スマートウォッチと聞いて、ほとんどの方がまず思い浮かべるのは「Apple Watch(アップルウォッチ)」ではないでしょうか?スマートウォッチの代名詞的な存在になっているほど、Apple Watchは有名で人気があります。
Apple Watchを活用している人が大勢いる一方で、「なにがどう便利になるのかがイマイチ分からない」という人も多いのではと思います。実際に僕もそうでしたからね。
僕はいまでこそApple Watchをフル活用していますが、かつては、
Apple Watchって他の人と被ることが多いだろうし、バッテリーが切れてしまえば時計すら見られないんでしょ?それって不便でしょ?なにがいいの?
このように否定的に考えていました。謎の拒否反応というか、「他の人と被るのはイヤだし、自分には必要ない」と思い込んでいました。
それが「Apple Watchが便利だ」という声を聞く機会が増えてきたとき、「もしかして食わず嫌いなだけかも」と思うようになり、いざApple Watchを購入してみると……これがまためちゃくちゃ便利じゃないですか!自分には必要ないと思っていたApple Watchを、いまでは入浴時以外は常に腕に巻いているほど気に入って使っています。
今回の記事では、Apple Wathの具体的な活用シーンを挙げながら、
- Apple Watchでなにができるのか?
- Apple Watchがあることで、なにがどう便利になるのか?
というところをご紹介していきます。長くなってしまいましたが、このなかにきっとあなたにとって便利な活用方法があるはずです。あなたのApple Watchライフをより便利なものになりますように!
Apple Watchを使うには?
Apple Watchをセットアップするには、必ずiPhoneが必要になります。iPhoneユーザーであることが前提になる製品ですので注意してください。
なお、最新のwatchOS 7を利用するには「iOS 14以降を搭載したiPhone 6s以降のモデル」と、「Apple Watch Series 3以降のモデル」が必要です。
参考 Apple Watch を初期設定する(Appleサポート)
下の記事で「AndroidスマホでApple Watchを使いたい」と考えている人に向けて、「こういう選択肢があるよ」ということをご紹介しています。
【基本】Apple Watchでできること
まずは「基本編」です。必ず押さえておきたい機能をまとめました。
iPhoneに届いた通知を確認する
iPhoneに届いた通知をApple Watchで確認できる。こう書くとシンプルな機能なのですが、これが実に便利なんです。
iPhoneをカバンやポケットに入れていて、通知音やバイブに気付かず大事な通知を見逃してしまった、ということは誰しもがあるかと思います。
Apple Watchを身に付けいていれば、届いた通知を見逃すことはまずありません。Apple Watchは手首に密着している状態。その状態でバイブが作動すれば、経験上まず気付きます。
大事なメールやLINEのメッセージ、カレンダーアプリの通知、雨雲接近の通知など、使うひとそれぞれに見逃したくない通知があるかと思います。Apple Watchがあれば、これらの通知を見逃すことなく、かつiPhoneを取り出さずとも手首で通知を確認できます。
ただし、Apple Watchを使いこなす上で「通知のコントロール」は必須です。頻繁に届く不要な通知に振り回されてはいけません。iPhoneの「Watch」アプリの「通知」から、不要な通知をオフにできるので、必要な通知のみに絞っておきましょう。
- 大事な通知を見逃さない
- iPhoneを取り出さずとも手首で通知および通知内容を確認できる
- 不要な通知はオフにしておく
時刻を確認する
Apple Watchが表示する時刻は恐ろしく正確です。それは原子時計に次ぐ正確さなんだとか。
ここでは、時計関連のちょっとした小技をご紹介します。
[1] 表示時刻を進める
Apple Watchに表示する時刻を、実際の時刻より進めることができます。
[2] 正時に時報を鳴らす
1時間ごとの正時に時報を鳴らすように設定できます。
[3] 文字盤を見ずに時刻を確認する
Apple Watchでの時刻確認は文字盤を目視するほかに、
- 時刻の読み上げ
- 触覚で時刻を知らせる
※いずれも消音モードオフ時
この2つの方法があります。
時刻の読み上げを有効にするにはApple Watchの「設定」>「時計」>「時刻を読み上げる」をオンに、触覚で時刻を知らせるには同画面の「Tapticタイム」をオンにします。
Apple Watchの画面を2本指で押さえると、読み上げもしくは触覚で時刻を教えてくれます。
- Apple Watchの表示する時刻は非常に正確
- 表示時刻を実際の時刻から少し進められる
- 時刻の読み上げ、触覚で時刻を知らせてくれる機能がある
文字盤をカスタマイズする
Apple Watchには、たくさんの「文字盤」がプリインストールされています。シンプルなアナログ表示から機能性を重視したもの、可愛いキャラクターものまで、さまざまな文字盤が用意されています。
参考 Apple Watchの文字盤と機能(Apple Watchユーザーガイド)
iPhoneの「Watch」アプリ>下にある「文字盤ギャラリー」から、文字盤を選択したりコンプリケーション(天気などの情報を表示したりアプリへのショートカットとして表示できるもの)の設置などのカスタマイズが可能です。
Apple純正の文字盤のほかにも、App StoreからApple Watch向けに用意された文字盤(壁紙)をダウンロードすることもできます。利用シーンや気分に応じて自分好みの文字盤に変更したりカスタマイズするのは楽しいですよ!
- 多くの文字盤から好みのものを選べる
- デザインやカラー、コンプリケーションなどのカスタマイズを行える
iPhoneを探す
「あれ、iPhoneをどこに置いたっけ?」なんてことはよくありますよね。僕もしょっちゅうあるのですが、そんなときはApple Watchのコントロールセンターから「iPhoneアイコン」をタップしてみましょう。
アイコンをタップすると、iPhoneからアラーム音が鳴り居場所を知らせてくれます。音は聞こえていてもなかなか見つけられないときは、アイコンを長押しすると音とともにiPhoneのフラッシュが点灯します。これでだいたい見つけられます。
シンプルな機能ですが、個人的に使用頻度が高い機能だったりします。ちなみに、Apple WatchのSiriに「iPhoneはどこ?」呼びかけても同様に音を鳴らすことができます。
- Apple WatchからiPhoneの音を鳴らせる「iPhoneを探す」機能
- iPhoneアイコンを長押しすると、音に加えフラッシュが点灯する
Siriを呼び出す
「3分のタイマー」
「30分後に起こして」
「〇〇に電話して」
「しょうゆをリマインダーして」
「今日の予定は?」
「照明をつけて」
Apple Watchなら手首を上げて話しかけるだけで、すぐにSiriを呼び出せます。歩いているときでも、食器を洗っているときでも、いつでもです。
Apple WatchでSiriを呼び出す方法は4とおりあります。
- 「Hey Siri」と呼びかける
- 手首を上げて話す
- デジタルクラウンを押しながら話す
- 文字盤のコンプリケーションからSiriを呼び出す
個人的によく使っているのは、「手首を上げて話す」方法。
「手首を上げてから少し間を置いて(Apple Watchの画面が点灯してから)、しっかり口元にもってきて話す」という、ちょっとしたコツが要るのですが、慣れてしまえば「Hey Siri」なしにSiriを呼び出せるこの方法がいちばん便利です。
- いつでもすぐにSiriを呼び出せる
- 「Hey Siri」なしで呼び出せる「手首を上げて話す」が便利
【電話・コミュニケーション】Apple Watchでできること
続いては、電話・コミュニケーション関連のできることをご紹介していきましょう。
電話をかける/受ける
Apple Watchには音声マイクとスピーカーが搭載されており、iPhoneを触らずとも着信に出てそのまま通話し、電話を切ることができます。
Apple Watchの音声マイクとスピーカーがとにかく優秀で、クリアな音声を届けてくれ、相手の音声もクリアに聞き取れます。
上はApple Watchで録音した音声です。わりと大きいエアコンの駆動音がある環境で、椅子に座り腕は膝に置いた状態で録音しました。どうでしょう、電話通話するのには十分過ぎるほどの音質ではないでしょうか。走行中の車内といった、さらに環境音が大きい環境でも問題なく通話できます。
Apple WatchにBluetoothイヤホンを接続している状態であれば、そのイヤホンのマイクで通話できます(AirPodsでなくても一般的なBluetoothイヤホンでもOK)。
Apple Watchでの電話通話は個人的にもよく使っていて、自宅や車内などスピーカーホンで話せる環境であれば、ほぼApple Watchで通話しています。身に付けいてるApple Watchで電話に出て通話できるのですから、わざわざiPhoneに手を伸ばす理由がありません。
なお、GPS+CellularモデルならiPhoneが近くない状態でも、Apple Watch単体で電話通話できます。その場合はキャリア指定のオプションサービスに加入する必要がありますが、ジョギング時やトレーニング時などiPhoneから離れることが多いのなら便利です。
あとちょっとした小ネタを。Apple Watchを手のひらで覆うと、iPhoneの着信音を瞬時に止められます。
着信音(着信通知)を止められるだけで、着信状態には変わらないのでそのまま電話に出るここともできます。この機能はApple Watchの「設定」>「サウンドと触覚」>「カバーして消音」からON/OFFを設定できます。
- Apple Watchで電話通話やFaceTimeオーディオでの通話が行える
- Apple Watchの音声マイク・スピーカーが優秀
- GPS+Cellularモデルなら、Apple Watch単体で電話通話できる(契約要)
- Apple Watchを手で覆って着信音を止められる
トランシーバー機能を使う
電話通話に関連してご紹介したいのは、「トランシーバー」アプリ。トランシーバーのようにApple Watch間で会話できるという、ちょっと面白い機能です。
2階にいる家族に「ごはんできたよー」と呼びかけたり、ショッピングモールではぐれた友達に「今どこにいる?」と呼びかけたりと、電話するほどではないけどちょっと会話したい。そんなシーンに使えます。
トランシーバーといってもApple Watch同士が直接繋がっているわけではなく、ネット通信経由での通話。つまり、ネットに接続されている状態であれば世界中どこにいても会話できます。
僕としては使用頻度が高い機能ではないのですが、利用シーンがハマれば活用できる場面があるはず!
- Apple Watch間でトランシーバーのように会話できる
- ちょっとした家族や友人とのやりとりに便利
LINEメッセージの確認/送信
メッセージアプリとして多くの人が使っている「LINE」アプリ。LINEアプリはApple Watchにも対応していて、iPhoneのLINEアプリを開かずともApple Watch上でメッセージを確認したり、メッセージを送信できたりします。
テキストメッセージだけでなく、写真やスタンプ、ボイスメモもApple Watch上で確認できます。動画再生には対応していません。
メッセージの送信方法は、「音声入力」「ボイスメモ」「スタンプ」「定型文」の4つの方法が用意されています。音声入力の精度は実用レベルですし、よく送信するメッセージを定型文として登録しておけばApple Watchだけで十分やりとりできます。
Apple WatchのLINEアプリの使い方は、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
なお、iPhoneの「Watch」アプリ>「通知」>「通知のプライバシー」がオフの状態だと、Apple Watchで通知を確認したときにメッセージ内容まで表示されます。プライベートなメッセージを見られたくない場合は、「通知のプライバシー」をオンにしておきましょう。
- Apple WatchでLINEのメッセージを確認・送信できる
- 音声入力/ボイスメモ/スタンプ/定型文の4つの方法でメッセージを送信できる
- LINE無料通話・ビデオ通話には対応していない
インターコム機能を使う
Appleの「インターコム」とは、かんたんに言うと「Appleデバイス間で音声メッセージを送り合える機能」です。
「Hey Siri、みんなにごはんできたよ、とインターコム」
「Hey Siri、花子にお友達が来てるよ、インターコム」
「Hey Siri、キッチンにごはんはまだ?と聞いて」
「Hey Siri、もうすぐ行く、とインターコムで応答」
こりようにSiriに話しかけて、音声メッセージを送信あるいはメッセージに応答できます。
以下はiPhoneとHomePod miniでインターコム機能を使用している様子です。Apple Watchでもこれと同じことができます。
インターコムでの音声のやりとりに参加するメンバーや部屋の設定は、iPhoneの「ホーム」アプリから可能です。
「インターコムでなくても、LINEや電話でいいのでは?」という声が聞こえてきそうですが、インターコム機能なら「何気ない普段の会話」の感覚でやりとりできるので、自然に生活に溶け込んでくれます。
- インターコム機能で音声メッセージをやりとりできる
- Apple Watchでもインターコム機能を使える
インターコム機能の具体的な使い方は、以下の記事でご紹介しています。
【生活】Apple Watchでできること
続いては、生活にまつわるApple Watchでできることです。
Apple Payで決済する
Apple Watchがあれば、コンビニでの買い物も駅の改札を通るのも、iPhoneや財布を取り出す必要はありません。手首をかざすだけです。
「これができるからApple Watchを選んだ」という人は多いはずです。僕自身もApple Watch期待していた機能はまさにこれでした。
JR東日本が提供する交通系ICカード「Suica(スイカ)」を「エクスプレスカード」に設定しておくことで、決済時の電源ボタン2度押しが不要になり、まさにかざすだけで決済できるようになります。
iPhoneの「Watch」アプリ>「WalletとApple Pay」>「エクスプレスカード」からぜひ設定しておきましょう(エクスプレスカードに設定できるのはSuicaのみ)。
ちなみに、QRコード決済でお馴染みの「PayPay(ペイペイ)」がApple Watchに対応しています。Apple Watch上に表示されたバーコードを読み取ってもらうだけで決済が完了。Apple Watch上で残高確認もできます。
- Apple Watchをかざすだけで楽ラク決済
- 「Suica」をエクスプレスカードに設定して2度押しなしで決済
- QRコード決済「PayPay」もApple Watchに対応
アラーム・タイマー・ストップウォッチを使う
アラーム・タイマー・ストップウォッチもApple Watchの立派な機能です。
アラームとタイマーは画面を操作して手動で設定することもできますが、Siriに話かける方法が便利。「朝7時にアラームをセットして」「3分タイマーをセット」といったように話しかければOKです。
そしてぜひ試していただきたいのが、Apple Watchのアラームを使っての起床です。iPhoneの耳障りなアラーム音に起こされるよりも、Apple Watchのトントントン……というバイブの振動で起こされたほうが寝起きがいいんです。そして、手首を叩いてくれるので確実に起きられます。
Apple Watchでの起床は、個人的に非常に気に入っている使い方です。ただし、なかにはApple Watchのバイブでは起きられないという人もいるかもしれません。まずはお試しください!
- アラームとタイマーは、Siriでの操作が便利
- iPhoneのアラーム音で起床するより、Apple Watchのバイブで起床したほうが寝起きがよくおすすめ
バンド(ベルト)交換を楽しむ
Apple Watchを購入するまでは、「Apple Watchなんて、全部同じに見えちゃうよね」なんて思っていましたが、文字盤のカスタマイズと一緒にバンドを交換すれば、その雰囲気をガラッと変えられます。
上は「スポーツループ」と「レザーループ」というApple純正バンドです。特に使用頻度の高いお気に入りの2つです。基本的につけていてラクなスポーツバンドをつけていることが多いですね。
洗車やスポーツ時には、濡れてしまってもOKな「スポーツバンド」に付け替えます。Apple Watchなら、このように利用シーンや気分、服装に応じて気軽に、かんたんにバンド交換を楽しめます。
Apple Watchバンドを楽しむ上でチェックしておきたいのは、Apple純正ではないサードパーティ製バンド。Apple純正バンドは品質こそ間違いないのですが、価格は決して安いとは言えません。サードパーティ製バンドならApple純正バンド1本分の価格で3、4本は変えてしまいますから、バンド交換を楽しむ上でサードパーティ製バンドの活用は必須です。
Apple Watchバンドは以下からチェックしてみてください。定番のバンドから個性的なバンドまで、見ているだけで楽しめますよ!
人気のApple Watchバンドをチェック!
- バンド交換すれば雰囲気をガラッと変えられる
- 利用シーンな服装に合わせて気軽にバンド交換できる
- 低予算で購入できるサードパーティ製バンドがおすすめ
地図・ナビアプリを使う
「車載ナビよりも、スマホのナビアプリをよく使う」という人は少なくないはずです。最新の地図情報にアップデートするのに更新料がかかる車載ナビとは違い、ナビアプリは無料のものが多く情報は常に最新です。そもそも、ナビ性能もナビアプリのほうが優れていることが多いですよね。
現在Apple Watchに対応するナビアプリは、Appleの「マップ」アプリのみ。以前は「Appleのマップアプリは使えない」と酷評されることも多くありましたが、いまではマップ情報や使い勝手、ナビ性能も向上していて十分使えるレベルに達しています。
Appleのマップアプリで特に便利に感じているのは、ナビ時に「右左折などのナビポイントが近づくとApple Watchの振動でそれを教えてくれる」というところ。
右折か左折かで振動の仕方が異なり、慣れてくるとナビ画面を目視しなくてもどちらに曲がるが分かります。運転に集中しながら、ナビの案内も認識できるのが便利なんです。
車の運転時でなくても、バイクや自転車、徒歩での使用もApple Watchが活躍してくれます。よくナビを使うよ、という方はぜひご活用ください!
- Appleのマップアプリ使用中は、Apple Watchでも表示と振動でナビしてくれる
- Apple Watchの画面上、もしくはSiriで目的地設定できる
スマート家電を操作する
iPhoneの「ホーム」アプリに登録しているスマート家電(HomeKit対応の家電)をApple Watchから操作できます。
僕の場合は、Homekitに対応したPhilips(フィリップス)のスマート電球「Hue(ヒュー)」とMerossのスマート電源タップをホームアプリから操作できるようにしています。
Homekitに対応したMerossのスマート電源タップは、コンセントを個別にオン/オフを操作でき便利。イチ押しのスマート電源タップです。
「ショートカット」を作成してSiriで音声操作
Homekitに対応した家電であれば、ホームアプリに登録しておけばボタン操作、あるいはSiriによる音声操作で家電を操作できます。Homekit非対応でも、「ショートカット」アプリで家電操作のショートカットを作成して音声操作が可能です。
例えば僕は、スマートロックの「Sesame(セサミ)」の操作を「ショートカット」アプリにして、Siriで音声操作できるようにしています。
Apple WatchでSiriを呼び出し、「鍵を開けて」と呼びかければセサミが解錠、「鍵を閉めて」と呼びかければ施錠されます。
スマート赤外線リモコン「eRemote」も同様にショートカットアプリを使ってApple Watchで音声操作できます。
これを使えば、赤外線リモコンで操作するテレビやエアコン、照明などをApple Watchで操作できるようになります。
スマート家電の音声操作は、もちろんiPhoneからも行えます。しかし、これらの操作をApple Watchから行えることに意味があります。スマート家電を使われているなら、Apple Watchでさらに便利になりますよ!
- Apple Watchの「ホーム」アプリからスマート家電を操作
- 「ショートカット」アプリを使用してApple WatchのSiriでスマート家電を音声操作
iPhoneのカメラでリモート撮影する
Apple Watchのホーム画面にある「シャッターアイコン(カメラリモート)」をタップすると、iPhoneのカメラアプリが起動、Apple Watchで写りを確認しながらリモート撮影ができます。
Apple Watchの画面をタップしてフォーカス位置を指定できたり、デジタルクラウンを回してズームイン/ズームアウトできたりと、なかなか高機能だったりします。
Apple Watchを使ってのリモート撮影は、iPhoneから離れて(約10m以内)集合写真を撮ったり、自撮りしたりするときに重宝します。使用頻度は高くないかもしれませんが、知っておくと便利な機能ですよ。
- iPhoneのカメラでリモート撮影
- 集合写真や自撮りに活用できる
【ヘルスケア・運動】Apple Watchでできること
Apple Watchを使っていると、歩数や消費カロリー、睡眠時間などの身体にまつわるデータがどんどんと貯まってきます。Apple Watchを使い始めて、それらのデータを見返したりして、自分の健康について考えることが多くなりました。Apple Watchが自分の身体のことを考えるきっかけになってくれたというわけです。
すでに健康に気をつかっている人にはもちろん、そうでない人にもApple Watchは一役買ってくれますよ!
検討検出 & 緊急通報機能で万が一に備える
Apple Watch Series 4以降のモデルには、着用者の転倒を検知してくれる機能が搭載されており、必要であればそのまま緊急通報してくれます。
Apple Watchが転倒を検知してからの流れは以下のとおりです。
Apple Watch「転倒検出」から「緊急通報」までの流れ
- 転倒を検出
- 「緊急SOS」もしくは「大丈夫です」をタップ
「緊急SOS」をスライドさせると、「警察(110)」「火災・救急(119)」「海上保安庁(118)」のどこに通報するかどうか選択できる - 反応できないとき
1分間になんの動作・操作も認められない場合、30秒間のカウントダウン(振動と警告音)ののち、自動的に緊急通報される
僕は趣味でバイクに乗ります。そのなかでひとけのない山道を走ることもあるのですが、もしそんな環境で転倒してしまい、そのまま気を失ってしまったら。通報してくれる人がいればいいのですが、いないことも十分考えられます。
転倒検出・緊急通報機能は、さまにそんなピンチなときの救世主となってくれる機能です。僕の場合はバイクですが、車や自転車に乗る人も「周りに通報してくれる人がいない環境で倒れてしまう可能性はなきにしもあらずです。持病がある人もそうですね。
なお、この機能は着用者が65最未満の場合はデフォルトでオフになっています。
必要な方は万が一の事態に備えオンにしておきましょう。
- 転倒検出・緊急通報機能は万が一のときの助けになってくれる
- 着用者が65歳未満の場合、「転倒検出」はデフォルトでオフになっている
- 乗り物によく乗る人、持病がある人は必ず押さえておきたい機能
同機能については以下の記事でも詳しくご紹介しています。
睡眠ログをとる
睡眠の悩みは人それぞれかと思いますが、睡眠習慣を改善するために共通して言えるのは、「自分の睡眠時間や質、傾向を把握することが大事」ということです。改善するにはまず知らなくてはいけません。
Apple Watchアプリ「AutoSleep」は、Apple Watchに搭載されているマイクや加速度センサー、心拍センサーなどから睡眠時間や睡眠の質を記録してくれ、自分の睡眠の状態を把握する手助けをしてくれます。
寝ているのか、起きているのかを自動的に判断してくれるので、することはApple Watchを手首に巻いて寝るだけ。それだけで毎日の睡眠データが蓄積されていきます。
AutoSleepにはスマートなアラーム機能が搭載されています。目覚めの方法を選択できたり、浅い眠りのタイミングで起こしてくれたりと、目覚めのいい起床をサポートしてくれます。
睡眠系のApple Watchアプリでは「Sleep Cycle」も人気がありますね。こういったアプリは直接的に睡眠の悩みを解決してくれるわけではありませんが、データを見返すことで「どれくらいの睡眠時間を確保すれば日中のパフォーマンスを最大限にできるか」や「寝ても疲れが取れない原因は睡眠の質にあった」と睡眠習慣の改善のためのヒントになります。
- Apple Watchで睡眠時間や睡眠の質を記録
- Apple Watchアプリ「AutSleep」「Sleep Cycle」がおすすめ
心電図機能と血中酸素濃度の測定
Apple Watch Series 4/5/6が対応する「心電図機能」がやっと日本でも使えるようになりました(SEは未対応)。
心電図の測定はかんたんで、Apple Watchの「心電図」アプリを開き、デジタルクラウンに指を当てた状態で30秒間安静にしているだけ。
測定したデータは、iPhoneの「ヘルスケア」アプリで確認できます(「ブラウズ」>「心臓」)。データをPDFファイルとして書き出すことも可能です。
参考 Apple Watch Series 4、Series 5、Series 6 で心電図 App を使って心電図をとる(Appleサポート)
Apple Watch Seires 6では、「血中酸素ウェルネス」アプリで血中に取り込まれた酸素レベルを測定できます。
こちらもアプリを起動後、15秒間安静にしているだけでかんたんに測定できます。
参考 Apple Watch Series 6 の血中酸素ウェルネス App で、血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する(Appleサポート)
僕自身、日常的に心電図や血中酸素濃度を測定する機会はほとんどありません。そのような方が大半かと思いますが、海外ではApple Watchの心電図機能が実際に心臓の異変を発見したとの事例もあります。
ただし、Apple Watchの心電図機能や血中酸素濃度の測定で「大丈夫だ」「大丈夫じゃない」をユーザーが判断してはいけません。異変を感じたら病院にかかるようにしましょう。
- Apple Watchでかんたんに心電図を測定できる(Series 4/5/6が対応)
- 血中酸素濃度を測定できる(Series 6のみ)
- これらの機能は身体の異変に気付くきっかけとなってくれる(おかしいと感じたらすぐに病院に)
「呼吸」アプリで心の健康を保つ
集中力が切れたとき、僕はApple Watchの「呼吸」アwプリを使い頭をリセットさせます。
呼吸アプリを起動したら時間をセットしてスタート。息を吸う・吐くのタイミングは振動で教えてくれるので、それに合わせて呼吸し意識を自分の呼吸に合わせていきます。
瞑想やマインドフルネスという言葉にハードルを感じる人は少ないかもしれませんが、習慣として身に付いたときのリターンは大きいものがあります。まずはApple Watchの呼吸アプリから始めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、本格的に瞑想に取り組みたいという人は、瞑想アプリ「Meditopia(アプリ内課金あり)」がおすすめです。初心者でもとっつきやすく、継続していけるように工夫されいます。もちろんApple Watchにも対応しています。
- 「呼吸」アプリで気軽にマインドフルネス
- 集中力アップ、ストレス対策に最適
- 本格的に始めるなら「Meditopie」がおすすめ
騒音レベルをモニタリングする
80dB(デシベル)を超えるん音量に、長期間にわたり繰り返しさらされると、聴覚に影響が出てくるリスクが高まるそうです。パチンコ店の店内や走行中の車内がだいたい80dBぐらいなんだとか。
Apple Watchの「ノイズ」アプリでは、環境の騒音レベルを測定してくれ、「ノイズのしきい値」を超えると、その旨を通知し警告してくれます。騒音による耳へのダメージは一過性のものではなく、どんどん蓄積されていくもの。日々記録された騒音レベルは、iPhoneの「ヘルスケア」アプリで確認できます。
- Apple Watchで騒音レベルをモニタリング
- 耳の健康を保つ手助けをしてくれる
「周期記録」アプリで妊娠可能期間を予測
Apple Watchの「周期記録」アプリでは、月経周期に関する情報を記録することで妊娠可能期間を予測し通知してくれます。
情報の入力はiPhoneでも可能ですが、Apple Watchならいつでも素早く入力できます。
- 出血などの月経周期の情報を記録できる
- 記録した情報から妊娠可能期間を予測、通知してくれる
スポーツ・トレーニングに活用する
Apple Watchには、GPSや気圧高度計、加速度センサー、心拍センサーなどのあらゆるセンサーが搭載されています。それらのセンサーを活かした、さまざまなスポーツ・トレーニングアプリがリリースされています。
例えば、ランニングコースやペースのログだけでなく、トロフィーやシェア機能などでモチベーション面までサポートしてくれる「Nike Run Club」。トレーニング中の心拍数を計測することにより、運動強度を見える化してくれる「Zones」、ゴルフコースの高低差や残りヤードを表示し、ゴルファーを強力にサポートしてれる「ゴルフな日Su」など。Apple Watchだからこそ便利なスポーツ・トレーニングアプリがたくさんあります。
参考 Apple Watch のワークアウトの種類(Appleサポート)
プリインストールされている「ワークアウト」アプリでは、ウォーキングやHIIT、ハイキング、ヨガと多岐にわたるワークアウト対応します。ハイキングなら消費カロリーや心拍数に加え、距離や上昇した高度など、そのワークアウトに適したデータを記録してくれます。
Apple Watchは優れた耐水性能を持っています。なんと水深50mまでOKとのこと(Sereis 2以降はISO 規格 22810:2010 に基づく水深 50 mの耐水性能に対応する)。実際にそんな深さまで潜ることはないにしても、プールで泳ぐ程度であればまったく問題ない耐水性能です。
スポーツやトレーニングシーンでは、どうしても汗などでApple Watchが汚れてしまいがちです。僕の場合は水道水でまるごと洗っちゃってますが、多少荒く使っても大丈夫なこともApple Watchの魅力だったりします。
- Apple Watchに搭載されている各センサーから時間や距離、速度、ペース、ルート、消費カロリー、心拍数、高度などを記録
- Apple Watchは高い防水性能(水深50mまで)に対応、アクティブに使用できる
【音楽・動画】Apple Watchでできること
iPhoneでよく音楽を聴いたり、動画を観るということなら、ここでもApple Watchが役に立ってくれます!
iPhone・iTunesの音楽コントロール
Apple Watchがあれば、iPhoneのさまざまな音楽コントロールを手首で行うことができます。
曲送りや一時停止など以外に、プレイリストの再生や接続先切り替えも可能です。音量調節はApple Watchのデジタルクラウンを回して行います。
これらの音楽コントロールをApple Watchで行えるメリットは、イヤホン使用時にiPhoneを取り出す必要がないということでしょう。ワイヤレスイヤホンの多くは、一時停止や曲送りはできても、音量調節はできないものがほとんどです。そんなときにApple Watchの音楽コントロールが活躍してくれます。
Apple Watchの音楽コントロールは、Appleの「ミュージック」アプリだけでなくSpotifyやAmazon Musicも同様に行えます。YouTubeやNetflix、Huluなどの動画アプリでのコントロールも可能です。
Apple Watchの「Remote」アプリでは、Macの「ミュージック」アプリや「iTunes for Windows」の音楽コントロールもできます。
かゆいところに手が届くというか、地味ながら便利で個人的にも使用頻度が高い機能です。「iPhoneを取り出さずに済む」といえばそれだけのことなのですが、そういうちょっと便利になる機能にこそ恩恵を感じられます。
- Apple WatchでiPhoneの音楽・動画をコントロール
- Mac、Windowsパソコンのミュージッ(iTunes)アプリの音楽コントロールも行える
Apple Watchで音楽をオフライン/ストリーミング再生する
上でご紹介したApple Watchでの音楽コントロールはリモコン的な機能ですが、Apple Watch単体で音楽を再生することもできます。
ジョギングなどでiPhoneを自宅に置いてきた場合、Apple Watchの通信は途絶えてしまうことになります(GPSモデル)。そんなときはiPhoneの「Watch」アプリ>「ミュージック」の「ミュージックを追加」からお気に入りのプレイリストやアルバムを追加しておけばOK。これでiPhoneが近くにない状態でも、Apple Watch単体でオフライン再生できるようになります。
なお、Apple Watch単体でネット通信可能なGPS+Cellularモデルの場合は、事前にダウロードせずともストリーミング再生できます。
Apple Watch単体での再生はPodcastでも可能ですが、残念ながらSpotifyやAmazon Musicには未対応。Appleのミュージックアプリのみです。
あと注意したいのは、Apple Watchで音楽を聴く際にはBluetoothイヤホンが必要になること。Apple Watchにはスピーカーが搭載されているものの、そのスピーカーで音楽を聴くことはできません。
Apple Watchに接続するイヤホンは「AirPods」、あるいはノイズキャンセリング搭載の「AirPods Pro」がおすすめです。
Bluetooth接続に対応したイヤホンであればApple Watchに接続可能ですが、Apple WatchだけでなくiPhoneやiPadといったAppleデバイス間でシームレスな接続切り替えができるAirPodsが便利です!
- ミュージックアプリのオフライン再生でApple Watch単体で音楽再生
- オフライン再生に対応しているのはミュージックアプリのみ
- GPS+Cellularモデルならストリーミング再生が可能
- Apple Watch単体での音楽再生にはBluetoothイヤホンなどが必要
Apple TVを操作する
Apple TVとは、テレビに接続して映画やドラマ、YouTube動画を視聴できる、いわゆるセットトップボックスのようなもの。iPhoneの「写真」アプリ内の写真・動画をテレビに映し出すことができたり、ゲームをプレイできたりと、僕自身も毎日のように使っているお気に入りアイテムです。
Apple Watchの「Remote」アプリで、Apple TVの操作を行えます。
Apple TVあるあるなのですが、あの小さいリモコンがすぐにどっかにいっちゃうんですよね。手首に巻いたApple WatchでApple TVを操作できるのは便利です。
Apple WatchでApple TVを操作できる
【仕事効率化】Apple Watchでできること
続いては、仕事効率化関連のできることをご紹介していきます。この分野でもApple Watchは大活躍してくれます!
カレンダー・タスク管理を行う
カレンダー・タスク管理アプリと、Apple Watchの相性は抜群です。カレンダーアプリに入力しておいた予定や、前日に整理しておいたタスクの通知は、Apple Watchが確実に届けてくれます。次の予定やタスクの確認を瞬時に行うことができます。
カレンダー・タスク管理アプリはApple Watchと相性がいいジャンルということもあって、それらの多くがApple Watchに対応しています。
有名どころはほぼApple Watchに対応していますね。Apple Watchに対応したカレンダー・タスク管理アプリは、上に書いたアプリ以外にもたくさんあります。
Apple Watchでできることはアプリによって差はあるものの、カレンダーアプリなら「予定の確認・追加」、タスク管理アプリなら「タスクの確認・追加・完了」と基本的なことはApple Watch上でできてしまいます。
日頃からカレンダー・タスク管理アプリを活用している人ほど、Apple Watchの便利さの恩恵を受けられるはずです。
- 通知を確実のに届けてくれ、すぐさま情報にアクセスできるApple Watchは、カレンダー・タスク管理アプリと相性抜群
- 通知の確認だけでなく、Apple Watch上でさまざまな操作ができる(アプリによる)
ノート・ボイスメモ
OneNoteやNoteshelf、Drafts、Google Keepなど、Apple Watchに対応するノートアプリは多くあります。
例えばDraftsでは、Apple Watchからの音声によるテキスト入力が可能です。
音声で入力されたテキストは、iPhoneのDraftsアプリに即座に同期されます。ふと思いついた用事やアイデアなどを、忘れてしまわないうちにApple WatchのDraftsアプリにふきこんでおける、というわけです。
Draftsは愛用者も多い非常に高機能なノート・メモアプリ。Apple Watchとの相性は抜群なので、Apple Watchを起点にしてノートをとりたいという方は要チェックです。
単純なボイスレコーダーとして使うなら、Appleの「ボイスメモ」アプリが使えます。
Apple Watchのマイク性能は優秀なのでビジネスシーンでも十分使えるレベル。日常のなかでメモ代わりに使うのもいいでしょう。録音されたデータは、こちらもiCloudを通じて同期されます。
- Apple Watchはノート系アプリとの相性も抜群
- 音声入力やボイスメモでいつでもどこでもメモを残せる
Macのロックを解除する
Apple WatchでMacのロックを解除して、スリープ復帰の度に必要になるパスワード入力の手間をなくしてしまいましょう。
使い方はかんたんで、Apple Watchを装着した状態でMacをスリープ復帰させるだけ。Apple Watchの振動とともに自動的にロック解除されます。
この機能を有効にするには、Macの「設定」>「セキュリティとプライバシー」の一般タブにある「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」にチェックを入れます。
この設定を行っておけば、特にTouch ID(指紋認証)非搭載のMacをお使いの方、そしてMacBookをクラムシェルモードで使用されている方はラクになるかと思います。
- Apple WatchでMacのロックを自動解除
- Touch ID非搭載のMacユーザー、クラムシェルモード使用している方に
Apple Watchでできないことは?
できることがたくさんあるApple Watchですが、できないこともあります。ここでは、「Apple Watchではできないこと」をまとめました。
- Androidスマホとの組み合わせによる使用ができない
- 文字盤のカスタマイズとバンド交換でしか個性を出せない(さまざまなデザインを選べない)
- Apple Watchモデルによってできることに若干の違いがある
- ネット閲覧や動画視聴ができない
- すべてのアプリがApple Watchに対応しているわけではない
時計をファッションとしてとらえたときに、「個性を出しにくい」というデメリットを感じることはあるかもしれません。Apple Watchのデザインは良くも悪くもシンプル。バンド交換していても、その形状からパッと見てApple Watchだと分かります。
ただ、それは「腕時計マウント大会から降りられる」とも言えるかもしれません。ブランド時計とスマートウォッチはもはや別ジャンルですから、「自分のほうがいい時計をしている」「あの人のほうが高い時計をしている」なんてことなら解放されます。
Apple Watchは普段使いのためのスマートウォッチに求められる機能は、網羅的にカバーされているかと思います。逆にできないことを探し出すことが難しいくらいです。
Apple Watchモデルのできることの違い
ここでは、「選ぶApple Watchモデルによって、できることの違いは出てくるの?」というところをご紹介します。
GPSモデルとGPS+Cellularモデル
Apple Watchモデルには、それぞれ「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」が用意されています(Series 3はGPSモデルのみ)。
両者の違いは、「iPhoneが近くない状態(ペアリングされていない状態)でも、Apple Watch単体で電話通話・ネット通信できるかどうか」です。iPhoneが近くにある状態であれば、できることの違いはありません。
iPhoneを自宅に置いてのジョギングや、海水浴やスノボといったアウトドア・スポーツシーン。GPS+Cellularモデルなら、iPhoneが近くになくても家族に電話を入れたり、ナビアプリを使用できたりします。
「iPhoneから離れることはない」という方ならGPSモデルでOKです。ただ、違った見方をすれば「iPhoneから離れられる」と言うこともできます。GPS+Cellularモデルを使っている僕自身がそうなのですが、自宅にiPhoneを忘れてきても「まぁいいや」と思えるようになり、なんだか身軽になった気分です。
GPS+Cellularモデル単体で電話通話・ネット通信を行うには、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれに用意されているオプションサービスの契約が必要になります。
キャリア | オプションサービス | 月額(税抜) |
ドコモ | ワンナンバーサービス | 500円 |
au | ナンバーシェア | 350円 |
ソフトバンク | Apple Watch モバイル通信サービス | 350円 |
Apple WatchのGPS+Cellularモデル向けのオプションサービスが用意されいるのは大手キャリアのみです。
GPSモデルかGPS+Cellularモデルか、ということについては、上の記事でも詳しくご紹介しています。
Apple Watch各モデルのできることの違い
Apple Watchモデルによっての、「できること」に関わる違いをまとめました。
Series 6 | SE | Series 3 | |
常時表示 | 〇 | ✕ | ✕ |
センサー | 血中酸素濃度センサー 光学式心拍センサー(第2世代) 電気心拍センサー(心電図) GPS コンパス 常時測定が可能な高度計 ジャイロスコープ 加速度センサー 環境光センサー | 光学式心拍センサー(第2世代) GPS コンパス 常時測定が可能な高度計 ジャイロスコープ 加速度センサー 環境光センサー | 光学式心拍センサー GPS 高度計 ジャイロスコープ 加速度センサー 環境光センサー |
チップ | S6 SiP(S5と比べ最大20%高速) W3チップ U1チップ(超広帯域) | S5 SiP(S3と比べ最大2倍高速) W3チップ | S3 W2チップ |
心拍センサー | 〇 | 〇 | 〇 |
コンパス | 〇 | 〇 | ✕ |
高度計 | 〇(常時計測可能) | 〇(常時計測可能) | 〇 |
血中酸素濃度アプリ | 〇 | ✕ | ✕ |
緊急SOS | 〇 | 〇 | 〇 |
海外における緊急通報 | 〇 | 〇 | ✕ |
転倒検出 | 〇 | 〇 | ✕ |
騒音検知 | 〇 | 〇 | ✕ |
ファミリー共有設定 | 〇 | 〇 | ✕ |
耐水性能 | 50m耐水 | 50m耐水 | 50m耐水 |
Apple Pay | 〇 | 〇 | 〇 |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 |
ストレージ | 32GB | 32GB | 8GB |
GPS+Cellularモデル | 〇 | 〇 | ✕ |
特に注目したいのは、以下のポイント。
- 常時表示機能の有無
- 処理速度(プロセッサ)の違い
- 電気心拍センサー(心電図機能)の有無
- 血中酸素濃度センサーの有無
Apple Watchモデルの選び方については以下の記事で詳しくご紹介していますので参考にしてください。
Apple Watchはどこで買える?おすすめの購入場所
「Apple Watchはどこで買えるの?」という声を聞くことが多いので、おすすめの購入場所・方法をご紹介しておきます。
ズバリおすすめは、以下の3つの方法です。
Apple Watchはここで買うべし!
- Apple公式サイト
- Amazon
- 大手家電量販店サイト(ビックカメラ.comやヨドバシ.com)
間違いないのはApple公式サイトです。公式なのでとにかく安心ですし、「14日以内なら開封した後でも返品・返金が可能」という他では考えられないシステムもあります。「買ってみたけど、やっぱりいいや」ということができちゃうわけです。
Apple Watchはケースのサイズや素材、バンドの種類など、無数の組み合わせがあります。Amazonや大手眼量販店サイトでは選べる組み合わせは限られますが、Apple公式サイトならすべてもモデルを選択できます。
安心して購入できるという点においては、Amazonや大手家電量販店サイトでの購入も同じです。
Amazonや大手家電量販店サイトは、Appleの正規販売ルートでApple Watchを販売しています。有名ショッピングサイトのように、信頼できる販売店かどうかを都度確認する必要はありません。
そして「ポイントが付く」というメリットも無視できませんね。ポイント付与率は数%程度ではありますが、それでもバンド購入する費用の足しにはなります。
Apple Watchでできること・活用方法まとめ
Apple Watchでできること、活用方法を網羅的にご紹介させていただきました。時計ほどの大きさにもかかわらず、これだけたくさんのできることがあります。
記事内でご紹介した機能をすべて活用する、というのは大変なので、気になった機能をピックアップして試していただければと思います。この記事があなたの便利なApple Watchライフのヒントになれば幸いです!
コメント
すごく参考になりました。
私はApple Watch1→3と使用していて、満を辞して6を待っているところです。
自分では比較的使い来ないしてると思ってましたが、知らなかった機能(3にはないので笑)や6が待ち遠しくなる現行の機能など、とても参考になりました。
6を買われたら、またレポート、楽しみにしています。
私は1の時のベルト(38mm)がまた使えているのがすごく嬉しいです。アップル製、サードパーティ製取り前、かれこれ10本くらいになりました。気に入ったものがずっと使えるのは本当にありがたいですね。
新型Apple Watch楽しみですね!バンドは気を付けないとどんどん増えていっちゃいますよね笑
新型が出ればまたレビューしたいと思うので、また見に来ていただければ嬉しいです!