HomePodでできること・できないことまとめ。強みを活かしてフル活用!

Appleが作るスマートスピーカー「HomePod(ホームポッド)」。日本で購入できるようになったのは2019年8月23日と、他社のスマートスピーカーより少し出遅れた感がありますが、他社と比べて頭ひとつ抜き出た高い音質やiPhoneやiPad、MacといったApple製品との連携などHomePodだからこそ体験できる良さは確かにあります。

HomePod(ブラック)

HomePod(ブラック)

今回の記事では、「HomePodでなにができるの?なにが便利なの?」というところを一挙紹介。逆に「HomePodではできないこと」も併せて紹介しています。

他社スマートスピーカーと言えば、Amazonの「Echoシリーズ」やGoogleの「Google Home」がまず思い浮かびます。事実、AppleのHomePodはこれらの他社スマートスピーカーと比べ弱い部分、逆に強みとなる部分が存在します。

「HomePodをすでに入手したよ!」という人はもちろん、「HomePodの購入を検討している」という人には参考になるはず。ぜひチェックしてみてください!

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11つのHomePodでできること

それではHomePodでできることを紹介していきます。

届いてすぐ使える!簡単すぎるセットアップ

これはApple製品に共通して言えることですが、使い始めるにあたってのセットアップ作業がとにかくかんたん。

iPhoneを近づけると自動的にセットアップ画面が表示(画像はiPod Touch)

iPhoneを近づけると自動的にセットアップ画面が表示(画像はiPod Touch)

HomePodを使い始めるときは、電源コードをコンセントに挿し、iPhoneをHomePodに近づければ自動的にセットアップ画面が表示されます。あとは画面の案内に沿って進んでいくだけ。数分もかからずセットアップが完了します。

例えばAmazon Echoシリーズをセットアップする場合、Amazon Alexaアプリをダウンロードし、Echo本体に直接Wi-Fi接続、その後据え置きののWi-Fiルーターに接続し直す…といったように手間がかかります。これも手順が分かっていれば難しいことではないのですが、「Wi-Fiのパスワード?それってなんだっけ?」という人にとっては使い始めるまでそれなりに時間がかかるでしょう。

一方でHomePodのセットアップではWi-Fiのパスワードやアカウント情報などは自動で転送してくれ数タップで完了します。とにかく楽チン。

HomePodにはiOSデバイスが必要

HomePodのセットアップには、iPhone/iPad/iPod TouchといったiOSデバイスが必要になります。

AndroidデバイスやMacのみでのセットアップはできません。詳しくはApple公式サポートページ「HomePodを設定して使う」を参照してください。

置かれた環境を分析、自動的に音をチューニングしてくれる

HomePodには置かれた環境を分析し、その環境に応じた音にチューニングしてくれるという機能があります。

HomePodは音は全方向に広がります。HomePodに内蔵されたマイクは360°に放出され反響した音を元に分析し最適化してくれるという仕組み。

と言ってもなにか特別な設定が必要になるわけではなく、これらは自動的に行われます。HomePodにお任せでOK。

この自動最適化は実際に使っていてもかなり効果を感じられます。初めて使うとき、あるいは場所を移動したときに注意して聴いてみると、音の聞こえ方が明らかに変化していくさまが分かります。

HomePodをどこに置いても、自分が部屋のどこにいても心地よいシャワーのように音を浴びられる感覚はHomePodならでは特徴であり大きな強み。他社のスマートスピーカーでは体感できません。

Siriに呼びかけて音楽を再生

HomePodのメイン機能である「Siriに呼びかけての音楽再生」はやはり便利。

「Hey Siri, あいみょんのマリーゴールドを再生して」

といったように具体的な呼びかけはもちろん、

「Hey Siri, カフェミュージックを再生して」
「Hey Siri, 雨の日におすすめの曲を再生して」

といったようにざっくりした呼びかけにも応じてくれます。

気分や雰囲気からざっくりしたリクエストにも応えてくれる

気分や雰囲気からざっくりした音楽リクエストにも応えてくれる

再生されている曲について知りたければ、

「Hey Siri, この曲は誰が歌ってる?」
「Hey Siri, このアーティストについて教えて」

呼びかければ楽曲情報を教えてくれます。

音楽コントロールはSiriによる音声操作のほか、HomePod本体でも行える

音楽コントロールはSiriによる音声操作のほか、HomePod本体でも行える

曲送り・戻し、音量調節といった音楽コントロールはHomePod本体で操作するか、Siriに呼びかけても操作できます。HomePod本体では「+/ー」ボタンで音量調節、1タップで再生/一時停止、2タップで曲送り、3タップで曲戻しの操作が可能です。

Siri呼びかけでの再生は「Apple Music」のみ

注意しておきたいのは、Siri呼びかけでの音楽再生に対応しているのは、現状「Apple Music」のみということ。

すでにApple Musicを愛用しているという人であれば問題ありませんが、音楽ストリーミングサービスとしては「Amazon Music Unlimited」や「Spotify(スポティファイ)」も人気があります。呼びかけでの音楽再生を活用したい、ということであれば、Apple Musicに乗り換えるという手もありです。聴ける楽曲数は5000万曲と膨大ですし、どのサービスも1,000円前後と価格に大きな差はなく金銭的な負担も大きくは変わらないでしょう。Apple Musicは学割(480円/月)があるのでユーザーによってはいまより安くなる可能性もあります。

なおHomePodではApple Musicに加え「Podcast」もSiriへの呼びかけで再生できます。

その他の音楽ストリーミングサービスを使用する

上で書いたようにSiri呼びかけで音楽再生できるのはApple Musicのみですが、HomePodはAmazon MusicやSpotifyの音楽再生はできないかというとそうではありません。

その再生方法はかんたんで、「AirPlay」でiOSデバイスのコントロールパネルからHomePodに切り替えてあげるだけ。

HomePod コントロールパネルから再生先をHomePodに設定

コントロールパネルから再生機器をHomePodに設定

再生機器をBluetoothイヤホンに切り替えるのと同じ要領ですね。同じようにHomePodに接続してあげればOKです。どの音楽ストリーミングサービスを利用していようが、この方法でHomePodで音楽を楽しむことができます。

HomePodはBluetooth非対応

HomePodにはオーディオ端子は搭載されていません。Bluetoothは搭載されているものの、それはセットアップなどに使用するもので一般的なBluetoothスピーカーのように使用することはできません。

AirPlayに対応したAndroidアプリ等を使用すればHomePodを使えるものの、制限があったりと便利だとは言えません。HomePodはiPhoneやiPadなどAppleデバイスで使用する前提での製品だと考えておいたほうがいいでしょう。

2台のHomePodでステレオ再生

HomePodを2台用意すれば、大迫力のステレオ再生が可能になります。

HomePodを2台用意すれば大迫力のステレオ再生が可能

HomePodを2台用意すれば大迫力のステレオ再生が可能

セットアップは1台目と同様に、2台目のHomePodにiPhoneを近づけ数タップで完了。必要なケーブルは電源ケーブルのみで、シンプルかつかんたんに高いレベルのステレオ環境を構築できます。

ただネックとなるのはコスト負担。HomePodを2台用意するとなると、32,800円(税別) × 2ですから価格もそれなりに…。これからHomePodの購入を検討しているという人なら、まず1台購入してみてから様子をみるのもありでしょう。

僕自身も一気に2台購入するのはハードルが高すぎたので、現在1台で使用しています。ステレオ再生の凄さはApple Storeで体験して知っているだけに、タイミングをみてもう1台購入したい!

動画視聴時の外部スピーカーとして使用

例えばiPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイスでYouTubeを観たいといったシーン。これもAirPlayの機能の一部ですが、再生音をHomePodから出すことができます。

iPadでの動画視聴もHomePodでリッチに!

iPadでの動画視聴もHomePodでリッチに!

方法としてはiOSならコントロールパネルからHomePodへの切り替え、MacOSならサウンド設定から出力装置をHomePodを選択するだけ。

HomePodの高音質をMacでも!

HomePodの高音質をMacでも!

これで動画を再生すればHomePodの高音質で楽しめちゃいます。特にドラマや映画などは迫力ある音で楽しみたいですよね!そんなときはHomePodを外部スピーカーとして使いましょう!

Apple TVに接続して外部スピーカーとして使用

撮影した写真や動画をテレビに映したり、多くの動画視聴サービスのドラマや映画を楽しめるApple TV。もしあなたがApple TVを愛用しているのであれば、そこにHomePodを接続して外部スピーカーとして使ってみましょう。

Apple TVにHomePodを接続するには、Apple TVの「設定」>「オーディオとビデオ」>「オーディオ出力」からHomePodを選択します。

設定の「オーディオ出力」HomePodをApple TVに接続

設定の「オーディオ出力」HomePodをApple TVに接続

あるいは動画再生中に「Audio」からHomePodを選択することもできます。

動画再生中でも「Audio」からHomePodを選択できる

動画再生中でも「Audio」からHomePodを選択できる

「すでにテレビには立派なサウンドシステム接続しているんだ!」という人にとっては不要な機能ですが、いつもテレビ内蔵のスピーカーで聞いているよ、という人ならHomePodが活躍してくれるはずです。ドラマや映画を観るときはテレビ内蔵スピーカーではなく、絶対にHomePodです!

これでHomePodをもう1台用意してステレオ環境を構築すれば最高じゃないですか!ますますもう1台欲しくなります。

HomePodで電話をかける・電話に出る

これがなかなか便利で、個人的によく活用している機能のひとつ。特に便利なのがSiriによる電話操作です。

「Hey Siri, 〇〇に電話をかけて」
「Hey Siri, 電話に出て」
「Hey Siri, 電話を切って」

料理していて手が離せないとき。ソファでリラックスしていて動きたくないとき。Siriによるハンズフリー操作に慣れてしまうと、わざわざiPhoneに手を伸ばす理由がなくなるのでHomePodの使用頻度も高まります。

HomePodをスピーカーホンにしてハンズフリー通話

HomePodをスピーカーホンにしてハンズフリー通話

iPhoneでの発着信中、もしくは通話中にオーディオをHomePodに切り替えることもできます。通話中にiPhoneから手を離したいときなんかに使えます。

「Hey Siri, 〇〇にいまどこにいる?とメッセージを送って」

とiPhoneのメッセージアプリでHomePodからメッセージを送信することも可能。届いたメッセージを読み上げてもらうこともできます。

HomePodには6つものマイクが搭載されています。「Hey Siri」という呼びかけにも驚くほど正確に応答してくれますし、HomePodでの通話中の相手に届く声も非常にクリア。ノイズキャンセリング機能により騒がしい環境でもユーザーの声をしっかり拾ってくれます。

なおHomePodで電話コントロールやメッセージの読み上げなどを行う場合、「ホーム」アプリ>「編集」をタップ>「HomePod」をタップ>「パーソナルリクエスト」をオンにする必要があるので確認しておきましょう。

HomePodで電話・メッセージを使用するときは「パーソナルリクエスト」をオンに

HomePodで電話・メッセージを使用するときは「パーソナルリクエスト」をオンに

SiriでiPhoneの場所を知らせてもらう

僕自身、Siriには毎日のように天気やニュースを教えてもらったり、タイマーやアラームをセットしてもらったりと活躍してもらっています。なかでも意外と使用頻度が高いのは、「iPhoneを探す」機能だったりします。

「あれ、iPhoneをどこに置いたっけ」というときに、

「Hey Siri, 僕のiPhoneはどこ?」

と呼びかければ、「この近くにあります。〇〇さんのiPhoneでサウンドを鳴らしてみます。」とiPhoneで音を鳴らしてくれ居場所を知らせてくれます。

ついうっかりして家の中でiPhoneを紛失してしまうことってよくありますよね。そんな時はHomePodに頼んでiPhoneの場所を知らせてもらいましょう。ちなみにこの機能はiPhoneだけでなくiPadやApple Watchに対しても使用できます。特にApple Watchは外してどこかに置いたまま行方不明に…ということがしょっしゅうあるので、この機能にとても助けられています。

この機能を使うには、各デバイスで「iPhone/iPad/Watchを探す」をオンにしておく必要があります。iPhoneの場合「設定」>「ユーザー名」>「iCloud」>「iPhoneを探す」からオンにできます。

HomePodからiPhoneを探すには「iPhoneを探す」をオンにしておこう

HomePodからiPhoneを探すには「iPhoneを探す」をオンにしておこう

Siriで予定・リマインダーを追加したり確認できる

HomePodではSiriを通してカレンダーアプリに予定を追加したり、予定を確認したりできます。リマインダーも同様にSiriから追加・確認できます。

「Hey Siri, 今日の予定は?」
「Hey Siri, 明日の15時から16時に会議と予定を入れて」
「Hey Siri, 明日の18時に買い物とリマインドして」

入力しておきたい予定やタスクが入ってきたとき、必ずしもiPhoneが手元にあるとは限りません。「あとで入力しておこう」と思っていても、高確率で忘れてしまい大事な予定やタスクをすっぽかしてしまう…こんな経験があるのは僕だけではないでしょう。

そんなときにHomePodがあれば、思い立ったそのときに記録しておけます。わざわざiPhoneを手に取りカレンダーアプリを立ち上げなくても、手が塞がった状態でも。

この音声による予定・リマインダー入力という機能は軽視されがちですが、これも使いこなせば非常に便利です。その場でSiriに頼んでおけば忘れ防止になりますし、なにより楽チンです。

Siriで照明や家電をコントロールする

HomePodではApple Homekitに対応した家電を使って、「Hey Siri, 照明を消して」といったように音声による操作が可能です。また「Hey Siri, おやすみ」と呼びかければすべての部屋の照明を落とし、エアコンの温度を変更、なんてことも可能。

ただ現状、Apple Homekitに対応した家電は日本で購入できるものは少なく、あまり馴染みのない海外メーカー製ものがほとんど。対応アクセサリーは以下のページで確認できます。

iOS - ホーム対応アクセサリ
世界中で50を超えるブランドがHomeKitとApple製デバイスに対応するアクセサリを提供しており、その数はこれからも続々と増えていく予定です。

「Homebridge」というNode.jsサーバーを稼働させ、そこにプラグインを追加してHomekit非対応の家電を操作する、という方法があるようですが、この方法は少々手間がかかり若干の専門知識も必要になります。

上で書いたように、HomePodで家電を操作するにはHomekit対応の家電が必要になったり、ちょっとした手間を踏まないといけません。そういう意味では使い始めるまでのハードルとしては高めです。「音声で家電を操作する」という点においては、対応製品が多いAmazonのAlexaに軍配が上がるでしょう。

HomePodでできることの最大の強みは「高い音質」

HomePodをできることを紹介してきましたが、実際にHomePodを使ってみて感じるのは、「この音を聴くと他のスマートスピーカーで音楽は聴けなくなるな」と思ってしまうほどのHomePodの高い音質です。

僕はEchoシリーズのなかでも高音質な「Echo」「Echo Plus」を所有していますが、HomePodと聞き比べると耳に届く音がまるで違います。HomePodは部屋中が音に包み込まれている感覚なのに対し、Echoの音は明らかにこもっています。もちろん価格帯が違うので、音質の違いは当然かもしれませんが、これほど違うなら価格が高いHomePodを選ぶ理由としては十分です。

ただAlexaと比べるとSiriでできることは少なく、さらにスマートホーム化のためのハードルが高いところは弱点だと言えるでしょう。Echoの場合、数あるAlexaスキル(iPhoneでいうアプリのようなもの)を使えばできることを増やせますし、スマートホーム化も比較的かんたんに行えます。

高い音質という強みもあれば、一方で弱みもある。そんなHomePodですが、他社のスマートスピーカーの機能を考えると、HomePodはまだ発展途上の段階にあるでしょう。これからさらに便利になることに期待です!

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