Apple Watchを購入時の設定まま使っていませんか?
仮にそうであったとしても、Apple Watchを便利に使うことはできます。しかし、「より便利に」という意味では、設定のカスタマイズが必要不可欠です。
本記事では、「Apple Watchで設定しておきたいおすすめの設定・初期設定」についてご紹介しています。
Apple Watchを購入したばかりの方はもちろん、すでに愛用中の方にも参考にしていただける内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
- Apple Watchで設定しておきたい15項目
Apple Watchの設定のほとんどは、iPhoneの「Watch」アプリから行えます。記事内ではiPhoneの「Watch」アプリからの設定方法を中心にご紹介しています。
Apple Watch おすすめ設定・初期設定15項目
Apple Watchの基本的な設定から、マニアックだけどチェックしておいて損はない設定まで、Apple Watchを便利に使う上で押さえておきたい設定をまとめました。
↓タップして該当箇所にジャンプできます。
- Apple Watch着用時にiPhoneのロックを解除するよう設定する
- サイドボタン押下時に「よく使う項目」を表示させる
- アプリの自動ダウンロードオフに設定する
- 不要なApple Watchアプリを非表示にする
- Apple Watchアプリ「リスト表示」にする
- 触覚を「はっきり」にして「消音モード」をオンにする
- 通知されるアプリを必要なものだけに絞る
- 「通知のプライバシー」の設定を確認する
- 文字盤の「コンプリケーション」をカスタマイズする
- Siriを便利に使うための3つの設定
- 「転倒検出」「衝突事故検出」の設定
- 交通系ICカードを「エクスプレスカード」に設定する
- テキストを大きく・太くする
- 左右どちらの腕に着けるかの設定
- バッテリー節約のための設定3つ
1. Apple Watch着用時にiPhoneのロックを解除するよう設定する
iPhoneの「設定」>「Face IDとパスコード」から、「マスク着用時Face ID」をオンにすることで、マスク着用時でも顔認証することが可能となっています(iPhone 12以降)。
しかし、マスク着用時Face IDをオンにしていてもうまく認証してくれないこともあります。
Apple Watchを使いの方は、「Apple Watchでロック解除」をオンにしておくことで、Apple Watch着用時においてはマスク未装着状態と同じ感覚でロック解除できるようになります。
Apple WatchでiPhoneのロックを解除できるよう設定する
- iPhone「設定」を開く
- 「Face IDとパスコード」をタップ
- 「APPLE WATCHでロックを解除」をオン
これでマスクやサングラスを着用していてもiPhoneのロックをスムーズにできます。
なお、この機能を使用するには以下の環境が整っている必要があります。
- iPhoneとApple WatchのWi-FiとBluetoothが有効になっている(Wi-Fiは有効になっていれば接続されていなくてもOK)。
- Apple Watchにパスコードが設定されていて、「手首検出」が有効になっている
- Apple Watchを装着しており、ロック解除されている。
すでのこの機能を活用されているApple Watchユーザーがほとんどかと思いますが、そうでない場合は必須で設定しておきましょう。1日何十回とあるiPhoneのロック解除がラクになりますよ!
- マスクやサングラスで顔が隠れていても、Apple Watchを着けていればiPhoneのロックを解除できる。
2. サイドボタン押下時に「よく使う項目」を表示させる
Apple Watchのサイドボタンを押したとき、デフォルトでは「最近使った項目」が表示されるよう設定されています。
サイドボタン押下時に「よく使う項目」を表示させるよう設定しておくことで、よく使うアプリにすばやくアクセスできます。
サイドボタン押下時に「よく使う項目」を表示させる
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「Dock」をタップ
- 「よく使う項目」にチェック
- 右上の「編集」から任意のアプリを「よく使う項目」に追加できる。
その都度アプリ一覧表示から探して……というのは非常に面倒です。このように、サイドボタンを押せばよく使うApple Watchアプリにすばやくアクセスできるようになります。
- サイドボタン押下時の表示を「よく使う項目」変更 & よく使う項目にアプリを追加しておけばすばやくアクセスできる。
3. アプリの自動ダウンロードオフに設定する
iPhoneに新しくアプリをダウンロードしたとき、デフォルトではそのアプリがApple Watchにも対応していればApple Watchにも自動的にダウンロードされるよう設定されています。
デフォルトの状態だとApple Watch上のアプリが増えていきごちゃごちゃしてしまいますので、Apple Watchアプリの「自動ダウンロード」をオフにしておきます。
Apple Watchアプリの自動ダウンロードをオフにする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「App Store」をタップ
- 「自動ダウロード」をオフ
不要なApple Watchアプリが自動ダウンロードされてしまうと、目当てのアプリを探しにくくなりますし、Apple Watchのストレージも有限です。基本的には自動ダウンロードオフでOKです。
- 「自動ダウンロード」をオフにして不要なApple Watchアプリがダウンロードされないようにする。
4. 不要なApple Watchアプリを非表示にする
使わない不要なApple Watchアプリは非表示(削除)しておきましょう。
不要なApple Watchアプリを非表示(削除)する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 任意のアプリをタップ
- 「AppをApple Watchで表示」をオフ
なお、非表示にしたApple Watchアプリは、iPhone「Watch」からいつでも再インストールできます。
- 不要なApple Watchアプリは非表示(削除)にしておく。
5. Apple Watchアプリ「リスト表示」にする
Apple Watchのデジタルクラウンを押して表示されるアプリ一覧画面が見づらい場合、「グリッド表示」から「リスト表示」に変更しておきましょう。
Apple Watchアプリを「リスト表示」にする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「App表示」をタップ
- 「リスト表示」を選択する
デジタルクラウンを回すか、上下にスワイプしてスクロールできます。リスト表示だと一度に表示させられるアプリの数は少ないですが、アプリ名が表示されるので分かりやすいですね。
- Apple Watchアプリ一覧画面が見づらい場合は、「グリッド表示」から「リスト表示」に変更しておく。
6. 触覚を「はっきり」にして「消音モード」をオンにする
Apple Watchの触覚(振動)を「はっきり」にしておくことで、届いた通知により確実に気付けます。
触覚(振動)を「はっきり」にする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「サウンドと触覚」をタップ
- 「はっきり」を選択する
触覚を「はっきり」にすれば通知に確実に気付けるので、「消音モード」をオンにしておきます。
消音モードをオンにする
- Apple Watchを上方向にスワイプしてコントロールセンターを表示する
- 消音モードをオンにする
私は「消音モード」は常にオンにです。
触覚を「はっきり」にしてみて、「これなら確実に通知に気付ける」と感じたのなら、私のように消音モードを常時オンにしておいていいかと思います。
常時オンにしておけば、音を鳴らしてはいけない環境でうっかり音を鳴らしてしまう心配もありません。
- 触覚を「はっきり」にしておけば、確実に通知に気付ける。
- うっかり音を鳴らしてしまわないためにも、「消音モード」は常にオンがおすすめ。
7. 通知されるアプリを必要なものだけに絞る
Apple Watchを便利に使うにあたって、通知設定は特に押さえておきたいところです。大事なのは、「通知は本当に必要なものだけに絞る」ということ。
確実に通知を届けてくれるApple Watchだからこそ、そうしておかないと不要な通知にいちいち反応してしまうことになります。
- せっかく作業に集中していたのに、不要な通知で集中が途切れてしまった。
- 不要な通知のせいで本当に大事な通知を見逃してしまった。
このようなことが実際にあります。
Apple Watchへの不要な通知をオフにするには、通知センターからオフにする方法がかんたんです。
Apple Watch届いた通知画面から通知をオフにする
- Apple Watchの通知センターを開く
- 通知を右方向にスワイプして「…」をタップ
- 「オフに変更」をタップ
Apple Watchに届いた通知を確認し、そのアプリからの通知は不要だと感じたら、上記の方法でガシガシオフにしていきましょう。
また、iPhone「Watch」アプリからApple Watchに届く通知をコントロールすることもできます。
iPhone「Watch」アプリからApple Watchへの通知をオフにする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「通知」をタップ
- 任意のアプリの通知をオフにする
不要な通知に振り回されないこと。これがApple Watchをうまく使う上で超大事なポイントです。不要な通知に時間を奪われないように、しっかりと通知をコントロールしておきましょう。
- Apple Watchに届く通知を本当に必要なものだけに絞っておく。
- 確実に通知を届けてくれるApple Watchだからこそ、不要な通知をオフにしておくことが大事。
8. 「通知のプライバシー」の設定を確認する
通知に関連して、「通知のプライバシー」の設定を確認しておきましょう。この設定は好みにもよりますが、私はApple Watchの通知画面をタップしないと通知内容が表示されないように設定しています。
「通知のプライバシー」の設定を確認する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「通知」をタップ
- 「ロック中に概要を表示」をオフ
- 「タップして通知の詳細を表示」をオン
さらに、同じ設定画面の「手首を下げているときでも通知を表示」に進み、これをオフにします。
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「通知」をタップ
- 「手首を下げているときでも通知を表示」をタップ
- 「通知を表示」をオフ
仮に上の設定をすべて逆にすると、Apple Watchに届いたときに通知内容が丸見えになってしまいます。たとえばLINEアプリ。受信したメッセージ内容が見えてしまうことになってしまうので、基本的には上の設定がおすすめです。
- 「通知のプライバシー」の設定を確認し、意図せず通知内容が見えてしまうことを防ぐ
9. 文字盤の「コンプリケーション」をカスタマイズする
文字盤の「コンプリケーション」をカスタマイズしておくと、よく使うアプリに素早くアクセスできたり、アプリの情報を文字盤に表示させられたりできます。
文字盤の種類によって表示できるコンプリケーションの数は異なります。上は「インフォグラフ」という文字盤で、最大8つのコンプリケーションを表示させられます。
文字盤・コンプリケーションをカスタマイズする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- マイ文字盤からカスタマイズしたい文字盤をタップ
- 新しい文字盤は同画面下部の「文字盤ギャラリー」から追加できる
- 文字盤のカラーやコンプリケーションをカスタマイズ
コンプリケーションをカスタマイズしておけば、欲しい情報をひとめで確認できますし、よく使うアプリへのショートカット代わりにもなります。
Apple Watchでは、文字盤を左右にスワイプすることですばやく他の文字盤に切り替えられます。普段はこの文字盤、ワークアウト時はこの文字盤というように、利用シーンに合わせて複数の文字盤を用意しておくと便利です。
- 文字盤のコンプリケーションを自分好みにカスタマイズしておく。
- 利用シーンやバンドのデザインに合わせて、複数の文字盤・コンプリケーションのバリエーションを用意しておくと便利。
10. Siriを便利に使うための3つの設定
Apple Watchを使っていて便利だと感じることのひとつに、「Siriをいつでもすばやく呼び出せる」ということがあります。ここでは、Siriを便利に使うための3つの設定を確認します。
周囲に人がいる環境でApple Watchに向かって「Hey Siri」と呼びかけるのは気恥ずかしいので、Hey Siriなしで呼び出せるように設定しておきます。
Hey Siriの呼びかけなしでSiriを呼び出せるよう設定する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「Siri」をタップ
- 「手首を上げて話す」をオン
- 「Digital Crownを押す」をオン
これらの設定をオンにしておくことで、手首を上げ話すか、あるいはデジタルクラウンを押しながら話せばSiriが答えてくれます。
一緒に同じ設定画面内にある「Siriの応答」の設定も確認しておきましょう。これは、意図せずデジタルクラウンが押されたりして、「すみません、よく分かりません」などとSiriが勝手に話し出すのを防ぐための設定です。
Siriが意図せず話し出すことのないよう設定する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「Siri」をタップ
- 「Siriの応答」をタップ
- 「消音モードで制御」を選択
- 「Hey Siri」の呼びかけなしでSiriを呼び出せる「手首を上げて話す」と「Digital Crownを押す」をオンにしておく。
- 「Siriの応答」で「消音モードで制御」を選択しておくことで、意図せずSiriが出すのを防げる。
11. 「転倒検出」「衝突事故検出」の設定
万が一のために確認しておきたい設定が、「転倒検出」「衝突事故検出」です。
Apple Watch Series 4以降には、着用者の転倒を検出する機能が搭載されています。転倒を検出し、着用者が反応できないでいるとき、Apple Watchが自動的に緊急通報してくれます。
- 転倒検出:Apple Watch Series 4以降が対応
- 衝突事故検出:Apple Watch Series 8・Ultra・SE(第2世代)が対応
Apple Watchが転倒を検出してから、緊急通報してくれるまでの流れは以下のとおりです。
「緊急SOS」をスライドすると、「警察(110)」「火災・救急(119)」「海上保安庁(118)」のどこに通報するかを選択できます。
転倒を検知してから1分間になんの動作・操作も認められない場合は、30秒間のカウントダウン(振動と警告音)ののち自動的に緊急通報(119)され、緊急通報先に転倒を検知した旨と位置情報を知らせる音声メッセージが再生されます。
「ヘルスケア」アプリに「緊急連絡先」を登録している場合は、緊急通報とともに緊急連絡先にも転倒を検知した旨と位置情報が通知されます。
もしひとりでいるときに倒れてしまい、そのまま意識を失ってしまったら……とそんなことを想像するだけでゾッとしますが、Apple Watchの転倒検出機能はまさにそんなときの救世主となってくれる機能です。
なお、衝突事故検出も転倒検出と同じ流れで緊急通報してくれます。
衝突事故検出は、セダン、ミニバン、SUV、ピックアップトラック、その他の乗用車が絡む激しい衝突事故 (正面衝突、側面衝突、追突、横転など) を検知するよう設計された機能です。
iPhoneやApple Watchの衝突事故検出の仕組み – Apple
必要に応じて、転倒検出機能と衝突事故検出の設定を確認しておきましょう。
「転倒検出」「衝突事故検出」の設定を確認する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「緊急SOS」をタップ
- 「激しい衝突委子発生後に電話」をオン(必要に応じて)
- 「転倒検出」をオン(必要に応じて)
- 転倒検出を「常にオン」にしておくか、「ワークアウト中のみオン」にしておくかを選択
私は上のように設定しています。
さらに緊急連絡先を設定しておくと安心です。緊急通報とともに緊急連絡先にも転倒あるいは衝突事故を検出した旨と位置情報が通知されます。
緊急連絡先を設定する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「緊急SOS」をタップ
- 「連絡先を”ヘルスケア”で編集」から、緊急連絡先を設定する
家族など万が一のときに動いてくれる人を緊急連絡先に設定しておくと安心ですね。「どこでピンチな状態になっているか」が緊急連絡先に通知されます。
- 「転倒検出」「衝突事故検出」をオンにしておけば、万が一のときに助けになってくれる
- 緊急連絡先を設定しておけば、緊急通報とともに緊急連絡先にも転倒を検知した旨と位置情報が通知される
12. 交通系ICカードを「エクスプレスカード」に設定する
Apple WatchでApple Payを利用する際、サイドボタンを2度押ししてから手首をかざす必要があります。SuicaやPASMOを「エクスプレスカード」に設定しておくと、サイドボタンの2度押しなしで決済や駅の改札を通過することができます。
交通系ICカードを「エクスプレスカード」に設定する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「ウォレットとApple Pay」をタップ
- 「エクスプレスカード」と進み、エクスプレスカードに設定する交通系ICカードをオンにする
SuicaやPASMOは、それぞれの地域で発行されている交通系ICカードと相互利用が可能です。たとえば私はICOCA圏内に住んでいますが、ICOCAを利用できるお店・交通機関であれば、Suicaで決済・改札通過できます。
【参考】Apple PayのSuicaを使い始める – JR東日本
- SuicaやPASMOをエクスプレスカードに設定しておくと、サイドボタンの2度押しなしで決済や駅の改札を通過できる。
13. テキストを大きく・太くする
「Apple Watchに表示されるテキストが小さくて見づらい」という場合は、テキストを大きく、太く表示して見やすくすることができます。
Apple Watchに表示されるテキストを多く・太くする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- スライダーを操作してお好みのテキストサイズに設定する
- お好みで「文字を太くする」をオンにする
アプリによってテキストサイズ・太さが反映されないこともありますが、テキストを太くするだけで劇的に見やすくなります。
私はテキストサイズはデフォルトのまま、「文字を太くする」をオンにしています。
- テキストのサイズを大きく、太くして見やすくできる
14. 左右どちらの腕に着けるかの設定
Apple Watchでは、左右どちらの腕に着けるのかを設定できます。
Apple Watchの向きを設定する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ウォッチの向き」をタップ
- 「左手」「右手」から選択する
左右どちらに着けるのかは使い手の好みによるので、一概にどちらがいいとは言えません。私自身は左腕に着けていますが、「腕時計は右腕がしっくりくる」という方もいらっしゃるでしょうし、「右側にある改札にかざしやすい右腕に着ける」というのもありです。基本的には自分が使いやすいと感じたほうでOKです。
- Apple Watchを左右どちらの腕に着けるのかを設定できる
- 自分が使いやすいと感じたほうに設定しておけばOK
15. バッテリー節約のための6つの設定
「Apple Watchのバッテリーを少しでも長くもたせたい!」という場合のために、バッテリー節約のための設定をご紹介します。
バッテリーを節約するということは、「Apple Watchの機能を制限する」ということになります。不要な機能はオフにしてしまっても問題ありませんが、必要な機能をオフにしてしまっては本末転倒です。自分の使い方に照らし合わせながら、不便にならない範囲で不要な機能をオフにしてバッテリー節約に役立ててみてください。
①「文字盤の常時表示」をオフにする
Apple Watch Series Ultara/8/7/6/5は、文字盤の常時表示に対応しています。これをオフにすることでバッテリーもちの改善に期待できます。
文字盤の常時表示をオフにする
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「常にオン」をタップ
- 「常にオン」をオフにする
②「シアターモード」を活用する
「シアターモード」をオンにすると、消音モードがオンになり手首を返し文字盤を確認する動作をしても画面が点灯しなくなります。画面を光らせたくない映画館などで使用する機能です。
「シアターモード」をオンにする
- Apple Watchで上方向にスワイプして「コントロールセンター」を表示させる
- 「シアターモード」のアイコンをタップしてオンにする
③ コンプリケーションの少ない文字盤に変更する
文字盤にバッテリー残量や天気などの情報を表示させられるコンプリケーションですが、表示させるコンプリケーションの数に比例してバッテリーの消費量が増えます。
コンプリケーションの少ないシンプルな文字盤を選択することで、バッテリー節約の効果に期待できます。といっても、コンプリケーションは便利な機能です。必要なものは残しつつも、使っていないものを削る方向で検討してみましょう。
④ ディスプレイの明るさを暗くする
Apple Watchのディスプレイの明るさを暗くすることで、バッテリーを節約できます。
ディスプレイの明るさを調節する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- スライダーを操作し明るさを調節する
⑤ 「 モバイル通信」をオフにする(GPS+Cellularモデル)
GPS + Cellularモデルは、各キャリアが提供するApple Watch向けオプションサービスに加入することで、Apple Watch単体での電話通話・ネット通信が可能です。
Apple Watchのモバイル通信は、iPhoneから離れたときに有効になります。ただそのあいだはApple Watchはモバイル通信の電波を受信し続けることになるのでバッテリーの消費量が大きくなってしまいます。
そこで、普段はモバイル通信をオフにしておき、必要なときのみオンにすることでバッテリーを節約できます。
「モバイル通信」をオフにする
- Apple Watchで上方向にスワイプして「コントロールセンター」を表示させる
- 「モバイル通信」アイコンをタップ
- 「モバイル通信」をオフにする
⑥ 「低電力モード」をオンにする
Apple Watchの「低電力モード」をオンにすると消費電力を抑えられ、バッテリー駆動時間を大幅に伸ばすことができます。
「低電力モード」をオンにする
- Apple Watchで上方向にスワイプして「コントロールセンター」を表示させる
- 「バッテリー」アイコンをタップ
- 「低電力モード」をオンにする
- 注意事項を確認し、さらに「オンにする」をタップ
低電力モードをオンにすれば大幅にバッテリー駆動時間を延ばせますが、一部の機能が使用できなくなったり、オフ時よりも動作が鈍くなったりとデメリットもあります。
【参考】Apple Watch で低電力モードを使う – Apple
機能が制限される「低電力モード」は、バッテリー駆動時間を延ばすための最終手段と考えておいたほうがいいでしょう。
【おまけ】Assistive Touchでハンドジェスチャ操作できるように設定する
Apple Watchのアクセシビリティ機能として用意されている「AssistiveTouch」を使えば、Apple Watchをハンズフリーで操作できます。
AssistiveTouchをオンにすることで、Apple Watchを着けている手でピンチ(人差し指を親指にタップ)したりクレンチ(手を握りしめる)したりすることで、画面にタッチしなくても操作できます。
ハンドジェスチャ操作を設定する
- iPhone「Watch」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「Assistive Touch」をタップ
- 「Assistive Touch」をオン
- 「ハンドジェスチャ」と進み、カスタマイズする
上記のように、4つのジェスチャに対し機能を割り当てられます。任意のSiriショートカットを割り当てることも可能です。たとえば、私はダブルクレンチ(拳を2回握る)で電気やテレビ、エアコンの電源を一斉に切るSiriショートカットを割り当てています。
- アクセシビリティ機能の「AssistiveTouch」でApple Watchをハンドジェスチャで操作できる。
- それぞれのハンドジェスチャに操作・機能を割り当てられる。
Apple Watchにおすすめの設定・初期設定まとめ
本記事ではApple Watchにおすすめの設定・初期設定についてご紹介させていただきました。
ご紹介した設定すべてを変更する必要はありません。「これはよさそうかも」と感じたものをピックアップしていただき、試していただければと思います。
Apple Watchは非常に便利なガジェットですが、便利に使いこなすには設定の見直しが必要不可欠です。Apple Watchの活用に役立てていただければ幸いです!
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よくある質問(Apple Watch設定・初期設定)
- Apple Watchのおすすめ設定はありますか?
-
- アプリを「よく使う項目」に追加する
- 触覚を「はっきり」にして「消音モード」をオン
- 「転倒検出」機能の設定
- iPhone / Macのロック解除の設定
特におすすめしたい設定は上のとおりです。⇒ Apple Watchおすすめ設定15項目
- Apple Watchの設定はどこから行えますか?
-
Apple Watchの「設定」アプリ、またはiPhone「Watch」アプリからも設定を変更できます。
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