生活を一変させてくれるほどではないが、ほんの少し豊かにしてくれる。
「Amazon Echo Dot」を使ってみて、ざっくりとした感想はこんな感じでしょうか。Amazonから発売されたスマートスピーカー「Amazon Echoシリーズ」。おそらく世界一売れているスマートスピーカーとのことで、大変注目を集めています。
国内で販売されているAmazon Echoのラインナップは「Echo Dot」「Amazon Echo」「Amazon Echo Plus」の3つ。
今回一番価格が安いEcho Dotを2週間ほど使ってみたので、使用感などをレビューしてみてみたいと思います。
Echo Dotでできることをおさらい
スマートスピーカー(AIスピーカー)というアイテムはまだまだ一般的とは言えません。「そもそもEcho Dotでなにができるの?」という人も多いかと思いますので、まずEcho Dotでできることをおさらいしておきます。
「アレクサ、」と呼びかけて、かんたんに音声操作
Echo Dotに「アレクサ、」と呼びかけるだけで音楽の再生や、ニュースの読み上げ、アラームのセット、Amazonでの注文などをかんたんに音声操作できます。
他にもネットワーク経由で動作させられるスマート家電を操作できたり(別途スマートホームハブ・対応機器が必要)、Amazon Echoの音声操作を拡張できる「スキル」でさまざまな便利な機能を使うことができます。
Amazon Echoの魅力はまさにこのスキルの多さで、現在(記事作成時点)で300個以上のスキルが存在。
クックパッドなどの有名サービスのものから、面白いものでいうと、呼びかけると自分を励ましてくれる「俺って最強君」や、ざわざわ・・・という効果音を流してくれる「ざわざわ効果音」、初音ミクと会話できる「Hey MIKU!」などユーモア溢れるものでさまざまなスキルが用意されています。
Prime MUSIC、Amazon MUSIC Unlimitedとの連携
Amazon[st_af id=”10212″]のサービスのひとつとして提供されているPrime MUSICと、月額980円でPrime MUSICを大きく上回る6.500万曲以上の楽曲が聴き放題になるAmazon MUSIC Unlimited。
Amazon Echoはこれらのサービスとの連携が可能で、例えば「アレクサ、人気の邦楽をかけて」「アレクサ、ケツメイシのさらば涙をかけて」といったように話しかけるように楽曲をリクエストできます。
Amazon MUSIC Unlimitedの利用料は、通常月額980円(プライム会員なら月額780円)なのですが、Amazon Echoからの利用のみに限定すれば月額380円と非常にお得な価格で利用することができます。
月額380円で4,000万曲以上の楽曲が聴き放題と考えるとかなりお得。
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この連携はAmazon Echoの醍醐味ともいえるところなので、ぜひ試してみてほしい機能です。
Echo Dotを使ってみた感想・レビュー
それではここからが本題、Echo Dotのレビューに入っていきたいと思います。
コンパクトな外観
まずはEcho Dotの外観から。
▲セット内容はEcho Dot本体、電源アダプタ(9W)、USBケーブル、スタードガイドの4点。
▲Echo Dotのサイズは32 x 84 x 84 mm、重量は163gと非常にコンパクトで軽量。手のひらサイズなので置き場所に困りません。
▲音声操作が基本なので、使用頻度はあまり高くありませんが、上部に物理ボタンが用意されています。
▲本体側面には3.5mmステレオジャックと給電用MicroUSBポートが用意されています。Amazon Echoはどのモデルもバッテリーは内蔵されていないので、基本MicroUSB端子は挿しっぱなしになります。
▲僕は作業机の片隅に置いています。コンパクトなので目立たないですし、いい感じに「そこ」に居てくれます。ベッド脇、キッチンカウンターの上などどんな環境でもぴったりお収まってくれそう。
Echo Dotのセットアップ
Echo Dotのセットアップに必要なものはWi-FiとAmazon Alexaアプリの2つ。
Echo Dotに付属USBケーブル・アダプタで電源に接続したら、お手持ちのiPhone・AndroidスマホにAmazon Alexaアプリをダウンロードしましょう。
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Alexaアプリを起動し、自身のAmazonアカウントでログインしておきます。
▲ログインできたら、左のサイドバーにある「設定」から「新しいデバイスをセットアップ」と進みます。
▲ここではEcho Dotを選択。
▲画面の指示どおり、Echo Dot本体のライトリングがオレンジ色にぐるぐる回っていたら「続行」をタップします。1分ほど待ってもオレンジ色に点灯しない場合は、本体の「⦿」ボタンを5秒ほど長押しするとセットアップモードになりオレンジランプが点灯します。
▲次にスマホとEcho DotをWi-Fiで直接接続します。
▲Alexaアプリをいったん離れ、Wi-Fiの設定画面に行き、Echo Dotを選択。ここではAmazon-203をタップし接続します。
▲接続に成功したなら音声でその旨を教えてくれます。「続行」を押して次に進みます。
▲次にEcho DotをWi-Fiであげましょう。対象のSSID(Wi-Fi)を選択します。
▲Wi-Fi接続完了!
▲BluetoothスピーカーとEcho Dotを接続するなら「Bluetooth」、オーディオケーブルで接続するなら「オーディオケーブル」を選択。内蔵スピーカーを使う場合は「スピーカーなし」を選択します。
ここまでくれば画面の案内に従って進んでいけばセットアップは完了です。
Echo Dotを2週間使ってみての感想
結論から言うと、かなり気に入りました。毎日話しかけているので、どんどん愛着が湧いてくる感じです。
僕が一番よく使うのはAmazon MUSIC Unlimited。「アレクサ、おすすめのプレリストをかけて」「アレクサ、これはなんという曲?」と毎日使い倒していますが、すっかり生活に定着しています。
Echo Dotにはお気に入りのBluetoothスピーカーを接続すべし!
Echo Dotには内蔵スピーカーが搭載されていますが、そのコンパクトなサイズから想像できるとおり、音質はかなり貧弱な印象です。いわゆるシャリシャリ音ですね。
もちろん天気予報やニュースの読み上げなどの範囲であれば支障はありませんが、これで音楽を聴くとなるとちょっとキツイ。
そこでおすすめしたいのが、Echo DotとBluetoothスピーカーの組み合わせです。
僕がEcho Dotに接続しているは「Anker SoundCore Boost」というBluetoothスピーカー。最大10時間連続再生できるバッテリーが内蔵されていたり、20Wのパワフルなサウンドと気に入って使っています。
Echo Dotの上位モデルである「Amazon Echo」であればよりEcho Dotより高音質で音楽を楽しめます。しかしすでにBluetoothスピーカーを持っている、もしくは他に気になっているBluetoothスピーカーがあるなら別でそれを用意するほうが幸せになれる気がします。
なぜならそうすれば好みのBluetoothスピーカーを選べますし、Echo Dotだけじゃなく、他のシーンではiPhoneやiPadと直接接続することができたりといろいろと融通が効くんですよ。
あとEcho Dotはコンパクトで置き場所に困らないと言えども、「電源が要る」んです。そういう意味では置き場所に縛られるのですが、バッテリー内蔵のBluetoothスピーカーがあればスピーカーだけ移動させることも可能になりますよね。
当初は価格が安いという理由でEcho Dotを選びましたが、結果的にこれでよかったな、と思っています。
これからの「スキル」の拡充に期待!
現在国内で使用できるスキルは300個以上あり、これからもすごいスピードで増えていくことは間違いありません。すでにアメリカでは25,000以上ものスキルが存在しているそうです。
現状は大企業中心にリリースされているスキルですが、これからは個人レベルで開発したスキルも多くなってくるかと思います。
便利なスキルからユーモアあるスキルまで、これからのスキルの拡充に期待です!
スマート家電はまだちょっとハードルが高い
「スマート家電」という言葉を聞いてピンとくる人はまだまだ少ないでしょう。仕組みを知ればかんたんなことですが、スマート家電が一般的になるのはもうちょっと先になりそうですね。
本格的にスマートホーム化するなら、スマートホームハブが搭載されている「Amazon Echo Plus」が便利です。しかし「うーん、まだいいかな、困ってないし」という感じ。お金もかかりますしね。
Echo Dotなら気軽にスマートスピーカを試せる
Echo Dotの価格は5,980円。他のスマートスピーカーと比較しても圧倒的に安いのは大きな魅力です。
「アレクサ、おはよう」と話しかければその季節やその日にちなんだプチ情報を教えてくれます。
「アレクサ、今日のニュースは?」と話しかければニュースを読み上げてくれる。
「アレクサ、明日の午前7時にアラームをセットして」と話しかければ指示どおりにセットしてくれる。
Echo Dotはあなたの生活を少し豊かにしてくれるアイテムになってくれますよ!
echoシリーズは、現状招待制で購入できる仕組みになっています。招待メールをリクエストしたら、echoをさらに便利にするアクセサリーも一緒にチェックしておきましょう!
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