます。Amazonの購入レビューを見ても、僕と同じ意見の人が多いようです。

iPadと一緒に持ち運ぶコンパクトなキーボードを探しているのであれば、BK06はぜひチェックすべきキーボードです。

iPadには折りたたみ式キーボードがおすすめ

僕は11インチiPad ProとiPad mini(第5世代)を所有しています。11インチiPad Proには「Smart Keyboard Folio」という存在があります。Smart Keyboard Folioは、iPad Pro本体からの給電で充電が不要、ペアリングも不要で、装着すればすぐに使い始められます。

便利なiPadアクセサリーであることは間違いありませんが、Smart Keyboard FolioはiPadケースも兼ねているため、キーボードを使わないときでもくっついてきちゃうんですよね。しかも、そこそこ重量もあるので、片手持ちがつらいと感じてしまうこともしばしば。

Smart Keyboard Folioを使ってきて感じたのは、やっぱりiPadで使うキーボードは「独立したキーボード」がベストということ。キーボードを使わないときは家に置いておけばOK。Smart Keyboard Folioのように無駄に一緒に持ち運ぶ必要もありません。

iPadと一緒に持ち運ぶキーボードだからこそ、BK06のようなコンパクトに折りたためるキーボードが便利なのです。

iPad用にキーボードをお探しの方は、ぜひ折りたたみ式キーボードにも注目してみてください!快適ですよ!

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おりすさるさんのアバター おりすさるさん ガジェットブロガー

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビュー記事を書いているガジェットブロガー。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。

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