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PD対応電源アダプタ「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」レビュー

今回紹介したいアイテムは、USB PD(Power Delivery)に対応した電源USBアダプタ「Anker(アンカー)PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」です。

Anker PowerPort+ 5 USB-C

PD対応のUSB-Cポートが1つと、PowerIQに対応したUSB-Aポートが4つ搭載されており、最大5台のデバイスを同時に充電できることが特徴となっています。

数週間にわたって実際に使ってみましたが、特にこの製品をおすすめしたいのは以下のような人です!

  • iPhone8/Plus/Xを急速充電したい
  • iPad 10.5/12.9を急速充電したい
  • 複数のデバイスを同時に充電したい
  • コンセント不足に陥っている

それでは早速レビューしていきます!

目次

PD対応電源アダプタ「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」のスペック

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少し寄り道になるかもしれませんが、「USB PD?PowerIQ?なにそれ?」という方のためにかんたんに用語を解説しておきます。

Apple製品でそのパワーを発揮してくれる「USB PD(Power Delivery)」とは

USB PDとはPower Deliveryの略で、USBでの通常の5Vを超える大きな電圧で電気を流し、最大100W(5A/20V)の電力を供給することができる規格のこと。今後もっとも普及していくであろう規格ですね。

iPhone8/8Plus/X、iPad Pro10.5/12.9、MacBookといったApple製品はこのUSB PDに対応していて、対応する電源アダプタ・ケーブルを使用することで急速充電することができます。もちろんUSB PDに対応している機器であれば、Apple製品に限らず急速充電できるのですが、おそらく恩恵を受けることが多いのは間違いなくApple製品ユーザーでしょう。

ちなみにPowerPort+ 5のUSB-Cポートでは最大30Wとなっています。iPhone/iPadを充電するぶんには十分な電力ですね。

USB PDの注意点としては、PDに対応した電源アダプタ、ケーブル、デバイスが必要になるということです。せっかくPDに対応した電源アダプタを購入しても、うっかりPD非対応のケーブルを使ってしまうとその恩恵は受けられません。この辺はのちほども詳しく書きます。

あと急速充電というと他にもQuick Chargeという規格を聞くことが多いと思いますが、これは主にAndroidスマホが対応しているものなので、iPhone/iPadユーザーが恩恵を受けることはありませんので混同しないようにしましょう。

Anker独自技術の「PowerIQ」と「Voltage Boost」

PowerIQはAnkerが開発した独自の技術で、接続された機器を自動的に検知し、それに応じた最大の速度で急速充電できるというものです。USBポートは基本的に出力は一定なのですが、PowerIQは機器に応じ勝手に最適化してくれるので、使う人が特に意識する必要はありません。

Voltage Boostも同じAnkerの技術で、電圧を少し昇圧して効率を高めるというもの。AnkerはこのPowerIQとVoltage Boostの組み合わせをセールスポイントとしています。

iPhone8/Plus/Xで急速充電が可能!

Apple 電源アダプタ(5W)

これはiPhoneユーザーにとってはお馴染みの電源アダプタです。ポケットに入るほど小さく形もコロコロしていてかわいいヤツですが、その供給電力は5Wと一般的なアダプタと同じで性能としてはあまり高くありません。

朝の出勤前に「iPhoneを充電するのを忘れてた!ピンチ!」ということが多いのであれば、PowerPort+ 5 USB-C Power Deliveryを使ってiPhoneを急速充電しちゃいましょう!

iPhone付属のApple純正アダプタと比較してみる

iPhone Xのバッテリー残量が約30%の状態から、30分間でどれぐらい充電できるかをApple純正アダプタ(5W)とPowerPort+ 5 USB-Cで比較してみます。

iPhone XとApple純正アダプタ(15W)

まずはApple純正アダプタ(5W)から!

iPhone X 純正アダプタ 測定スタート

この状態からスタート。

測定終了

Apple純正アダプタでは、30分間の充電で30%から48%まで充電できました。まぁこんなもんですね。

続いて同条件で、PowerPort+ 5 USB-C Power Deliveryで急速充電してみます。

iPhone XとPowerPort+ 5

ちなみにiPhoneを急速充電する際に注意したいのは、使用するケーブルがUSB PDに対応する必要があること。ここではApple純正のUSB-C – Lightningケーブル(1m)を使用しています。

Apple純正 USB-C - Lightningケーブル

それでは計測スタート!

iPhone XとPowerPort+ 5

スタート時点でのバッテリー残量は29%。この状態から…

iPhone XとPowerPort+ 5

PowerPort+ 5 USB-Cでは30分間の充電で29%から70%まで充電できました!これなら朝のスキマ時間に充電しておけばなんとか一日もってくれそうです。

この違いって、急いでいる場面なら結構大きいですよ!一度のこの急速充電を体験してしまうと、あの四角い純正アダプタには戻れません。

iPad Pro 10.5/12.9もUSB PDによる急速充電に対応

iPad Pro 10.5/12.9はUSB PDによる急速充電に対応しています。特に大きいバッテリーを搭載している端末ですから、急速充電ができれば嬉しいですよね!

僕は10.5インチiPad Proを所有しているのですが、これには12W対応の電源アダプタが付属しています。

Applw純正12W充電アダプタ

ただこれだとiPad Proが充電されるのが遅い。この純正12アダプタを使うと満充電まで5時間ほどかかるんですよ。就寝前に充電する場合であればいいですが、出かける直前にバッテリー不足が発覚すればなかなか対応できません。

ここでPowerPort+ 5 USB-C Power Deliveryを使って急速充電してあげると、5時間かかっていた充電時間が約2時間に短縮されます。

Anker PowerPort+ 5 USB-CでiPad Proを充電

スペックどおりおおよそ30Wで充電できているので、充電時間が短縮されて当然です。めちゃくちゃ速いので「iPad Proって時間がかかるな」と感じている人はぜひお試しください。

ちなみにiPad Proの電源まわりのアクセサリーでも関連アイテムを紹介していますのでぜひ参考にしてください!

使用するケーブルは基本Apple純正がおすすめだが価格がネックになりやすい

現状、USB PDに対応しており、なおかつMFi認証(Apple公認)を受けているUSB-C – Lightningケーブルは見当たりません。確実に使いたいならApple純正ケーブルを使用するようにしましょう。

しかしこのApple純正ケーブル、高いんですよねぇ。1mで税別2,800円、2mで税別3,800円…。2mのケーブルの価格とPowerPort+ 5 USB-C Power Deliveryの価格がほぼ同じという。。

本当は僕は1mケーブルを2本欲しいのですが、残念ながら価格的な問題で2本目は見送ることにしました。そこでUSB PDに対応したサードパーティ製のケーブルで使えそうなものをひとつ見つけ、それを購入しました。

一応このケーブルでApple純正ケーブルと同じように充電できています。

一応電力チェッカーでも確認してみましたが、問題ないようです。しかしこのケーブルはAppleが公認したMFi認証を受けていません。そういうこともあっておすすめはしにくいですが、一応問題なく使えている、ということで。あくまでもこれは自己責任で!

Apple製品を複数持っている人なら購入して損はない!

USB PDに対応したiPhone/iPad/MacBookを持っているなら購入して損はありません。別途USB-C – Lightningケーブルを用意する必要があるものの、急速充電はきっと忙しいあなたの役に立ってくれるはずです。

あとこの記事ではあまりフォーカスしませんでしたが、PowerIQに対応したUSB-Aポートが4つも搭載されているのも間違いなくおすすめポイントです。iPhone/ipad以外にもAirPods、Apple Watch、その他USB機器を複数もっているなら使える場面は多々あります。コンセント不足に陥っている人なんかにもうってつけの電源アダプタです。

気になったらぜひチェックを!

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この記事を書いた人

おりすさるさんのアバター おりすさるさん Apple製品大好きなガジェットブロガー

Appleまわりの製品を中心にレビュー記事を書いているガジェットブロガー。iPhone・iPad・Apple Watch・MacBook界隈の話題が大好物。
元スマホ・光回線販売員。

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