今回ご紹介するのは「Apple Watchにおすすめの充電器」です。Apple Watchには専用の「Apple Watch磁気充電ケーブル」が付属されていますが、追加で代用できるApple Watch充電器をお探しの方に参考にしていただきたい内容となっています。
ほぼ毎日充電が必要になるApple Watch。充電環境を整えておくことは、Apple Watchを便利に使う上で大事なポイントになります。
- Apple Watch充電器・充電について知っておきたいこと
- MFi認証や急速充電について
- チェックして欲しいおすすめのApple Watch充電器
- Apple Watch充電器・モバイルバッテリー
Apple Watch充電器を選ぶ際には、いくつかの押さえておきたいポイントがあります。どのような充電器を選ぶべきかについて解説していますので、お探しの方はぜひ参考にしてみてください!
Apple Watch充電器とは?知ってきたいこと
まずは、Apple Watchの充電器・充電について知っておきたいことについてまとめました。
読み飛ばす場合はこちら
Apple Watchには専用のワイヤレス充電方式に対応する充電器が必要
Apple Watchの充電には、Apple独自のワイヤレス充電方式が採用されています。これは、iPhoneが対応する「Qi(チー)ワイヤレス充電」や「MagSafe(マグセーフ)充電」とは別もの。
つまり、Apple Watchの充電にはそれ専用の充電器が必要です。
その専用の充電器のひとつが、Apple Watchに付属されている「Apple Watch磁気(高速)充電ケーブル」です。
専用の充電器が必要になることはApple Watchのやっかいなところ。近くにコンセントがあったとしても、肝心のApple Watch充電器がないと充電できないことは注意してください。
Apple Watch充電器が買える場所は限られます。コンビニには置いていないですし、家電量販店でも郊外店だと置いていない可能性が高いですね。実店舗で買えるのは都市型の大型家電量販店くらいでしょうか。
メインの充電器に加えて、事前に持ち運び用の代用充電器を用意しておくと安心です。
MFi認証(Made for Watch)取得の充電器が安心
サードパーティ製のApple Watch充電器は、「MFi認証(Made for Watch)」を取得した製品が安心です。
MFi認証のない製品でも問題なく使用できる場合もありますが、今後のwatchOSアップデートで使えなくなってしまう可能性がありますし、そもそも動作が不安定で使いものにならないケースも。
上でご紹介したように、Apple Watchの充電方法はApple独自のワイヤレス充電方式が採用されています。MFi認証のあるApple Watch充電器なら、確実にかつ安全にApple Watchを充電できます。
【重要】Apple Watchの急速充電について
一部のApple Watchモデルは、急速充電(高速充電)に対応しています。Apple Watch Series 7・Series 8では約45分の充電でバッテリー残量を0%から80%まで回復。Apple Watch Ultraでは約1時間の充電でバッテリー残量を0%から80%まで回復させられます。
- Apple Watch Series 8(約45分の充電で80%)
- Apple Watch Series 7(約45分の充電で80%)
- Apple Watch Ultra(約1時間の充電で80%)
Apple Watchを急速充電するには、以下の2つが必要です。
- Apple Watch磁気高速充電ケーブル
- Apple製の18W以上のUSB-Cアダプタ、もしくは5W以上のUSB PD充電器(サードパーティ製のType-C充電器でもOK)
Apple Watch Series 8/Ultra/7には急速充電が可能な「Apple Watch磁気高速充電ケーブル」が付属されています。なのでその充電速度の速さをすでに体感されているかと思います。
注意したいのは、追加でApple Watch充電器を購入するとき。急速充電に対応しない充電器を選んでしまうと「充電速度が遅すぎる!」と感じてしまう可能性があること。
Apple Watchの急速充電に慣れてしまっている私にとっては、急速充電に対応しない充電器は遅すぎてキツイです……。
急速充電に対応する充電器と、対応しない充電器で充電速度にどれくらいの差が出るのでしょうか。実際に確認してみました。
急速充電 VS 通常充電(Series 7)
Apple Watch充電器 | 充電開始時のバッテリー残量 | 30分経過 | 45分経過 |
---|---|---|---|
Apple Watch磁気高速充電ケーブル | 8% | 68% | 87% |
Anker Portable Magnetic Charger | 6% | 25% | 34% |
※ USB充電器にはともに「Apple 20W USB-C電源アダプタ」を使用 |
結果は上のようになりました。Apple Watch磁気高速充電ケーブルでは、45分の充電でバッテリー残量は79%アップ。Appleがうたう公称の約80%アップと言っていいでしょう。
一方で急速充電に対応しないAnkerの充電器では、45分の充電でバッテリー残量は28%アップという結果に。かなり大きい差が出ました。
Apple Watch Series 8・Ultra・Series 7を充電するなら、急速充電対応の充電器を強くおすすめします!
利用シーンに応じて選びたい充電器のタイプ
Apple Watch充電器にはいくつかのタイプがあります。利用シーンに応じて最適な充電器を選んでみてください。
- ケーブルタイプ
- USBポート直挿しタイプ
- ドックタイプ
- モバイルバッテリー
1. ケーブルタイプ
Apple Watchに付属されている「Apple Watch磁気(高速)充電ケーブル」が、このケーブルタイプにあたります。
USB充電器だけでなくモバイルバッテリやパソコンのUSBポート、USBカーチャージャーなど、あらゆる利用シーンに対応できます。そういう点では、ケーブルタイプはもっとも守備範囲が広いと言えるでしょう。
2. USBポート直挿しタイプ
ケーブルレスの「USBポート直挿しタイプ」は、持ち運び用の充電器にぴったりです。
ケーブルがないので取り回しがラクですし、コンパクト & 軽量で持ち運びに困ることはないサイズ感。
いつも持ち歩くバッグに忍ばせておけば、きっといざというときに活躍してくれるはずです。
3. ドックタイプ
ここで言う「ドックタイプ」とは、充電機能を搭載する充電器のこと。
Apple Watch専用のドックもあれば、加えてQiワイヤレス充電やMagSafe充電に対応し、Apple WatchとiPhoneを同時に充電できるものもあります。
4. モバイルバッテリー
電源のない出先でもApple Watchを充電したい場合には、Apple Watchの磁気充電に対応したモバイルバッテリーが便利です。
GPSや高度計、心拍センサーなどを駆使するアウトドア・スポーツ・ワークアウト系アプリでは、どうしてもバッテリー消費が大きくなってしまいます。そのようなときにApple Watchを充電できるモバイルバッテリーが心強い!
もちろん、磁気充電ケーブル + 一般的なモバイルバッテリーの組み合わせもありです
純正の「Apple Watch磁気充電ケーブル」がおすすめな理由
基本的に、Apple Watchの充電には「Apple純正の磁気充電ケーブル」がおすすめです。それは以下の理由から。
- Apple Watch向けスタンドなど、Apple純正の磁気充電ケーブル向けに設計されているものが多い
- ケーブルタイプの充電器ならさまざまなデバイスに接続して充電できる(パソコンのUSBポートやモバイルバッテリーなど)
- Apple Watch Series 8/Ultra/7を急速充電できる(磁気高速充電ケーブル)
- 安心で確実という点では純正品がベスト
下は私が愛用しているBelkin(ベルキン)のスタンドです。磁気充電ケーブルはめ込むようにしてセットします。
このような製品の多くは、Apple純正の磁気充電ケーブル向けに設計されています。
サードパーティ製の磁気充電ケーブルだと、サイズ・形状的にこのような製品を使えない可能性があります。「将来的にApple Watchスタンドが欲しくなるかも?」という方は特に、Apple純正の磁気充電ケーブルがおすすめです。
Apple Watch向け代用の充電器おすすめ10選
【Apple】Apple Watch磁気高速充電ケーブル
|Apple Watchを急速充電できる純正充電器
まずご紹介するのは、Apple純正の磁気高速充電ケーブルです。Apple Watch Series 8/Ultra/7に同梱されているケーブルと同じものになります。
USB PDに対応しているType-Cポートに接続すれば、Apple Watch Series 8/Ultra/7を急速充電できます。上でも書きましたが、やはり急速充電の恩恵は大きいですね。毎日の充電もそうですし、出先での充電も充電速度が速いと助かります。
USB PD充電に対応するモバイルバッテリーをお持ちなら、Apple Watch磁気高速充電ケーブルを接続しての急速充電が可能です。Apple Watchの場合、iPhoneのように充電中に使用することはできません。出先での充電こそ急速充電が便利です。
Apple Watchの急速充電を活用するなら、この磁気高速充電ケーブルが第一候補。これは純正ということもあり価格は高めですが、確実にApple Watchを急速充電できます。
- Apple純正の磁気充電ケーブル(USB-C)
- Series 8・Ultra・Series 7の急速充電に対応
- ケーブル長:1m
- USB充電器は別売(急速充電18W以上のApple製USB-C充電器、もしくは5W以上のUSB PD充電器が必要)
【Apple】Apple Watch 磁気充電ケーブル
|USB-Aで予備の充電ケーブルにぴったりな代用充電器
続いてご紹介するのは、USB-A対応のApple Watch磁気充電ケーブルです。USB-Aコネクタなので、USB-AのUSB充電器に直接接続できます。急速充電には対応しませんが、Apple Watch Series 8/Ultra/7以外を充電するならこれでOKです。
磁気充電ケーブルはサードパーティ製のものも多く販売されていますが、MFi認証がないものが多く、当たり外れがある印象があります。やはり安心してしっかり使えるという点では、やはり純正品がいちばんです。
- Apple純正の磁気充電ケーブル(USB-A)
- ケーブル長:1m
- USB充電器は別売
【OAproda】MFi認証済み磁気充電ケーブル
|MFi認証済みのApple Watch代用充電ケーブル
サードパーティ製の磁気充電ケーブルをお探しなら、OAprodaのこちらのケーブルがおすすめです。
MFi認証済みで安心ですし、Apple純正よりも割安な価格。なかには「MFi認証」とうたっている製品でも、「本当に?」と疑いたくなる製品もあります。
MFi Licensed Accessories(Apple公式)
MFi認証済みの製品を検索できるApple公式ページで確認しましたが、本製品は間違いなくMFi認証を取得していますので、安心して選べます。
- MFi認証取得済みの磁気充電ケーブル(USB-A)
- ケーブル長:1m
- USB充電器は別売
【エレコム】巻き取り式の磁気充電ケーブル
|コンパクトに持ち運べるApple Watch充電器
こちらは、エレコムの巻き取り式の磁気充電ケーブル。23cmと短めのケーブルで、充電器の側面部分にくるくると巻き付けければコンパクトに持ち運べます。
普段使い用としてだけでなく、モバイルバッテリーとも相性がいいですね。ケーブルが絡まることなく、ストレスなく持ち運べます。
- 手巻き式の磁気充電ケーブル
- MFi認証済み
- ケーブル長:23 cm
- USB充電器は別売
【Anker】Portable Magnetic Charger for Apple Watch(USB-A)
|USB-Aポートに直差しできるApple Watch充電器
こちらはAnker(アンカー)のUSBポート直挿しタイプのApple Watch充電器。ケーブルレスでコンパクト、そして重量はたったの約25 gと軽量で、持ち運び用の充電器には最高なサイズ感です。
メインの充電器としては使いづらい部分はありますが、「いざというとき用」としてバッグに忍ばせておくならこれです!
- 直挿しタイプのApple Watch充電器(USB-A)
- MFi認証済み
- 約50 × 39 × 11 mm(キャップ部分を除く)、約25 g
以下はUSB-C版のレビューです。
【Maco Go】USB-C直挿しのコンパクトなApple Watch充電器
|パソコンのUSB-Cポートで充電できる
こちらもUSB-Cポートに直挿しできるタイプのApple Watch充電器。隣のUSB-Cポートに干渉しない設計となっており、特にパソコンのUSB-Cポートで充電したい方には便利なアイテムです。
MacBook Air / Proのような、USB-Cポートが並ぶパソコンで充電するにはぴったりですね!カラーは4色から選択できます。
- 直挿しタイプのApple Watch充電器(USB-C)
- MFi認証確認取れず
- 44× 32 × 10 mm(USB-Cコネクタ含む)、10 g
- グレー/アクアブルー/ブラック/レッド
【Spigen】PowerArc ArcField Apple Watch充電スタンド
|卓上にぴったりなSpigenのApple Watch充電器
Spigen(シュピゲン)のArcFieldは、充電機能付きの充電スタンド。MFi認証を取得している製品で、Apple Watch全モデルで安心して使用できます。
充電スタンドの内部には、安定性向上のために重りが内蔵されており、見た目以上に安定感があります(重量は199g)。直付けのUSB-Cケーブルは2mと長め。USB-C充電器から少し距離のある場所にも設置できます。
- ドックタイプのApple Watch充電器
- MFi認証済み
- スタンドに直付けのUSB-Cケーブル(2m)
- USB充電器は別売
【Belkin】BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand with MagSafe
|Apple WatchとiPhoneを同時に高速充電できる充電スタンド
Apple Watchの急速充電に対応し、さらにはiPhoneの最大15WのMagSafe充電、最大7.5WのQi充電に対応する、現時点では最強とも言えるBelkinの充電ドック。Apple Watch・iPhone・AirPodsを同時に充電できちゃいます。
手を出しづらい価格帯の充電器であることは否めませんが、予算をかけられる方であればぜひ検討したいアイテムでしょう。 iPhone 12/13/14ユーザーで、Apple Watchユーザー、そしてAirPodsユーザーの方はぜひチェックしてみてください。
なお、こちらには電源アダプタが付属されており、別途USB-C充電器を用意する必要はありません。
- Apple Watch・iPhone・AirPodsを同時充電できるドックタイプの充電スタンド
- Series 8・Ultra・Series 7の急速充電に対応
- MFi認証済み
- 最大15WのMagSafe充電(iPhone 12/13/14)、最大7.5WのQi充電に対応
- ブラック/ホワイト
- 電源アダプタ付属
【GOVNDVN】キーホルダー型のApple Watch専用モバイルバッテリー
|出先でApple Watchを気軽に充電できる
こちらはApple Watchの充電に対応するキーホルダー型モバイルバッテリーです。
10000mAhバッテリー内蔵で、Apple Watchを2回から3回フル充電できます。サイズは約45 × 45 × 20 mmと小さく、重量も約57 gと軽量。このサイズ感なら「登山するときに活用したい」という荷物を増やしたくない場合でも大丈夫でしょう。
私自身、このモバイルバッテリーを数か月使っていますが、特に動作に問題はありません。1泊2日程度のお出掛けなら、充電器ではなくこれを持っていきます。
Apple Watchを充電できるコンパクトで軽量なモバイルバッテリーを探している、ということならこれをチェックしてみてください。
- モバイルバッテリータイプのApple Watch充電器
- 1000mAh搭載(Apple Watchを2〜3回フル充電可能)
- MFi認証済み
- パススルー充電対応
- 約45 × 45 × 20 mm、約57 g
【iWALK】Lightningケーブル内蔵Apple Watchモバイルバッテリー
|Lightningケーブル内蔵のApple Watchモバイルバッテリー
最後にご紹介するのは、Apple Watchの磁気充電に対応するモバイルバッテリーです。直付けのLightningケーブルを使ってiPhoneを充電することもできます。
9000mAhと十分なバッテリー容量を搭載し、iPhoneのモバイルバッテリーとしてもしっかり使えます。iWALKによると、Apple Watchなら約20回フル充電が可能とのこと。数日間の旅行でもUSB充電器要らずです。
このモバイルバッテリーには、入力用のLightningポートが搭載されています。iPhoneを充電する同じLightningケーブルでモバイルバッテリー本体も充電できるちょっと珍しい仕様。モバイルバッテリー用にType-Cケーブルを持ち運ばずに済むので、地味ながら便利です。
- モバイルバッテリータイプのApple Watch充電器
- 内蔵Lightningケーブル
- 9000mAhバッテリー搭載
- パススルー充電対応
- 約99 × 50 × 30.5 mm、約195 g
Apple Watchの代用充電器おすすめまとめ
本記事では、Apple Watch充電器について知っておきたいこと、おすすめの充電器についてご紹介させていただきました。
Apple Watchの場合「専用の充電器が必要」というところがやっかいで、コンセントがあっても肝心の充電器がないと充電できません。「緊急時にiPhoneで充電できる仕組みがあれば便利なのに」と個人的に思っていますが、とにかくいまのところ専用の充電器が必要になります。
いちばんのおすすめは、やはりApple純正の磁気充電ケーブル。
急速充電に対応していますし、ケーブルタイプは使い勝手がいいですね。間違いありません。
ただサブの充電器や非常用の充電器として考えているのなら、USBポート直挿しタイプやモバイルバッテリーもチェックです。充電のし忘れなどに対応できるようカバンに忍ばせておくのがいいでしょう。
これらはApple Watchの急速充電には対応せず、急速充電に慣れてしまっている方からすると充電速度に不満を感じてしまう可能性がありますが、それでも出先でApple Watchを充電できるのは安心です。
ぜひ参考にしていただき、あなたに合ったApple Watch充電器を見つけていただければと思います!
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よくある質問(Apple Watch充電器)
- Apple Watchの充電に必要なものは何ですか?
-
Apple Watchの充電にはApple独自のワイヤレス充電方式が使われているため、「Apple Watch専用の充電器」が必要です。iPhoneが対応するQiワイヤレス充電やMagSafe充電とは別ものですのでご注意ください。
- Apple Watch充電器のおすすめはありますか?
-
Apple純正の磁気充電ケーブルがおすすめです。持ち運びしたい場合は、USBポートに直挿しするタイプ、Apple Watchを充電できるモバイルバッテリー もチェックです。
- Apple Watchを急速充電するには?
-
- Apple Watch磁気高速充電ケーブル
- 18W以上のApple製USB-C充電器、もしくは5W以上のUSB PD充電器
Apple Watch Series 8・Ultra・Series 7は急速充電に対応しています。以上の2つを用意することで、Apple Watchのバッテリー残量を約45分の充電で最大80%アップさせられる急速充電を行えます(Ultraは1時間の充電で最大80%)。
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