
本記事では、100Wに対応するUSB PD充電器をご紹介します。100Wもの大きいワット数に対応する充電器なら、スマホからタブレット、ノートPCなど、あらゆるデバイスを高速に充電できます。
高出力なUSB PD充電器には、以下のようなメリットがあります。
- ノートPCなどPD充電に対応する大型デバイスを充電できる
- スマホからタブレット、ノートPCまでをひとつの充電で対応できる
- 複数のデバイスを同時に急速充電できる
100Wに対応する充電器と言っても、さまざまなものがあります。本記事でご紹介している充電器はすべて、実際に使用し充電性能や挙動を確認しています。どれもおすすめできるものばかりですので、お探しの方はぜひ参考にしてみてください!
USB PD・100W充電器について知っておきたいこと
まずは、100Wに対応するUSB PD充電器を選ぶにあたって押さえておきたいポイントについて解説します。
読み飛ばす場合はこちら
同時充電するなら搭載ポート数をチェック
100Wクラスの充電器となると、複数デバイスを同時に急速充電できます。

上では100Wに対応するAnkerの充電器「PowerPort III 2-Port 100W」でMacBook Air(60W)とiPad Pro(40W)を同時に急速充電しています。これも100Wに対応するからこそ為せる技です。
搭載ポート数が増えると、当然ながらサイズ・重量にも反映されます。必要なポート数に加え、サイズ・重量のバランスも考慮しながら選ぶことが大切です。
GaN(窒化ガリウム)採用の充電器がおすすめ
USB PD充電器は、GaNトランジスタを採用したものがおすすめです。
- 従来のシリコンよりも、少ない電力損失で充電できる
- 効率よく充電でき発熱を抑えられることで、内部の部品を小さくできる
- コンパクト化と軽量化を実現できる
このように、GaNトランジスタ採用で得られる恩恵には大きいものがあります。
100WクラスのUSB PD充電器においては、シリコンよりGaNが主流になりつつあります。細かいところになりますが、これもチェックしておくべきポイントです。
USB PD 3.1/EPRで100Wを超える充電が可能に
現時点で幅広く販売されているUSB PD充電器は、最大100Wまでの給電が可能な「USB PD 3.0」に準拠するものがほぼです。
最近では、100Wを超えるUSB PD充電が可能となる「USB PD 3.1/EPR」に対応する充電器が出てきています(規格上は最大240Wまで可能)

USB PD 3.1/EPRに準拠するAnker 711 Chargerでは、最大140WでのUSB PD充電が可能です。
100Wを超えるUSB PD充電に対応するデバイスは16インチMacBook Pro(2021)など限られますが、今後間違いなくスタンダードとなっていくはずです。

今後USB PD 3.1/EPRによる充電に対応するデバイスが増えてくるかと思われます。
スマホも充電する場合は「PPS充電」にも注目
XperiaやGalaxyスマホなどのAndroidスマホの一部は、「PPS (Programmable Power Supply )充電」に対応しています。
PPS充電はUSB PD 3.0の拡張機能として用意されているもので、電流や電圧を細かく指定することで効率よく充電できるというメリットがあります。

100WクラスのUSB PD充電器ではPPS充電に対応するものが多くあります。対応スマホをお持ちの方は、「PPS充電に対応しているかどうか」も注目してみましょう。
100W充電には「5Aに対応するType-Cケーブル」が必要
100W充電には「5Aに対応するType-Cケーブル」が必要です。
- 60WまでのUSB PD充電 → 【3A】対応のType-Cケーブル
- 100WまでのUSB PD充電 → 【5A】対応のType-Cケーブル
- 240WまでのUSB PD充電 → 【USB PD 3.1/EPR】対応のType-Cケーブル
せっかく100Wに対応するUSB PD充電器を用意しても、3Aケーブルを使ってしまうとケーブルの充電性能がボトルネックとなり充電速度が60Wに押さえられてしまいます。
5A対応のType-Cケーブルを付属してくれているUSB PD充電器もありますが、そうでなければ別途用意する必要があります。
おすすめの5A対応Type-Cケーブルはこちらです↓
ケーブルがやわらかく、非常に扱いやすいType-Cケーブル。個人的にも気に入っています。
100W充電だけでなく、データ転送や映像出力にも使いたい方にはこちらがおすすめ↓
100W充電だけでなく、USB 3.1(Gen2)対応でで最大10Gbpsの転送速度が可能。音声・映像出力も可能です。1本でなんでもこなしてくれるType-Cケーブルです。

別記事の「100W充電対応のType-Cケーブル」をご紹介しています。こちらもぜひ!
利用シーンに応じた充電器のタイプを選ぶ
充電性能も大事ですが、「どのようなタイプの充電器を選ぶか」も使い勝手に大きく関わってきます。
- コンセント一体タイプ
- ケーブル(据え置き)タイプ
- USBカーチャージャー
- モバイルバッテリー
ここで言う「コンセント一体タイプ」とは、充電器本体からプラグが伸びているタイプのこと。「据え置きタイプ」とは、充電器本体にAC電源ケーブルを接続して使用するタイプのことです。
1. コンセント一体タイプ
もっとも守備範囲が広いのは「コンセント一体タイプ」ですね。普段使いから持ち運びまで、さまざまな利用シーンに対応できます。選択肢が多いのもこのタイプです。

ただ、コンセント一体タイプは、隣接するコンセントの差し込み口や充電器に干渉してしまったり、コンセントの位置関係によっては使いづらかったりというデメリットがあります。
2. ケーブル(据え置き)タイプ
AC電源ケーブル付きの「ケーブル(据え置き)タイプ」なら、ケーブルの届く範囲で好きな位置に持ってこれます。

デスクや家具の上など、コンセントから離れた位置に置きたい場合はこのタイプが便利でしょう。このタイプでは複数ポートを搭載する充電器が多いので、複数デバイスを同時に充電したいという方にもおすすめです。
3. USBカーチャージャー
車に乗ることが多い方ななら、車載のシガーソケットに挿し込んで使用する「USBカーチャージャー」が便利です。

100Wに対応するものもあり、移動中の限られた時間にサクッと急速充電できます。
4. モバイルバッテリー
モバイルバッテリーも100Wに対応するものが多く販売されています。

100Wもの出力に対応するモバイルバッテリーとなると、サイズ・重量ともそれなりに大きくなってしまいますが、ノートPCなどの大型デバイスを出先で充電するなら選択肢に入ってきます。
USB PD・100W充電器おすすめ15選
それでは、本題の「おすすめのUSB PD・100W充電器」をご紹介していきます!
【Baseus】GaNBoost CCGAN100CS
|コンパクト & 軽量な100W Type-C充電器

まずご紹介したいのは、Baseus(ベースアス)のUSB PD充電器です。最大100WのType-Cポートを1つ搭載し、GaN(窒化ガリウム)採用でコンパクト。「複数ポートは必要ないから、コンパクトな100W USB充電器を探している」という方におすすめです。


サイズは約67 x 55 x 30 mmと100Wに対応する充電器ではトップクラスのコンパクトさ。搭載ポート数は1つですが、持ち運ぶには最高なサイズです。コンパクトなので、コンセントが並ぶ電源タップでも使いやすいでしょう。

Appleの61W USB-C電源アダプタと比較してもこのとおり。BaseusのUSB PD充電器がいかに小さいかが分かります。搭載ポートは1つですが、持ち運びには最高なサイズ感。コンパクトなので、コンセントが並ぶ電源タップでも使いやすいでしょう。

より効率よく高速に急速充電できるUSB PD 3.0のPPS充電、さらにQC 5をサポートします。PPS充電に対応するデバイスは多くないものの、GalaxyやXperiaの一部などの対応デバイスはPPS充電の恩恵を受けられます。

100W充電に対応する5Aケーブルを付属。別途用意する必要がないのは、地味ながら嬉しいポイントです。
コンパクトで持ち運びしやすく、かつ100W対応でパワフルなUSB PD充電器です。持ち出す機会が多く、「複数ポートは必要ない」という方であれば、きっと気に入るはずです!
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約67 x 57 x 30 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C ×1 | 重量 | 約170 g |
USB-C出力 | 最大100W QC 5.0・PPS対応 | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大100W | 備考 | 100W充電対応5Aケーブル付属(1.5 m) |
【Anker】PowerPort III 2-Port 100W
|2ポート搭載の100W Type-C充電器

次にご紹介するのは、USB充電器ではお馴染みのAnker(アンカー)の100W USB PD充電器「PowerPort III 2-Port 100W」です。


サイズは約69 x 69 x 31 mmとなっており、Appleの61W USB-C電源アダプタと同じくらいのサイズ感。上でご紹介したBaseusのUSB PD充電器と比べるとやや大きめではあるのですが、2ポート搭載することを考えるとコンパクトです。


重量もAppleの61W USB-C電源アダプタと同じくらい。ただワットあたりのグラム数を考えるとAnkerに軍配が上がります。

100W充電が可能なのは1ポート使用時のみで、2ポート同時使用時は最大60W + 最大40Wの振り分けとなります。2ポート同時に使用してもMacBook Pro 13とMacBook Airを同時に充電できるほどのパワー。十分過ぎますね!
さらにUSB PD 3.0のPPS充電もサポートするなど、充電性能に関しては文句なし。ただ1点知っておきたいのは、USBケーブルの抜き差しで接続の瞬断が発生することです。
この瞬断の発生は、使用ポート数の変更によって電力が振り分けなおされるためだと考えられます。充電が一瞬ストップしたのち1、2秒後に充電が再開されるので、充電に支障が出るわけではありませんが、常時の電力供給が必要になる場合などでは注意してください。
持ち運び用途ではサイズと重量が気になることもあるかと思いますが、充電性能で言えばこれ以上ないほどのパワーがあります。ノートPCやタブレットなど、中型・大型デバイスを複数台お持ちの方にチェックしてほしいUSB PD充電器です。
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約69 x 69 x 31 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 | 重量 | 約216 g |
USB-C出力 | 最大100W 2ポート使用時は:60W + 40W | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大100W | 備考 | USB-Cケーブル別売 |
【MATECH】SoniCharge 100W Pro
|コンパクトな100W & 3ポート搭載Type-C充電器

続いてご紹介するのは、MATECH(マテック)の「SoniCharge 100W Pro」という3ポート搭載の100W対応USB充電器です。このUSB PD充電器、3ポートを搭載しながらとにかく小さく軽いです。


100Wに対応し、さらに3ポートを搭載することを考えると、非常にコンパクト!重量は公称は196.3gとなっていますが、実測では約179 gでした。



Appleの61W USB-Cアダプタと比べてもコンパクト。最初にご紹介したBaseusのUSB PD充電器と比べると厚みはあるものの、手に持ったサイズ感的には大きい差を感じません。100W対応 & 複数ポート搭載のUSB PD充電器としては、トップクラスのコンパクトさ・軽さでしょう。

充電性能についてですが、USB-Cポート1つの使用で最大100W、USB-Cポート2つの同時使用で最大65W + 最大30Wの振り分けとなります。3つ並んだ真ん中のUSB-CポートとUSB-Aポートを同時に使用したときは、合計最大18Wとなる点には注意してください。上のほうのUSB-Cポートを優先的に使う、と覚えておけばOKです。
なお、MATECH SoniCharge 100W ProでもUSBケーブルの抜き差しによる接続の瞬断が発生します。気になる方はご注意ください。

100W充電に対応するUSB-C to Cケーブルを付属してくれていることもポイントです。2mと長いケーブルとなっており、コンセントから距離のある場所での使用にも対応できます。
MATECHは、USB充電器やポータブル電源、CO2センサーなどを販売する京都発のブランドです。動作は安定しており、充電時の発熱やコイル鳴きも含め、特に問題は見当たりません。2mのUSB-C to Cケーブルを付属していることを考えると、コストパフォーマンスも良好です。複数ポートを搭載するコンパクトな100W USB PD充電器をお探しなら、これがハマるはずです!
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約61 x 61 x 32 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 | 重量 | 約196 g |
USB-C出力 | 最大100W 2ポート使用時は65W + 30W | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大100W | 備考 | 100W充電対応5Aケーブル付属(2 m) |
【Anker】737 Charger (GaNPrime 120W)
|合計最大120Wの3ポート搭載Type-C充電器

コンパクトさを重視するなら、Anker 「737 Charger (GaNPrime 120W)」もチェックです。最大100Wに対応するUSB-Cポートを搭載、2つのUSB-Cポート同時使用時は最大120Wを共有します。

AnkerのGaNPrimeシリーズでは、合計で100Wを超える充電器が多数ラインアップされています。合計120Wに対応するので、13インチ・14インチクラスのノートPCなら2台同時に充電できてしまえるほどのパワーです。

サイズは約80 x 43 x 32 mmですが、重量は約187 gあります。コンセントに挿すと自重で少しおじぎしてしまうのですが、これは仕方ないですね。抜けてしまったりということはなく、使用には問題ありません。
「持ち運び用に100Wクラスの充電器が欲しい」という方にはぜひチェックしてほしいですね!充電時の発熱も抑えられていて、個人的にも持ち運ぶことが多いお気に入りの充電器です。
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約80 x 43 x 32 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 | 重量 | 約187 g |
USB-C出力 | 最大100W 2ポート使用時は合計最大120W | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大120W | 備考 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】747 Charger (GaNPrime 150W)
|合計最大150Wの4ポート搭載Type-C充電器

パワフルさを重視したい場合は、Anker「747 Charger (GaNPrime 150W)」も要チェック。3つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポートを搭載し、USB-C単ポートは最大100Wに対応します。

上では、Anker 747 Chargerを使ってiPhone 12 Pro Max(約21W)、iPad Pro 12.9インチ(約33W)、M2 MacBook Air(約46W)を充電しています。合計最大150Wの充電に対応するので、あらゆるデバイスを同時に急速充電できます。

合計最大150Wに対応しながら、持ち運びしやすいサイズ感が魅力です。重量は約232 gと手に持つとそれなりにずっしりきますが、これひとつでスマホからノートPCまでのデバイスを同時に充電できると考えると許容範囲です。
複数のノートPCを同時に充電できるほどの高い充電性能を持つ充電器。パワフルさを重視するならコレです。
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約68 x 61 x 31 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 3 USB-A x 1 | 重量 | 約232 g |
USB-C出力 | USB-C:最大100W USB-A:最大22.5W | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大150W | 備考 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】717 Charger (140W)
|USB PD 3.1対応で単ポートで140W充電が可能

こちらは、単ポート出力で最大140Wに対応する充電器、Anker「717 Charger (140W)」です。USB PD 3.1/EPRに準拠したUSB PD充電器で、あらゆるデバイスを急速充電できます。


同じ性能を持つAppleの「140W USB-C電源アダプタ」と並べてみました。同じ140Wの充電器ですが、サイズがこれだけ違います。
Apple 140W USB-C電源アダプタとのサイズ・重量比較
充電器 | サイズ | 重量 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
Apple 140W | 約96 x 75 x 28 mm | 約278 g | 13,800円 |
Anker 717 Charger | 約68 x 59 x 31 mm | 約235 g | 9,990円 |
Apple 140W USB-C電源アダプタよりもコンパクト & 軽量で、かつ価格も安い。代用の充電器をお探しの方は、Anker 717 Chargerを強くおすすめします。

現状、100Wを超えるUSB PD充電に対応するデバイスは限られますが、これからさらに増えてくるかと思われます。詳しくは詳細レビューをご確認いただければと思います。
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約68 x 59 x 31 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 1 | 重量 | 約235 g |
USB-C出力 | 最大140W USB PD 3.1/EPR | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大140W | 備考 | USB-Cケーブル別売 |
【UGREEN】Nexode 140W充電器
|USB PD 3.1対応 & 3ポート搭載Type-C充電器

UGREEN(ユーグリーン)の「Nexode 140W充電器」は、USB PD 3.1/EPR・最大140Wの出力に対応する充電器です。合計3つのUSBポートを搭載、単ポートで最大140Wに対応、かつ複数ポートを搭載する数少ない充電器。

上でご紹介したAnker 717 Charger (140W)よりはひとまわり大きくなりますが、Apple 140W USB-C電源アダプタと比べると小さく軽量です。

このように、MacBook Pro 16インチを100Wを超えるワット数で充電できています。詳しくは詳細レビューでご紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 75.9 x 75.9 x 34.7 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 294.5 g |
USB-C出力 | 最大140W USB PD 3.1/EPR | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大140W | 備考 | 最大240W充電対応USB-Cケール付属(1.5 m) |
【MATECH】Sonicharge 140W
|USB PD 3.1対応 & 複数デバイス同時充電時も100W出力可能

続いてご紹介するMATECH(マテック)のSonicharge 140Wも、最大140Wの出力に対応する3ポート搭載充電器です。スペックは上でご紹介したUGREEN Nexode 140Wに似ていますが、異なるのは2つのType-Cポートを同時使用したときの振り分けられ方。

UGREEN Nexode 140Wでは最大65W + 最大65Wという振り分けですが、MATECH Sonicharge 140Wは最大100W + 最大20Wという振り分けになります。ノートPC + スマホの同時充電にぴったりですね。

UGREENよりもわずかに小さいサイズ感。USB PD 3.1対応の充電器をお探しの方はこちらもチェックです!
タイプ | コンセント一体タイプ | サイズ | 約73.2 x 73 x 29 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約257 g |
USB-C出力 | 最大140W USB PD 3.1/EPR | 折りたたみ式プラグ | 〇 |
合計出力 | 最大140W | 備考 | 最大100W充電対応USB-Cケール付属(1.5 m) |
【Belkin】4ポート GaN充電器108W
|使い勝手のいいType-Aポートが地味に便利

こちらはBelkin(ベルキン)の据え置きタイプのUSB PD充電器です。こちらも2mのAC電源ケーブルを付属。充電器本体を好きな位置に持ってこれます。

サイズは約98 x 80 x 31 mmとなっており、やや大きめではあります。ある程度のスペースは必要なものの、デスクの上に置いても邪魔にならない程度のサイズ感。

最大96WのUSB-Cポート、最大30WのUSB-Cポート、最大12WのUSB-Aポートを2つ搭載。USB-Aポートが活躍してくれる場面はまだまだ多いですよね。
使用ポート数 | USB-C1 | USB-C2 | USB-A1 | USB-A2 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1ポート | 96W | ─ | ─ | ─ | 96W |
2ポート | 65W | 30W | ─ | ─ | 95W |
96W | ─ | 12W | (12W) | 108W | |
3ポート | 96W | ─ | 12W共有 | 108W | |
65W | 30W | 12W | (12W) | 107W | |
4ポート | 65W | 30W | 12W共有 | 107W |
複数ポート同時使用時における電力の振り分けは上のとおりです。2つのUSB-Cポート同時使用時は、最大65W + 最大30Wの振り分けとなります。注目して欲しいのは、USB-Aポートの使用有無にかかわらずUSB-Aポートの出力が落ちないこと。

複数ポートを搭載するほとんどのUSB充電器は、USB-Aポートを使ってしまうとUSB-Cポートの出力が落ちてしまいます。Belkinの4ポートGaN充電器108Wなら、上のようにUSB-Aポートを使用ながらでも、最大96WでノートPCを充電できます。USB-Cポートの出力が落ちません。これが便利で、私はこのUSB充電器をメインとして使っています。
また、ほかのUSB充電器に見られた、USBケーブルの抜き差しによる瞬断が発生しないこともポイント。瞬断がおきても充電には支障ないものの、気になる方は気になるかと思います。そのような方でもBelkinの4ポートGaN充電器108Wなら大丈夫です。
タイプ | ケーブルタイプ | サイズ | 約98 x 80 x 31 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 2 | 重量 | 約320 g |
USB-C出力 | 最大96W 2ポート使用時は65W + 30W | ケーブル長 | 2 m |
合計出力 | 最大108W | 備考 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】547 Charger (120W)
|4つのType-Cポート搭載の合計最大120W充電器

こちらは、超パワフルなケーブルタイプの充電器、Ankerの「547 Charger(120W)」です。4つのUSB-Cポートを搭載、合計最大120Wの出力を誇る超パワフルなPD充電器です。現時点で最強クラスの充電器と言っていいスペックです。

最大100WのUBCポートに加え、最大60W、最大20WのUSB-Cを搭載。複数ポート同時使用時でも極端に出力が落ちることなく、あらゆるデバイスを急速充電できます。

上ではMacBook Pro 13インチ(50W)・iPad Air(30W)・iPhone 12 Pro(20W)・Xperia 1 III(20W)の合計4台を同時に急速充電しています。こんな芸当ができるのは、この充電器くらいです。
据え置きタイプの充電器で使い勝手がいいですし、GaN(窒化ガリウム)採用で出力の高さを考えるとコンパクト。デスクの上に置いても邪魔にならないサイズ感です。卓上に置いてメインとして使える充電器をお探しの方であれば、ぜひチェックしておきたいアイテムです!
タイプ | ケーブルタイプ | サイズ | 約99 x 70 x 34 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 4 | 重量 | 約400 g |
USB-C出力 | 最大100W | ケーブル長 | 1.5 m |
合計出力 | 最大120W | 備考 | USB-Cケーブル別売 結束バンド、両面テープ付属 |
【UGREEN】DigiNest Pro
|最大100WのType-Cポートと3個口のコンセントを搭載

UGREEN DigiNest Proは、4ポート搭載のUSB充電器と電源タップが合体した2-in-1充電器です。最大100WのType-Cポートを搭載し、さらに3個口のコンセントを搭載します。

100WでノートPCを充電しながらコンセントを使えるのは非常に便利!上ではノートPCの電源アダプタを接続しています。コンセントは合計1250Wまでと一般的な電源タップと同レベルの定格容量。モニターやプリンターなど、だいたいのものは接続できます。

サイズが大きいのでその点は注意ですが、デスクの上に置いておけばきっと活躍してくれるはずです。
タイプ | ケーブルタイプ | サイズ | 約125 x 73 x 52 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 3 USB-A x 1 ACコンセント x 3 | 重量 | 約600 g |
USB-C出力 | 最大100W | AC電源ケーブル長 | 約1.8 m |
合計出力 | USB:最大100W AC:最大1250W | 備考 | USB-Cケーブル別売 |
【Anker】727 Charging Station (GaNPrime 100W)
|旅行や出張時のお供に最強の2-in-1充電器

次にご紹介するのは、持ち運びできるUSB充電器 & 電源タップ、Anker 727 Charging Stationです。旅行や出張のお供にするのに最強と言っていいスペックをほこる2-in-1充電器です。

上ではUSBポートでiPhoneとiPadを充電しながら、充電池用の充電器とAnker 717 Charger (140W)を接続しています。USBポートは最大100Wに対応します。上は極端な使用例ですが、スペック的にはまだ余裕があります。

コンセント一体タイプと比べると大きく重いですが、この程度ならなんなく持ち運べます。最大100WのType-Cポートと3つのコンセントであらゆるデバイスを充電できます。
【Baseus】160W・QC5.0対応USBカーチャージャー
|ノートPCを充電しながらスマホを同時充電可能

こちらのBaseusの充電器は、なんと合計最大160Wに対応するUSBカーチャージャーです。最大100WのUSB-Cポートを搭載し、車内でもノートPCなどの大型デバイスの充電が可能です。

2つのUSB-Cポート、1つのUSB-Aポートが搭載されており、それぞれのUSBポートを同時に使用しても出力が落ちない仕様となっています。たとえば100WでノートPCを充電しながら、30WでiPadを充電することが可能です。
タイプ | USBカーチャージャー | サイズ | ─ |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 | 重量 | ─ |
USB-C出力 | 最大100W 2ポート使用時は100W + 30W QC 5.0・PPS対応 | 対応 | 12V / 24V車対応 |
合計出力 | 最大160W | 備考 | 100W充電対応5Aケーブル付属 |
【Zendure】SuperTank
|最大100WのType-Cポート & 27000mAh大容量モバイルバッテリー

Zendure(ゼンデュア)の「SuerTank」は、最大100Wに対応する27000mAh搭載モバイルバッテリーです。

合計4ポートを搭載し、合計で最大138Wに対応します。サイズが約119 x 73 x 43 mm、重量が約500 gとそれなりに大きく重いものの、モバイルバッテリーとは思えないスペックを備えます。

モバイルバッテリー本体を充電しながら、さらに他のデバイスを充電できるパススルー充電にも対応。あらゆる場面で活躍してくれます。
ただそこそこのサイズと重量があるため、手持ちバッグに入れて持ち運ぶのは厳しい印象です。背負えるバッグパックや車移動する方であれば問題ないでしょう。
タイプ | モバイルバッテリー | サイズ | 約119 x 73 x 43 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 2 | 重量 | 約500 g |
USB-C出力 | 最大100W | 搭載バッテリー | 27000 mAh |
合計出力 | 最大138W | 備考 | 100W充電可能な5A対応のUSB-Cケーブル付属(1 m) |
【Anker】737 Power Bank (PowerCore 24000)
|USB PD 3.1対応の現時点で最強のモバイルバッテリー

最後にご紹介するのは、USB PD 3.1/EPRによる最大140Wに対応した超ハイスペックモバイルバッテリーです。Anker 737 Power Bankは、現時点で最強クラスのモバイルバッテリーと言っていいでしょう。

140Wの充電に対応する16インチMacBook Pro(2021)を充電してみると、たった30分間充電しただけで、バッテリー残量を6%から62%に回復できました。まるでスマホ感覚の充電速度です。

Anker 737 Power Bankには、バッテリー残量や各USBポートの出力をリアルタイムで表示してくれるディスプレイが搭載されています。細かくバッテリー残量を確認できますし、どのデバイスに何ワットで充電できているかを確認できます。

サイズが約156 x 55 x 49 mm、重量が632 gと、はっきり言って巨大で重量級のモバイルバッテリーです。気軽には持ち運べませんが、出先でこれほどのスペックを持つモバイルバッテリーがあれば心強いですね。

「ここまでハイスペックのモバイルバッテリーは必要ない」と感じる方もいらっっしゃるかと思いますが、大きいワット数に対応するモバイルバッテリーは、入力も大きいワット数に対応するものが多いんです。
Anker 737 Power Bankは出力だけでなく入力も140Wに対応します。上でもご紹介したAnker 717 Charger(140W)で充電したとき、フル充電までにかかかった時間は約46分。24000mAhのモバイルバッテリーをこれほどの短時間で充電できるとは驚きです。
タイプ | モバイルバッテリー | サイズ | 約156 x 55 x 49 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C × 2 USB-A × 1 | 重量 | 約632 g |
USB-C出力 | 最大140W USB PD 3.1/EPR | 搭載バッテリー | 24000 mAh |
合計出力 | 最大140W | 備考 | 140W対応USB-Cケーブル、収納ポーチ付属 |
まとめ:USB PD・100W充電器まとめ
本記事では、100Wに対応するUSB PD充電器を選ぶ際にチェックしておきたいポイント、そしておすすめの充電器をご紹介させていただきました。
記事内でご紹介したUSB PD充電器にはそれぞれの良さがありますが、あえておすすめを1つ挙げるとすれば、Ankerの737 Charger (GaNPrime 120W)を推します。
単ポート出力は最大100Wに対応、合計最大120Wまで対応するので複数デバイスを同時に急速充電できるパワーがあります。まだまだ使うことの多いUSB-Aポートを搭載してくれていることもいいですね!
ぜひ本記事があなたのお役に立てたのなら幸いです!
あわせて読みたい
あわせて読みたい
あわせて読みたい
コメント