ANKER(アンカー)のモバイルバッテリーを分かりやすく容量別にまとめてみた

ANKER(アンカー)のモバイルバッテリーを分かりやすく容量別にまとめてみた

モバイルバッテリーメーカーとして圧倒的な人気を誇るAnker(アンカー)。

Ankerが選ばれる理由のひとつとして、さまざまな利用シーンで使える「幅広いラインナップ」があります。毎日持ち運べる小型・軽量タイプから、アウトドアや災害時に役立つ超大容量のモバイルバッテリーまで、多くの製品が販売されています。当然使う人や利用シーンによって求められる性能は違います。そのニーズに応えられる豊富なラインナップがあるというのが非常に強みになっているのでしょう。

ただライナップが増えてくると「どれを選んでいいか分からない」という人も多いですよね。そこで今回は人気のAnker製モバイルバッテリーを容量別に紹介したいと思います。製品だけでなくモバイルバッテリーを選ぶポイントもあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

目次

私のスマホで何回充電できる?充電回数の目安

モバイルバッテリー選ぶ前にチェックしておきたいのは、「手持ちのスマホや機器を何回程度充電できるモバイルバッテリーが必要か」ということです。一般的にモバイルバッテリーは容量が大きくなれば大きくなるほど、その重量やサイズは大きくなります。毎日持ち運びたいモバイルバッテリーを探していたのに、重くサイズも大きい大容量タイプのモバイルバッテリーを購入してしまい結局持ち運びしなくなった…なんてことになれば本末転倒です。

まずは手持ちのスマホで充電できる回数の目安を知っておくことが大事です。とうことで、ざっとかんたんにまとめてみました。

モバイルバッテリーでの充電可能回数の目安

注意しておきたいのは、モバイルバッテリーからスマホなどに充電したときに、ロスが発生することです。目安として、モバイルバッテリーの7割程度、10000mAhのモバイルバッテリーであれば7000mAh分充電できると思っておきましょう。

上の表を参考にどのクラスのモバイルバッテリーを選ぶかを考えてみてください。

PowerIQ?QC?超かんたんに解説する

モバイルバッテリーを選んでいると「PowerIQ」や「QC(Quick Charge)」、「USB PD(Pwer Delivery)」なと、よく分からない用語が目に入ってきますよね。これから紹介するAnkerのモバイルバッテリーにも、製品によってこれらの規格が対応している、していないがあったりします。

その難しい仕組みは置いといて、ここでは各規格をかんたんに紹介してみます。

急速充電規格をかんたんに紹介

超かんたんですが、本当にこんな感じです。QCとUSB PDは対応機器と対応ケーブルが必要になりますが、充電速度としてはかなりはやくなります。ただ逆に対応機器でなければなんの意味もありません。例えばiPhone 8で使うのに、QC対応のモバイルバッテリーを購入しても意味がないということです。

Ankerのモバイルバッテリーに関していうと、PowerIQ/PowerIQ 2.0のいずれかは必ず対応していて、製品によっては、それに加えてQCやUSB PDに対応している、というかたちです。

5000mAhクラスのAnkerモバイルバッテリー

モバイルバッテリーを選ぶポイントを理解したところで、ここからAnkerのモバイルバッテリーを容量別に紹介していきます。

まずは5000mAhクラスのモバイルバッテリーから!このクラスのモバイルバッテリーをおすすめしたいのはこんなパターンです。

  • 小型&軽量なモバイルバッテリーがいい
  • 頻繁に持ち運びたい人

【3350mAh】Anker PowerCore+ mini

【3350mAh】Anker PowerCore+ mini
出典:Amazon.co.jp

まず紹介したいのは3350mAhのバッテリー容量を搭載した、超小型モバイルバッテリーです。手のひらに収まるほどのサイズで、85gという軽さが魅力です。またモバイルバッテリーでは珍しい豊富なカラーバリエーションも魅力的です。

ただ出力が1Aなので、充電性能としては低め。少しサイズが大きくなりますが、並以上の充電性能がいいという人であれば、次に紹介するPowerCore Slim 5000がおすすめ。

  • 超小型&超軽量(85g)のスティックタイプ
  • ゴールド/シルバー/ピンク/ブラック/ブルーから選べる
  • iPhone 8に約1.3回の充電が可能
  • 5V/1Aと充電性能としては低め

【5000mAh】Anker PowerCore 5000

【5000mAh】Anker PowerCore 5000
出典:Amazon.co.jp

高さ10cm、直径3cmほどと小型で、かつスティック型なのでカバンの隙間スペースにすっぽり収まるサイズになっています。

性能としては5000mAhクラスとしては定番のラインではないでしょうか。最大2A出力に対応し、iPhone 8で約1.9回の充電が可能です。最初に紹介したPowerCore+ miniとほぼ値段が変わらないので、充電性能が気になるならこっち選びましょう。

  • スティックタイプ
  • ブラック/ブルー/レッドから選べる
  • iPhone 8に約1.9回の充電が可能

【5000mAh】Anker PowerCore Slim 5000

【5000mAh】PowerCore Slim 5000
出典:Amazon.co.jp

この板のような形状のモバイルバッテリーがささる人って結構いるんじゃないかと思います。この形状でないと収まらない場所って結構あったりしますからね。

サイズは126×64×10mmとちょうどiPhone 8と同じぐらいの大きさなので、スマホと重ねて持つことができます。表面のシリコン素材がクッションとなるので、スマホと重ねて持っても傷がつきにくくなっています。118gと軽量なのも高ポイントです。

  • スマホと重ねて手で持てる形状
  • 118gと軽量
  • ブラック/ブルーから選べる
  • iPhone 8に約1.9回の充電が可能

【5000mAh】Anker PowerCore Fusion 5000

Anker PowerCore Fusion 5000
出典:Amazon.co.jp

電源がある自宅やカフェなどでは充電アダプタとして使用でき、電源のない場所ではモバイルバッテリーとして使える、1台2役のハイブリッドモバイルバッテリー。もちろんコンセントのプラグ部分は折りたたんで収納できます。

普段から充電アダプタとして使っていれば、「モバイルバッテリーを充電し忘れた!」なんてことはありません。必要な場面でモバイルバッテリーの充電をしてなかった、というパターンは結構あるんですよねぇ。こういったアイデア商品が多いのも、豊富なラインナップを展開しているAnkerならではです。

  • モバイルバッテリーと充電アダプタの1台2役
  • 2ポートのUSBを搭載
  • ブラック/ホワイトから選べる
  • iPhone 8に約1.9回の充電が可能

【6700mAh】Anker PowerCore II 6700 オススメ!

【6700mAh】Anker PowerCore II 6700
出典:Amazon.co.jp

96 x 43 x 23mm / 128gというコンパクトなサイズ、重量にもかかわらず6700mAhのバッテリーの容量を搭載したモバイルバッテリーはなかなかありません。サイズ、重量、容量と非常にバランスがいいモバイルバッテリーです。

5000mAhクラスで迷ったならこれを選んでおきましょう!

  • 小型、軽量、容量とバランスがいい
  • 128gと単一電池よりも軽い
  • iPhone 8に約2.6回の充電が可能

10000mAhクラスのAnkerモバイルバッテリー

続いては10000mAhクラスのモバイルバッテリーです。Ankerのライナップとしては一番多いクラスとなっていて、この辺からPowerIQ2.0やQCに対応したモバイルバッテリーが増えてきます。

ただライナップが多いぶん、「これとこれなら絶対こっちのほうがいいよね!」といういうふうに若干立ち位置が微妙なものも存在します。ここで挙げているモバイルバッテリーは、そういったものを省いていますので、安心して選んでください!

【10000mAh】Anker PowerCore 10000

【10000mAh】Anker PowerCore 10000
出典:Amazon.co.jp

10000mAhクラスで2,000円台ですから、非常に手が出しやすい価格帯ですね。なおかつ同クラスでは最小・最軽量(2018年1月時点)というセールスポイントもしっかりあり、価格・性能を考えるとコスパとしては合格点。

充電速度はそこまで気にしない、安いほうがいい、ということであればこれ一択です。

  • コスパがいい!大容量で安価なモバイルバッテリーならこれ
  • 10000mAhクラスで最小・最軽量
  • ブラック/ホワイト/レッドから選べる
  • iPhone 8に約3.8回の充電が可能

【10000mAh】Anker PowerCore II Slim 10000 オススメ!

Anker PowerCore II Slim 10000
出典:Amazon.co.jp

続いてはPowerIQの進化版、PowerIQ 2.0(最大18W)を搭載したモバイルバッテリー。PowerIQ 2.0は機器を選ばずに充電を高速化してくれるので、使う人からすると分かりやすくいいですよね。

同クラスで迷ったなら、これを選んでおけば間違いありません。

  • 製品を選ばず充電を高速化できるPowerIQ 2.0搭載
  • iPhone 8に約3.8回の充電が可能

【10000mAh】Anker PowerCore Speed 10000QC

Anker PowerCore Speed 10000QC
出典:Amazon.co.jp

Quick Charge 3.0に対応しているので、対応スマホなどと組み合わせると急速充電が可能。

ただ対応機器を持っていない人や、対応機器以外でも充電することがある、という人であればPowerIQ 2.0に対応したAnker PowerCore II Slim 10000のほうがおすすめ。つまりQC対応機器のみで使う人向け。

  • Quick Charge 3.0対応
  • 対応機器を持っている人向け
  • iPhone 8に約3.8回の充電が可能

【13000mAh】Anker PowerCore 13000

【13000mAh】Anker PowerCore 13000
出典:Amazon.co.jp

13000mAhという大容量に、複数台持ちに便利な2ポートを搭載したモバイルバッテリー。PowerIQ 2.0といったオプション機能は搭載されていないものの、大容量ながら約3,000円という価格が魅力です。

iPhone 8であれば約5回フル充電が可能なので、数日の出張や家族・友人との共有と、使用できる場面は多くなると思います。タブレットを充電したい場合も最低これぐらいの容量があれば安心です。

ただ充電速度が気になるなら、同じ価格帯でPowerIQ 2.0を搭載した「PowerCore II Slim 10000」のほうがおすすめです。

  • 2ポート搭載
  • ブラック/ホワイトから選べる
  • iPhone 8に約5回の充電が可能
  • 充電速度が気になるならPowerCore II Slim 10000のほうがいい

20000mAhクラスのAnkerモバイルバッテリー

続いては20000mAhクラスのご紹介。このクラスになってくると、アウトドアや旅行なんかにでも大活躍します。iPhone 8なら約7.7回フル充電できる計算になりますから、だいたいの利用シーンはカバーできるでしょう。

ただ大容量であるぶん、必然とサイズや重量は大きくなります。「うわっ、重すぎ…」なんてことにならないように、サイズ・重量もあわせてチェックしておくようにしましょう。

【20100mAh】Anker PowerCore 20100

【20100mAh】Anker PowerCore 20100
出典:Amazon.co.jp

20100mAhという大容量バッテリーを搭載しながら3千円台という圧倒的なコスパが魅力。ただしPowerIQ 2.0は非搭載。充電速度よりも価格を重視する人におすすめです。

  • 2ポート搭載
  • ブラック/ホワイトから選べる
  • iPhone 8に約7.7回の充電が可能
  • 充電速度が気にならない人に

【20000mAh】Anker PowerCore II 20000 オススメ!

【20000mAh】Anker PowerCore II 20000
出典:Amazon.co.jp

20000mAhクラスで迷ったならコレを選んでおきましょう!

PowerIQ 2.0を搭載しており充電速度にも期待できます。個人的にはPowerCore 20100を選ぶなら、もう1,000円出してこっちのほうがいいかな、と思います。

  • 2ポート搭載
  • PowerIQ 2.0搭載
  • ブラック/ホワイトから選べる
  • iPhone 8に約7.7回の充電が可能

【20000mAh】Anker PowerCore Speed 20000

【20000mAh】Anker PowerCore Speed 20000
出典:Amazon.co.jp

QC3.0対応機器で充電したいひと向け。iPhoneやiPadを充電したいのならこれではなく「PowerCore II 20000」を選んでおきましょう。

  • 2ポート搭載
  • Quick Charge 3.0対応
  • 対応機器で使わないと意味がないので注意
  • iPhone 8に約7.7回の充電が可能

【20000mAh】Anker PowerCore Speed 20000 PD

【20000mAh】Anker PowerCore Speed 20000 PD
出典:Amazon.co.jp

充電アダプタが付属していることもあり価格は上がりますが、iPhoneX/8/8PlusやiPad Pro10.5/12.9といったUSB PD対応機器で充電すると激速です。またモバイルバッテリー本体の充電もPD入力で高速なのもポイント。

ただのちほど紹介する「PowerCore+ 26800 PD」よりもSB出力が最大10W、PD出力が24W出に抑えられている点には注意しましょう。MacBookなどに充電する場合など、よりパワーを求めるならPowerCore+ 26800 PDがおすすめです。

  • 2ポート搭載
  • USB Power Delivery対応
  • 対応機器で使わないと意味がないので注意
  • iPhone 8に約7.7回の充電が可能

25000mAh〜超大容量クラスのAnkerモバイルバッテリー

最後は25000mAhを超える、超大容量のAnkerモバイルバッテリーの紹介です。要らない人にとっては要らない領域に入っていきます。ただ要る人にはいるんです!

【26800mAh】Anker PowerCore 26800

【26800mAh】Anker PowerCore 26800
出典:Amazon.co.jp

iPhone 8を10回以上フル充電可能な超大容量モバイルバッテリー。3ポートを搭載しし最大3台までの同時充電が可能です。

ここまで容量が大きくなってくるとモバイルバッテリー本体の充電速度も長くなりがちなのですが、PowerCore 26800は2ポート入力による倍速充電という面白い機能を搭載しています。ケーブルの2本挿しで充電時間を半分にしちゃおう!という機能なんですが、倍速充電で6.5時間でフル充電が可能です。それでも長いと思われがちですが、このクラスのモバイルバッテリーは、フル充電までに半日ほどかかるものがほとんど。それを考えると6.5時間という時間でフル充電できるのは相当速いんです。

比較対象になるのは次に紹介する「PowerCore+ 26800 PD」でしょうね。USB PDのよる入出力に対応していて、本体をたった4.5時間で充電できちゃいます。予算に余裕があるのならPowerCore+ 26800 PDを買ってしまうのもあり。

  • 3ポート搭載
  • 2ポート入力で倍速充電(6.5時間)
  • iPhone 8に約10.3回の充電が可能

【26800mAh】Anker PowerCore+ 26800 PD オススメ!

【26800mAh】Anker PowerCore+ 26800 PD
出典:Amazon.co.jp

USB PDによる入出力に対応。本体への充電も、iPhoneX/8/8PlusといったPD対応製品への充電も非常に高速に行えます。MacBook/MacBook Proといったパソコンにもおすすめです。

USB PDを利用するには対応するケーブルと充電アダプタが必要になりますが、これすべてセットになっています。充電アダプタがあればモバイルバッテリーへの充電以外にも使い道があるので、これはこれでありでしょう。

アダプタセットということもあり少し価格帯は高めですが、余裕があればぜひ手に入れておきたいモバイルバッテリーです。

  • 2ポート搭載
  • USB Power Delivery対応
  • 本体の充電をたった4.5時間でできる
  • PD対応のの充電アダプタがセット
  • iPhone 8に約10.3回の充電が可能

【120600mAh】Anker PowerHouse

【120600mAh】Anker PowerHouse
出典:Amazon.co.jp

欲しい!という人は限られるかもしれませんが、一家に一台あればアウトドアや災害時への備えなど使える場面は多々あるかと思います。特に車に一台積んでおけばいろいろと捗りそう!

  • アウトドア、車中泊に活躍するポータブル電源
  • USB & AC & DC出力に対応

Ankerモバイルバッテリーとあわせて用意しておきたいアイテム

せっかくQCやUSB PDといった急速充電機能を搭載したモバイルバッテリーを購入しても、ケーブルが対応していなければ意味がありません。

ケーブルの未対応は盲点になりやすい部分なので、ぜひチェックしておきましょう。

Lightning(ライトニング)USBケーブル

Apple純正のLightningケーブルは、はっきり言って「微妙」。汚れが付着しやすいですし、なにより断線しやすいんですよ。使える状態であればそのまま使っても問題ありませんが、断線して買い直ししたり、純正ケーブルを買い増しすることを検討しているのであれば、ちょっと考え直したほうがいいかもしれません。

例えばこちら。Apple純正「Lightning – USBケーブル(1 m)」は税込2,376円に対し、「Anker PowerLine+ ライトニングUSBケーブル」は税込1,599円と安い上に、6000回の折り曲げテストに耐えうる耐久性を持っています。もちろんApple公式のお墨付きであるMFi認証を取得しているので安心して選べます。

長い目で見るとこちらの「PowerLine+ II」もありです。違いはPowerLine+は6000回の折り曲げテストに耐える耐久性に対し、PowerLine+ IIは12000回の折り曲げテストをクリアしています。断線してしまえばゴミ箱行きですから、断線しにくいケーブルというのはポイントになります。

USB PD対応ケーブル

せっかくUSB PDに対応したモバイルバッテリーを購入しても、使用するケーブルが対応していなければ急速充電できません。もし持っていなければ一緒に用意しておきましょう。

なおUSB PDに対応したLightning – USB-Cケーブルについては、MFi認証を取得したサードパーティ製ケーブルは現状見当たりませんでした。よってApple純正「USB-C – Lightningケーブル」を選ぶのが無難ですね。

あと1台持っていれば便利なのが「PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」。愛用していますが、マジで手放せません。

スマホ、タブレットに加えモバイルバッテリーも充電となるとUSBポートの確保が大変です。こういった複数台同時に充電できるアダプタがあれば便利ですよ!

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おりすさるさんのアバター おりすさるさん ガジェットブロガー

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